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迫川洪水調節の特殊性について

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年4月1日更新

迫川は海面との高低差があまりなく北上川からの背水の影響をうけるため,洪水時の流水を安全に流すためには,ダム建設や,単純に堤防を高くしたり河道幅を広げることでは莫大な費用や用地がかかるため対応できない。そのため各所に洪水調節機能を有した施設が存在する。

荒川の調節

迫川の支川である荒川では,迫川が北上川の背水の影響を受けるように迫川からの背水の影響を受ける
洪水調節1の図

迫川の水位が高くなると落堀川合流地点上流の飯土井水門を閉扉することにより伊豆沼からの流出を閉じ落堀川の流量のみを迫川へ流出させる(この時点から伊豆沼は遊水地として機能する)。
洪水調節2の図

さらに迫川の水位が高くなると、落堀川合流部下流の仮屋水門を閉扉し飯土井水門を開扉することにより,落堀川の流量を伊豆沼へ導入する。
洪水調節3の図

伊豆沼が満水になると伊豆沼の干拓地である2工区,3工区へ越流し調節される。
洪水調節4の図

長沼ダムの調節

迫川本川の調節としては,長沼をダムとして機能させる「長沼ダム」が完成し,迫川三方島地区右岸から導水路を経て長沼に迫川の流水を導入する。従来の水源地付近に築造されるダムと異なり天然の沼の貯水機能を利用して,治水・農業容量を確保するダムである。

南谷地遊水地の調節

南谷地遊水地も同じく三方島地区の左岸から迫川の流水を導入する施設で,迫川の水位が一定の水位に達すると越流堤の自動転倒ゲートが倒れ直接流入する。