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マラウイ共和国は、アフリカ大陸南部に位置します。
タンザニア・モザンビーク・ザンビアに周囲を囲まれた内陸国です。
JICA草の根技術協力事業の一環として、マラウイ共和国より3名の研修生が令和元年7月15日から来県しています。
7月19日,研修生は東部地方振興事務所管内で現地視察を行いました。
まず石巻青果市場を訪れた後、鶴家(つるが)排水機場を見学しました。
本機場及び後谷地(うしろやち)第1・第2排水機場は、水稲地帯の湛水解消のため、昭和二十年代後半から昭和四十年代にかけて、県営かんがい排水事業により造成されました。
本機場がカバーする中津山地区では、昭和末期までは稲作のみが中心でしたが、現在では稲作・大豆・麦による2年3作が中心となっています。
(地区の説明を受ける研修生)
営農形態の変化により、転作作物を中心に湛水被害が発生していました。
また、老朽化による維持管理に多大な経費を要していました。
このため、本機場は湛水被害と維持管理費の軽減を目的に、平成20年から開始された国営かんがい排水事業「中津山地区」により改築されました。
今年完成した本機場には、口径2,000mmのポンプが2台・1,500mmのポンプが1台・900mmのポンプが1台の、計4台が備えられています。
排水能力は、元の設備では毎秒13.6立方メートルであったのに対して、現在の設備では27立方メートルと倍増しました。
機場では、ポンプにゴミが流入することを防ぐ除塵機の説明も行いました。
除塵機の説明を終えた後は機場の建屋内に入り、オペレーティング・システムや、ポンプの諸元等について説明を行いました。
(左:本機場の除塵機 右:ポンプを操作・取水口を監視するためのコンピュータ室)
(排水ポンプを背に記念撮影)
(マラウイの部族が用いた盾のミニチュアが贈呈されました)
その後、東日本大震災後に設立された「株式会社宮城リスタ大川」を訪問し,菊栽培ハウスを見学しました。
菊栽培ハウスでは電飾による日照管理によって生育速度をコントロールしています。
出荷時期をずらすことで、市場価格の変化による販売不振リスクの回避を図っていると説明がありました。
(左:菊栽培ハウス 右:出荷予定の菊)
(ブレスレットが贈呈されました)
最後に,東部地方振興事務所を訪れ,職員と意見交換を行いました。
(左:意見交換の様子 右:木製の車の模型が贈呈されました)
(記念撮影)
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