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トップページ亘理農業改良普及センターいちじく生育情報(平成30年度第3号)

いちじく生育情報(平成30年度第3号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年8月13日更新

「いちじく栽培情報(平成30年度第3号)」PDF版(PDFファイル294KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

おうとうやももなど,夏季に収穫する果樹は,今年いずれも収穫時期が平年より10日程度早まっています。8月9日仙台管区気象台発表の1か月予報によると,向こう1か月も引き続き高温乾燥傾向が続く見込みです。そのため,いちじくの収穫時期も平年より早まると思われます。

a図1 亘理アメダス気象データ

病害虫発生状況

カミキリムシ類,アザミウマ類

これからの栽培管理

夏季せん定

摘心作業後,副梢が発生します。副梢を置くと伸長して過繁茂となり,樹冠内への光や風の通りが悪くなるため,副梢をせん除してください。
樹勢バランス調整のため,先端の1枝は5節程度で摘心し,その他の副梢は基部から取り除いてください。
夏季せん定は,果実への影響を考慮して,収穫予定日の14日程度前までに終了しましょう。収穫近くの作業は,果実が萎凋したり落果する場合があります。

追肥

過量・遅効きで,過繁茂や熟期の遅れにならないように注意してください。

8月上中旬頃
化成肥料:窒素成分で10アール当たり3kg(果樹化成15-6-12で,20kg程度)
硫酸加里:10アール当たり10kg

ただし,樹齢によって,次のように施用量を加減してください。
1年生30%,3年生50%,5年生70%,7年生以上100%

果実の熟期促進処理

いちじくは,エチレン処理によって,熟期促進が可能です。
エチレン剤の「エスレル10」を果面散布(果面がぬれる程度)することで熟期が前進し,無処理果実とくらべて7~10日早く収穫できます。
ただし,処理時期に注意が必要です。処理が早過ぎると,果実がきちんと成熟せず,萎凋して落果してしまいます。

処理時期は,次の状態を目安にして判断してください。

  • 果皮色が濃緑色からやや薄い緑色に変化する
  • 果実の目の部分が赤くなる
  • 数個果実を割ってみて,小果の部分が赤くなっている

エチレン処理は,下の段から数えて3段ずつの同時処理が可能です。

表1 エスレル10の農薬登録内容(平成30年8月8日現在)
農薬名希釈倍数使用時期本剤の使用回数
「作物名:いちじく」,「使用目的:熟期促進」の農薬登録内容
エスレル10500~1000倍成熟予定15日前(果面がぬれる程度)1果当り1回

図2 いちじくの果実縦断面


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