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トップページ亘理農業改良普及センターいちじく生育情報(平成30年度第2号)

いちじく生育情報(平成30年度第2号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月15日更新

「いちじく栽培情報(平成30年度第2号)」PDF版(PDFファイル240KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

仙台管区気象台から,6月10日に東北南部が梅雨入りしたとみられると発表されました。また,6月7日発表の1か月予報によると,曇りや雨の日が多く,気温は平年並か低く,降水量は平年並と予報されています。
6月6日現在,いちじくの展葉は平均12葉程度(山元町浅生原)となっています(平成29年産17葉程度,6月中旬調査)。着果始めは,6月5日頃(平成29年産6月20日頃,平成28年産6月10日頃)と,昨年より早くなりました。

a図1 亘理アメダスデータ

病害虫発生状況

カミキリムシ類の被害(枝幹)が確認されています。

これからの栽培管理

芽欠き作業

芽欠き作業のねらいとその効果

  • 養分の消耗を少なくして,初期生育を促す→収穫果実数の増加
  • 樹全体の枝の生育を揃える→樹勢の調節
  • 過繁茂をなくす→肥大・着色・糖度の向上,熟期推進,翌年の枝の充実と養分の貯蔵,養分の蓄積により生育不良と不着果軽減

芽欠きする新梢

  • 枝が混んでいる部分
  • 徒長した新梢
  • 生育の悪い新梢
  • 主枝や亜主枝の背側から出た新梢
  • ひこばえ

芽欠きの時期と目安

表1 芽欠きの時期と目安
回数時期1(展葉数)時期2(新梢長)芽欠きを行う樹勢
1回目2~3葉5~6cmすべて
2回目5~6葉10~15cm中から強
3回目8~9葉30~40cm

目標新梢数

成木園で,3000~4000本/10a。
例えば,3000本/10aとした場合,1新梢から15果収穫できると2000~2500kg/10a,1新梢から10果収穫できると1400~1800kg/10aの収量となります。
4×4mの植栽距離の場合,62株/10aとなるので,3000本/10aとした場合,48本/1株程度となります。

追肥

生育初期(新梢伸長期)に肥効が高まるようにすることで,樹の生育・熟期・品質・収量に影響を与えます。過量・遅効きで,過繁茂や熟期の遅れにならないように注意してください。

化成肥料
(1)芽欠き終了後を目安
窒素成分で3kg/10a(「果樹化成15-6-12」で20kg程度)
(2)8月上中旬頃
窒素成分で3kg/10a(「果樹化成15-6-12」で20kg程度)
硫酸加里
着果が見え始めてから(7月上旬頃)
10kg/10a施用

※化成肥料,硫酸加里とも,樹齢によって次のように施用量を加減してください。
1年生は30%,3年生は50%,5年生は70%,7年生以上は100%

アザミウマ類の防除

寄生時期(=防除時期)

宮城県内で多く栽培されている「ブルンスウィック」での詳しい調査はありませんが,「桝井ドーフィン」や「蓬莱柿」を例に挙げると,着果後約15~20日頃に目が開き始め,その後2~3週間は目が開いた状態が続きます。この時期が防除時期となります。

生食用で完熟で収穫する場合は,収穫前にも寄生する場合があります。

被害の多い部位

一般に,1~5番果で被害が多いと言われています。

防除方法

いちじくのアザミウマ類で登録のある殺虫剤を,寄生時期に14日間隔でローテーション散布してください。散布水量は,成木園で10a当たり300~350リットル以上を目安にしてください。


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