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いちじく生育情報(7月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月19日更新

「いちじく生育情報(7月)」PDF版(PDFファイル317KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

7月14日現在,いちじくの展葉は平均17葉程度(山元町浅生原)となっています(昨年の同時期で平均18葉程度)。着果始めは,6月22日頃(昨年は6月10日頃)と,昨年より遅くなりました。

図1 亘理アメダスの気象データ

図2 いちじく「ブルンスウィック」の果実肥大

病害虫発生状況

キボシカミキリ成虫の発生やカミキリムシ類の被害(枝幹,葉)が確認されています。
また,カンザワハダニや果実被害をもたらすアザミウマ類が,いちじく園内で発生が確認されています。

これからの栽培管理

摘心作業

摘心作業のねらい

表1 摘心作業のねらいと効果
ねらい効果
新梢伸長を停止させ,果実への養分転流を促す果実の肥大や品質向上
収穫果実数の制限収穫できない果実に消費される養分を収穫可能な果実にまわす
過繁茂をなくす樹冠内の受光態勢向上による品質向上

摘心の方法

いちじくの結果枝(新梢)は,7月以降も伸び続けます。一方,いちじくの果実は,着果してから収穫まで75~80日程度掛かります。管内の「ブルンスウィック」の収穫段数は,多い年で20段程度,少ない年は15段弱です。そこで,18~20段を目安に摘心し,無駄な養分の消費を抑えましょう。なお,収穫果実の直上で摘心すると果実が日焼けしやすくなるので,2段程度余裕を持って摘心します。

追肥

生育初期(新梢伸長期)に肥効が高まるようにすることで,樹の生育・熟期・品質・収量に影響を与えます。過量・遅効きで,過繁茂や熟期の遅れにならないように注意してください。

化成肥料
(1)芽欠き終了後を目安
窒素成分で3kg/10a(「果樹化成15-6-12」で20kg程度)
(2)8月上中旬頃
窒素成分で3kg/10a(「果樹化成15-6-12」で20kg程度)
硫酸加里
着果が見え始めてから(7月上旬頃)
10kg/10a施用

※化成肥料,硫酸加里とも,樹齢によって次のように施用量を加減してください。
1年生は30%,3年生は50%,5年生は70%,7年生以上は100%

アザミウマ類の防除

寄生時期(=防除時期)

宮城県内で多く栽培されている「ブルンスウィック」での詳しい調査はありませんが,「桝井ドーフィン」や「蓬莱柿」を例に挙げると,着果後約15~20日頃に目が開き始め,その後2~3週間は目が開いた状態が続きます。この時期が防除時期となります。
生食用で完熟で収穫する場合は,収穫前にも寄生する場合があります。

被害の多い部位

一般に,1~5番果で被害が多いと言われています。平成28年の被害状況をみても,1~3,あるいは1~5番果で被害が目立ちました。

防除方法

いちじくのアザミウマ類で登録のある殺虫剤を,寄生時期に14日間隔でローテーション散布してください。散布水量は,成木園で300~350L/10a以上を目安にしてください。


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