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トップページ亘理農業改良普及センターりんご生育情報(平成30年度第3号)

りんご生育情報(平成30年度第3号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月15日更新

「りんご生育情報(平成30年度第3号)」PDF版(PDFファイル267KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

仙台管区気象台から,6月10日に東北南部が梅雨入りしたとみられると発表されました。また,6月7日発表の1か月予報によると,曇りや雨の日が多く,気温は平年並か低く,降水量は平年並と予報されています。
本年産のりんごの結実状況は,全般に中心花は少なかったものの,開花した中心花の結実は概ね良好です。すでに仕上げ摘果作業に入っていると思いますが,6月中に一通り摘果が済むよう,作業を進めてください。6月後半には来年の花芽形成が始まりますので,なるべく無駄な養分消費をなくすように努めましょう。

表1 りんご生育状況(6月8日果実肥大調査)
項目縦径横径
調査地点:亘理町神宮寺,「ふじ/マルバカイドウ」,57年生
本年36.5mm36.5mm
平年30.7mm28.9mm
平年比118.9%126.7%

図1亘理アメダスデータ

病害虫発生状況

管内のりんご園で発生が確認された病害虫

病害:斑点落葉病,うどんこ病
害虫:リンゴワタムシ,ナシヒメシンクイ及びスモモヒメシンクイ

宮城県病害虫防除所が発表した病害虫発生予察情報から抜粋

6月6日発行(今後1か月の発生予報)
斑点落葉病:発生量は平年並
キンモンホソガ:発生量は平年並,ハダニ類:発生量は平年並,モモシンクイガ:発生量は平年並

県内他地域からの情報

県北地域のりんご園で,リンゴ黒星病の発生が確認されています。薬液の掛かりにくい1樹で確認されたとのことです。園主の方の話によると,その園地でリンゴ黒星病が確認されたのはかなり久しぶりとのことでした。
当管内を含む宮城県では近年,リンゴ黒星病は大きな問題となっていませんが,病原菌はりんご園地に存在していると思われます。

写真1 今回確認されたリンゴ黒星病

これからの栽培管理

病害虫防除

今年の梅雨入りは平年並(東北南部の平年値6月12日頃)となりました。今後の降水量は平年並が見込まれており,梅雨らしい天気が続くと思われます。連続降雨で薬剤防除計画が変更になることもあると思いますが,防除間隔が開き過ぎないように注意してください。薬剤散布予定日近くで降雨予報の場合,なるべく降雨前に薬剤防除してくだい。

斑点落葉病に効果の高い殺菌剤の一つとして,ロブラール水和剤・ロブラール500アクアやユニクッス顆粒水和剤47が挙げられます。ロブラール剤は抵抗性リスクが中~高,ユニックス剤は抵抗性リスクが中程度(いずれもFRAC作用機構分類より)とされており,連用や多用によって耐性菌の発生が懸念される殺菌剤です。特にロブラール剤は,秋田県で斑点落葉病に対する耐性菌が確認されています(1991年発表)。そのため,これらの剤は1年に1回の散布として,耐性菌が発生しないよう努めてください。


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