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りんご生育情報(5月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月12日更新

「りんご生育情報(5月)」PDF版(PDFファイル222KB)は,こちらをご覧ください。

生育状況

りんごの開花状況は,ほぼ平年並みで経過しました。開花期間は好天に恵まれたことから,結実は良好に行われたものと思われます。開花期間以降少雨となっており,1月1日~5月9日の降水量は平年比で23%に止まっています。(図1,表1)

図1 亘理アメダスの気象データ

表1りんご生育状況
項目発芽期展葉期開花始期満開期落花期
  • 調査地点:亘理町神宮寺,「ふじ/マルバカイドウ」,56年生
  • 平年差及び前年差のマイナスは,平年又は前年より早いことを示す
本年4月7日4月10日4月28日5月4日5月7日
平年4月1日4月12日4月29日5月4日5月9日
平年差+6日-2日-1日±0日-2日
前年3月28日4月6日4月21日4月29日5月3日
前年差+10日+4日+7日+5日+4日

病害虫発生状況

4月10日現在,管内のりんご園で発生が確認された病害虫は,次のとおりです。
病害:無し
害虫:アブラムシ類(ワタムシ,コブアブラムシ,ワタアブラムシ),ナシヒメシンクイ及びスモモヒメシンクイの越冬成虫,ハマキムシ類
※スモモヒメシンクイ越冬成虫の初確認は,昨年は4月第5半旬でしたが,今年は4月第6半旬でした。

宮城県病害虫防除所が発表した病害虫発生予察情報から抜粋
4月14日発行
斑点落葉病:発生時期は平年並,発生量は平年並
リンゴハダニ:発生時期は平年並,発生量はやや少

これからの栽培管理

摘果作業

満開期から30日頃までは,果実の細胞数が決まる時期です。その後は細胞数は増えず,細胞1個1個が肥大し,果実が大きくなります。細胞個々の肥大量には限界があるため,この時期に細胞数をどれだけ増やせるかによって,今後の肥大状況が変わってきます。細胞数が少ないと肥大が不良になるだけでなく,キメの細やかさに欠けるため肉質も粗く,また,裂果等,障害果の発生率も高まります。

予備摘果(一輪摘果)

満開後30日頃までに仕上げましょう。

結実割合が少ない年であっても,腋花や開花の遅れた花そうに着生した果実は良品質な果実にはならないので,なるべく早く摘み取り,無駄な養分を消費しないように努めましょう。

仕上げ摘果

遅くとも,満開後60日頃までに終了しましょう。

注意!

「シナノスイート」で問題となる心かび病は,予備摘果時期が早いと発生が多くなると言われています。そのため,「シナノスイート」の予備摘果は,満開後3~4週間頃に行いましょう。前年に心かび病の発生が少ない園地では,予備摘果時期を早めても構いません。

摘果剤の使い方

摘果剤を使用する場合は,気温の高くなりそうな午前中に,薬剤が果実にしっかり付着するよう十分な散布水量を散布しましょう。乾燥していると,効果が低くなります。
摘果剤の効果は,散布後2週間頃から確認できます。果柄が黄色味を帯びる,果実の生気がなくなる等といった症状が見られれば,効果が出ています。効果が確認できるまでは,摘果剤を使用しなかった園地や樹の摘果を進めましょう。
品種によって,摘果剤の感受性が大きく異なり,特に「つがる」や「秋映」等は感受性が高いので,摘果剤を散布する際は注意しましょう。また,樹勢の弱い樹や生理落果の多い樹でも過剰摘果となる可能性があるので,注意しましょう。
詳しくは,摘果剤の使用方法や使用上の注意事項を,使用前にしっかり確認してください。

りんごの摘果剤(2017年4月26日現在農薬登録情報を基に作成)
項目農薬登録内容
農薬の名称ミクロデナポン水和剤85
使用時期満開後2~3週間
希釈倍数1200倍
使用回数1回

 


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