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大川地区知事現地視察

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石巻市大川地区 知事による現地視察

平成24年8月3日,東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた県営ほ場整備事業大川地区において、農地等の復旧状況の確認と地元関係者との意見交換を目的として、宮城県知事による現地視察が行われました。

昨年12月,石巻市において大川地区の農地復旧を含む石巻市震災復興基本計画が決定され,市の要請を踏まえ,災害査定が完了し,仮締切の仮設道路,長面排水機場の復旧に着手しました。今年の6月11日には仮締切が完了し,8月3日,湛水排除をするための長面排水機場の稼働が開始され,それに合わせ現地視察が行われました。

現地視察では,大川地区の被害概要,復旧復興に向けた災害復旧工事の工程等について東部地方振興事務所農業農村整備部長より説明がありました。続いて,地元関係者との意見交換として,大川地区の早期復旧に向けた要望書が石巻市北村副市長より村井知事に手渡されました。村井知事は,「要望書については重く受け止める。大川地区は震災により最も大きな被害を受けた地域。生命の産業として大切な農業を,大規模集約化や6次産業化により継続的に営農ができるよう支援していきたい。」と述べました。


大川地区の被害概要、災害復旧工事の工程等の説明


北村副市長より要望書を受け取る村井知事

意見交換後,この日に稼働が始まる長面排水機場の視察を行いました。農業農村整備部担当者より排水機場の説明を行い,復旧したポンプの稼働を確認しました。


意見交換の様子


長面排水機場内の説明

大川地区の概要

東日本大震災により、大川地区約400haは、ほ場整備事業の実施途中で全区域において農地が水没するなど大きな被害を受けました。大川地区の上流側の針岡工区は早期に干陸化を行いましたが、この日視察を行った長面工区224haは北上川や海岸の堤防の決壊等により、未だ農地が水没した状況にあります。

ほ場整備事業大川地区(長面工区)航空写真

石巻市大川地区長面工区 震災前の航空写真

石巻市大川地区長面工区 震災後の航空写真

今後の工程としては,10月上旬を目途に仮締切西側133haの干陸化を目指し,10月中旬頃から同区域のがれき撤去を行い,来年10月下旬には農地復旧工事を実施し,完了後,平成26年度から順次営農再開していく予定です。

また,大川地区の多くの生産組織は被災により営農が困難となったことから,営農再開可能な地区内の生産組織の経営規模を拡大する方向で,競争力のある経営体の育成を図るよう検討しています。一日も早い営農再開に向けて,関係機関と連携しながら復興交付金等を活用し,必要な対策及び支援を進めてまいります。

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お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

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