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大川地区 豊作・復興祈願祭

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平成25年5月10日,東日本大震災の津波により被災した石巻市大川地区内の水田において,平成25年度の営農再開にあたり豊作及び農作業の事故防止とともに地域復興を祈願する「豊作・復興祈願祭」が北上川沿岸土地改良区の主催により行われ,地元選出議員,国・県・市等の関係機関,地域農業者等約40名の関係者が出席しました。

震災後,新北上川左岸側の復旧工事が進み営農が再開されてきましたが,この度新北上川右岸側の復旧工事に伴い大川地区針岡の一部区域,約13haで営農を再開し,震災後初となる大川地区での田植えとして地域復興を象徴する出来事の一つとなりました。

式典における神事の様子式典では,最初に神事が執り行われ,関係者による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われました。

北上川沿岸土地改良区の高橋理事長は,「待ちに待った大川での営農再開は,この上ない喜びである」と述べました。

また,石巻市亀山市長(石巻市河北総合支所梶原所長の代読)からは,「大川地域復興の新たな一歩であり,大川地区全域での農地復旧に向けた大きな前進」との挨拶がありました。

田植えの様子式典後,参加者の見守る中,地元農家の高橋竹也さんにより田植機に「豊作復興祈願」ののぼりを掲げての田植え作業が行われ,営農を再開する農地に「ひとめぼれ」が植えられました。

北上川沿岸土地改良区管内では,約1,155haの農地のうち約900haが浸水しました。平成23年度にはがれきや土砂のない津波被害の農地(飯野川地区)で代かき除塩後に約200haで営農を再開し,昨年度は北上地区でも比較的堆積土砂の少ない長尾区域や女川区域等で復旧除塩工事が完了し,約110haで営農再開しました。そして今年,北上地区でも被害の大きい釜谷崎区域で約100haの復旧工事が完了し営農を再開しました。

今回,大川地区針岡区域で営農再開した約13haと合わせ,北上川沿岸土地改良区全体での営農再開面積は約423haとなり.およそ47%の農地復旧が完了したことになります。

残る約477haは今年度以降,順次復旧工事を進めていき,一日も早い営農再開を図ります。

平成25年 大川地区豊作・復興祈願祭 資料(PDF:5,977KB)

平成23年3月に撮影された,被災後の大川地区の農地
平成23年3月31日 大川地区(被災直後)

平成25年5月に撮影された,復旧工事完了後の大川地区の農地
平成25年5月1日 大川地区(復旧工事完了)

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東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

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