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土地分類調査

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年2月17日更新

平成28年2月17日更新|地域復興支援課

土地分類(基本調査)調査について

 県土の整備及び保全を合理的かつ効果的に進めるため,地形図分類図・表層地質図・土壌図・土地利用現況図を5万分の1の土地分類図及び成果に取りまとめる調査です。

 この調査は主に自然条件を対象としていることから,一旦成果を作成するとその情報は将来にわたり利用が可能です。

土地分類基本調査の実施状況

土地分類基本調査についてはこちら

本県では,昭和54年度から平成8年度まで調査を行い,県内すべての図幅を完了しています。  

成果の利活用について

 地形,表層地質及び土壌についての調査成果を組み合わせることによって土地の基本的性格を把握できるので,土地利用計画・防災計画・地域基盤整備計画・環境保全計画など広範囲に利用できます。また,教材や研究の基礎資料としても広く利用されています。

 (1)地形分類図の紹介

 地形分類図地形は,地穀の運動によってできた土地の上に水,風,波浪等による侵食,運搬,堆積等の自然営力の作用が働いた結果できあがった姿なのです。一見同じように見える地形でも,その形成過程が異なる場合が少なくありません。

 これらを調査することによって,将来の地形変化や災害の傾向を類推することができます。

 地形分類図は,土地の形状としての地形(傾斜・高度・水系模様,谷密度等)だけでなく,その形成過程等による分類成果を盛り込んで,概略次のように分類しています。

  1. 山地-山頂緩斜面,山麗緩斜面,山腹緩斜面,急斜面,崖
  2. 台地-砂礫台地,石灰岩台地,溶岩台地,段丘など
  3. 低地-谷底平野,扇状地,三角州,自然堤防,砂堆,後背湿地,砂丘

(2)表層地質図の紹介

 表層地質図従来から一般に行われている地質調査は,地下数10kmにも及ぶ地穀を対象とし,その構造と成り立ちの究明に精力を注いでいます。これと対照的に表層地質調査では,地下30~40mまでを構成する物質の性状(固結度,岩石区分,くさり方,割れ目等の構造,透水性)を明らかにすることに重点をおいて調査を進めています。

 これは,地表及び地表近くの浅い部分が人々の生活舞台の中心であり,農林業,工業などの生産基盤であり,国土の開発・保全及びその高度利用の対象であるからです。

 ダム,水路,道路,発電所,団地造成等の建設事業も,洪水,地すべり・山崩れに代表される自然災害も,共に表層地質と密接に係わっています。表層地質は概略次のように分類しています。

  1. 未固結堆積物-泥,砂,礫など
  2. 固結堆積物-泥岩,砂岩,礫岩,チャート,石灰岩など
  3. 火山性岩石-溶岩,火山砕屑岩

(3)土壌図の紹介

 土壌図土壌は,通常地表下1mを構成する岩石や鉱物が長い年月の間に風雨や寒暑にさらされ,化学的物理的及び生物学的作用を受けて,破砕または団粒化してできたものです。

 また,土壌は母材としての無機物の種類,動植物の遺体の多少,地表の起伏・気候・人為などの土壌生成環境,土壌生成年代などの土壌生成因子の組合せの違いによって,多種多様に分かれています。

 同じ土壌生成過程を経てできた土壌は,その過程を反映した土壌断面形態を示し,それぞれ特有の組成と性質をもっています。試抗を設け,数多くの土壌断面を観察・記載することによって,同じ生成過程をもつ土壌の分布範囲(土壌統,土壌型)を確定することができます。土地分類基本調査の土壌調査では,農耕地・草地で0.25平方キロメートルに1点,林地では1平方キロメートルに1点の試抗観察結果をもとに土壌図を作成しています。土壌の分類は,概略次のようになっています。

  1. 岩石地
  2. 岩屑土
  3. 砂丘砂等の未熟土
  4. 黒ぼく土
  5. 褐色森林土
  6. ポドソル
  7. 赤黄色土
  8. 褐色低地土
  9. 灰色低地土
  10. グライ土
  11. 泥炭土
  12. 人工土

(4)土地利用現況図の紹介

 土地利用現況図土地利用は土地のもっている自然的要素とその時代の社会経済的要求の両者を反映して決まるものです。

 したがって,土地利用現況調査の成果は,土地利用に関する各種計画を策定する場合の基礎となっています。

 土地分類基本調査における土地利用現況調査では,国土利用計画に定める土地利用区分や,不動産登記法施行令(昭和35年)に規定する土地利用区分等に基づいて概略次のように分類しています。

 分類内容
  1. 田…水を湛える設備を有する耕地(主として水稲が作付けされるが,わさび,くわい,蓮,い草なども栽培される)をいいます。
  2. 畑…水を湛える設備を有しない耕地をいう。また,果樹などの永年性樹木が栽培されているものも畑(果樹園)としています。
       区分としては,普通 畑,果樹園,桑園などがあります。
  3. 林 地…木竹の集団的な生育に供する土地をいい,針葉樹林,広葉樹林に区分しています。
  4. 草 地…草木植物の密生する農用地をいい,牧草地,採草地に区分しています。
  5. その他…必要に応じて,市街地・村落,荒地,水面及び湿地などに区分しています 。

 その他,必要に応じ傾斜区分図,起伏量図,水系・谷密度図を作成しています。

調査成果の閲覧,貸出

 土地分類調査成果の閲覧及び貸出は,宮城県庁地下1階県政情報センターで行っております。

 閲覧・貸出時間…平日午前9時~午後17時
 土曜日,日曜日,祝日,年末年始の閲覧・貸出は行っておりません。

 国土交通省国土政策局国土情報課のホームページからも成果の閲覧ができます。

 また,社団法人全国国土調査協会では土地分類調査成果の複写サービスを行っています。