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県営造成施設管理体制整備促進事業「東松島地区」では、農業農村の多面的機能や農業水利施設が有する働きについて、啓発活動に取り組んでいます。
今回、東松島市鳴瀬桜華小学校5年生42名の田植え体験時に、用水の流れなどについて説明を行ってきました。
春のあたたかい陽ざしのなか、小学校を出発し、用水路に沿って田んぼに向かいました。道中では用水路や隧道(ずいどう)、パイプラインに送水するための小野第三揚水機場を見学しました。鳴瀬土地改良区から、鳴瀬川から取水した用水の田んぼまでの経路や揚水機場の役割について児童たちに説明しました。
児童たちは職員の示す地図や写真を熱心に見ながら、耳を傾けていました。
田んぼに到着し、田植えの方法について説明を受けたあとで、児童たちは一列になって田んぼのなかへ入っていきました。ぬかるむ泥のフレッシュな感触に歓声をあげながら全員が田んぼへ入り、横一列になって田植え作業を始めました。
当初は泥や慣れない作業に戸惑っていた児童たちも、慣れてくると自分のペースで苗を植えていきました。また、児童どうしで苗を融通して、助け合う姿も見られました。田んぼ一面はあっという間に児童たちが植えた苗で緑色になりました。
活動後に数人の児童たちに感想を聞いてみると、「楽しかった!」と皆一様にはじけるような笑顔で答えてくれました。
用水路に沿って歩く児童たち
小野第三揚水機場にて、説明に耳を傾ける児童たち
いっせいに田植えにかかる児童たち
田植えをすすめる児童たち
田植えを終えた田んぼ
集合写真
鳴瀬桜華小学校の5年生が、水路に棲む生き物の調査を行いました。
田んぼに棲む生き物を説明しました。
生き物の写真を見せて、児童に名前を答えてもらうクイズ形式などにより行われました。
児童たちは職員が生き物の名前をたずねるたび、元気いっぱいに答えてくれました。
児童たちに網を配って、生き物調査を行いました。
(生き物調査の様子)
児童たちは次々に網で水路から生き物を採取してゆきました。
しばらくすると、「ザリガニ4匹とった!!」などと児童の間で伝えあう声があちこちから上がりました。
(児童が採取したザリガニ)
採取した生き物を職員に「これ何ですか?」とたずねてくる児童が多く、生き物への関心の高さがうかがえました。
今回の調査では、エビ、ヤゴ、ザリガニ、タニシ、オタマジャクシ、ドジョウが採取できました。
鳴瀬地域の豊かな自然に普段とは違う方法で触れたことで、児童たちにとって“ふるさと”への愛着を深めるきっかけになったのではないでしょうか。
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