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指定文化財|史跡|中沢目貝塚

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

中沢目貝塚

史跡|大崎市(旧田尻町)|

大貫丘陵から北に突き出た標高29mの丘陵上に立地する。周囲の水田地帯との比高は26mで、北に蕪栗沼を望む。長根貝塚と同様に北上川やその支流の迫川によって形成された遊水地帯に臨む縄文時代の淡水産貝塚群の一つである。
遺跡の規模は東西270m、南北220mで、丘陵頂部から南北両斜面に及ぶ。貝層は北斜面の3地点に形成されており、いずれも小規模で、オオタニシ・イシガイ・ヌマガイなどを主体とする淡水産の貝類で構成されている。

昭和49年以来、東北大学によって数回発掘調査が行われており、緻密な調査と資料の分析により、ギバチ・コイ科・ウナギ・ドジョウなど魚の遺存体を多数検出し、湖沼地帯における縄文時代の生業のありかたを明確にした。出土遺物には土器・石器のほか、土面・土偶・耳飾りなどの土製品、岩版・石棒などの石製品、簪・鏃・腕輪などの骨角貝製品があり、特に内陸部の貝塚としては数の多い装身具、土面、さらに石鏃を固定したままの根挟みの発見は貴重である。昭和55年には晩期の竪穴住居跡が3軒発見されている。

現況と貝層断面