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指定文化財|史跡|山王囲遺跡

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

山王囲遺跡

史跡|栗原市(旧一迫町)|

山王囲遺跡は、町の中心部の北西約0.5kmにあり、一迫川の支流である長崎川北岸の自然堤防上に立地している。昭和40年(1965)に行われた発掘調査では、厚さが3mにもおよぶ遺物包含層から、縄文時代晩期~弥生時代中期にかけての遺物が層位的に良好な状態で認められ、当時の物質文化を知る貴重な情報をもたらした。特に、縄文時代晩期後半の層はクルミ・トチ・クリなどの果皮からなる低湿地特有の亜泥炭層で、漆器などの植物性遺物や獣骨などが多量に含まれていた。

出土遺物は、完形土器が400点、石鍬や石斧などの石器、土製耳飾りやペンダントなどの装飾品が各々1,000点以上、カゴに漆を塗って仕上げる藍胎漆器や櫛・腕輪・耳飾などの漆器、撚糸で作った編布、土偶・土版、骨角器など多種に及び、縄文文化を解明する上で大変貴重な資料となっている。それらの一部は歴史公園として整備された遺跡内にある山王考古館で展示、公開されている。

遺跡空撮と漆器