漁業調査指導船(みやしお,開洋)を活用して,必要な資源生態調査を実施したほか,魚市場の水揚統計の整理や水揚物の測定等データの収集をしています。
得られたデータは,全国の関係県試験研究機関や国立研究開発法人水産研究・教育機構と連携して行う,国 のTAC制度等を運用するための資源評価や業界への情報提供を行う漁況予測に活用されています。
資源管理・漁業経営安定対策制度に基づく,宮城県沿岸の重要水産資源を対象とした宮城県資源管理指針の運用のための基礎データとして活用されています。
本県では,すくい網漁業,おきあみ機船船びき網漁業,火光利用敷網漁業を,その操業時期から総称して「春漁」と呼んでいます。春漁で漁獲される,おきあみ・めろうど・こうなごは,秋に漁獲されるサケと並んで沿岸漁船漁業の大きな収入源となっています。