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第531号 あれコレ!みやぎ 「鳥の海ふれあい市場」

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年10月31日更新

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 今回は、亘理町の産直施設「鳥の海ふれあい市場」でお話を伺ってきました。

 鳥の海ふれあい市場は、平成20年2月、温泉施設「わたり温泉鳥の海」の1階にオープン。地元の生産者が組合員となり、新鮮な海産物・野菜・果物などを販売し、町の観光の一角を担っていましたが、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けました。

 震災の年の12月に仮設店舗での営業を再開し、土日のみの営業を続けてきましたが、今年10月4日に開所した町水産センター「きずなぽーと“わたり”」1階に移転し、本格的な営業再開を迎えました。

インタビュー・店内紹介 鳥の海ふれあい市場協同組合 代表理事 理事長 菊地一男さん、専務 佐藤敏さん 

──オープンされて、反響はいかがですか。

(佐藤さん)周りに家が無いところで開店したので、営業的に大変不安だったのですが、開店した4日、5日の土日は、店内に入りきれないくらいのお客さまに来ていただきました。また、仮設店舗のうちは土日のみの営業でしたので、平日にお客さまがあるかどうかも不安だったのですけれども、平日でもたくさんのお客さまに来ていただいています。

──「鳥の海ふれあい市場」の特徴を教えてください。 

(佐藤さん)ここは、市場がすぐ目の前ですので、朝、陳列ケースに並ぶうちは生きている魚もいます。市場から買って販売する場合だと、市場のセリの値段で統一の価格なのですが、ここは、その日の魚の取れ具合で漁師さんが値段をつけます。近海のいろいろな魚が並びますし、新鮮でお買い得な商品がたくさんあるところが魅力です。

 時代も様変わりしまして、魚一匹、頭が付いたままの状態では売れなくなってきているんですね。今、漁師さんは各自に加工場を持ちまして、魚を煮たり、焼いたり調理したものや、家庭で調理しやすいように、魚をさばいてパックに詰めた商品も用意しています。

 ここのオープンと同時に、温泉施設「わたり温泉鳥の海」の日帰り温泉も再開されました。買っていただいた商品はこちらの冷蔵庫でお預かりすることができます。午後には売り切れてしまう商品もありますので、温泉に行く前にこちらに寄っていくお客さまもいらっしゃいます。

──野菜もたくさん販売していますね。

(佐藤さん)町内の農家さんが出店しています。こちらで開店してから野菜を求めるお客さまも増えまして、農家さんには一日三回くらい運んでもらっていますが、野菜も夕方までの間にほとんど売り切れてしまうくらい人気です。 

──売れ筋商品を教えてください。

(佐藤さん)今は、ちょうど「はらこめし」のシーズンで、非常に人気で一日500食くらい売れています。これも15時くらいまでには無くなってしまい、その後求めるお客さまが残念がって帰られるのですが、材料の関係がありまして、それ以上は作れないんですね。はらこめし関連で、調理用の食材として、サケのアラ、切り身、はらこ(イクラ)をセットにして販売しており、こちらも人気です。また、サケまるまる一本も売れています。だいたい4キログラムのメスで4000円くらいと格安なんです。

はらこめし サケ切り身(はらこめしセット) 

──サケの切り身とはらこで、どうやって「はらこめし」を作るのですか。

(佐藤さん)サケのアラでだしを取り、酒・砂糖・醤油で調味してサケの切り身を煮ます。そのだしでごはんを炊く作り方と、白いご飯にそのだしを混ぜる作り方とありますが、そのご飯の上に切り身とはらこを乗せたら出来上がりです。はらこめしは、もともと家庭料理なので、作り方や味も、家庭やお店によって違うんですよ。こちらで作っているはらこめしは、脂が乗ったハラスの部分を細かくほぐして、ご飯に混ぜています。

 ワタリガニも売れ筋。今年は豊漁で、通常ここで販売する半値ぐらいです。ワタリガニは、塩ゆでして食べたり、鍋ものやみそ汁の具にしたりと、食べ方はいろいろあります。これからが旬で、まだまだおいしくなりますし、身もびっちり入ってきます。値段もだんだん高くなると思うので、今は買い時。たくさんのお客さまが買っていきますね。

 亘理町は気候が温暖なので、果物の栽培も盛んです。今はリンゴが旬。産直でしか販売していない「秋映(あきばえ)」という品種は、甘さと酸っぱさのバランスがちょうど良くて、果肉が硬くてみずみずしく、大変おいしいです。他にも「陽光」、「シナノスイート」などいろいろな品種のリンゴがありますが、亘理のリンゴを使った、ソフトクリームも販売しています。町内の加工施設でペースト状に加工したリンゴが入っており、週末になると、行列が出来るくらいの人気です。リンゴの他には、イチゴ、ブルーベリー、アセロラのソフトクリームがあります。

 東北一の生産量を誇る亘理のイチゴは、12月中旬から出始めます。イチゴを使ったスイーツもたくさんあるんです。スイーツでは、「はらこめしプリン」というのもありますよ。見た目がはらこめしそっくりなんです。

イチゴのスイーツ はらこめしプリン

──子どもからお年寄りまで世代を問わず楽しめそうですね。

(佐藤さん)いろんな客層に魅力を感じていただけると思います。組合員が百数十人いますので、ここに来てもらえば町内の物産のだいたい全てがそろいます。

──イベントの開催予定や、今後の取り組みを教えてください。

(佐藤さん)平均で3カ月に一回はイベントを開催しています。これから予定しているのは、新しく完成する商店街が中心となって行うカレイフェスティバル。串に刺したカレイを無料で配り、炭火で各自焼いて食べていただこうという内容や、オヒョウと言って、1.9メートルくらいのカレイがあるんですが、それを解体してフライにし、プレゼントしようということも企画しています。

 ここは、地理的に仙台から比較的近いですし、来春には、すぐ近くに高速道路のスマートインターチェンジが出来る予定で、今後ますます交通の便が良くなります。関東圏からも来ていただけるのではないかと期待しており、お土産として活用いただけるようなセット商品などを今考えています。

──読者の皆さんへメッセージをお願いします。

(佐藤さん)漁師さんが取った魚が、当日に店頭に並びますので、どこよりもおいしいと思います。新鮮で味のある魚、野菜、果物があります。食べていただければ一番分かると思いますので、ぜひいらしてください。

取材に応じてくださった菊地理事長 取材に応じてくださった佐藤専務

(10月22日取材)

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施設情報

  • 住所/亘理郡亘理町荒浜字築港通り6-22
  • 営業時間/開店:9時、閉店:4月~10月18時、11月~3月17時
  • 定休/毎月第四水曜日
  • 問合先/鳥の海ふれあい市場協同組合 Tel 0223-35-2228