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特集/健康づくり始めませんか 「スマートみやぎ健民会議」活動中(みやぎ県政だより平成30年11月・12月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月1日更新

健康づくり始めませんか 「スマートみやぎ健民会議」活動中

 県は、県民の皆さんの健康づくりを応援する活動を始めています。

どんな健康課題があるの?

 県のメタボリックシンドローム該当者・予備群の割合は、平成20年度から6年連続で全国ワースト2位。平成26・27年度は全国ワースト3位です。
 メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が蓄積していて、高血圧・高血糖・脂質異常のうち複数が重なった状態のことです。そのままにしていると、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす危険があります。
 また、食塩の取り過ぎ、喫煙する人が多い、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患が多い、歩かない人が多いなど健康課題がたくさんあります(図1)。

図1/宮城県の健康課題

出典:厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査結果」「平成28年国民生活基礎調査」「特定健康調査・特定保健指導に関するデータ」「平成28年人口動態統計」
文部科学省「平成28年学校保健統計調査」

健康を応援!「スマートみやぎ健民会議」

 県は、これらの健康課題を解決するために第2次みやぎ21健康プラン(平成25年~34年度。以下「健康プラン」)を策定しました。さらに、平成28年2月に県民の皆さんの健康づくりを後押しするため、知事を会長に企業・保険者・医療団体・大学など多くの機関と連携して設立したのが「スマートみやぎ健民会議」(以下「健民会議」)です。

健民会議の主な取り組み

1日、あと15分(約1500歩)歩こう

 健康プランの策定時点(平成25年)では、1日の目標歩数に対して約1500歩足りませんでした。
 また、平成28年の健康プラン中間評価では、20~64歳の男女で1日の歩数が減少しており、運動習慣のある人の割合も少ないことが分かりました。
 これらの結果から、健民会議は、まず1500歩増やすことを目指して、「日常生活の中で・楽しく」をキーワードに「1日、あと、15分(1500歩)歩こう」活動を行っています。

野菜を食べようあと100g
ちょっとずつ塩ecoあと3g

 1日の野菜摂取量350gに対して、20~40歳代では約100g不足しています。
 また、図1のとおり、食塩摂取量が全国でも多い状況です。
 野菜に多く含まれるカリウムは、余分なナトリウム(食塩)を体外に排出するのを手助けしてくれ、高血圧の予防にもなります。
 県は、塩ecoを心掛けながら、野菜を今より100g多く食べることを推進しています。11月には県内のスーパーなどで野菜を多く使用した総菜にベジプラスのロゴシールを貼ったり、企業などとコラボし、簡単・おいしい野菜の食べ方の提案や講座を行ったり、SNSと連動したキャンペーンを行います。

ベジプラス・塩ecoのポスター

圏域・市町村別の特徴が分かる

 県民の保健・医療・介護などに関するデータを分かりやすくまとめました。圏域・市町村別の特徴をグラフやマップで見ることができます。詳しくは、県ホームページで「データからみたみやぎの健康」と検索してください(図2)。

図2/メタボリックシンドローム該当者および予備群の状況(H27)[男性]

出典:市町村国保、協会けんぽ特定健診有所見者の状況(40ー69歳)

買い物のついでに健康チェック

 平成29年度に名取市のイオンモールに県民の日常的な健康づくりを応援するみやぎヘルスサテライトステーションを設置しました。健康測定コーナーや情報発信コーナーを備え、定期的な健康イベントを開催しました。今後も、みやぎヘルスサテライトステーションを県内に拡大していきます。

昨年のヘルスサテライトステーション健康相談会の様子の写真
昨年のヘルスサテライトステーション
健康相談会の様子

動画で分かる健康みやぎ

 健民会議の活動を、県民の皆さんへご紹介するアニメーション動画を作成しました。
 県のホームページやYouTube、行政庁舎1階のモニターで公開しておりますのでぜひご覧ください。

健民会議の活動のアニメーション動画の画面

スマートみやぎ健民会議で検索

健康と医療


 県の糖尿病患者数は平成26年では約6万2千人で、平成23年から約1万9千人増加しています(図3)。糖尿病患者の重症化も進み、糖尿病の合併症である糖尿病性腎症によって新たに人工透析を導入した患者の数は平成25年以降、増加しています(図4)。

図3/糖尿病患者数
出典:「患者調査」(厚生労働省)

図4/新規人工透析導入患者数
出典:「わが国の慢性透析療法の現況」(日本透析医学会)

 また、県民1人当たりの医療費も増加傾向で、平成17年には年間24万2千円でしたが、平成27年には30万9千円になりました(図5)。

図5/一人当たり国民医療費
出典:「国民医療費の概況」(厚生労働省)「人口推計」「国勢調査」(総務省統計局)

 急速な高齢化により、医療費が増加し、それに伴って県民の負担がさらに増加することが懸念されます。県民の生活の質の向上、健康寿命の延伸、良質な医療の提供を確保しながら、医療費の伸びを抑制していく対策が必要です。
 こうしたことから、メタボリックシンドローム該当者などの減少に役立つ健康づくりや、生活習慣病の発症予防が重要です。
 皆さんも、健康づくりについて、考えてみませんか?

健康づくり 新しい取り組みを紹介します

スマートみやぎ健民会議 健診データを分析、課題を「見える」化

 社員の健康づくりに取り組み、平成29年度にスマートみやぎ優良賞を受賞したミヤックス(遊具製造や学校・オフィスへの家具販売)の髙橋蔵人さんにお話を伺いました。

取り組み始めたきっかけは

 社員の人数が32人と少なく、誰か一人が欠けると会社はうまく回りません。設立70周年を迎えて、次の100年を見据えた時、社員一人一人が心身ともに健康で生き生きと働ける会社にしようと考え、取り組みました。

どんな取り組みをしていますか

 PDCAサイクルを意識して健康づくりを計画しています。社員の健康上の問題は何かを知ることが第一歩です。このために、保険会社のシステムを導入して、健康診断の結果を「見える」化しています。会社は、会社全体の健康リスクとデータを確認できるため、結果が良くない項目を改善する対策を優先的に行うことができます。
 社員自身も配布したスマートフォンで自分の結果や自分が病気になる危険性を数値で見られます。運動による健康リスクの低下を実感できるので、運動しようという意欲づけになっています。さらに今年からは、外部の専門家からの健康指導を始めました。

社員の方が「立ち姿勢」で仕事をしていますが

 高さを調整できるスタンディングデスクを導入しています。長時間座ったままだと死亡リスクが高いという研究結果から導入しました。立ち姿勢から動くことは、座り姿勢から動くよりも動作へのハードルが低くなることも導入した要因です。社員は、抵抗感なく「立ち姿勢」で仕事をしています。特に腰痛持ちや、足のむくみを気にしていた社員などは効果を感じているようです。
 しかし、最も大事なのは、データの「見える」化だけではなく、日々社員の「顔」をよく見て、会話することだと認識しています。

株式会社 ミヤックス 取締役 企画開発室長 髙橋 蔵人さんの写真
株式会社 ミヤックス
取締役 企画開発室長
髙橋 蔵人さん

自分で好きな高さに調整できるデスクの写真
自分で好きな高さに調整できるデスク

めざせ 受動喫煙ゼロ
公共施設の敷地内を完全禁煙化へ

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けて公共施設の敷地内禁煙が義務化されます。いち早く公共施設の敷地内禁煙を始めた柴田町健康推進課課長の佐藤浩美さんにお話を伺いました。

柴田町健康推進課課長の佐藤浩美さんの写真

これまでの取り組みは

 町の健康課題を解決するため、平成14年度に策定した計画「健康しばた21」のたばこ対策に基づいて、幼稚園、小・中学校の敷地内禁煙、庁舎での定期的な敷地内全面禁煙チャレンジデーを行いました。平成25年度には「第2期健康しばた21」を策定し、平成34年度までに公共施設の敷地内禁煙率を100%にすることを目標としました。
 目標よりも早く、平成29年度に公共施設の敷地内禁煙を達成できたのは、平成27年度に健康づくり推進協議会から提言があったからです。提言を受け、月1回だった禁煙チャレンジデーを段階的に増やし、ポスターなどで約1年敷地内禁煙の開始を呼びかけ、平成29年度から公共施設の敷地内禁煙を始めました。

敷地内禁煙を実施した反響など

 柴田町の庁舎内は平成22年から禁煙を行っていたことから、反対は少なかったです。町の職員の喫煙率は、敷地内禁煙導入前の平成28年は20%でしたが、平成30年8月は17%に減少しました。
 地域の集会所でも、区長さんたちに受動喫煙対策の必要性を理解していただき、建物内禁煙または敷地内禁煙を実施しています。

今後の取り組みは?

 今後は、町内の企業などに職員が出向いて説明する健康教室の開催や、健康まつりでの町民への禁煙相談の実施などに力を入れていきます。
 実際に行動するのは、一人一人ですが、情報を伝えて意識を変える手助けを行うことが行政の役割だと考えています。達成が難しい目標でも掲げなければ実現もできないと、今回の敷地内禁煙達成に向けての取り組みで実感しました。
 これからも町民の皆さんの健康づくりをサポートしていきます。

小学校への出前講座の写真
小学校への出前講座も行っています


お問い合わせ
県健康推進課
TEL 022(211)2623
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kensui/

お問い合わせ
県医療政策課
TEL 022(211)2618
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/iryou/


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