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県政ニュース/市街地に木造のビルが建つ! 〜新たな木材「CLT」の普及を推進します〜(みやぎ県政だより平成29年9月・10月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月1日更新

木造のビルのイラスト

 コンクリートも鉄骨も使わず、県産の木材を活用して中高層の建物が建築できる。市街地やオフィスに「エネルギーロスの少ない、木のぬくもりあふれる空間」が広がる。「CLT」はそんな新たな可能性を秘めた建築資材です。

CLTって?

 「Cross Laminated Timber」の略で、「直交集成板」とも呼ばれます。複数の木の板を、繊維の向きが互い違いになるように貼り合わせ、反る・割れるといった木材の弱点を克服した欧州発祥のパネル材です(図1)。

図1/直交集成板(CLT)
図1/直交集成板(CLT)

CLTのメリット

 CLTはコンクリートパネルと同等の強度を持ち、コンクリートや鉄と比べて断熱性に優れ、従来の木質建材に比べ遮炎性や遮音性も期待できます。
 これまで強度や耐火性などの課題により、木造が難しかったビルやマンションなどの中層建築物も、CLTを利用することで建築が可能になります。
 また、コンクリートと比べて軽量なため、輸送費や建築費が削減できる他、製造する際の二酸化炭素排出量が抑えられるエコ資材として、国内でも注目が集まっています。

CLTの普及と県産木材の用途拡大

 県内では、東北大学工学部キャンパスでモデル施設の建築がスタートした他、仙台市内でCLTを活用した賃貸住宅が着工するなど、複数のCLT建築プロジェクトが動き出しています。
 宮城県の森林のうち、人の手で植えられた「人工林」の約8割がスギ林で、その多くが植林から50年以上経過し、本格的な利用期を迎えており、CLTが新たな用途として、期待されています。
 また、これまでCLTは国内生産拠点が限られていましたが、昨年、石巻市に生産ラインが整備され、県内での一貫生産が可能になったことにより、利用の拡大や設計技術者の増加が見込まれます。

CLTモデル施設の模型
CLTモデル施設の模型
宮城県CLT等普及推進協議会
設計・施工 タスクフォース

オール宮城でCLT普及促進

 県では「宮城県CLT等普及推進協議会」(図2)と協力し、設計技術者の育成支援や、より良い使い方(工法)の研究、モデル施設の建設など、産学官が連携したオール宮城でのCLT建築の普及を進めています。
 また、持続可能な森林経営と林業の成長産業化を目指し、県産スギ材を用いたCLT建築物の施工を助成する「県産材・木のビルプロジェクト推進事業」も行っています。
 今後も、環境にも優しいCLTの普及に向けて取り組んでまいります。

図2/宮城県CLT等普及推進協議会


お問い合わせ
県林業振興課
TEL 022(211)2912


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