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復興へ(みやぎ県政だより平成29年9月・10月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月1日更新

~ 復興に向けて、県内の各地域で活動されている方々を紹介します ~

 東日本大震災は、農地にも甚大な被害をもたらしました。「井土(いど)生産組合」は仙台市若林区井土地区の農地を守っていくために、平成25年1月に設立し、農業再生に向けて取り組んでいます。

——組合を立ち上げた経緯

 井土地区は、東日本大震災の津波により大きな被害を受けました。地区の住民は、家も農地も農機具も全て失いました。
 避難所での生活が1年ほど続き、農業はもうできないだろうと諦めていましたが、関係者のほか多くの方々の支援により農地復旧事業が進められたことで、もう一度農業をできるかもしれないと思えるようになりました。ばらばらになっていた地区の住民にアンケートをとったところ、多くの人が「自分で農業を再開することは難しいが、農地を有効に活用してもらえる組織があればお願いしたい」という意見でした。
 組織的に農地を管理、生産していく必要性を感じ、地区を守りたいと考えた農家15人が集まり「井土生産組合」を設立しました。

——栽培しているものは?

 稲作のほか、ネギやタマネギ、トマトなどの栽培を行っています。
 震災前はコメとレタスなどの産地でしたが、津波によって長年耕してきた豊かな表土が流出し、水はけも悪くなってしまったことで震災前と同じ作物を育てることは難しくなりました。
 試行錯誤する中、ネギを育ててみたところ、収穫・販売までこぎ着けることができました。平成27年からは「仙台井土ねぎ」として本格生産を始めました。
 豊富な井戸水と潮風で育った「仙台井土ねぎ」は甘みと、加熱したときのトロッとした食感が特長です。「全国ねぎサミット」に参加したときも、試食した来場者に「甘い」と評価していただきました。より多くの皆さんに食べてもらい、知っていただくために、積極的に直接地元のスーパーや飲食店と取引しています。

——目指している姿

 井土地区は集団移転できず、103戸あった住宅が震災後は数戸となり、多くの住民が地区を離れました。組合で働く人の多くは、地区外から通っています。井土という地区を残していくために、この地区で農業を続けることで人が集える場所になれたらという思いから、経営理念の1つに「コミュニティ再生の場とする」ということを加えました。
 この取り組みとして、1年に1回収穫祭を開催しています。案内状を井土地区に住んでいた住民に出し、多くの方に参加いただいています。今後も、井土地区に住んでいた住民が集えるイベントを続けていきたいです。

—今後の目標

 設立してまだ5年。井土地区で農業を続けたいという思いだけで駆け足で立ち上げた組織ですが、今後も井土地区で農業を続けていけるように、組合員皆で話し合い、協力しながら経営基盤を作っていきたいです。

【1】井土生産組合の皆さん
【2】仙台井土ねぎは8月頃から出荷が始まります
【3】ハウスではミニトマト「アンジェレ」を生産。糖度が高く、ヘタなしで収穫できることが特徴です。
【4】ハウスではミニトマト「アンジェレ」を生産。糖度が高く、ヘタなしで収穫できることが特徴です。

【写真の説明】
【1】井土生産組合の皆さん
【2】仙台井土ねぎは8月頃から出荷が始まります
【3】【4】ハウスではミニトマト「アンジェレ」を生産。糖度が高く、ヘタなしで収穫できることが特徴です。


井土生産組合代表理事組合長 鈴木 保則 さん(写真左)の写真
井土生産組合
代表理事組合長
鈴木 保則 さん(写真左)

農事組合法人 井土生産組合
TEL 022(794)7571
http://www.idoseisan.net

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