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日時 平成29年3月16日(木曜日) 午後3時から午後3時30分まで
場所 議会庁舎3階 控室
大変お忙しいところ,記者会見にお集まりいただきましてありがとうございます。
おかげさまで,2月17日に開会した新年度予算をはじめとする多くの議案を審議する極めて重要な2月定例会が,本日閉会ということになりました。
2月議会は3月11日を経るということで,「みやぎ鎮魂の日」も定められてから今年で4度目を迎えました。震災後という意味では,6回目ということになるというのでしょうか。そういう意味でいろいろな思いを持ちながら,それぞれの議員がこの2月議会に臨んだのではないかと思いますし,各地元では7回忌ということでもあります。犠牲となられた多くの方々には,あらためて御冥福をお祈りしたいというふうに思っているところであります。
今回,代表質問・一般質問という形で,多くの議員が様々な角度から質問や質疑をされました。
特に,震災復興関連での新たな課題として地域コミュニティ再生や心のケアなどが言われているところでありますけれども,そうした被災地に寄り添った多くの質疑がありましたし,また,前に向いていこうという意味で,これも震災の中でサン・ファン・バウティスタ号が大きなダメージを受けて今後どうなっていくのかということについても,多くの議員が取り上げたと思っております。
他にも,ベトナムという具体的な地域も上がりましたが,海外に向けた県産品の販路を拡大していこうという議論があり,または放射能の影響を受けている現場がまだまだございますので,そうした部分でも多くの議論が交わされたと思っております。
そうした中,反対討論・賛成討論それぞれありましたが,1兆2,250億円となる新年度予算を本日可決いたしました。
また7件あった意見書の中でも,特に「復旧・復興に向けての人材確保」という各市町村にとって非常に困難な事項を踏まえた意見書も可決ということになりましたし,北朝鮮の弾道ミサイル発射の件については,全会一致で決議を出させていただきました。
政務活動費の問題については,県議会として,議会改革推進会議から2度にわたって中間報告を受けておりましたが,その中で会派及び議員の責務という部分とインターネット上で公開をするということに関して,先ほどの本会議で「宮城県議会における政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例」ということで,議員発議として提案し,即決で可決させていただきましたので,こうした取り組みが今後始まるということになろうかと思います。
さらに,議会改革推進会議と合わせて政務活動費運用検討会議も,この議会中何度も開かれております。
昨年12月12日に設置されて以降,4回,5回と回を重ね,一定程度,監査委員事務局が「取扱が不明確である」という点を優先的に検討してきているところでありますけれども,いくつかの点で意見がまとまったということをお聞きしておりますので,近々正式な報告をいただけると思っております。
また,今議会中の3月3日,本会議で「宮城県議会議員定数・選挙区等検討委員会」の設置が決定し,3月13日に第1回検討委員会が開かれました。長谷川副議長が委員長ということで,そのスタートを切ったということでございます。内容については,今後,議論が進んでいくものと思っております。
さらに,大震災に関わることとして,東日本大震災復興調査特別委員会では2月上旬に被災沿岸市町に出向いて地元の市町の議員の方々と懇談をし,災害公営住宅でのコミュニティ形成の難しさや防災集団移転の元地の利活用の問題など,いろいろ現場の課題をいただいてきたということでありますので,そうしたことを特別委員会の中での提言に向けて,今後議論を重ねていくということになろうかと思います。
それから,議会の公開という点で,これまでも県議会インターネット中継では本会議などの中継がパソコンで配信されておりますが,4月からはモバイル端末でも配信します。今,スマートフォンなどが普及している時代の中,モバイル端末でも見られるようになるということで,議会の公開として更なる取り組みを行っていきたいと思います。詳しくは,後日,資料を提供させていただきたいと思っております。
最後に,3月4月は高校の卒業や入学などがある時期でございますけれども,県議会として,卒業メッセージを議長名で出させていただいているということと,後は本会議の傍聴においでくださいということで,議会から県内の高等学校と特別支援学校の方に,そうした御案内なども出させていただきました。
選挙権が18歳以上に引き下げられたことを受けて,議会側からいろいろなアプローチをさせていただいているということでございます。
以上,総体的なところを私からご報告をさせていただきました。
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