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宮城県知事記者会見(平成29年11月27日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年11月28日更新

知事定例記者会見

冬の観光キャンペーンについて

◆Q

 今週公表される新たな県の観光PR動画について、前回の動画を踏まえて、今回の動画のコンセプトや気をつけた点などを教えてほしい。

■村井知事

 コンセプトですが、冬の重要な観光資源でございます仙台・宮城の温泉を強烈にPRするため、石原裕次郎さん、渡哲也さん主演の非常に熱い刑事ドラマ「西部警察」の世界観を取り入れた、渡軍団ならぬ湯渡り軍団による温泉を舞台とした熱いPRを行うことといたしました。ターゲットは、「西部警察」、これは1979年の4月から1984年の10月まで放送されたドラマですが、このドラマを毎週楽しみに視聴されておられたエルダー層(※時間や購買力に余裕がある50代以上の層)をメーンターゲットにするほか、映像美や表現の演出により話題に敏感な若年層への浸透も期待し、本県の魅力の浸透を図りたいと考えてございます。メディアの皆さんの取り上げ方しだいで変わってくると思いますので、500万アクセスはなかなか大変かもしれませんが、ぜひ、できるだけ多くの皆さんに見ていただけるようにしたいなと思っております。

◆Q

 知事も出演しているのかどうか、また東京で発表する理由を伺う。

■村井知事

 私も出演しております。ちょっとかっこつけ過ぎているので恥ずかしいですけれども、ぜひ楽しみにしてください。
それと、東京でやりますのは、石原プロモーションが今回協力してくださっておりまして、舘ひろしさんにもご出演いただくことになっています。そういった出演される方の日程調整等もございまして東京で行うことにいたしました。宮城県民の皆さまに宮城の温泉に行っていただくというのも非常に重要ですけれども、できるだけ多くの県外の方に来ていただきたいという思いがありました。そういった意味では、前回のPR動画で非常に注目を浴びましたので、東京に行って多くのマスコミの皆さんにお越しいただきたいと、そのように考えて東京で開催することにいたしました。

◆Q

 まず入り込み(客)を含めて県としての県内の温泉地の観光状況の現状認識と、せっかく動画を作るので、連動して仕掛けるものがあるのか、また、インバウンド、海外からも来てほしいと思うが、英語でも読めるなど何か外国のお客さんを意識したことはあるか。

■村井知事

 入り込みでございますが、冬場はどうしても落ち込む傾向にあります。春から夏に向けてピークが来て、そして冬にぐっと落ち込むという傾向がございますので、冬の落ち込みを少しでも抑えたいというのが最大の狙いです。
仕掛けでございますけれども、当然観光キャンペーンでございますから、JRさんやあるいは航空会社さんとタイアップしながらいろいろなイベントも開催をすべきではと考えてございます。
それから、インバウンドに向けて英語等ということですが、今回は先ほど言ったように「西部警察」を見た方、エルダー層あるいは若い人たちをターゲットにしていますので、今回のPR動画は日本人向けに作ったもので、海外の人向けに作ったものではないということでございます。

◆Q

 先ほどもあったが、前回の壇蜜さんの動画を踏まえて気をつけたところや注意を払ったことがあったら伺う。

■村井知事

 今回は宮城の温泉のよさを短くまとめました。男性の方が見ていただいても女性の方が見ていただいても、あるいはお子さんが見ていただいても安心して見ていただけるような、そういう作りにしたつもりです。

◆Q

 前回の動画はあまり安心して見られなかった。

■村井知事

 いや、私は全然問題ないと思ったのですけれどもね。ただ、やはりそういうご批判もあったということ、2割程度の方から批判がありましたから、そういったものができるだけないようにという配慮はしたつもりであります。

◆Q

 ずばり次のテーマは温泉だと言われたときに、どうしても温泉というとお色気路線なのかなと皆さん思ったと思うが、そこに行かずに「西部警察」にした理由や知事の考えがあったら伺う。

■村井知事

 温泉というとだいたいお湯に漬かっているところをイメージされると思いますが、それだと泉質だとか地理的にどういう場所だとかそういったようなことがなかなか伝わりづらいので、限られた時間で言いたいことを伝えなければいけないということもございました。そういったところと、やはり石原プロモーションのイメージに合ったような、ちょっと硬派なイメージで作ったほうが面白いだろうなと思って作ったということです。またここで、何もかもしゃべってしまうと皆さん来てくれなくなりますので、東京にぜひ見に来てください。

◆Q

 プレスリリースとイメージ画像などを見ると大崎市の首長などがいるように見受けたが、そういった人選の狙いは何か。

■村井知事

 温泉地の首長にお声がけして、参加できる方はぜひ参加してくださいと言いました。仙台市長にも声がけして、直前まで参加される予定だったんですけれども、公務の関係で直前になってどうしても出られないということで、仙台市長には参加してもらえませんでした。スチール写真には載っていない方でもPR動画には出演なさっておられます。

◆Q

 ちなみに郡市長が出演される場合はどういった役柄だったのか。

■村井知事

 刑事の役ですね。同じようにあの写真の中に収まっていただくようになったということです。決して裸になってお湯につかってということではありません。

◆Q

 先ほど500万回の再生は厳しいかなという話だったが、目標についてはいかがか。

■村井知事

 いや、それは分からないですね。できるだけ多くというのが目標ですね。

◆Q

 前回よりはとか。

■村井知事

 そうですね、できれば前回を超えたいという思いがあります。前回は、やはりマスコミの皆さんが非常にいい意味でも悪い意味でも取り上げていただいたということが良かったんだと思います。ですから、またメディアの皆さんに取り上げていただきたいと思っていますので、ぜひお願いします。

◆Q

 宮城県は温泉が確かに有名だが、全国的にも有名な温泉地がたくさんある中で、知事としてはどの辺を宮城の温泉で一番アピールしたかったか、また、「西部警察」がモチーフということで、知事はライフルなどを持ったりするのかどうか伺う。

■村井知事

 動画の中でですね。

◆Q

 はい。

■村井知事

 宮城県にはいろいろな泉質がある。いいお湯がたくさんあるということと、仙台のような都市部にも温泉があり、また少し離れたところにも温泉がある。いろいろな場所にすてきな温泉があるというようなことが分かっていただけるのではないかなというふうに思います。
それから、私は最初の部分と最後の方にちょっと出るだけで、ライフルを持ったりとかそういうことはありません。何となく「西部警察」といったらドカーン、バキューンという感じですけれども、そういうところは今回入れていません。お子さまが見ても安心できるような作りにしたということです。

◆Q

 この動画のコンセプトはいつごろ考えたのか。

■村井知事

 壇蜜さんのときには、第2弾の冬はこういう感じでというのはもうだいたい決まっておりました。

◆Q

 壇蜜さんの動画が公表されている夏ごろにはもう決まっていたのか。


■村井知事

 そうですね。夏ごろには石原プロにご協力を頂けるということは決まっていたということです。

◆Q

 (「西部警察」を)知事が好きだったということはあるのか。

■村井知事

 もちろん大好きです。
 できたら石原プロに入りたいなと思ったこともありましたね。だから、今回そのつもりで髪まで切りました。

◆Q

 そこまで好きなのか。

■村井知事

 好きですね。

◆Q

 知事が石原プロとやりたいと言ったのか。

■村井知事

 それは違います。私はその辺の口出しはしません。壇蜜さんのときもそうでしたが、職員がこういうのでどうでしょうかと来たので、いいのではないかと。

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保育無償化および保育士確保対策について

◆Q

 今話題になっているかと思うが、国の保育無償化についての知事の考えと、県によっては県(内)の保育園で働く保育士の給与を補助する政策を打ち出しているところもあるが、宮城県として同様の政策を打ち出すなど、保育士不足や他県への流出を防ぐ策を新たに考えているのか、2点について伺う。

■村井知事

 これは今回の衆議院選挙の一つの大きな争点だったと思います。幼児教育・保育の無償化というのは与党が打ち出して、そして結果として選挙で大勝したわけでございますので、これはしっかりと財源を確保してしっかりと実現していただきたい。これに期待する方もたくさんおられるんじゃないかなというふうに思います。ぜひ実現していただきたいなというふうに思います。
職員、保育士の確保は、まずは保育士を育成するということ、それから就職した方を辞めさせないようにするにはどうすればいいのかということ、それから、一旦辞めた方、離職なさった方が再就職していただくためのサポート、この三つの手だてを組み合わせるということが非常に重要だと思っております。宮城県は保育所整備に関する県単独のかさ上げ制度を設けております。事業所内保育所等の整備も進めようと考えてございます。また併せて、保育士の人材バンクを設けたり、(保育士)修学資金の貸し付け事業などの取り組みを進めており、給与のかさ上げということではございませんが、職員の確保のために今いろいろな施策を組み合わせてやっているということでございます。
さきの議会でも同じような質問がございましたけれども、保育士の処遇改善につきましては、公定価格の積算等における保育士給与は平成24年度以降毎年改定を重ねて、累計で2万6千円増額されております。また、今年度から月額6千円程度改善が図られましたほか、副主任保育士等の職制が新たに設けられ、別途月額4万円の改善がなされているということでございます。これは県の事業ではございませんけれども、国を挙げて保育士の確保のためにそのような対策をとっているということでございますから、こうした効果の検証をしながら、次にどうすればいいのかということを考えていく必要があるだろうと思ってございます。今のところは国がそのような形で、保育所を造る、併せて保育士をいかにして育てればいいのかということを考えながら今制度設計しておりますので、その推移をまずは見てみる必要があるのではないかと考えております。

◆Q

 現時点では県としての補助ではなく、国の政策に乗ってということか。

■村井知事

 そうですね。

◆Q

 保育無償化については、それよりもまず待機児童対策をどうにかしてほしいという声が子育て世帯を中心に上がっているが、この点についての考えを伺う。

■村井知事

 おっしゃるとおり、待機児童をいかにして減らすのかということが非常に重要だと思います。待機児童の定義は認可保育所に入りたいという子どもの数でございますから、認可外保育所におられる方で認可保育所に入りたいという方は待機児童にカウントされてしまうということでございます。今回は認可外保育所についても一定の所得以下の方については無償化の方向で検討されているということになっているそうです。従って、今制度設計しているその辺りの仕組みというものをよく見ながら、待機児童がどれぐらい減っていくのか。認可外保育所にいるけれども、自分は無償化の対象になったので、認可保育所に入る必要がないということになれば、待機児童のカウントから減っていくということになりますので、そういったことも見ながら全体をカウントして検討していく必要があるのではないかと思います。まずは国がかなり大きく動き出しましたので、国の動きを注視し、県として市町村と協力してさらにこの施策を前に進めるためにどうすればいいのかということを考えていくべきだというふうに思っています。

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原子力防災訓練について

◆Q

 (11月)23日の原子力防災訓練について、休日に初めて避難訓練が行われたが、参加人数が少ないのではないか、そういった面もあってなかなか実態にそぐわないかもしれないという話もあったが、その辺についての所感を伺う。

■村井知事

 今回は参加人数が400人だったと思います。全体としては対象になる人がそれに比べても何十倍、何百倍といるわけですから、訓練としては小規模であったのではないかと言えるかもしれません。ただ、何せ初めてのことで、今回は初動をどうするのかと。まずは、退域検査ポイントが1カ所あって、それからどの避難所に行けばいいのかという関所がもう1カ所ありまして、この辺の設置がうまくいくのか、そしてどのようなところがまず初動の体制として課題があるのかということを検証するための訓練でした。そういった意味では、今回は小規模でやって、まずはスタートするときの課題等の洗い出しをしたということでございます。実際にやってみてやはり課題も出てきたということでございますので、今回の訓練で全て終わりではなくて、これを積み重ねていきだんだん規模を大きくしながら、さらにいろいろな状況を付加して訓練をしていくということが重要だと思っています。そういった意味では、400人であっても成果はあったと私は思っています。来年度以降も同じようにいろいろ課題を付加していき、参加人数も変えながら、状況に変化を与えて様子を見ていきたいと思います。

◆Q

 今回、大崎と栗原でも避難訓練を実施したが、大崎市と栗原市と受け入れの体制整備、協定というか、そういったものがまだ結ばれていなくて、その辺も課題かと思ったが、いかがか。

■村井知事

 そういった課題も当然出てきます。何せまずは避難計画ができたばかりで、紙の上で作った計画ですので、これに実動訓練を入れながら検証していきさらに精度を高めていくということが重要です。原発が稼働していても稼働していなくても、あそこにエネルギーが、燃料が蓄えられている以上は、いつ何があるか分からないわけでありますので、原発の稼働、再稼働は関係なく、そういった訓練は継続的に行っていく必要があるだろうと思います。
 

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「宮城オルレ」の協定締結について

◆Q

 先月調印式をしたと思うが、認定されたことによる観光客の誘致への期待や、実際、コース整備について今後県としてどのように関わって、どのようなものを目指していくのか、あらためて教えてほしい。

■村井知事

 実はコースがまだ認定されたわけではなくて、認定に向けて宮城県とオルレ事務局が協力して一生懸命やりましょうという調印です。従って、これから来年の秋に向けてしっかりとしたコースを作る準備をして、事務局の方にチェックをしていただき、ゴーサインが出て初めてオルレのコースとして認定されるということで、まだ課題が全て解決したわけではないということです。現在、唐桑コースと東松島コース、これは既に事務局の方に一度歩いて見ていただいています。非常に高い評価でしたので、可能性は十分あると考えています。それに今回大崎も参加したいということでございますが、まだ大崎はコースが決まっておりません。これからコースをさらに詰めていき、そしていろいろな案内表示板等の準備を進めていくということが重要だと思います。その上で来年の秋からコースが認定されてスタートしたならば、特にトレッキングの関心が非常に高い韓国の方に、済州島、九州以外にも素晴らしいコースがあるということを広くPRしていきたいと思います。うまくいくようでしたら、宮城県で囲い込むのではなくて、東北全体に広げるように東北観光推進機構の方にもお声がけをしたいと思っています。

◆Q

 コース認定まではまだまだということだが、課題としては具体的にどういうことがあるか。

■村井知事

 私は実際に済州島のオルレコースを歩いてみたんですけれども、若い女性の方あるいは中年の女性の方が非常に多かったんですね。そうなりますと、やはりトイレの設置とか休憩所の設置、これらが非常に重要だなと思いました。ただ山道を歩かせればいいということではなくて、やはり気軽に歩いてもらい、そして適度に休める、適度にお手洗い休憩ができる。また道に迷わないような工夫も必要だろうと思いました。併せて、かなりここは危ないのではないかと思うような、滑ってけがするのではないかなと思うようなところもオルレのコースになっておりました。こういったところはちょっと日本では厳しいので、韓国よりも安全性を付加しないとけがをしたときに問題が起こる可能性もございますので、そういった配慮も必要ではないかなと思います。従って、韓国のことをそのまま焼き写しでやれるかというと、そうではないだろうというふうに思っており、これから深く検討する必要があると思います。
また、一番重要なのは、やり方をまねるというよりも、オルレは非常に理念、哲学がしっかりしていました。だから、やり方をまねれば成功するということではなくて、オルレの考え方、哲学、そういったようなものをしっかりと踏襲していくというのも重要じゃないかなと思います。
済州島は観光客が非常に限られていたのが、このオルレをやってから年間2千万人、3千万人というお客さんになってきて、そしてオルレの影響でコースに逆にお店がどんどんできてきて、休憩所ができています。すごいなと思ったのは、80数歳の海女さんをされているおばあちゃんが、自分で掘っ建て小屋のようなバラックのようなお店を造って休憩所にされていて、そこを通ったお客さんがおばあさんと会話しながら飲んだり食べたりして、そして楽しんでいる。そこで一つおばあさんの仕事ができているんですよね。そういうのが本当に素晴らしい、そういうことを目指してオルレをやっているんですよね。
ですから、何でもかんでも行政が手伝って、立派な休憩所を造って、立派なトイレを造ってというのではなく、そういった地元の人たちとうまくコラボして、みんなで共存共栄して喜んでいただけるような、そういう仕組み作りをしていかないといけないんじゃないかと私は思います。そこがやっぱりオルレの素晴らしいところだと思います。それがまた地元の人とのコミュニケーションができ、次の観光客を呼び込むきっかけになっているんですね。そういったオルレの創設者の、オルレを作った人の哲学、こういったようなものにやはり学ばなければいけないだろうなと思います。行政が前に出るのではなく、見えないところでそっとサポートする。オルレをやる人たちが基本的にはボランティアとして自分たちでグッズを売りお金をもうけて、そして個人と企業から寄付をもらう。そして、独立採算で準備して、お金をかけない工夫をして、それを行政が見えないところでちょっとサポートしている。これがやっぱり成功の秘訣だなと思いました。だから、行政がどんどん出ていって大きな施設をどんどん造ってということでは決してないということです。それが成功の秘訣だろうなと思います。
 

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核燃料税の引き上げについて

◆Q

 来年度、更新時期を迎えて、宮城県は数%引き上げて15%程度にする方針を発表した。まずその狙いを伺う。

■村井知事

 実は全国で核燃料税の引き上げをしていなかったのは宮城県だけでございました。私は、原発の稼働が今できないような状況がずっと続いている中で、核燃料税を上げることにより、結果としてそれが県民の電気代に転嫁されるようなことがあってはならないというようなことから、もう少し様子を見ようと思っておりました。しかし、他県が引き上げをしているというようなことから、いつまでもというわけにはいかないだろうと。先ほど言ったようないろいろな訓練等もございますので、そういった原発に関わる経費も必要になってまいります。石巻市も女川町もそのような事業を行っているわけでございますので、そういった意味で応分の負担を電力会社に求めることは許されることだろうと考え、東北電力の方と調整してまいりました。このたび合意に至ったということで引き上げに踏み切ったということでございます。

◆Q

 東北電力とはいつごろから話し合いを続けていたのか。

■村井知事

 1年ぐらいですね。

◆Q

 再稼働の判断に何か(影響は)あるか。

■村井知事

 それは全くないですね。これはもう繰り返し言っているように、現時点において稼働に向けて何か行動を起したということではなくて、これは核燃料が宮城にあるということが最大の理由だということでございます。先ほど言ったように、核燃料があるということは稼働していてもしていなくてもトラブルが起こる可能性はあるわけですから、いろいろ準備を進めていくということも重要ですので、そういったことを考えて調整をしてまいりました。

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