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宮城県知事記者会見(平成29年8月7日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年8月8日更新

知事定例記者会見

内閣改造について

◆Q
 新しい内閣が発足した。いろいろな問題を抱えて人心を一新したということだが、各社の世論調査で支持率が若干上がったりもしている。知事として今の新しい内閣への評価や期待を伺う。

■村井知事
 非常に実務型の内閣になったのではないかと感じております。特に第2次安倍内閣に続きまして2度目の防衛大臣に宮城県選出の小野寺五典衆議院議員が就任されました。優れた識見と豊かな経験を十分に生かして、手腕を発揮してくださるものと期待をしております。
 また、吉野復興大臣が引き続き復興大臣に就任されました。東日本大震災からの復旧・復興を国政の最優先課題と安倍内閣は位置付けていただいています。しっかりと省庁間の調整をお願いしたいと思います。また、土井衆議院議員が復興副大臣に就任されたようであります。非常に気心が通じている方が復興副大臣に就任されましたので、これも朗報と受け止めております。
 また、併せて鈴木俊一東京オリ・パラ担当大臣におかれましては、岩手県選出の大臣でございまして、早速就任直後に私にお電話を下さりました。今月中に大臣のところに要望に伺いたいというお話もさせていただきました。地元被災地選出の国会議員が東京オリ・パラの大臣に就かれたということは、復興五輪を標榜しておりますオリンピックに弾みがつくものと思っております。

◆Q
 今の鈴木俊一大臣に早速要望に行くという話だが、具体的に日程や要望内容などを教えてほしい。

■村井知事
 日程は今調整中ですけれども、聖火リレーのスタート地点をぜひ石巻からお願いしたいと思っております。そろそろ話が煮詰まってくるころでございますので、組織委員会、また大臣、そして東京都の3者に要望に行こうと計画しているところであります。

◆Q
 聖火リレーの件だが、3者への要望は全て今月中に行いたいということか。

■村井知事
 事務方にはそのようにお願いしております。残念ながら、組織委員会の森会長にアポを何度もお願いしていますけれども返事が頂けない状況でございます。森会長を最優先にと思っておりましたけれども、森会長から返事をい頂けませんので、その他の鈴木大臣、また小池知事の予定を今調整しているということでございます。その後、どうしても森会長がお忙しいようでありましたならば、ナンバーツー、ナンバースリーの方にお話をさせていただくことになるだろうと思います。

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憲法改正について

◆Q
 安倍内閣では憲法改正の議論についてこの秋にもという話もあるが、今回改造内閣になって非常に慎重な姿勢に転じているようにもうかがえるが、憲法改正の議論について知事の考えをあらためて聞かせてほしい。

■村井知事
 憲法の改正については与党内でもいろいろ意見が出て割れているようでありますので、国会議員の声のみならず国民の声も慎重に拾い上げながら検討していただきたいと思います。

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仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017のPR動画について

◆Q
 またフェミニストの議員が県に中止の申し入れを行っているが、今、県への意見はどのぐらい来ていて、その中で批判的なものや肯定的なものがどのくらいの割合なのか、まず現状を教えてほしい。

■村井知事
 7月5日に動画を公開して以降、8月3日現在で、1日平均約10件、合計約400件の電話、メール、手紙を頂いております。その結果、批判的な件数というのは約9割です。
 ただ、ネット等(ヤフー)で同じようにアンケートをとっておりますけれども、それは逆に8割ぐらいがいいのではないか、2割ぐらいがあまりよろしくないのではないかというようなことでございます。当然こういったようなものは厳しいご意見のほうがたくさん届きますので、私どもは、一般世論としては8割ぐらいの方が評価をし、2割ぐらいの方が厳しいご意見を持っておられるというふうに認識をしております。行政がやります仕事でございますので、当然この2割の厳しいご意見というものはしっかり受け止めなければならないと思っております。
 ただし、これは奇をてらった観光PR動画を作ってそのアクセス数を増やすことを目的としたのではなく、宮城県は非常に夏が涼しいということをPRいたしまして、それを観光に、夏のこの七夕が終わった後に一気にお客さまが少なくなってしまいますので、そこを何らかの形で補いたいという狙いで壇蜜さんにお願いして行ったキャンペーンでございます。この8月下旬に壇蜜さんにわざわざ宮城にお越しいただいてプレゼントキャンペーンをすることになってございます。その一環として作った観光PR動画でありますので、やはり目的を見失わないようにして、やはり一定の役割、目的が果たされたというときまでは、これを配信し続けたいと思ってございます。
 今、どのようにすればいいのかということを河端副知事のもとでいろいろ検討をさせていただいているということでございます。

◆Q
 先日、女性団体が中止の申し入れをされたときに、あのPR動画を見ても知事が今言ったような涼しい宮城というイメージがあまり湧いてこないという批判もあった。実際、涼しさという意味合いを、例えばデータなどで示すということではなく、ああいうイメージで示しているが、県庁内ではあの動画で涼しいということがきちんと伝わると考えているか。

■村井知事
 それは人それぞれだと思います。私は、涼しい宮城へようこそ、また、最後に涼しい宮城、「涼・宮城」ということも文字で表し、壇蜜さんからは「りょうぐうじょう」という言葉も言っていただいていますので、私たちの意図するところは十分分かっていただける動画だと思います。
 おかげさまで、宮城が今まで作っていた秀逸な観光PR動画も引きずられるようにしてアクセス数が伸びておりまして、皆さんも恐らく今まで宮城県が作った動画をご覧になったことがないと思うんですけれども、この機会にご覧になったのではないかと思います。そういう副次的な効果もあったというふうに思ってございまして、当然厳しいご批判はしっかり受け止めますけれども、だから全て駄目だということでは決してないということをご理解いただきたいと思います。

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県産カキの出荷について

◆Q
 先週、宮城県カキ養殖振興連絡調整会議で、桃浦の合同会社も含めて9月20日に(予定している品質検査の実施後、改めて)出荷日を統一するということを確認したということだが、そのことについて知事の所見を伺う。

■村井知事
 県議会の質問の中で、県がしっかりとコミットした形で今後このような問題が起こらないようにしなさいというようなご指摘がございました。それを受けて、今回このような会議を開いたということでございます。
 今朝、農水部長から幹部会で報告がございましたけれども、出荷日については間違いなく歩調を合わせるようにということを確認し合えたということでございました。ある意味競争はしながらでも、やはりみんなで歩調を合わせてやっていくことが宮城県全体の水産業の底上げにつながりますので、こういった役割をこれからも県はしていかなければならないと思っております。

◆Q
 あの調整会議自体が本来はブランド化を進めようという趣旨の会議だと思うが、震災は別にしても、宮城のカキについては、以前は広島、宮城が全国の二大ブランドだったが、今は九州や北海道など各地で作られるようになって、だんだん落ちてきているという声もあるが、その点についてはどのように考えるか。

■村井知事
 やはり東日本大震災のダメージというのは非常に大きいと思います。宮城にいますと、広島県の次は宮城県が主産地だということは誰でも知っていますけれども、やはり少し離れて他県に行くと、なかなか皆さんご存じない。それはブランド力の低下につながっているということになると思います。そういった意味では今後しっかりPRしていこうと思います。特に、宮城県の力だけではなかなかPRできませんので、広島県あるいは三重県の知事と一緒になってPRに努めたこともございまして、そういった主立った産地で力を合わせてイベントをやりますと、当然メディアの皆さんもたくさん来てくれますから、その中で宮城県は2番目(の生産地)だということを強くPRするといったようなことをしながら、ブランド力の向上に向けて努力をしていくといったようなことも検討したいと思います。

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ドーム球場の建設について

◆Q
 8月1日に夏の甲子園の県代表が仙台育英高校に決定した。日程がかなりずれ込んで、全国で最後の代表決定になった。高校野球の関係者の間には、選手のコンディションへの影響を懸念する声もあるそうだ。知事としては、仙台育英高校に甲子園で活躍していただくためにも、今回の日程に関しての所感はいかがか。

■村井知事
 今回は天候の影響が理由ですので、こればかりは、何らかの政治的な影響ではありませんから、致し方ない部分があろうかと思います。選手の皆さんは、特に関西、大阪の方に行きますと暑い状況ですから大変だと思いますけれども、こういった状況の中においても全力を発揮して優勝目指して頑張っていただきたいと思います。

◆Q
 仙台育英高校は、日程に余裕がある場合だと、代表に決まった後に関西の暑い天候になれるために沖縄合宿をしたり、暑さ対策も手厚くしているようだが、今回はぎりぎりに決まったために、知事や市長への表敬訪問も慌ただしく、そのまま甲子園に行ってしまったそうだ。やはり選手のコンディションの部分に関しては知事も心配されているか。

■村井知事
 高校生だから体力はあるとは思いますけれども、しかし、できるだけ同じ条件の中で試合をさせてやりたいというふうに思います。今回はこういった天候によって順延になってしまって、また、準決勝が延長再試合になってしまったと。そういったような原因がございますので、非常に大変だというふうに思いますけれども、もともと力のあるチームですので、ぜひそれを克服してくれるものだというふうに信じて応援したいと思います。

◆Q
 一つのネックとして県営球場は実質的な管理を楽天がしていらっしゃるということで、毎年、秋から冬にかけてスケジュールを組んでいらっしゃる。今回、昨年より開会が4日遅くなってしまったということで、結果的に雨天順延なども考慮するとどんどん後ろ倒しになってしまった側面もあるかと思う。それで、近くにもっと大きい球場がもう一つあってもいいのではないかという声も聞こえてくるが、知事は県議時代にはドーム球場推進の議連の幹事長を務められ、震災前には宮城野原ボールパーク推進協議会からぜひ建設してほしいという要望も受けた。ただ、県議会の震災後の一般質問の中では、知事はドーム球場を造る、造らないについて明言はあまりしてこなかった印象がある。ただ、コボパーク宮城の隣に大きい球場がもう一つあって、寒い季節も暖かく試合を観戦できるというのは、県民にとっても観戦の快適さが増すということで良い側面もあるのではないかと思う。知事のドーム球場建設についての現状の認識を伺う。

■村井知事
 私自身、暑いとき、寒いとき、雨が降っているときにも、風が吹いていても、気を使わずに野球やコンサートが観戦できる、鑑賞できるといったような環境を作れるということは素晴らしいと思います。それはもう、ずっと今でも持ち続けていますが、こればかりは大変なお金もかかることですし、何よりも楽天野球団の考え方というのもあると思います。今、楽天野球団は非常にコボパーク宮城にお金を投資してくれておりますので、やはり、そういった実際野球をやる方たちの声、考え方というのも聞きながら考えていくべきだろうというふうに思ってございます。現時点においては、本当に全く白紙の状況でございます。今は、議会でも答弁いたしましたけれども、夢は持ち続けたいなと、こういうふうに思っています。

◆Q
 野球場は実質的に楽天が使っていらっしゃる関係で、どうしてもアマチュアの方々が、楽天としてはできるだけ開放しているとおっしゃっているが、今回のような例が高校野球で見られたりとか、楽天が第一という状況があるが、県の野球ファンの方々の思いが一番重要なのではないかと思う。知事としては、楽天とはどのような関係を今後作っていきたいと考えるか。

■村井知事
 楽天は、立花社長ともよくお話をいたします。特に夏の野球大会の予選、宮城予選ですね、このときにはいつもこの問題が起こるんですということで、できるだけ配慮しようとしておられるそうです。ただ、やはりあちらも興行でお客さんを呼んで有料でやっているものですから、プロ野球全体の日程を加味しなければならないというようなこともあって、できるだけの配慮はしているんですけれども、大変申し訳ないというような声を聞いております。やはり今回のようなこともございますので、来年以降、さらに柔軟に対応していただけるようにお願いしていかなければならないと思います。
 ただ、楽天に全て球場の整備はお任せして、ご自由に使っていただけるということを約束しておりますので、われわれのほうからこうしろああしろと言うことは契約違反になりますので、そこができないことはご理解いただきたいと思います。
 夏の甲子園に向けてエールを送っていただいてありがとうございます。

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みやぎ総文2017について

◆Q
 みやぎ総文祭が先週の金曜日に閉幕した。インターハイと比べてまだ知名度もあまりない大会だが、知事の総合開会式を見ての感想と、宮城で開催したことの意義、どういったものが今後残っていくかについて伺う。

■村井知事
 私は、秋篠宮殿下、佳子内親王殿下とずっと行動を共にしておりました。開会式や、あるいはいろいろな展示会場をご一緒いたしましたけれども、いずれも高校生の皆さんの努力、思いがひしひしと伝わってくるものでありました。殿下も大変お喜びでございました。子どもたちのあいさつ、われわれからすると子どもたちと思いますけれども、立派な大人になりつつある人たちだなと、頼もしく思った次第です。こういった人たちが将来の宮城を作っていくというふうに思いました。今日、教育長も幹部会の中で、ああいう人の中から次の知事が生まれるんでしょうねというようなお話をされまして、私もそのとおりだなと思いました。
 意義ですけれども、今回宮城で開催した意義ですが、やはり被災して6年たちまして、復興がかなり進んでまいりました。他県の子どもさん方、当時はみんな小学生だったんですが、その小学生だった子どもたちがこの6年間で大きくなって、実際子どもながらにテレビを見て新聞を読んで、あの津波が頭に焼きついていたと思いますが、それが実際宮城に来て、ここまで復興したんだ、この力強さを感じていただけたのではないかなと。それを感じていただけるといったような大きな意義が果たせたのではないかというふうに思ってございます。
 今後は、高校生の皆さんがさらに大きくなって大人になって、二度三度とまた宮城に足を運んでくださるようになれば、大きな成果となるのではないかなと思っております。

◆Q
 今の話の中で、県外の高校生に対してPRできたという話だが、なかなか文化部は注目されないという現実もあると思うが、県内の文化部の高校生たちに対して、今後このようになってほしいとか、こうしていきたいということはあるか。

■村井知事
 私は殿下の後ろに付いていただけですけれども、殿下に対する説明の仕方、あるいは演劇なども拝見いたしましたけれども、非常に素晴らしい。最後は私、少し涙ぐんでしまいましたが、そういった創作能力のある子どもさんたち、その主体となったのが宮城県の高校生たちでありました。決して文化部が目立たないわけではなく、文化部というのも非常に素晴らしい、青春時代のエネルギーを傾注するにふさわしいものでありますから、どうかこれからもそのエネルギーをさらに大きくしていただいて、今度は大学生になったり、あるいは社会人になって、世のため人のために使っていただきたいと思います。心からエールを送りたいと思います。

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東京五輪の費用負担について

◆Q
 東京都が宝くじの収益を都外の運営経費に充てることを検討していることが示された。一部の自治体からはそれに対して反発もあるようだが、宮城県としての考えを聞かせてほしい。

■村井知事
 まず、資金を拠出するのに宝くじを使うというのは一つの立派なアイデアだと、私は評価しております。ただ、ほかの県知事や開催地の市長がおっしゃっているように、実際どういうふうな線引きで、どれぐらい負担があって、どこまで地元負担なのかということをしっかりと計算した上で、その額に見合った額を宝くじで(拠出する)というのが必要なプロセスであろうかと思います。従って、350億円ありきで宝くじで(拠出する)というのはやはり順序がおかしい、そのとおりだと思います。
 ただ、冒頭申し上げたとおり、お金の集め方として宝くじを活用するというのは一つのアイデアだと思います。実際、他の県の施設整備等に対して、あるいは運営経費に対して、東京都民の税金を使うというのは難しいというのは一つの理屈だと思います。私が他県の大会運営費を出す、施設経費を出すというのを県議会に諮ろうとするのは、恐らく難しいと思います。ですから、小池都知事が悩んでおられるところもよく分かります。ですから、その辺はお互いいがみ合うのではなくて、いい方向に向かって協調していけるように汗をかくべきだろうと私は思っています。

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高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場適地について

◆Q
 先週、核ごみの処分場について調査対象となる自治体が挙げられ、県内は26の市と町が対象になった。その中で青森と福島は外すという話があったが、宮城も原子力発電所事故の影響で風評被害などさまざまなマイナスの面が出てきた、ちょっと言い過ぎかもしれないが被害を受けた県でもある中で、そういった調査対象になるところが26も出てくるというのは、理解を得るのは難しいのではないかと思う。知事としてはどのように受け止めて、今後その調査をどのように受け入れていく予定か。

■村井知事
 まず、受け止めですが、これは日本の中で解決しなければならない問題です。宮城県の26の市町、宮城県の中でやりますと話が来たわけではなくて、全国調査する中で、宮城県も調査対象になる市や町があるということですから、これを否定するものではないと思います。否定すべきではないというふうに思います。これはやはり全国一律の同じ条件でやりたいということですので、ここで宮城だけは受け入れません、外してくださいということになると、恐らくみんな右へ倣えになってしまって全く前に進まなくなりますから、これはやはり国の調査にみんなで協力をするということが重要だというふうに思います。従って、こういう調査をするので協力をしてほしいということであれば、県として協力することはやぶさかではありません。
 ただ、宮城県に決まったら受け入れるのかというと、それはまた別問題でありまして、そのときには、恐らく厳しい意見を言わざるを得ないだろうというふうに思ってございます。ほかの地域に決まる可能性が十分あるわけですので、宮城県だけが外してくださいと言ったら、ほかの地域もみんな同じになってしまいます。まずはほかの地域を選んでもらうために、宮城県も協力をしましょうという意味です。宮城県に設置することは、私は難しいとは思っています。

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