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宮城県知事記者会見(平成29年7月24日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月25日更新

知事定例記者会見

仙台市長選挙の結果について

◆Q

 昨日(7月23日)の仙台市長選挙で郡和子さんが当選されたが、その結果の受け止めと、郡さんへの評価について伺う。

■村井知事

 昨日の市長選挙におきまして郡さんが当選されました。当選されました郡さんに心からお祝いを申し上げたいと思います。私はいつも有権者の声は神様の声だと思っております。そういった意味では、郡さんが有権者に選ばれたわけでありますので、仙台市はおおむね復興が終わっておりますから、復興後の市政運営を神様が郡さんに託したものと受け止めております。今後は郡さんと力を合わせて、仙台市民のため、宮城県民のため、共に汗を流してまいりたいと思っております。
郡さんの評価ですけれども、国会議員を長くお務めになりまして、復興大臣政務官もなされました。そういった意味では、非常に政治経験のある方でございますから、安心して市政の運営をお任せできる方だと思ってございます。また、女性でございますので奥山市長と同じく女性の目線で市政運営をなさるという点も、非常に期待が持てるのではないかと思います。今日の夕方、郡さんが私のところにお越しになると聞いておりますので、まずはそこで初めてあいさつをさせていただくことになろうかと思います。

◆Q

 知事が応援されていた菅原裕典さんが次点という結果になったが、菅原さんの敗因についてどのように分析しているか。

■村井知事

 いろいろあると思いますけれども、大きく2つ申し上げますと、1つはやはり知名度が足りなかった。先ほどお話ししたとおり、郡さんは何度も国政選挙に出馬されておられますので、知名度という点で大きな差があったということです。出馬が遅くなってしまった分、知名度不足を補う期間が足りなかったのではないかと思います。2つ目は、やはり自民党に対する逆風、これが影響したのではないかと思います。市長選挙と国政選挙は関係ないはずなんですけれども、どうしてもそこはリンクされてしまって、自民党、公明党が応援する菅原さんにマイナスに働いたのではないかと思います。

◆Q

 今回の菅原さん応援に対して、市議の一部から批判の声も上がっていて、郡さんの陣営も批判していたが、知事が全面的に応援したことが今回の結果にどう影響されたと考えるか。

■村井知事

 それは私には分からないですが、多少なりとも菅原さんの票の上積みには協力できたと思うので、マイナスに働かなかったのではないかと思います。実際、昨日の出口調査のアンケート結果等を見ましたら、私と菅原さんの関係を考えながら投票したという方もおられましたので、マイナスもあったかもしれませんけれど、その点は菅原さんも感謝されているのではないかと思います。しかし、結果として菅原さんが負けて郡さんが当選されたということでございますので、私の応援が足りなかったという点は、反省すべきであろうかと思います。

◆Q

 投票率は前回を上回る44.52%だったがどう考えるか。

■村井知事

 前回よりも上回ったということですので、まあ前回よりは良かったのではないかと思います。ただ、そうはいってもまだ50%を割るような状況ですので、決してそれで喜ぶべきことではないだろうと思います。できるだけ100%に近い形で投票していただくということが理想ですので、さらに投票率を上げる努力をしていく必要があるだろうと思います。

◆Q

 先日知事は、都議選で自民党が敗北したことについて、自民党におきゅうを据えようという民意があったのではないかと話した。今回の市長選では民意をどう見ているか。

■村井知事

 同じような傾向だったと思います。選挙期間中もいろいろな問題が露呈いたしましたので、そういった点も影響したのは間違いないだろうと思います。

◆Q

 先ほど知事は、1点に菅原候補の知名度のなさ、もう1点に自民党への逆風と言ったが、この2点ではどちらの方が大きかったと見るか。

■村井知事

 これはどちらも同じくらい大きかったと思います。

◆Q

 知事は、菅原候補に選挙期間中もずっと張り付いて、個人演説会をしたり、一緒に商店街を練り歩いたりと、前面に立った関わり方をしたが、それは適切だったと思っているか。

■村井知事

 菅原さんとは古い友人でもございまして、私の選挙でもずっと応援していただいていた方です。そういった意味からは恩がございますので、応援したことについて一切後悔はございません。菅原さんが出れば、どのような選挙であったとしても私は応援しただろうと思いますので、私はこの応援したことについて反省はしていないですし、後悔もしていません。ただ、反省したというのは、私が応援したことによって結果として当選までいかなかったということです。ここについては菅原さんに対して申し訳ないというふうに反省している気持ち、もう少しやれたのではないかという気持ちがあるということです。

◆Q

 知事自身、責任を感じているということか。

■村井知事

 選挙に出馬をするという決断をされたのは菅原さん自身ですから、私に責任があるということではないと思います。どの選挙でもいろいろな方がいろいろなことをおっしゃると思いますけれども、最終的には立候補するという決断をし、選挙に臨むのは候補者自身ですから、全ての責任は候補者にあると思います。

◆Q

 今回知事が全面支援した菅原さんが破れたが、秋にはご自身の知事選挙もある。これはどのように考えるか。

■村井知事

 まだ私以外に出馬をするという意思表示をされた方はおられませんけれども、恐らく候補者を立てて選挙に臨む方が出てくるだろうと、今回の対立構図と同じような形になる可能性は十分にあるだろうと思います。そうなると、厳しい選挙になるだろうと思います。

◆Q

 同じ対立構図というのは、野党共闘が対立候補を出す可能性を考えているということか。

■村井知事

 私は今回どの政党にも推薦、公認申請をしないということにはしておりますけれども、私の今までの政治家としての経歴を見ると、自民党、公明党、今の政権与党側の立場でずっと政治をやってきたのは、誰が見ても明らかですので、そういった意味では対立軸ということになれば、今回の郡さんについた側が対立軸になる可能性は十分にあるだろうと思います。厳しい選挙になるという思いで準備に取り掛かりたいと思います。昨日までは、動くと仙台市長選挙の邪魔になるということで全く動きませんでしたので、今日から自分の選挙の準備にも具体的に入ろうと思っています。

◆Q

 今回知事が支援しなかった郡さんが市長になることで、市政との関係性、スタンスはどのようにするのか。

■村井知事

 どういう方が市長になって知事になっても、これはやはりお互い協力をするということが大前提だと思います。お互い県民のため市民のために仕事をしていくわけで、自分のためにやっているわけではありませんので、どういうふうにすれば市民のためになるのか、県民のためになるのかと考えれば、おのずとやり方というものが定まってくると思います。

◆Q

 本日郡さんと会うということだが、どちらのほうからの話か。

■村井知事

 郡さんからご連絡をいただきました。昨日、郡さんに、おめでとうございますというメールを送りまして、まだそれに対するご返事をいただいていませんでしたが、今日郡さんから挨拶に行きたいという話があるということでございましたので、喜んでお会いしたいのでお待ちしておりますという話を秘書にして、時間の調整を今しているということであります。

◆Q

 昨日当選が決まった後に、知事が事務所に行くというのもあってもいいのかと思うが、行かなかったのはどういう理由か。

■村井知事

 自分の選挙以外は投票日に事務所に行ったことはないです。知事になってから県議会議員も市議会議員も国会議員も首長も、誰のところにも行ったことはないので、今までと同じスタンスで臨んだということです。投票日の前日、(菅原さんの)最後の演説が終わった後、事務所に寄りまして、最後のごあいさつを皆さんとさせていただいた際、主立った人には投票日に顔を出しませんのでということは伝えておきました。例外なく顔を出さなかったということであり、仮に菅原さんが当選していても顔を出さなかったということです。

◆Q

 選挙結果が出た後、菅原さんとは直接やりとりされたか。

■村井知事

 電話やメールのほか、先ほどご挨拶にも来られました。

◆Q

どんなやりとりをされたのか。

■村井知事

 結果としてこのようになったので、菅原さんも申し訳なかったというお話がありましたけれど、私からも力足らずでお役に立てなかったという意味で、大変申し訳ないというあいさつはさせていただきました。

◆Q

 仙台市との関係について、知事は応援演説の中でも、宮城野原の防災拠点等、仙台市が許認可を持っているものがあるので、知事が目指す方向性と同じ人がなるのが望ましいということがあったが、郡さんがなるということで、具体の政策に影響があるのではないかと思うが、そのあたりはどう考えるか。

■村井知事

 今回新聞、テレビで拝見する中では、(郡さんから)私の創造的復興、富県宮城としてやっている施策、県としてやっていることについての具体的な言及はなかったので、どういうお考えなのか私には分かりません。今後詰めていく中で、ご理解していただけるようお願いをしていかなければならないと思っています。

◆Q

 知事と菅原さんの関係は、有権者の投票行動にそれほどの影響はなかったのではないかというが、知事が動いたことで自民党内の動きについてはどういう影響があったと思うか。

■村井知事

 私が動いたことによって自民党への影響というのはなかったのではないかと思います。市議会議員の方もいろいろあったということでしたけれども、あの選挙中は皆さんから個人演説会にぜひ来てくれというような話をいただきましたし、事務所に行きましても非常に和やかにお話しできましたから、選挙期間中も含めて、特にわだかまりが何かあったなという感じはしませんでした。

◆Q

 菅原さんの名前が出て、そこに知事が応援するという形であれば問題なかったかなと思うのだが、今回知事が主導してこの候補者がいいのではないかという話で進んでいった。秋の知事選に向けて、今回そういう部分では自民党内の求心力は低下したのではないかと思うが、そのあたりの影響はどう感じているか。

■村井知事

 何か誤解されていると思いますけれども、決して私が主導で菅原さんを選んだことはないです。何をもってそうおっしゃっていますか。私がいつどのようにして菅原さんを主導しましたか。

◆Q

 それは言い方を訂正する。奥山さんが引退表明した直後に、経済人がいいのではないか、選択肢の1つではないかという話をし、そこから菅原さんの名前が出たという感じで、知事が応援しているのではということで、それは市議会の自民党の中でも同じような認識だったと思う。それは今後どのように影響するのかという部分で伺う。

■村井知事

 私が経済人も選択肢の1つではというお話はしましたが、その後、菅原さんが立候補するまでに相当時間がありました。1カ月以上あったんじゃないでしょうか。だから、それは私が言ったから、私が主導して菅原さんが手を挙げたということではありません。私は菅原さんという人も素晴らしいと思っていますけれども、いろいろな素晴らしい方がいますとずっと言い続けていました。菅原さんが手を挙げて、いろいろな人が手を挙げた中で菅原さんが一番いいと思って、私は応援したということですので、何回も言っておりますけれども、私が主導して私が菅原さんを決めたとか、そういうことでは決してないです。もう間違いを書かないようにお願いしたいと思います。あくまでも菅原さんがいろいろな方と相談をして、自分の意思で手を挙げた。そのプロセスの中で市議会議員の方たちとも話をして、政治家の方といろいろ話をして、皆さんが合意した上で菅原さんを応援するというふうに決めたということですので、決して私が何らかの形でそこに口を挟んだことは一言もありませんし、市議会議員や県議会議員、県連や、いろいろな方にお話を聞いていただくといいと思いますけれども、私が菅原さんにしてくれと誰にも電話1本入れたこともありません。会って話をしたことは正直ありますけれども、私から主導して菅原さんにしてほしいと言ったことは一言もございません。ですからこの結果を受けて、個々人はどう思っているか分かりませんが、少なくとも組織として仙台市連や宮城県連が知事選挙に対して、まとまって何らかの意思表示をするというようなことはないと思います。

◆Q

 求心力の低下という部分では全く影響はないということか。

■村井知事

 求心力があるなんて思っておりません。繰り返しになりますけれども、私が市議会議員の皆さんや県議会議員の皆さんに対して何らかの影響力があるわけないんです。私はあくまでも首長で、議会に対し求心力が元々あると、まったく思っておりませんので、求心力はなくなるはずがないんです。私が右と言ったら右を向く人なんて誰もいません。

◆Q

 議会と首長の関係、今回野党系の郡さんが首長になられたことで、議会の多数派である自民党との関係が課題という形になるかと思う。浅野知事時代は自民党にいた村井知事も議会と首長との関係で頭を悩ます機会も多かったと思うが、当時を振り返って首長と議会の運営の点について、こういうあり方が望ましいなという部分があれば教えていただきたい。

■村井知事

 首長というのは、やはり行政のトップ、リーダーですので、こういう県政運営をしたい、こういう市政運営をしたいということで、遠い目標を明確に示す。、そして、そこへどのようにして至るのかということを職員に示して、いろいろな知恵を集めて政策を肉付けしていく。その中で、多少方向転換することがあっても、基本的には目標に向けてやっていくということが重要です。それに対して議会は、個々人の判断で県民や市民の意見を吸収して、いろいろなアプローチで評価をしたり批判をしたりしながら、より次元の高いものに高めていくということが重要だと思っております。
 従って、やはり県民、市民から選ばれた議員でありますので、何かに流されるというのではなくて、やはり自分の考え方を持ってしっかりとチェックをしていくということが重要だと思います。

◆Q

 先ほど知事は菅原さんの敗因の一つに、自民党への逆風があったと言ったが、逆に今回の仙台市長選挙の結果が国政に与える影響についてはどのように考えるか。

■村井知事

 マスコミ報道を見ると、東京都議会議員選挙そして仙台市長選挙と、非常に大型の地方選挙で今の与党側が負けたというような、そういう評価をしているようでありますので、それはそのまま国民に伝わると思います。安倍総理としては、非常に国政の運営が難しくなり、より慎重な対応が求められるのではないかと思います。特にこの秋に憲法改正に向けて踏み出すとおっしゃっていますので、それに対して恐らくかなり与党内でも賛否両論、いろいろな意見が出るのではないかと思います。

◆Q

 逆に言えば、そういった逆風がなければ菅原さんは勝てたと思うか。

■村井知事

 これは分からないですけれど、少なくとも有利に働いたのは間違いないだろうと思います。

◆Q

 今回の郡さんは共産党の支援も受けて当選されたが、県議会でも共産党は村井県政の野党でもある。今後の市と県の関係において、共産党の支援を受けた郡さんの政策と、村井さんの政策がかみ合わなかったりして、ある意味しこりが残るという懸念は何かあるか。

■村井知事

 これは分からないです。先ほど言ったように、私の県政運営に対して郡さんがどう考えておられるのかということが、今のところはっきりと分かっておりません。今後仕事をしていく中で胸襟を開き合って意見交換をしていき、お互い意見が合わない部分は、お互いが歩み寄っていくということが大切だと思います。

◆Q

 郡さんは、インタビューでいじめ自死問題に取り組みたいと言っていた。特に選挙戦の中で、福祉の部分について手厚く訴えている印象があった。村井知事は、4期目は福祉の村井ということだが、郡さんと一緒にやれる政策、こういうところを県として一体でやりたいと考えるところはあるか。

■村井知事
 一番大きいのはやはり観光面じゃないでしょうか。こういったようなことはお互いウイン・ウインになりますので、一体でやっていかなければいけないと思います。福祉や教育というのは、仙台市はもう独立していますので、県と協力しなければやれないような問題はあまりないと思います。市長がやりたいということであれば、思い切っていろいろなことがやれるので、ぜひ全国に先駆けて、これぞ仙台市と言ってもらえるような、そういう施策を打ち出されればよろしいのではないかと思います。

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観光PR動画「涼(りょう)・宮城(ぐうじょう)の夏」について

◆Q

 涼・宮城の夏のキャンペーンのPR動画だが、先週県議会の女性議員から配信停止、見直しを求められた。県に寄せられている意見も批判的なものが多いということだが、批判についてどう考えるか。配信を見直す予定はあるか。

■村井知事

 いろいろなご意見があることは承知しております。あのPR動画は、妖艶な壇蜜さんの魅力を最大限に引き出して、宮城県は夏でも涼しいこと。猛暑日はほとんどなく、真夏日も非常に少ないということをPRするのが狙いでした。そういう意味では、あのPR動画だったからこそ間もなく220万アクセスに達するんだと思います。、テレビコマーシャルではなく、220万人の方が自分の意思でユーチューブを見て検索をし、見ていただいたということでありますので、成果はあったと私は見ていいと思います。ただ、それをご自身でご覧になったとしても、不快に思った方がおられるのであれば、それは今後しっかり考えていかなければならない問題だと思います。
 ただ、これはPR動画を配信して全て終わりではなく、宮城県にお越しいただく観光につなげ、誘客につなげようということでいろいろなイベントを企画しております。従って、これをやめるということは、一連の夏キャンペーンを全部見直さなければいけないということにもなりますので、それは今からではとても間に合いません。一連のこのキャンペーンの全体の流れを見ながら、どのようにするのかということをよく考えようということを今朝の幹部会で指示をいたしました。7、8、9月、3カ月間の観光キャンペーンでございますので、もう少し様子を見させていただこうと思っております。
同じようなことを言われて、別のコマーシャルに切りかえたビールのコマーシャルがありましたけれども、今でも中止になったコマーシャルがまだユーチューブで流れています。テレビコマーシャルで流しているとなれば、いろいろなご意見があれば問題があるということになるかもしれませんけれども、ユーチューブは、自分の意思を持たなければ見ないものですので、おおらかな気持ちでもう少し様子を見ていただければありがたいと思います。自治体の動画で220万アクセスというのはこれまでないと思います。確か200万を超えたのが、佐賀県か大分県であったと聞きましたけど、その佐賀県の動画も、ちょっとした批判があったようです。

◆Q

 仙台市にまた女性市長誕生ということで、あのキャンペーンの動画は男性から見た感じの動画になっているように思う。郡さんのお考え次第によっては、県と市で観光キャンペーンを盛り上げようと言っていたが、この動画がそこにしこりを生む可能性もあると思うが、どうお考えか。

■村井知事

 いずれこのまま220万が1,000万にずっと伸び続けるのかどうかよく見ながら考えていかなければいけないということが1つと、先ほど言ったようにいろいろキャンペーンを考えています。その一連のキャンペーンの中の1つのアイテムとして動画を使わせていただいておりますので、8月26日に壇蜜さんを宮城県にお呼びして、玉手箱をお渡しするというイベントがございますから、そういったことを考えながらこの動画をどうするのかということを考えていくべきだろうと思っております。

◆Q

 壇蜜さんが実際に来る場面について、もしかしたら混乱ということはあまり考えられないのか。

■村井知事

 誰でも入れるイベントではなく、申し込みが必要で、玉手箱を渡せる方が限られていますので、混乱はないと思います。壇蜜さんは本当に頭のいい素晴らしい女性で、壇蜜さんの良さを引き出したという意味で、その点はぜひご理解いただきたいと思います。あの動画を作るのに吊るされて宙に浮いたりして、かなり大変だったらしいので、壇蜜さんのその辺の努力も認めていただきたいと思います。

◆Q

 奥山市長がそのPR動画に対して品位がないのではないかと話されているが、その感想に対してどう感じているか。

■村井知事

 首長としての意見だろうと受け止めています。ただ、奥山さんとしては、どうするのかということは会長である私が考えればいいということでありますので、よく考えたいと思っています。

◆Q

 PR動画作成の事前の台本の段階で相談してほしかったと言っていたが、その点についてはどうお考えか。

■村井知事

 今後よく考えたいと思います。ただし、いろいろな方が関わっており、かなり大きな協議会ですから、みんなが同意しなければとなると、結局非常に面白くないものになってしまうと思います。だから、今後どうするかということは考えます。

◆Q

 民間企業がPRのために作るのと、宮城県は行政であるので、そのあたりの違いについてはどう考えるか。

■村井知事

 対象が国民であるということでは同じだと思います。法律や条例に違反するということであってはならないと思いますけれども、法律や条例の範囲内でありますので、行政にも表現の自由というのは当然あってしかりだと思います。ただ、それに対しても不快に思う方がおられるということであれば、これはしっかりと受け止めて今後に生かしていかなければならないと思います。一連のキャンペーンの一環であるということは、ご理解をいただきたいと思います。

◆Q

 公金を投入している以上、一番大事なのは成果だと思うが、これを見て、宮城県は変なことやっているなというだけで終わってはしようがないので、結局来てもらうということだ。そのために来てもらった方々にアンケートを取ったりといったことは考えているか。動画を見て来たかなど。

■村井知事

 いろいろなところからアクセスされ、宮城県に来られますので、アンケートを取るというのは難しいかと思いますが、具体的に数字として、どのような形でお客様が増えるのかということをよく見たいと思っています。今朝、1週間ぶりに県庁に来ましたら、「非常に面白い動画ですね、頑張ってください」という鹿児島県の方からはがきが届いていました。うれしかったので私から電話したところ、相手の方はびっくりしていましたけれど「ぜひ宮城県に来てくださいね」と言ったら、「ぜひ今度行きますよ」とおっしゃっていました。
 動画を制作したことで、恐らく沖縄から北海道までみんな見てくださっているということが、ある意味うれしいです。職員も苦労し、壇蜜さんもかなりの時間、宙ぶらりんになって一生懸命作った動画が、誰も見てくれないというのは寂しいので、非常にうれしいです。
 あともう1つ、すごく大きな成果として、今まで宮城県が一生懸命作ってきた動画が、これまであまりカウント数が伸びていなかったんですけれども、この関係でほかのものもずっと引っ張られて、30~40倍に増えました。この動画の影響で、今まで批判がなかった宮城県の観光PR動画がグーッと伸びて、30倍にも40倍にもなっているということですので、災い転じて福となすという捉え方もしてよろしいのではないかと思います。

◆Q

 知事が不在の間に県の方に取材すると、壇蜜さんの妖艶さとか、キャラクターを生かした動画であるとかは否定されていた。涼しさを前面に出していると。知事はそこも含めての魅力ということをお認めになっているということでよろしいか。

■村井知事

 あれ壇蜜さんでなければ、恐らくこんなふうに言われることはなかったと思います。多分私が出て、乗っていいですかと言われて、「涼しいです」と、「欲張りなんだから」と言っても、多分全然盛り上がらなかったと思います。あれは壇蜜さんがおっしゃるから、そういうふうに皆さんイメージされたということです。私も最初見たとき、そんなふうにイメージすると分からなかったですが、言われてみれば、そこまで深読みするんだなと思いました。これはやはり壇蜜さん効果であり壇蜜さんの魅力だと思います。

◆Q

 動画を見て、そこまでイメージするか分からなかったということだが、7月10日の定例会見では、批判を受けると分かっても面白いものをということで公開に踏み切ったという発言だったが、どちらが正しいのか。

■村井知事

 最初見たというのは、見た瞬間の話をいたしました。その後、こういう批判的な意見もあるんですということがあって、なるほどと。でも、これだと恐らくかなりパンチが効いているので、もしかしたらドーンと大化けするかもしれないと思ったということなので、両方正しいということです。

◆Q

 この動画制作に約2,300万円かけていて、その財源が復興のための寄付金も入っているところから出ている。被災した宮城県の皆さんに対して全国から集まった善意でこうした動画を作っているということに対して、面白ければよいという知事の姿勢だけでは、全国から集まった善意に対しての思いが足りないのかなという気がするが、そのあたりどうお考えか。

■村井知事

 決して面白ければよいということではなく、一番大切なのは、宮城の夏の涼しさをPRするということ。先ほど冒頭に申し上げたとおり、観光客につなげていく。特に被災地へお客様をいざなう。これが重要だということです。恐らくご覧になってないかと思いますが、今まで宮城県が作った非常に秀逸な動画も見てください。非常に秀逸なんですが、全然カウントが伸びてなくて、1,000もいかないんです。幾ら秀逸なのを作っても見てくれない。そういうものを作って、それでいいというかもしれませんけれども、私はそれよりもやはり見ていただいて、そして宮城に関心を持っていただく、宮城は涼しいんだということを分かっていただくということです。当然リスクもあるだろうけれど、私はそういうのがいいんじゃないか。つまり50点平均のものを作るよりも、零点もあるけれども100点もあるというものを作って、平均点で50点にしたほうが私はいいのではないかと思います。これは1つの作戦であり、戦略だと思いますけれども、そこに今回、私は賭けたということです。
 先ほど言ったように、副次的な効果があって、今まで宮城県が作ったいろいろな観光PR動画なんかも引きずられて、いろいろな方が合わせて見てくださっている。今回の動画に対して不満を持っている方も、そういったところから宮城を見て、ああ、こういうきれいな動画もあるんだなということは分かっていただいているということもあると思います。もちろん220万という数には全然届いておりませんけれども、今まで数百だったのが数千になったり、数万になったりしていますので、全体として見れば、私はこれが間違っていた、失敗だったということにはならないと、思います。ただし、いろいろなご意見がありますので、次回以降はよく考えたいということははっきり申し上げたいということと、全体のキャンペーンの中の1つの取り組みとしてやっておりますので、ここだけを変更するということは今からはできないということです。従って、キャンペーンが終わった後に、このキャンペーンでどれくらいのお客様が増えたか減ったのかということを見ながら、またいろいろな気象状況等も勘案しながらですけれども、それが今回のPR動画がどこまで影響したのかということもよく分析をした上で、今後の観光キャンペーンにつなげていきたいと考えているということです。決して面白ければいいとか、当たればいいということではなくて、よく考えた上でやったということです。

◆Q

 先ほど成功か失敗か検証すると言ったが、キャンペーン中の入込数ベースで考えるのか。

■村井知事

 そうです。

◆Q

 どのくらいなら成功なのか。

■村井知事

 ちょっとそこまでは今は言えないですが、今回の観光キャンペーンの目標はあったと思いますので、後で観光課に聞いてみてください。

◆Q

 今、動画の検索で、「宮城エロ」とかという言葉でヒットするが、知事の動画に対する最初の感想はどうか。

■村井知事

 一番最初に見たときは、非常に面白いと思いました。ただ、鈍感なのでそんなにエロチックなところがあると、思わず見て割りとかわいい、ほのぼのとした動画だなというくらいでした。

◆Q

 あと壇蜜さんが「殿方を癒すのが私の使命です」みたいなことをおっしゃっていて、男性を癒すのは女性の役目かみたいな、男女の役割を求めているような動画だということで批判もある。女性が特にないがしろにされていると、女性の批判が多いが、その点はどう思うか。

■村井知事

 そういう意見はやはりしっかり受け止めたいと思います。でも、そういう意図を持って作ったものではないということですので、その点はご理解いただきたいと思います。

◆Q

 女性議員が配信停止を要請したが、副知事は当面継続していくと言った。先ほど知事は考えたいという話だったが、当面継続した上で考えるのか。それとも何かしらの状況が変われば、配信が止まるということがあるのか。その辺を聞きたい。

■村井知事

 今日幹部会で指示したのは、夏キャンペーンを成功させるためにこの動画も作っていますので、目的が達成される時期というものをよく見極めて検討しましょうという話をしました。だから、まだやめるとか、続けるとかいうことを決めたわけではないですけれど、まずはこの夏キャンペーンを成功に導くことを最優先に考えながら、その上で今後の対応についてしっかり考えていきましょうということです。従って、ずっと未来永劫あれを残すのか、どこかでやめるのかということも含めて、観光キャンペーン全体を成功させるということを前提に考えていきましょうという話をしたということであります。

◆Q

 ちなみに冬もキャンペーンを今年、通年型ということでやるという話で、温泉などいろいろな素材があるが、何か今具体的なビジョンがあるのか。

■村井知事

 鋭意面白いものを作ろうと、関心を持ってもらえるものを作ろうということで、今検討しております。ご期待ください。

◆Q

 知事が動画を最初に見たタイミングはいつか。それは配信されているのと全く同じものなのか。それとも、それ以降カットされたり長くなったりということはあるのかどうか。

■村井知事

 最初にあらかたのストーリーを教えてもらいました。正直申し上げると、私の時間の都合がつけば出演をしてもいいと言っていたのですが、残念ながら忙しくて私は参加できませんでした。あとは出来上がってから、こういうふうになりましたとノー編集のものを見せてもらい、ぱっと見た瞬間に「あ、面白そうだね、いいね」と言って、今までの固い、景色だけを撮ったような動画ではないので、これはちょっと面白いと思ったんですが、まさかこんなに物議を醸すとは思わなかったです。

◆Q

 もともとキャンペーンは9月30日までと聞いていたが、そもそもキャンペーンが終わる30日で、この動画は終了するというのが前提ではなかったのか。キャンペーンが終わっても動画は残るというのが基本線で、キャンペーンの成功を見極めて止める可能性があるというお話なのか。そもそも9月30日でこの動画は止まるのが大前提で、でも成功を見極めたら30日に到達する前の段階でも配信を止めるという判断があり得るというお話なのか。

■村井知事

 こういったような観光キャンペーンの動画というのは、結構長く残していますので、そこまで確か決めてなかったと思いますが、担当の方に確認してもらってよろしいでしょうか。ただ、その前にやめるとか、その後も残すかどうかというのは、今の段階ではちょっとまだ決めておらず、事前にそこまで決めてなかったと思います。
 そもそも今までの宮城県の観光キャンペーンのPR動画とか、こんなに関心を持っていただいたことないですから、皆さんも残っているかどうかなんて分からないでしょう。ですから、そこまでわれわれも、こんなに皆さんが関心を持つとは思わなかったので、一定の目的を果たせば、この段階で削除することは当然あってしかりだろうと思います。ただ、その時期を今すぐというわけにはいかない。これはご理解いただきたいと思います。先ほど言っているように、一連の観光キャンペーンで、最後には壇蜜さんを呼んでのイベントも計画をしているということですので、もう少し様子を見ていただきたいということであります。あまり意地を張って、何が何でも削除しないというつもりもないです。全体を見ながら、成功に導くためにどうすればいいのかということを考えたいということです。

◆Q

 知事は自分も出演してもよかったという話をしたが、具体的に何の役をやろうとか考えたのか。

■村井知事

 男性がみんな、ぽかぽかと浮いて浮かんでるでしょう。あの中の一人です。

◆Q

 参加したかったということか。

■村井知事

 参加したかったというわけじゃないですけど、なるべく職員が提案したことについては、今まで協力してきましたので、出たい、出たいと言ったわけじゃなです。ただ時間の都合がつかなかった。実際、宙ぶらりんになってやっているらしいので、かなり時間が掛かったのと、私もちょっと時間がとれなかったということです。

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放射性汚染廃棄物の処理について

◆Q

 先月15日に市町村長会議があり、汚染廃棄物について県の提案を したわけですが、改めてその受け止めと、今後焼却が実際どの程度進むのかという見通しについて伺う。

■村井知事

 やっとここまでたどり着いたかということです。ここにいくまでに今までやったプロセスが必要だったと思います。最初からこの提案をしても、この案でまとまることは恐らく難しかったかと思います。やはりいろいろ苦労してきたのを見て、市町村長も、もうここが落としどころだろうとご理解いただいたんだと思います。
 今後の見通しについては、まずは試験焼却を同じ日にスタートさせるということが重要だと思います。半年くらい試験焼却をやりますので、その後については試験焼却の結果を見て、それぞれの焼却灰の濃度等をよく調べて検討していきたいと思っています。まずは、試験焼却を同じ日にスタートさせるということが何よりも重要だと思います。

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香港での合同観光PRについて

◆Q

 先週知事は香港に行かれたが、感想や成果があれば伺う。

■村井知事

 大きな狙いはございました。1つは、吉林省と友好県省30周年でございましたので、われわれのこの友好の気持ちを直接お伝えしたいと考えて、100人以上の大訪問団を編成して伺いました。非常にたくさんの人数で、チャーター機1機で行きましたので、先方も感動していただいたと思います。より友好が深まったと思っております。
 それから、その後、吉林省で観光セミナーや経済交流会を行いました。それぞれの企業の良さ、地域の良さというものをPRできたと思いますし、観光面につきましても、首長さん方が自らそれぞれの地域の良さをPRしてくれました。その後、訪問団と別かれて、大連に行って、大連の市長、副市長にお会いいたしました。仙台空港-大連線をぜひ再開したいと考えてございますので、仙台国際空港株式会社の岩井社長にもご一緒していただきまして、お願いをしてきた次第であります。非常に好意的に受け止めていただいたと思います。
 その後、また別かれまして、香港に行って東北6県の知事、副知事と東北観光推進機構の清野会長とご一緒に、あちらの関係者の皆さんとお話をさせていただきました。特に私からは仙台空港の魅力をお伝えいたしまして、以前ございましたけれども、香港線の定期便が止まっておりますので、そちらの再開をお願いいたしました。各航空会社のトップの方と経営者の方とお会いいたしましたけれども、仙台線について非常に強い関心をお持ちだということが分かりましたので、今後は仙台国際空港株式会社と一緒になってアプローチしてまいりたいと考えております。具体的にはそういったところであります。

 

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