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宮城県知事記者会見(平成29年6月19日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月20日更新

知事定例記者会見

放射性汚染廃棄物の処理について

◆Q
 国の基準を下回る汚染廃棄物処理を話し合う昨日(6月18日)夜の市町村長会議で、県は従来の一斉焼却の方針を転換し、保管自治体が個々に地元の処理施設で焼却したり、堆肥化やすき込みといった方法で処理する新しい方法を提案した。改めてその理由を伺う。

■村井知事
 昨年11月に提案した従来の内容ですと、栗原市、登米市が参画できないということでございました。このまま考え方が変わるまで待ち続けているということになりますと、どのくらい時間がかかるか分かりません。やはり早く処理を進めなければならないと考えました。栗原市、登米市を外して全県で汚染廃棄物を均等に処理するという方法も考えられますけれども、残念ながらその場合仙台市をはじめ一部の自治体が参画できないということでございます。このようなことから、圏域ごと処理して、そこからあふれ出た家庭ごみについては全県で平等に負担をしていくということに変えたわけであります。

◆Q
 昨日の提案について、7月下旬にも再度市町村長会議が開かれる方向だが、その場での首長方の合意の見通しをどうお考えか。

■村井知事
 昨日初めて35人の首長に説明いたしました。これからどのように地元で調整をなさるのか分かりませんが、私の思い、気持ちは十分伝わったものと考えております。議会が終わってから2週間は時間が欲しいということでございましたので、それぞれの首長のリーダーシップに期待したいと思います。

◆Q
 昨日の会議では仙台市に結構配慮されていたような感じがしたが、市長選を控えて争点にもなりそうな問題というところもあって配慮されたのか。

■村井知事
 仙台市長選挙とこの問題は全く別問題と考えており、仙台市長選挙に配慮して何か方針を決めたということではございません。今の仙台市長がこういうやり方でいいということであれば、これは市長が代わっても引き続きそうやっていただくようにお願いすると思いますし、今の市長がやり方を認められないということであれば、新しい市長にわれわれの考え方を理解していただくようにお願いをするということになろうかと思います。ただ、昨日の発言では、家庭ごみの受け入れについては恐らくそれほど大きな異論はないのではないかというようなお言葉でございましたので、スムーズに進むのではないかと今の時点では考えているところでございます。

◆Q
 仙台市が一般ごみの受け入れだけを行うことによって、焼却施設の規模は仙台市が飛び抜けて大きいわけで、仙台市で汚染廃棄物を受け入れないとなると、かなり時間がかかることが想定されるが、その点はどのように考えるか。

■村井知事
 前回と今回の提案の一番の違いは、始めるのは全員同じ時期にスタートするわけですが、11月の提案では県内の汚染廃棄物を、たくさん保管しているところ、保管していないところ関係なく、なくなる時期がみんな一緒になる、焼却炉で燃やす時期がみんな一緒になるということだったのですが、今回はそれに差が出るということになりました。かなり時間差が出ると思いますが、この現状を考えますと致し方ないと私は思います。
 また、今後栗原市と登米市が参加するということになったら、もう一度11月の提案に戻るのかということですが、今回のスキームで動き出すということになれば、11月まで時計の針を戻すということになると、これはまた大変なことになります。かなり時間がかかってしまいますので、現時点では次の、今年2回目の市町村長会議で合意を頂ければ、この方針はずっと将来堅持するという前提のもとに事業化を進めていきたいと考えております。

◆Q
 仙台市に後で汚染廃棄物の受け入れを個別にお願いすることは、今のところ想定していないのか。

■村井知事
 考えていません。

◆Q
 終了時期に差が出てくるということだが、各市町村にとって汚染廃棄物の処理が長引くことは大変な懸念材料だと思う。県が各市町村の廃棄物の処理のロードマップを調整しながら作るという考えはないか。

■村井知事
 8,000ベクレル以下の廃棄物については、基本的に一般の廃棄物と、家庭ごみと同じ扱いにしていいですよということになってございますので、そこまでわれわれがコミットすると自治権の侵害にもなるだろうと思っております。この点はそれぞれの市町村長が、自分の圏域内でよくご判断を頂ければと思います。また、燃やすところもあれば、今のところ燃やさないと言っている自治体もあるわけでして、量が多くても当然燃やしたほうが早く処理が進むと思いますが、では燃やさないという決断をしたところをどうするんだという話にもなってまいりますから、これはそれぞれの圏域内で自分の考え方で進めていただければと思います。

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仙台パワーステーションの試運転について

◆Q
 石炭火力発電所仙台パワーステーションが12日夜に試運転を始めた。県への試運転の報告は、試運転開始の後、つまり事後報告だった。これについての知事の所感を伺う。

■村井知事
 法的には県に対して事前に連絡するといったようなことは義務付けられておりません。ただ、県としては要望ベースでありますけれども、早めに連絡を欲しいという話をしておりました。そういった意味では、県の要望どおりのタイミングで連絡を頂けなかったということについては残念に思います。
 なお、皆さん既にご承知のとおりでございますけれども、今後、仙台パワーステーションは、試験運転、営業運転と段階を踏んでいくわけですが、試験運転の前、それから試験運転のとき、それから操業時で、それぞれ大気がどのような形で変わっていくのかということを経過観察するために、多賀城市、七ヶ浜町、こういったところに大気環境測定を移動測定車で行うということにしております。既に6月6日から12日の間に第1回目が終了しております。また、既に観測所を設けているところは継続的にデータをとっておりますので、今後どのような形で大気が変化していくのかということは注意深く見守りたいと思います。
 また、仙塩地域に7自治体の公害防止協議会というのがございます。七者協と呼んでおりますけれども、まだ時期は決まっていませんが、この七者協の幹事会を早期に開催いたしまして、仙台パワーステーションに対する今後の対応方針等について協議するということにしております。

◆Q
 今、大気、空気の話はあったが、海に放出される水の影響、温排水に懸念の声が上がっている。パワーステーションだけでなく、ほかの火力発電所を計画している事業者にも要望書などを出している状況だが、県として海に対してどのような配慮を事業者に求めていくか、その方針があれば教えてほしい。

■村井知事
 (宮城)海区(漁業調整)委員会の中で海水温の上昇が海産物に与える影響、これをぜひ考慮すべきだというご意見が出ているのは事実でございます。これについては、今後具体的にどうするのかという話はまだ煮詰まっておりませんけれども、漁業者がそういった不安を感じている以上、何らかの対応を考えていかなければならないというふうに思っています。

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全国和牛能力共進会宮城大会について

◆Q
 今年9月に県内で開催される全国和牛能力共進会宮城大会で、県代表を決める最終選考会が17日と18日、美里町のみやぎ総合家畜市場で行われた。そこで共進会に出品する28頭のうち20頭が決定した。全国共進会本番に向けた知事の期待のほどを伺う。

■村井知事
 17、18日の最終選考会において、20頭が決まりました。また、7月28日には肉牛の部、つまり枝肉として出品する牛が決まるということでございます。生産者の皆さんが手塩にかけて育てた牛でございますので、できれば全て出品したいのですが、そういうわけにもいかないということで厳しいチェックをさせていただきました。落選した生産者の方も、当選した生産者の方も皆さん悔し涙、うれし涙を流されたということで、生産者の皆さんの思いが非常によく伝わってまいりました。
 今まではそれぞれ地域単位で力を合わせて頑張っておりましたけれども、これからはオール宮城で戦っていかなければなりません。何といいましても、宮城で開催しますので、地の利がございます。牛を遠くから運んでくると、それだけ牛が痩せてしまいますので、一番地の利がある場所で今回の共進会が行われるわけでございます。ぜひとも全9区の中で1つでも2つでも1位になれるように頑張っていきたいと思っております。これで評価されますと5年間はずっと高い評価が持続できるわけでございますので、仙台牛ここにありと示せるよう頑張りたいと思います。
 

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仙台市長選について

◆Q
 菅原裕典さんが自民党の支持を受け、民進党の郡さんが社民党と共産党の支援を受けるが、与野党の構図が市長選に持ち込まれることについて知事の考えを伺う。

■村井知事
 これは最初から与野党対決の構図でこうなったわけではなく、結果的にこうなったものだと思っております。それぞれいろいろな選挙がございまして、そのたびごと構図が変わるものですから、それについては私として特にコメントすることはないだろうと思います。

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高層住宅に係る火災点検等について

◆Q
 先週ロンドンで高層マンションの火災があり大惨事になっているが、昨今県内にも高層の建物が増えている。あらためて消防法違反がないかなど、緊急点検を行う考えはあるか。

■村井知事
 県として行う予定はございませんで、それぞれ消防本部がございますから、そういうところが改めて確認することになるのではないかと思います。現在、宮城県が何かを指導的にやるという考えはございません。

◆Q
 確認だが、消防庁からそういった通知は来ていないのか。

■村井知事
 今のところ来てない、改めて確認して投げ込みいたします。
(会見終了後、投げ込みを行いました。http://www.pref.miyagi.jp/release/london-fire.html

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阿武隈急行の車両更新について

◆Q
 当初2022年度に予定していたが、2018年度に前倒しする方向で検討が始まった。これについて県として予算計上をいつごろとお考えか。

■村井知事
 阿武隈急行ですが、非常に車両が老朽化しております。先日職員が乗ったときも、途中で止まってしまったというような状況です。また、定期点検に入れましても、もうこれ以上部品がないというようなことを言われておりまして、早く車両を更新していかなければならないという時期になったということでございます。来年度国の予算をとることを前提に今考えてございまして、今度の政府要望でも車両更新の予算をしっかりと確保していただけるようにお願いしようと思っております。まず来年度は1編成2両を交換できればと思ってございまして、それだけで2両分の中古部品が出てまいりますので、その中古部品をまた回してメンテナンスがしやすくなるということもございます。従って、来年につきましては早く(予算計上)したいと思ってございます。国の予算が付くことが前提で今話し合いをしておりますので、現時点においていつの予算でということは申し上げられませんが、順調にいけば来年度の当初予算で(計上)できるのではないかと思っている次第であります。

◆Q
 補助金については3分の1程度見込まれるかと思うが、残り3分の2についての負担は、関係自治体、福島、宮城両県でどのような負担割合を考えているか。

■村井知事
 現在まだ最終の調整段階でございますので、今の段階でどの自治体が何%負担ということを申し上げることはできません。まずは国の予算を、宮城県と福島県で合わせて取り、そのとれた段階でしっかりやろうというところまでは話がついているということです。
 また、阿武隈急行に対して負担を求めるのか求めないのかといったようなことも、これからよく詰めていかなければならないと思います。阿武隈急行に対して、従前の負担割合をそのまま当てはめるのは難しいかもしれないですね。阿武隈急行に対して従前と同じ負担割合を求めると、今の経営状況だとかなり経営が苦しくなるのではないかという見方をしております。

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