ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成29年6月12日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年6月13日更新

知事定例記者会見

仙台市長選挙について

◆Q
 仙台市長選に関連して、先日、郡和子さんが出馬を表明されて、これでおおむね市長選の構図が固まった。知事としてこれまで出馬を表明している方の中でどなたを支持するかというふうなことについてどう考えるか。

■村井知事
 恐らく全ての候補者が出そろったというふうに思います。私は菅原裕典さんの応援をいたします。理由は、私との距離ではなく、考え方、政策、こういったようなものを重視いたします。私は富県宮城を掲げてずっと県政運営をやってまいりました。震災がありましてもこの旗を降ろさずに、宮城を豊かにしていこう、この逆境をばねにして宮城を発展させようと思いまして、創造的復興にも取り組んでまいりました。その際に、仙台市の協力というものは不可欠であったわけであります。今まで梅原前市長、奥山市長と共に協力して、やってまいりましたけれども、よりこれを前に進める意味でも、奥山市長がお辞めになるわけでございますので、私の考えを理解し、一緒に富県宮城に向けて協力をしてくれる、歩調を合わせてくださる方はどなただろうと比較した結果、菅原さんが最も適任だと考えたということであります。

◆Q
 菅原さんから支援要請はあったのか。

■村井知事
 まず、事務所開きのご案内を(6月9日)金曜日に頂きました。また、出馬を決めるということをご本人の中で決心してからご連絡も頂きました。ぜひ協力してほしいという要請があったわけであります。ただ、そのときに、全ての候補者が出そろうまでは誰を応援するか、はっきりとしたことは言えませんので、もう少しお時間を下さいというお話をしました。金曜日に郡さんが最終的に手を挙げて、郡さんの考え方も一部でありますけれども、報道からいろいろと聞いて、その上で(菅原さんの)事務所開きに参加するということを決めました。事務所開きに出るということは、応援するという意思表示になると判断したわけであります。

◆Q
 政策を見て応援する対象を決めたということだが、菅原候補の中で最も評価できる政策は何か。

■村井知事
 市政に経営感覚を取り込むというようなことが書いてございました。これは非常に大きなポイントです。仙台市もこれから急激に高齢化が進み、人口減が始まるわけでありますので、やはり私がやっているように小さな行政体を目指さなければ、財政破綻する可能性も出てくるというふうに思います。同じように、歩調を合わせた考え方をしているのは菅原さんだろうと感じました。ばらまき型の公約では、恐らく仙台市の財政は持たないだろうというふうに思いますので、やるべきことはやる、例えば音楽ホールを造る、これは市民の理解を得られていることですので、これは、早期に話を進めていく、これは非常にいいと思います。けれども、同じようにあれもこれもというわけにはいきませんので、そこでやはり経営者としての感覚を生かして取捨選択をしていく、あるいはスクラップ・アンド・ビルドをやっていくということができるのは菅原さんだろうと考えたということであります。

◆Q
 2点伺う。重なるが、まず菅原さんの政策のどこが一番近いと考えたのか。また、支援をするということだが、例えば街頭(演説)とかいろいろあると思うが、具体的にどういった支援をするのか。

■村井知事
 繰り返しになりますけれども、まず近さは、ばらまき型の行政ではなくて、市政運営ではなくて、取捨選択し、そして経営感覚を取り入れるといったところだということでございます。私も、批判を浴びながらも、多くの部分で政策を煮詰めて、そして切っていく事業もあれば新たに積み上げていく事業もありました。そのときのベースになるのは、民間の力をできるだけ活用して、税金を使わないような行政体にする。そして少しでも余裕があれば、それを今後高齢化が進む社会保障費等に回せるような仕組みをまず作ろうということで、この12年間頑張ってまいりました。少し、その土台はできてきました。同じように、やはり仙台市もそのようにしていかなければ持たないだろうと私は思っておりまして、仙台市が駄目になれば、宮城県が、東北が駄目になってしまいますので、宮城、東北のためにも仙台市をしっかりと財政的に強固な自治体にして、元気にしていただきたいと思います。そういったようなことができるのは、同じような方向を向いてやっていただける菅原さんが最適任だと判断いたしました。
 支援の仕方ですけれども、これは菅原さんの方からどういう要請があるかによると思います。私からあれをやる、これをやると言うのは失礼な話でございますので、こういうことをやってくれと言われたことについては極力応援をさせていただこう、支援をさせていただこうと思ってございます。ただ、私ができる応援としては、いろいろな方にこれからお会いしたり、いろいろな会合であいさつしますので、その際には菅原さんのことを私から出してお願いする場面も出てくるのではないかと思っています。いろいろな方にこれから電話をかける機会もありますので、その際には一言「菅原さんをよろしく」というふうなお話はさせていただこうと思います。

◆Q
 知事は今、経営感覚を持った方ということを非常に強調しているが、考えてみると、奥山さんは市の出身であって経営者でも何でもなかったわけだが、その行政手腕については知事も評価していて、もし今回も出馬されるのだったら奥山さんを支持すると言っていた。ということは、決して経営手腕ということだけが市政を運営するときに大事なポイントではないようにも思うが、その点はいかがか。

■村井知事
 当然そうです。行政経験というのも非常に大きなファクターです。ただ、今回出馬をなさった方たちは、皆さん行政経験はない方ばかりです。国会議員の経験があるかないか、あるいは経営者として会社をやったことがあるかないかということですので、奥山さんとはまた違った尺度で比較検討したということです。今回出馬をなさる方たちの中で、私はそこを一番重視したということです。人物的には、今回手を挙げておられる4名の方は皆さんそれぞれ素晴らしい方ばかりでございまして、どなたが市長になられてもリーダーシップを発揮できると思いますけれども、その中で私が応援する以上は、何をもって決めるというところで、そこを重視したということでございます。

◆Q
 一方で、菅原さんは経営者であって、その意味では経営のリーダーシップはお持ちであるかと思う。その意味では、例えば税収を増やすとかそういうことについて大変技量がおありというふうに考えることもできるかと思うが、一方で、今お話があったように人口減があり高齢化が進むといったときに、福祉とかそういったものについては、冠婚葬祭業の社長でいらっしゃるので儀式的なものについては大変たけていらっしゃるかもしれないが、長いスパンで人を育てたり人のお世話をするということに関してどのようなことをされるのか、税収を増やす一方でその税収をどう使うかというところで、福祉という面について知事は不安がないか。

■村井知事
 ございません。今までの質問に答えるような形で、今回の4人の方たちが立候補表明してからいろいろおっしゃっていることを分析して、自分なりに比較したというお話をいたしましたけれども、当然、今までのお付き合いの中で、私なりに受けた感覚と申しましょうか、今までのお付き合いの中でいろいろ私にアドバイスやサジェスチョン、サポート等をしていただいたことがございますので、それもベースにあるということです。
 知事になってからこの12年間、機会があるごとに菅原さんにはいろいろと相談をいたしました。相談に乗っていただきましたけれども、その都度、非常に素晴らしい適切なアドバイスを私にしてくれていました。そういう方はほかにもおられますけれども、その中の一人であるということでございます。私は、知事になって12年もお付き合いをしていて、こういう方は一企業の経営者にしておくのは本当にもったいないとずっと思っていたことは事実です。この中には私なりの経済的な政策もありますし、福祉や教育のことについてもあります。いろいろな機会で、食事をしたり、あるいはお茶を飲みながらいろいろアドバイスをしてくれた、それが非常に適切であった、適宜適切な素晴らしいアドバイスをされていたということもあったということです。従って、今回の短い期間に作った公約集といったようなものだけで比較したわけでは決してないということもご理解を頂ければと思います。
 それから、福祉についてですが、当然、市役所なので市長になれればですけれども、あれだけたくさん素晴らしい職員の方がおられて、まさに職員が皆市長を応援して、市長の政策立案に協力するわけです。私も得意な分野と不得意な分野がありますけれども、県職員が一生懸命いろいろと支えてくれて、それで、私が福祉に少しずつかじを切っていくぞと言ったところ、福祉政策についていろいろな案が出てきて、今はそれをどんどん積み上げていっている段階です。決して一人で市政を運営するわけではなくて、肝心なのは、市役所の職員をうまくコントロールできる、うまくいいものを引き出していける、そしてしっかり指導していける、その手腕が市長として必要な能力で、市長が全て政策を作る必要はないと思います。私も一人で政策を作っているわけではなくて、職員をどんどんいいところに配置して、そして能力を引っ張り出す、これが私の仕事だというふうに思ってございます。(菅原さんは)お父さんと二人で作った会社をあそこまで大きくした方でございますので、人を引っ張っていく、伸ばしていく、そういった力は間違いなくある方ではないかなと私は思います。

◆Q
 具体的にアドバイスを受けたということだが、知事が一番印象的に具体的に菅原さんから頂いたアドバイスはどういうことが挙げられるか。

■村井知事
 仙台空港の民営化のときです。震災で非常にごたごたばたばたしているときでありましたし、当然賛成する方もおられれば反対する方もおられました。どうすればいいだろうかと相談したところ、これはぜひやるべきだ、このチャンスでなければ国が法律を改正してくれるということもないだろうし、恐らく仙台空港を民営化すると手を挙げる企業が相当数出てくる。自分も今の仕事でなければやってみたい大きなプロジェクトだと。従って、私がそう考えるぐらいだから、恐らくやりたいという企業はたくさん出てくるだろうから、日本のパイオニアとしてぜひ空港の民営化に取り組むべきではないかというふうなアドバイスをしてくれました。また、具体的にこういうふうにすれば企業が競争するだろうから、競争原理を働かせるようにするべきではないかというようなアドバイスもしてくれました。非常に適切なアドバイスをしてくれたと思います。私の有力なブレーンのお一人だろうというふうな感じは持っていたということであります。

◆Q
 今までのお話に重なるかと思うが、やはり菅原さんが行政も政治についても全く実際に経験がないことに対して不安を持つ県民もいらっしゃると思うが、その点についてはどのように考えるか。

■村井知事
 会社の経営をここまでされていますし、また人脈もございます。JC(青年会議所)の理事長もされた方ですし、ロータリー(クラブ)のガバナーもされています。そういった意味では、一会社の経営者ではなくいろいろな組織の長を経験なさっている方で、皆さんの人望がなければ就くことのできないそういうポジションにおられますから、あらゆる人に魅力を感じていただけるような、そういう器の持ち主だと私は思います。実際に私も、何度も菅原さんにアドバイスを頂いて、素晴らしい方だと感じておりました。市長にふさわしい方だと思います。

◆Q
 菅原さんへの支援を表明されまして、郡さんや奥山市長にお話はされた か。

■村井知事
 金曜日の夜に最初に郡さんからメールを頂きました。(市長選挙に)出ることになりましたと頂きましたので、私からは、今回こういう事情があって菅原さんを応援することになりますが、決して郡さんや民進党の批判をするようなことはなく応援させていただきますのでぜひご理解ください、これは選挙ですのでどうなるか分かりません、ぜひ頑張っていただきたいと思いますという、エールを送るつもりでメールを送らせていただきました。その後、またご返事を頂いて、私も返事をしたと思います。(6月10日)土曜日、具体的に、県庁で政府要望をいたしました。そのときにもわざわざお越しでしたので、ご自身が市政にチャレンジするというにもかかわらず、最後まで国会議員としてのお務めを果たそうというその姿勢に心から敬意を表しますというお話をさせていただきました。別室で桜井さん(桜井充参院議員)と一緒でしたけれども、桜井さんと一緒にお茶も飲ませていただいて、こういう事情ですので申し訳ございませんというふうに直接お話をさせていただき、私は菅原さんを応援させていただくことになりますというお話はいたしました。それに対しては特にそれ以上何も、郡さんからもありませんでした。頑張りますというお話でございました。清水の舞台から飛び降りるようなつもりで私も出ましたので頑張りますというお話、決意のほどが伝わってきました。
 奥山市長にはメールを送りました。事務所開きに参加した後に、今回いろいろと私なりに考え、4人の候補のいろいろな政策等を比較した結果、私は菅原さんを応援することにいたしましたというメールを送りました。メールの返事はありませんでしたが、昨日、(東北)絆まつりでお会いしたときに、メールご覧いただきましたかと言ったら見ましたよというようなお話でございました。それで、ああ私の気持ちは分かっていただいたというふうに感じた次第であります。

◆Q
 先週の知事会見で、候補者を選ぶポイントの一つとして奥山市政に近いかどうかというのも知事自身がおっしゃったと思うが、その点については今どのように考えているか。

■村井知事
 私は、恐らく菅原さんは奥山市長をほぼ継承しつつ、自分のカラーをどんどん出していく方だというふうに思っています。その他の方も奥山市政を批判して選挙に出るわけでは決してありませんので、基本的には皆さん奥山市政をある程度継承しつつ、自分のカラーをだんだん出していこうとされるのではないかというふうに思っています。

◆Q
 4人出ている中で一番奥山さんに近いスタンスの方は、優劣の近さはどのように考えるか。

■村井知事
 これは、私が言うとまた奥山さんに失礼だと思いますので、奥山さんに聞いていただきたいと思います。

◆Q
 考え方として、皆さんは奥山さんに対して、継承するスタンスとして同じところで、それプラスアルファで知事の考えに近いというところで決めたということでよろしいか。

■村井知事
 そうです。菅原さんが反奥山ということであれば私はちょっと応援できなかったかもしれないです。これは間違いなく応援できなかったと思います。奥山さんは大嫌いだ、奥山さんの政策が嫌だということであれば、距離を置かざるを得なかったと思います。奥山さんの市政を継承しつつ、さらに発展をさせたいという考え方でありましたので、それは大きな条件の一つであったと思います。

◆Q
 これまで仙台市という組織として走ってきたりそういう経緯もあったということで、知事が積極的に候補を応援するということに対して、市議会でも、批判まではいかないが、ちょっと危ぶむといったことがあったと思うが、その辺はこの間事務所開きに出て解消されたような感覚なのか。

■村井知事
 菅原さんにお話しして、私が前に出ることによって困るようなことがあるのであれば私は出ませんと。私は菅原さんを応援したいという気持ちなので、私が出ることによって足を引っ張るということになったら、それはもう本末転倒になりますので、その点は、市議会議員の皆さんのご意見もよく聞きながら遠慮なく言ってくださいとお話をしました。(菅原さんからは、)市議会の議員の皆さんにもお話をしましたけれども、知事が応援するということは今回非常にいいことではないかというようなお声が多かったので、ぜひ知事も前面に立って応援をしてほしいんですということでありました。従って、私もこのような形で前に出てマイクを持ったということでございます。ただ、やはりあいさつは市議会議員の先生が最初にあいさつをされて、次に私がということでありましたので、ちゃんと考えた順番をされているなというふうに思いました。
 あのときマイクを持ってお話ししましたけれども、やはり仙台市というのはしっかりと独立した東北一の大きな自治体で、仙台市の発展が宮城の発展、東北の発展につながりますから、私が仙台市に対して何らかの力を発揮するというよりも、仙台市が宮城、東北に大きな力を発揮していくような形をとらないと、宮城の将来、東北の将来はないというふうに思ってございます。菅原さんは仲のいい方ですけれども、何でも私の言うとおり聞くような人では決してありません。当然、そんな自分の意思を持っていない人ではございませんので、駄目なものは駄目だとはっきり言う方です。私も菅原さんに言われたら何でも聞くわけではなく、駄目なものは駄目だとはっきり言います。ただし、何でも遠慮なく相談できる関係にあるということです。これは非常に重要だということです。

◆Q
 出るか出ないかはあれだが、知事選挙が秋にある。その中で、先ほど選挙なので市長選挙がどうなるか分からないという話も知事からあったが、一人の候補者を支援することに対しての政治家としてのリスク的なものは感じていなのかどうか伺う。

■村井知事
 当然、賢く生きようと思うと中立でいたほうがいいのかもしれないです。ただ、私はやはり選ばれる側で、今までいろいろなリスクを抱えながら選挙に出てきました。そのときに、表では応援できないけれども、裏で一生懸命応援するよという方がたくさんおられますが、実質的にはそういう人は応援していないというふうに判断します。そういうどちらにも付けるような中途半端な言い方は、選挙に出る側からするとあまりよろしくない対応で、信頼できない対応です。逆に、こういう理由で村井さんを応援できないとはっきり言った方のほうが、今度は応援すると言ってくださったとき、本当に真剣に応援してくださっていました。ですから、中途半端に応援するよりも、白黒をはっきりさせて応援する・しないと言う人の方が私は好きです。自分の選挙のときですよ。裏を返せば、出馬なさる方の立場に立てば、はっきり言ってくれる人の方を信用するのではないかなと思いました。菅原さんが通るか通らないか、これは分かりません。でも、はっきりすることによって、どなたが当選しても村井はそういう人間だということをベースに付き合っていただけると、私はそう思っています。応援する以上は当選していただけるように全力で応援するつもりです。

▲ページのトップへ戻る

指定廃棄物に係る市町村長会議開催について

◆Q
 今週(6月)18日(日曜日)に指定廃棄物に関する市町村長会議を開催する予定ということで、県としてどのようなスタンスで会議に臨むのか伺う。

■村井知事
 18日に市町村長会議を開催することになりました。ただ、この先のことについては、まだ意見集約をしているところでございますので、どういうスタンスで臨むのかというのは、ぎりぎりまで分かりません。18日には、ただ会議をやって、さあどうしましょうかではまとまりませんので、まず肝心なのは、必ず聞かなければいけないと思っておりますのは、堆肥化、すき込み、これをやるということでありましたので、それぞれの自治体がどういう状況であったのかということを、今、事前に聞いておりますけれども、こういうことだということで、それでよろしいでしょうかということを確認します。その上で、県としてこういうことが望ましい、こういうやり方がより望ましいと思うのでいかがでしょうかということは提案しようというふうに思っておりますが、まだどういうふうに提案するかということがまとまったわけではないということでございます。

◆Q
 提案はまだまとまっていないという話だが、これまでも焼却処分について一番時間が短縮できて処分できる方法だということで、県で提示していたと思うが、どういった形でやるかは置いておいて、焼却処分という考えは変わりないということか。

■村井知事
 それも含めて今どういうふうに提案をすればいいのかということを検討している最中です。今日の段階でこういうふうにということを発表することは控えたいと思います。

◆Q
 まだ市町村への提案前だが、結論としてどれぐらいの時期をめどとして 考えているのか。

■村井知事
 18日にどういう提案をするのかということがまだ固まっておりませんので、今の段階では何とも申し上げられませんが、いつまでもだらだらというわけにはいかないだろうなと。早い段階で意見集約をすると。このままもうそれぞれの市町村任せにしますよというのも一つの結論ですし、県が前に出てこういうふうに調整をしてこうやりますというのも一つのやり方だと思いますが、いずれにしてもどうするのかということをできるだけ早く決定したいと思っております。いつごろというのはまだ申し上げられないです。

◆Q
 堆肥化の実験は、進行中というこの段階で市町村長会議を開くという、その意味するのは、まだ進行中であってもその先を見据えた結論を打ち出したいという考えなのか、それとも、まだ進行中であるので待ってほしいという市町が出てくる可能性もあるが、その辺はどう考えて18日という設定になったのか。

■村井知事
 去年12月にこの会議を開催したときに、4月以降、雪解け以降に開催しましょうというお話をしましたので、まずはこの時期に、言った以上はやはりしっかりやらなければならない。私はもう少し早めに、すき込み堆肥化の実証実験が始まって、この時期にある程度結論が出ているのではないかなと思っておりましたが、ほとんどみんな現在進行形だということです。ただ、現在進行形だからこの会議をやらないのでは、12月に言ったことが守られない、履行されないということになりますので、まずは会議をやる。そこで県の考え方を一定方向示して、そこで皆さんからもう少し待ってほしいということであれば、待つこともいいでしょう。あるいは、もう県は関わらないでくれということであれば、もう県は関わりませんということにもなるでしょう。あるいは県の提案のとおりこうしましょうということであれば、そうしましょうということになるでしょうということです。だから、結論はまだ全然見えていません。まずはもう少し18日までにいろいろな情報を集めて、こういうふうに提案すればまとまりやすいのではないかというたたき台を作って、それを18日にどんとぶつけていく。それで皆さんの反応を見ながら、意見を聞きながら、宮城県の責任者としてある程度意見を集約していくということです。

▲ページのトップへ戻る

県民防災の日に当たって

◆Q
 本日、宮城県沖地震から39年目に当たり、県民防災の日ということで総合訓練が行われているが、この日を迎えて防災に対する知事の考え方を教えてほしい。

■村井知事
 39年前の6月12日に宮城県沖地震がございました。あの地震で建築基準法が変わったわけであります。現在の基準に変わりました。それだけ社会的にも大きな影響を与えた大災害でございました。その後、岩手・宮城内陸地震や東日本大震災を経験いたしましたけれども、やはりあの宮城県沖地震が起きた状況というものは忘れてはならないと思っております。今回の東日本大震災も合わせまして、より踏み込んだ対策が必要であろうということで、広域防災拠点や圏域防災拠点をさらに整備する、あるいは機材を準備するといったようなことを今やっているところでございます。こういった訓練を不断に行うことによって次の災害に備えていくということが重要であろうと思います。

▲ページのトップへ戻る

国家戦略特区への申請について

◆Q
 先日の国会議員への要望の中にもあったが、介護福祉に関して国家戦略特区の申請を県で検討しているということだが、どういう状況か説明してほしい。

■村井知事
 まだ少し拙速(せっそく)かとも思いましたが、国家戦略特区にチャレンジしていくに当たって、国会議員の皆さんの応援が必要であることを、こちらからこういうことを考えていますよということをあらかじめある程度は意思表示しておかないと、政府側も対応に苦慮するのではないかということで、今回、政府要望の重点事項の中に急遽入れました。まだ制度設計がされていません。途中です。ですから、こういったことは極めてレアケースですけれども、特に総理が、被災地に光を当てる意味でも国家戦略特区を、(一部報道では)福島というような表現をされましたけれども、国家戦略特区をできるだけ活用したいというような旨のお話をなされましたので、ここはひとついいタイミングだろうと考えております。
 特に沿岸部の被災地は、今、介護福祉にかかわる人材が非常に不足しております。やはりこれを補わなければならなりませんが、従来のやり方だけではなかなか補えない。それを外国人であったりあるいはロボットであったり、こういったもので補えるような方法を考えなければならないと思っています。そのためにはある程度のインセンティブも必要でございますので、そのインセンティブ分を国家戦略特区で補えないだろうかというふうに今考えて調整をしています。
 難しいのは、例の加計学園の問題もございまして、国家戦略特区に対して今は少々政府自体が二、三歩ずっと引いている状況です。ですから、普通こういうのは政治家主導でお願いしていきますけれども、今、政治家主導でやろうとすると、また何かを忖度(そんたく)したのではないかというようなことになりかねないというようなこともあって、あえてこうやって入れさせていただいたということです。ですから、もしかしたら国家戦略特区として門前払いになる可能性もありますが、だからあえて入れさせていただいたということ、踏み込んで入れさせていただいたということでございます。

◆Q
 申請はいつぐらいを考えているのか。

■村井知事
 まず、申請する前に、事務方同士ですり合わせをして いけそうな段階で、あと一押しを政治の力でというところまで持っていかないといけませんので、なるべく早くとは思っていますがが、今年度の申請で出せるかどうかまで分からないような状況です。そういうようないろいろな判断があって、今回、重点要望の中に入れさせていただいたということです。

◆Q
 具体的には、介護福祉士の受験資格が外国人だと2回を3回にするということか。

■村井知事
 そういった回数の問題もございますし、とにかく人手不足だと嘆いているだけではなくて、何らかの形でそれを穴埋めできるような方策を早急に対応していきたいというわれわれの考えをぶつけていこうと思っています。

▲ページのトップへ戻る

行政における公文書の在り方について

◆Q
 今のことと多少関わるが、加計学園の問題で、特に文書や証言が出た際に文科省が再調査するかしないかで随分とどたばたがあったが、地方の知事として、こういう中央の、特に文書の再調査の在り方などについてどのように考えるか。

■村井知事
 宮城県では、情報公開条例、また規則でどういった文書を公開するのかということがしっかりとルール化されています。かなりハードルが低いです。(前宮城県知事)浅野(史郎)さんのときに作ったもので、私は手を加えていません。相当ハードルは低くなっていまして、恐らく、公開を求めている方に不利益になるような形にはならないというふうに思いますので、宮城県の場合はこのような問題にはならないだろうというふうに思います。

◆Q
 今回の場合、再調査をすべきだという野党の要求や国民の声がかなり高まっていたにもかかわらず、文科省がなかなか再調査に踏み切らなかった。その行政の姿勢についてはどのように考えるか。

■村井知事
 これは文部科学省の問題ですので、私どもがそれに対してどうこう言うのは失礼に当たると思っています。ただ、基本的には、税金で成り立っている組織ですので、やはり国民の知る権利をできるだけ閉じないように、もっと門戸を開くようにするということは重要だろうと思います。一般論ですけれども。

◆Q
 そうすると、時間はかかったが再調査に応じるというその姿勢については評価するか。

■村井知事
 そうですね。いいと思いますね。

▲ページのトップへ戻る

石川利一県議の死去について

◆Q
 先日、県議会議員の石川利一さんがお亡くなりになった。知事の所感を伺う。

■村井知事
 (県議会議員)2期目でいらっしゃった、非常に温厚な性格でありました。仙台市役所でたしか局長級までお務めになったのではないかなと思います。行政経験もあった方でありましたので、よく質問に立たれて、素晴らしい質問をされておられました。実はこの間、総理が来られたときに名取をご案内いたしましたけれども、たしか4月だったと思いますが、一緒に同行されて、その際には全く病気だというような様子ではありませんでした。一緒に歩きながら雑談などをしながら総理の後ろを付いて行った、あれが最後になってしまいました。健康そうでまだまだ議員としてお務めいただける方だと、そう信じておりましたので本当に残念であります。心よりご冥福をお祈りいたします。

▲ページのトップへ戻る

米国の「パリ協定」の離脱表明について

◆Q
 少し古い話になるが、トランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明した。知事は水素社会を叫んでいるので、再生可能なエネルギーが大事かと思うが、一方でトランプ大統領は、なぜパリ協定を離脱するか 石炭産業を支持するためというようなことだが。そういった世界の温暖化問題を揺るがしかねないトランプ大統領の表明について知事の意見を伺う。

■村井知事
 余りにも大きな話ですので一自治体の長がコメントをするのは難しいですけれども、中国とアメリカが主導して排出抑制に努めなければ、日本のように環境先進国がいくら頑張ったところで限界があるというふうに思います。そういった意味から、パリ協定に至るまでの非常に長い時間をかけた先人たちの努力を踏みにじる結果になってしまったと思います。そういう意味では非常に残念に思います。

◆Q
 知事自身としてやはりパリ協定は非常に重要な協定だと。

■村井知事
 そうですね。アメリカと中国が批准したということは非常に大きい成果であったと思っておりますので、それを大統領が代わったからといって前大統領がサインしたものをほごにするというのは、私は由々しき問題だろうと思います。サインをする前なら、TPPならこれは大統領が代わったのでいったん止めるということはあってもいいと思いますけれども、いったんサインしたものを離脱するということであればこれは全ての前提が狂ってきますので、やはり私は問題だと思います。

◆Q
 石炭産業を支援するというようなトランプ大統領の方針のようだが、今、温暖化対策ということで脱石炭の流れが進んでいる中で、こうした石炭産業に対して知事としてはどういう考えか。

■村井知事
 石炭も当然一つの大きな産業であろうかと思いますが、これは石炭に限らず全ての産業が当てはまることですけれども、環境というものを常に配慮をした上で、決められた範囲、決められた基準の中で、ルールの中でその産業というものを育成し、発展させていくということが重要だろうと思っています。石炭が全て駄目ではないというふうに思いますけれども、その活用については決められたルールをしっかりと守り、やはりわれわれのこの大切な地球を、これから生まれてくる子どもたちにもいい形で引き継いでいかなければならない、それを大前提に考えていくべきだろうと思います。一つの産業を守ることだけで全てを台なしにしてしまうというような発想は、私はリーダーとしてあまりいい形ではないだろうと思います。そうありたくないなと反面教師にしたいと私は思います。

▲ページのトップへ戻る