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宮城県知事記者会見(平成29年5月29日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月30日更新

知事定例記者会見

東京オリンピック・パラリンピックの費用負担について

◆Q
 先日、丸川五輪担当大臣が、運営費を含めた費用負担について、東京都外の自治体にも一定の負担を求める発言があり、村井知事をはじめ県負担は筋が通らないという考えを示していたが、現在の認識を伺う。また、31日に自治体と組織委員会の連絡協議会があるということだが、出席するお考えか。

■村井知事
 まず考え方でありますが、事前に国や組織委員会、東京都からわれわれに負担を求め、具体的に幾らだといったようなお話はございませんでした。そういった意味からは、寝耳に水の話でありました。これは宮城県のみならず、ほかの自治体も同じではないかと思います。
 以前から言っておりますように、一番大切なことは国家プロジェクトの一つでもありますオリンピックを成功させなければならない。これは最優先だと思ってございますので、国の外に向けて、日本が費用分担でもめているというような印象を与えないほうがいいだろうと思っております。しかし、厳しい財政事情の中で行政運営をしている身としては、言われたとおり、はい分かりましたと、すぐ言うわけにもいかないわけでございます。お互いいろいろな主張がございますでしょうから、まずは東京都以外の自治体と足並みをそろえることが大切だと考えてございます。まずいろいろ意見交換をさせていただき、われわれの統一した意見を取りまとめて、国や組織委員会、また東京都の方にお伝えすることが大切であろうと考えております。
私が韓国にいる間に、小池(東京都)知事から電話がかかってまいりました。具体的に細かい話はありませんでしたけれども、自治体にも、宮城県にも一部負担をおかけすることになりますが、協力をお願いしますというお話でございました。首長同士、細かい数字の話はできませんので、宮城県といたしましてはできる限りの協力はさせていただきたいと思っておりますというご返事をさせていただきました。
 5月31日の協議会については、行く予定にしております。

◆Q
 他の自治体と足並みをそろえてということは、31日までに期限を区切らず今後議論していくということか。

■村井知事
 まず31日の協議会でどういう話し合いになるのか、それを見ながら考えていくことになるだろうと思います。

◆Q
 今回の議論の進め方について、頭越しという言葉が正しいかどうか分からないが、必ずしも東京以外の自治体の意思がこの話し合いに反映されていないようにも感じるが、この議論の進め方についてどうお考えか。

■村井知事
 東京都の職員の方からは、宮城県の担当の方にはちょくちょくお電話をいただいておりますけれども、このような大きな意思決定をされるときには、事前にしっかりと打ち合わせをするということが重要であろうと思います。今回のオリンピックの一連のごたごたが、こういったところにも顕在化しているのではないかなと思います。やはりしっかりとリーダーシップを発揮していただきたいなと思いますね。

◆Q
 これから恐らく相談しながら決まっていくと思うが、宮城県として基本方針というか、こういうものならば払うのもやむを得ない、こういうものは払うべきではないという大きな考え方はあるか。

■村井知事
 大前提といたしましては、オリンピックに係る施設整備がございます。その中にはオリンピックが終わってから撤去しなくてもよい恒久施設がございます。こういうものについては、当然われわれが負担しても仕方がないだろうと。明らかに仮設で、終わったらすぐ撤去するもの、これについては組織委員会なり東京都なり国が負担をしていただくべきだろうと。そして、グレーの部分については話し合いがなかなかつかないようであれば、これはもう宮城県が責任を持ってもいいのではないかと考えています。
 問題は運営費などのソフト面ですね。これはわれわれ自治体が負担するのは、仮設と同じような定義に当てはまると思いますので、運営費については国または組織委員会、東京都が負担をするのがふさわしいのではないかと思います。

◆Q
 31日の協議会に出席される予定ということだが、ほかの自治体の首長と一緒に参加することを事前に打ち合わせた上で行く予定なのか。

■村井知事
 31日にこういう話し合いの場があると伺いましたので、代理ではなく、私自ら行ったほうがいいだろうと判断いたしました。まだ、県庁内の詳しい打ち合わせをしておりませんので、もう少ししてからはっきりすると思います。

◆Q
 3者の会議の中に参加できるという認識か。


■村井知事
 日にちは5月31日で決まっている。そして、4者(国、組織委員会、東京都、都外自治体)で協議をするということも決まっている。恐らくほとんどの自治体は出てくるだろうということまでは決まっているんですが、何時にどこで、またどういった内容を話し合うのかというところまではまだ決まっておりませんので、それを現在協議中だということであります。

◆Q
 知事が言った基本的な考え方というのは示せればいいなと思われているということか。

■村井知事
 そうですね。トップが集まって、あまり細かい話はできないと思いますので、大枠が決まればいいのではないかなと思います。恐らく今回、唐突にこの400(億円)という数字が出てきたので、それに対する不満も出るのではないかなと思います。

◆Q
 小池知事から連絡があった際に、宮城県として負担しなければならない部分はということで回答されたということだが、丸川大臣が自治体から合意を取り付けているというような趣旨を話していたが、それは知事から申したという受け止めというか、理解をされているのか。

■村井知事
 いや、違います。私からできるだけ負担をしますと言った部分は、さっき言ったグレーの部分です。解釈でどちらともとれる部分がございますね。こういった部分は私も負担をしていいですよという意味で言いました。それをまた小池知事がどう受け止めたかは分からないですけれども、その辺はやはりこれからきちんと詰めていかなければいけないのではないかと思います。

◆Q
 その400億円とか運営費について合意したという事実はないということか。

■村井知事
 ありません。恐らくどの自治体もみんな同じではないでしょうか。いずれにしろ紙にしっかり記録として残ったものが出てくると思いますので、その文言、これがいかようにも解釈できるような形ではなく、やはりしっかりとお互いが納得できる、理解できるような形にしなければならないと思っておりまして、恐らく今度の協議会ではその辺が大きなテーマになるのではないかなと思います。

◆Q
 宮城の負担でも仕方ないという部分は、どういった解釈があるか。

■村井知事
 例えば、芝生です。今、宮城県は、特にあそこ(ひとめぼれスタジアム宮城)の芝生を改修する必要はありません。今のままで十分使えるんですよ。従って、芝生はオリンピックのために全部張り替えるわけですので、これを払う必要はないというのがわれわれの主張です。ただ、あちら側はオリンピックが終わってもその芝は使えるでしょうという言い方をされると思います。さらに踏み込んで言うと、芝生は何十年も使えるわけではありませんので、そういった意味では今回使った後にしばらくすると使えなくなる、必ず張りかえなければいけないわけですから、今回分は仮設扱いにしていただきたいと。どこまでもそう主張したいんですが、恐らく平行線をたどることになるのではないかなと思います。そういった場合は、われわれの負担ということもやむなしではないかなと。そういった部分ですね。どちらでも解釈できるような部分、そういったことを私は言っているわけであります。

◆Q
 先ほど基本的なところで大枠で合意できればいいという、31日の協議会のことで言われたが、費用負担のところで確認だが、大枠で国、組織委、都と都外の自治体の中で、費用負担のところの大枠が決まればいいという認識でよろしいか。

■村井知事
 そうですね。金額まで決まるかどうか分かりませんが、こういったものは誰々が、こういったものはどこどこが負担するんだというようなことを、しっかりと明文化していくということが重要だと思いますので、その辺の話し合いをするための協議会だと私は認識しております。ただ、これから具体的にどういう話し合いをするのかということを、今事務方と詰めておりますので、もう少しお時間を頂きたいと思います。31日までには決まると思います。

◆Q
 では、金額に関しても31日の中で各自治体で合意できるのではないかという見通しか。

■村井知事
 それはやってみないと分かりません。

◆Q
 では、もしかしたら結論がまた延びるかもしれないと。

■村井知事
 そうですね、可能性はあると思います。ただ、個人的には、あまりもめているという印象を国内だけではなく、海外やIOC(国際オリンピック委員会)にまで伝わりますから、国内でごたごたもめているんだというような、しかもお金のことでもめているんだというような印象は与えたくないという思いを持って臨みたいと思っております。

◆Q
 先ほど知事は、小池知事にはリーダーシップを持ってほしいと、一連のごたごたが顕在化しているのではないかと言ったが、一連のごたごたとはどういう部分を指しているのか。

■村井知事
 先ほど言ったリーダーシップを発揮してほしいというのは、国の丸川大臣であったり、小池知事であったり、組織委員会の森会長、3者について言ったということです。それぞれの自分の立場を考えてリーダーシップを発揮してほしいということで、小池知事のことだけを言ったわけでは決してありません。3者について言いました。
 一連のごたごたというのは、この間の東京都知事選挙が終わった以降、組織委員会と東京都と、ボート競技も含め、宮城県もその中に巻き込まれたような形になりましたよね。こういったようなことを指したわけであります。

◆Q
 豊洲市場の問題など、さまざまな問題を東京都は抱えていると思うが、そちらからの影響を感じたりするか。

■村井知事
 それはないですね。オリンピックはオリンピックで切り離して考えるべきだと思います。

◆Q
 運営費は国か組織委、東京都が負担するのがふさわしいと言われたが、その論拠について具体的に伺う。

■村井知事
 ソフト面でありますけれども、運営費は仮設と全く同じような見方ができます。オリンピックがなければ全く必要のない経費、誰が見てもそうですよね。ソフト面、警備面、運営面は、オリンピックのためだけに発生する仕事でございますので、これは仮設と同じような取り扱いをするべきだろうと考えたということであります。

◆Q
 先ほどのグレーな部分は、実際にどれくらいかかりそうなのか。県で試算している額はないのかどうか。仮に負担しなければいけなくなった場合、財源をどのように考えているか。

■村井知事
まだグレーはグレーで、どれが白で、どれが黒かということは決まっておりませんので、そういった試算は一切しておりません。ただ、東京都の試算でだいたい宮城県にかかる負担は、27億円ぐらいが仮設でかかるのではないかと言われておりますので、その内訳について今詳細に詰めているところでございます。その中で、これもそちらじゃないでしょうかというような話はこれから出てきて、その辺のせめぎ合いが水面下で出てくるということだと思います。
 それから、財源ですけれども、これはまだ分かりません。最悪の場合は、県の一般財源からの持ち出しということになると思います。ただ、国から特別交付税措置があるかもしれませんし、これはまだ分からないということであります。これもこれから詰めていくことになります。宮城県はサッカー競技だけですので、ほかの競技をたくさん抱えている他の県に比べると影響は小さいと思います。しかし、大切な県民の税金を使って行うわけですから、何でもいいというわけには決していきません。何度も繰り返して言いますが、一番重要視しておりますのはオリンピックを成功に導くこと。そして、世界に向けて日本は素晴らしい国だということをアピールする。たくさんのお客さんに宮城に来ていただき、日本に来ていただき、喜んでいただいて帰っていただくことです。これが一番重要だということで、その軸だけはぶれないようにしていきたいと考えているということであります。

◆Q
 ボートの誘致のときに復興基金を財源にしたり、そういうものを一部充てられないか、復興五輪だという趣旨も踏まえて言えば、そういうことも考えられなくはないのかと思うが、最悪一般財源ということもあるというお話だが、その辺の認識はどうか。

■村井知事
 今のところはそのような議論は県庁内では出ておりません。ボートの場合、かなり大きい金額になりましたので、ちょっと県の一般財源だけで拠出するというのは大変だなというのがあったんですが、サッカー競技だけですので、そういった意味では、ボート競技場を抱えるよりはかなり負担は小さくなっておりますので、その心配はしなくてもいいのではないかと個人的には思っております。

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仙台市長選について

◆Q
 以前、知事は経済界からの出馬も一つの選択肢ではないかと話されたが、先日、清月記の菅原社長が正式に出馬表明をされた。このことの受け止めと、具体的にどのような支援をするお考えか。

■村井知事
 菅原さんは以前からよく存じ上げている方でありまして、素晴らしい経営者であります。そういった意味では、仙台市長にふさわしい方であろうと思います。ただ、現時点においては、ほかにも出馬をしたいと模索をされている方がおられるようでございますので、全体の候補者が見えてくるまでは、私としての意思表示は控えたいと思っております。従って、どのような支援を考えているのかということでございますが、支援するかどうかも含めて、現在は白紙でございます。

◆Q
 民進党の候補者選びの中で、前の国会議員の林宙紀(はやしひろき)さんが離党して出馬する表明をしている。民進党内の動きについて所感があれば伺う。

■村井知事
 これは民進党の中の問題でございますので、私が言及すべきではないと思います。政党にこだわらず、仙台市政をよくしたいという林さんの志を非常に高く評価しております。誰が出馬をしても大変厳しい選挙になると思いますので、よくお考えの上、決断されればよろしいのではないかと思います。林さんも大変能力の高い、素晴らしい人物で、仙台市長にふさわしい方だろうと思います。

◆Q
 今日のところは支持は白紙ということだが、候補者が出そろうのは立候補締め切りまで時間がかかるが、いつごろ知事として候補者の支持を決めるお考えか、タイムスケジュールのようなものはあるか。

■村井知事
 いえ、そういうものはございません。もう近いうちに候補者は出そろうのではないかと思っております。それを見ながら、私がどのようにすればいいのかということをよく考えたいと思います。

◆Q
 候補者の支援をするかどうか、価値判断の基準はどこにあるか。

■村井知事
 一番は、この仙台市がよくなればそれでいいということではなくて、宮城県に対する影響、東北全体に与える影響が非常に大きな都市でございます。東北6県の中で唯一の政令指定都市でございますから、この仙台市を東北の中でどう位置づけて、どのように発展させることによって、宮城県や東北を引っ張っていこうとしているのか、そういったようなことが具体的な政策で見えるかどうかだと思います。

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宮里藍選手の引退表明について

◆Q
 東北高校で3年間過ごした女子プロゴルフの宮里藍選手が、正式に引退表明をしたが、知事の所感を伺う。

■村井知事
 宮里選手が今回引退なさるという報道をお聞きいたしまして、大変寂しく思いました。日本国内のみならず世界で活躍されて、素晴らしい成果を残された、歴史に名を残す名プレーヤーであったと思っております。まだお若い方なので、これからも後進の育成のみならずご自身がいろいろなところで活躍する場があろうかと思います。宮城県に縁のある方でございますので、今後とも宮城県といい関係を続けていただきたいと思います。ご苦労さまでしたとお伝えしたいと思います。

◆Q
 宮里選手に対し、あらためて宮城県で何かすることは考えているか。

■村井知事
 今のところは考えておりません。基準がありますので、その基準に照らし合わせて該当するかどうかということをよく確認してみたいと思います。

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北朝鮮の弾道ミサイル発射について

◆Q
 北朝鮮が今朝日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。これについて知事の所感を伺う。

■村井知事
 国際社会が何度もやめるように勧告しているにもかかわらず、それを無視してミサイルを何度も発射しているその姿勢に、大変強く憤りを感じます。国際社会に反旗を翻しているわけであります。政府を挙げてこの対策に、いざというときの備えに万全を期しておりますけれども、一番大切なことは、こういった日本国民、世界の人類を不安に陥れるような、こういった行為をやめることだと思っております。引き続き世界の声を集約して、抑止に向けて、やめさせるように働きかけていくことが何よりも重要だと考えております。

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