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宮城県知事記者会見(平成29年5月8日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月9日更新

知事定例記者会見

伊達政宗公生誕450年記念缶バッジについて

■村井知事

 平成29年が伊達政宗公生誕450年に当たりますことから、県ではそれを記念して缶バッジを製作いたしました。この缶バッジは、機運醸成及びおもてなしの一環として広く発信していくことを目的に、3万5,000個の配布を計画しております。本日5月8日以降、宮城県商工会議所連合会や宮城県商工会連合会など関係団体に順次配布することとしておりますのでお知らせいたします。

 なお、一般の方向けといたしましては、県庁1階の観光情報発信センター(観光インフォメーションコーナー)でも配布しております。数に限りがございますので、なくなり次第終了といたしますのでご了解いただきたいと思います。

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汚染廃棄物の処理について

◆Q

 まず、県として、市町村で一斉焼却を目指すという方針は変わりないか。その上で、4月末の市長選挙で、一斉焼却に慎重だった栗原と登米の両方の市長が交代となったが、県としてはどのように理解を求めていく考えかを聞かせてほしい。

■村井知事

 できれば一斉焼却が望ましいと思ってございますが、今のところは堆肥化、減容化をそれぞれの自治体で取り組んでおりますので、その進ちょく状況、考え方、そういったようなものをしっかりとお聞きした上で、どのようにすればいいのかということを今後検討してまいりたいと思ってございます。

 首長がかわったから何らかの対応をするのかということでございますが、今のところは全首長と等距離のお付き合いをさせていただこうと思っておりますので、新しい首長になったからといって特段の対応をするということは考えておりません。栗原市も登米市も減容化、堆肥化に向けて進めているということでございますので、その進ちょく状況等をお聞きして、その上でどうすればいいのかということを総合的に考えていきたいと思っております。

◆Q

 指定廃棄物の対応を協議する市町村長会議について、半年後をめどに(開催する)と12月に言っていたと思うが、それについてはいかがか。

■村井知事

 今月下旬に市町村長会議がございますが、それはもうだいたい決まった議題がありますので、その場で話し合うのは恐らく難しいと思っています。別途、あらためてこの指定廃棄物に特化した市町村長会議を開催したいと思ってございます。従って、ゴールデンウイーク明けでして、首長がかわったばかりでもありますので、恐らく5月下旬の市町村長会議後の開催ということになるのではないかと思っております。これから日程調整を進めてまいります。

 ◆Q

 半年後ということは6月ぐらいか。

■村井知事

 できれば6月中に開ければと思っておりますけれども、議会がございますので、よく日程調整をしてみたいと思います。

◆Q

 仙台市長選が7月に行われるが、焼却炉を使わせてもらう関係で、その影響についてはどのように捉えているか。

■村井知事

 当然、首長選挙というのは非常に大きな節目になりますけれども、次々といろいろな首長選挙が行われます。議員選挙や国政選挙も行われますので、選挙の日程を考えて話を進めておりますと話が前に進みませんので、今いる首長、あるいは選挙が終わってかわったら新しくかわられた首長をベースに、今いる人たちで議論をしていくということが重要であろうと思っております。6月(に市町村長会議を開催する)ということになりましたならば、仙台市の場合は奥山市長が現職でおられますので、奥山市長のお考えを尊重しながら話を進めていくということになろうかと思います。

◆Q

 奥山市長は非常に理解もあって、焼却炉を使わせていただくことも確認がとれている部分もあると思うが、次の市長についても同じような考えの方になってほしいというところはあるか。

■村井知事

 仙台市が大変能力のある焼却炉をお持ちですので、何をやるにしても、やはり仙台市の協力なしには、少なくとも焼却ということは難しいのではないかと思っておりまして、仙台市の協力というのは大前提となりますので、引き続きご理解を頂けるようなことが望ましいと思っております。

 

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仙台市立中学校の男子生徒の自死を受けて

◆Q

 仙台市立中学校の生徒が4月末に自殺し、いじめの有無や因果関係が今問題になっている。この数年で3件目ということで、異常とも言える経過だと思う。仙台市の教育委員会は、当初いじめはないと説明していたが、後にあったという説明に変えている。これは仙台市教委の対応ではあるが、知事として、こういう行政の対応について、考えるところや受け止めがあれば聞かせてほしい。

■村井知事

 まずもって、自ら命を絶ってしまわれたということでございますので、亡くなられた生徒の方に心からご冥福を申し上げたい。また、ご遺族の皆さまにご冥福をお祈りしたいと思います。

 この問題は仙台市の中学校での事故でもございまして、また、所管が仙台市教育委員会でございますので、私から踏み込んだコメントをするべきではないと、このように考えております。ただ、新学期が始まって間もないこの時期に自死という痛ましい出来事が起こったことに、大変心を痛めております。

 現在、仙台市教育委員会が、いじめのあったことを認めまして、いじめと自死との関連性について慎重に調査していると伺っております。先ほど幹部会がありましたけれども、県の教育長、県教委からは5月1日付で仙台市を除く市町村教育委員会宛てに、新年度における児童生徒の見守り等の強化、県教委が作成したいじめ対応の手引きの活用について、あらためて依頼をしたというふうに報告がございました。

 近年、立て続けにこういったことが起こっているということは、仙台市教育委員会としても重く受け止めていただきたいと思っております。

◆Q

 県教委として、その事案を受けた対応というのは、今おっしゃったようなことで全てか。

■村井知事

 はい。詳しくは県教委のほうに確認していただければと思います。

◆Q

 去年の10月だったと思うが、2015年の小中学生のいじめ発生件数が宮城県はワースト2位、不登校もワースト2位だった。そういう現状がある中でこういった仙台市での痛ましい事故があったということで、やはり県全体としていじめの件数が多いという現状があると思うが、そういったことに対して、知事としては、どうしていかなければいけないという思いはあるか。

■村井知事

 恐らく、このいじめの問題というのは一つ一つ異なった理由があろうかと思いますので、大くくりにしてこのようにすればいいという対処の仕方があるわけではないと思います。従って、しっかりと個別に親身になって、いじめられている側の生徒の意見、考え方をよく聞いて、それに対応していくしか方法はないだろうと思っております。

 いずれにいたしましても、こういった事実があったことを包み隠さず正直にオープンにすることによって、問題の原因となる部分がよりしっかり分かってくる、対処の方法が分かってくるかというふうに思いますので、一番大切なことは、隠すようなことのないように、しっかりと包み隠さず正直に、つまびらかに明らかにしていくということではないかなと思っております。

◆Q

 明らかにすることで、より防ぐことができるということか。

■村井知事

 明らかにすることで、問題、深い部分にある、表にあらわれない部分、そこがより浮き出てくるのではないかなと思います。そこにどのようにして対処すればいいのかというのを個別に一つ一つ案件として考えていくということが重要ではないかと私は思っています。いじめはこうすれば解決できるんだという問題ではなくて、いろいろな環境が複合的に絡まって発生し、また、同じことを言われても受け止め方が生徒によって違ってくると思うんですね。われわれもそうですけれども。従って、個別の事情をしっかりと細かく見ていくということが何よりも重要ではないかなと思っています。そのための特に教員の皆さんの資質を向上していくということが重要でございますので、そういった教員の資質を上げていくような取り組みというのは、県教委や市町村教委で、しっかり対応していく必要はあるだろうと思います。学校任せ、教員任せでもだめだというふうに思います。

◆Q

 今回、仙台市の教育委員会の対応で、当初いじめはないとしていたのに、あると変えた理由として、文部科学省からこれはいじめの重大事態であると指導されて態度を変えたということがあるが、そのあたりの対応についてはどう考えるか。

■村井知事

 私は詳しい事実は分かりません。文部科学省から言われたから言っていることを変えたのか、文部科学省からそういう指摘があった後に新たな事実が判明したからなのかも分かりませんし、その点については、大変恐縮ですけれども、仙台市教育委員会のほうに確認していただきたいと思います。

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仙台市長選挙について

◆Q

 以前、知事は経済界からということを話していたが、連休が明けて市長選が近づく中で、あらためて市長選挙についてどのような考えがあるのかを伺う。

■村井知事

 私は経済界からとは一言も言っておりません。何度も申し上げていますけれども、今まで官僚から選ばれたり市役所の中から選ばれたり政治家から選ばれたりといったようなことがあったと思いますけれども、経済界から選ばれるという選択肢もあるのではないでしょうかという言い方をいたしました。従って経済界から選ぶべきだとは一言も言っておりませんので、報道を間違えないようにお願いしたいです。

 市長選挙がだんだん近づいているということですけれども、まだ2カ月以上、投票日までございますので、それぞれの立候補を考えている方が慎重にご検討なさっていると思っております。選挙に出るということは、私もそうでしたけれども、大変大きな決断になりますので、これは当然慎重になってしかりだと思います。よくよくお考えになって、そしてできれば多くの方に手を挙げていただいて、選択肢をたくさん市民の皆さまに示した上で、この100万都市仙台のリーダー、次のリーダーを選んでいただきたいという思いでございます。

◆Q

 元衆議院議員の大久保三代さんが意向表明をされたが、大久保三代さんの評価、受け止めをお願いしたい。

■村井知事

 非常に立派な方でございます。衆議院議員を1期お務めにもなっておりますので、仙台市長としてふさわしい方のお一人だろうというふうに私は評価をしています。

◆Q

 先ほど、多くの方が手を挙げて選択肢が多いほうがいいということだった。恐らく震災復興が重要だということはどの候補も同じようにおっしゃると思うが、知事自身、今の仙台市長、仙台市政で意見が分かれるかもしれない争点というか、今議題になりそうなものは何かあるか。

■村井知事

 私自身いろいろ思いはありますけれども、ここでそれをお話しいたしますと、また市長選挙に関与しているんじゃないかということでいろいろ批判も出てきますので、これはもう立候補なさる方がいろいろ自分の思いの丈をお話しいただいて、その中で私もいろいろ聞かせていただき見させていただいて、一番私の考えに近いと思う方を応援するという形にさせていただこうと思います。私の思いは、ここで話すのは控えたいと思っております。

 

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安倍首相の憲法改正に関する発言について

◆Q

 先日、安倍総理が憲法改正に触れる発言をされた。その内容が自衛隊の存在を明記した上で、2020年に新しい憲法を施行したいというご発言だったが、それについての所感を伺う。

■村井知事

 私は、皆さんご存じのとおり自衛隊、自衛官出身でございます。防大4年、自衛隊8年、勤務をいたしました。私が防大や自衛隊にいたころに比べて、今は国民の自衛隊に対する理解、信頼度というのは非常に高まっていると思います。恐らく自衛隊は必要ないという国民はほとんどいないのではないかと思います。今まで自衛隊の諸先輩たち がずっと頑張ってこられた結果がこのような形になったのではないかと思います。従って、国民が自衛隊を必要としているということをはっきりさせるということは重要だと思います。憲法違反ではないかということをおっしゃる憲法学者がいるというようなことのないようにしていただきたいという思いは個人的には強く持っておりますが、しかし、憲法改正というものは、この国家の、日本の最も重要な基本法でございますので、その改正については広く国民の意見に耳を傾け、国会議員の中だけで決めるのではなくて、広く国民の意見に耳を傾けて、改正するかどうかも含めて議論した上で、ご検討いただきたいと思っております。拙速に事を進めるべきではないだろうというふうに思います。

◆Q

 総理は高等教育の無償化を巡るご発言もされた。それについての今後 考えを示されたが、それについてはいかがか。

■村井知事

 この(高等教育の)無償化を憲法に明記しなければできないのかどうかということも含めてですが、よくご議論いただきたいと思います。

◆Q

 憲法改正について、今知事は拙速に事を進める必要はない、慎重に、国民に広く意見を聞くという話をしたが、安倍首相が2020年というスケジュール、時間感覚を示したことについて、これは2020年までにということはあまり考えないほうがいいのではないかということか。

■村井知事

 安倍総理はこの国のリーダーですので、リーダーがいついつまでに何々をしたいと言うのは、これは当然のことだと思います。従って、安倍総理が2020年までに憲法を改正したいとおっしゃったことについては、これはもう総理としてそういう考えを示すのは当然のことだろうと思っております。

 ただ、私が思うに、2020年ということはあと3年しかございませんので、その3年でやるということは相当ハードルが高いだろうという思いは持って、そのコメントを聞かせていただきました。

◆Q

 憲法学者の木村草太さんなどが、国民投票にかけるお金が莫大なことになるので、それならばもっと違うことに、例えば奨学金なども考えたらどうかということを平場のところでお話しになっていた。憲法改正にかけるそれだけの費用、そういうものとの勘案について、知事の考えを伺う。

■村井知事

 これは民主主義の国家において基本法を変えるわけでございますので、お金だけで判断するべきものではないだろうと思います。やはり(憲法改正を)やるとなると、当然しっかりとした議論をして、時間をかけて、お金をかけて国民投票をした上で、そして国民の理解が得られることが前提となりますので、そこは木村先生とは考えを異にしております。

 

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