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宮城県知事記者会見(平成29年4月17日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月18日更新

知事定例記者会見

4月16日告示の県内4市長選挙について

◆Q

 昨日、石巻市、東松島市、登米市、栗原市の4つの市長選挙が告示された。被災地も含めて非常に注目されている選挙だと思うが、知事はそれぞれの争点についてどのように考え、どのような論戦を期待するか。

■村井知事

 個別に申し上げるのではなく、まとめて申し上げますと、石巻市、登米市は現職が出馬されています。また、栗原市については元副市長でありまして、現職の市長が明確に後継指名をしておりますので、石巻、登米、そして栗原につきましては現市政の継承か否かということが最大の争点になるだろうと思います。

 それから、東松島市につきましては3人とも新人でございますが、復興がかなり進んでいる地域でございますので、復興後の在り方、またハードからソフトに変わってきますけれども、そういった復興の最終段階をどのようにするのかといったような具体的な施策が争点になるのではないかと思います。

 期待する論戦でございますが、やはりできるだけ具体的な政策を掲げて、それぞれの市民に分かりやすく説明をしていただきたいと思っております。昔教わった言葉に空体語、実体語というのがあります。「明るい社会」とか「夢のある福祉」とか、こういうものを空体語といいまして、具体的にこうしたいんだというようなことを掲げるのが実体語というふうに教わったことがあるんですけれども、とかく選挙というのは空体語になりやすいんですね。誇りの持てる何々、夢のある何々、豊かな何々、こういったようなことは何をすればそうなるのかということが分かりませんので、できるだけこうすることによって、こういうことが期待できる、自分はこういう社会を作りたいんだということを掲げながら、首長選挙に臨んでいただきたいと思っております。

◆Q

 その上で知事として応援する候補はあるか。

■村井知事

 選挙に入りましたので、個別具体的な名前を挙げるのは控えたいと思います。

◆Q

 応援のご予定は。

■村井知事

 今はありません。もう公務がぎっしり入っていますので、日曜日までどこかの選挙区に入ることはできないと思います。

◆Q

 栗原市長選挙について伺う。(候補者は)どちらも新人だと思うが、誰を支援するかをあらためて伺いたい。

■村井知事

 選挙に入りましたので、具体的にどこかで応援するということはございませんが、正直に申し上げて新人の千葉さんは以前大変お世話になった方です。私が一番苦しいとき、県会議員選挙に初めて出馬をする、本当にどこの馬の骨とも分からないというような言い方を周りからされているときに応援してくださった方で、いわば恩人ですので、心情的には千葉さんに勝っていただきたいという思いは持っております。

◆Q

 栗原に関しては指定廃棄物の処理問題、一斉焼却などあると思うが、そのあたりについてどういう論戦をしてほしいというのはあるか。

■村井知事

 二人とも、この問題については燃やすことについて非常に慎重なスタンスでありますので、これはあまり論争になることはないのではないかと思います。

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仙台市長選挙について

◆Q

 知事は先週の記者会見で、経済界からの出馬に期待感を示した。現段階で明確に立候補を表明してはいないが、報道では清月記の菅原社長の名前も取り沙汰されている。これは知事が期待する経済界の一人なのかどうか、そのあたりの考えを伺う。

■村井知事

 菅原さんは期待する経済界のお一人であります。ただ、ご本人とお話しいたしましたのは、先週の記者会見の前の日曜日(4月9日)に一度お電話をさせていただきまして、出馬をしてほしいという声がいろいろなところから聞こえてきますがどうですかというのは確認をしました。次の日に記者会見がありますので、私としても考え方を聞きたいんだという話をしたところ、ご本人からはそのようなありがたいお言葉をたくさん頂いておりますと。ただ、自分としては今まだどうするか決めかねている状況ですというお話でございましたので、菅原さんが出馬するというようなことがはっきりと分かっているわけではないということです。ただ、素晴らしい経営者のお一人であることは間違いないと断言できると思います。

◆Q

 もし立候補表明なされば知事は応援を考えているか。

■村井知事

 分かりません。いろいろな方が出馬をなさって、その中で一番仙台市政を担うにふさわしいと思う方がいたら応援するし、いないと思えば誰も応援しないということになると思います。仙台市は特に東北全体に大きな影響を及ぼす自治体ですので、私といたしましてもいい人がいればできるだけ一生懸命応援しなければならないと思っております。

◆Q

 固有名詞ではなく大きく経済人というくくりで伺う。知事自身、経済人も一つの選択肢と言っているが、一口に経済人といってもどんな能力あるいはどんな政策を掲げる経済人をふさわしいとお考えか。

■村井知事

 国もそうですけれども、自治体というのは、税金で成り立っておりますので経営努力をしなくても何とか回っていくんです。財政再生団体になるというリスクはありますけれども、民間でいう倒産のようなことにはならないんです。従って、どうしてもぬるま湯体質になりかねませんなりがちです。そこで、やはり経営感覚を入れて、無駄を徹底的になくす、スリムな行政体にする、そして少しでも余裕があればこれから必要になってくる高齢者福祉対策等に使っていく、そういう不断の努力をするような方でなければならないと思います。それをやるビジョンを示し、部下をまとめる能力のある方が必要です。そういった能力がある人がまず必要であるということ。

 それから、政策面では、今言ったように仙台市をできるだけスリム化しながら、必要な財源を必要な福祉施策等に充てられる、そういう政策を示せる方がふさわしいのではないかと思っています。

◆Q

 すると経済人というと広いが、経営者という言葉に近いのか。

■村井知事

 そうですね。必ずしも経営者でなくても経済に携わっている人は皆経済人になるかと思いますけれども、分かりやすいのは具体的に会社をどう運営しているのかというのを見れば、同じように行政をどのように運営されるのかというのも、そこから透かして見えてきますので、経営者のほうがより分かりやすいのではないかと思います。

◆Q

 菅原さんの名前が上がったが、菅原さんのどのあたりを評価しているのか。

■村井知事

 私がというよりも、いろいろな方が菅原さんを非常に高く評価されているというのは側聞しております。JC(青年会議所)の理事長もされましたし、確かロータリーだったと思いますけれども、東北地区のガバナー(責任者)もされました。そういったものは自分がやりたくても周りに推押されないとなれないわけでありますので、それ一つをとっても周りの経済界の方たちが評価をしている証しではないかと私は思っております。

 また、個人的な付き合いもございますが、私の考え方と同じ方向を常に向いた方だなというのは気付づいておりますので、そうした点は高く評価しております。しかし、またこう言うとすぐに村井知事は菅原さんありきだみたいな感じで書かれてしまうんですが、決してそうではありません。先週も経済人でなければならないとは一言も私は申し上げておりませんで、市役所から出てくる場合もありますし、国の官僚から来られる方もおられますし、政治家から選ばれる場合もありますけれども、もう一つの大きな選択肢として経済人から選ばれるというのもあっていいのではないでしょうかということを言ったら、次の日の新聞に、経済人から選ばれるのがいいと知事が言ったよう(な記事)になっていましたが、決してそうではございません。菅原さんも素晴らしい方ですけれども、菅原さんありきではないということは皆さん誤解しないようにお願いしたいと思います。まだ菅原さんも手を挙げてはいないので、素晴らしい方であることに間違いないということは私も太鼓判を押したいと思います。

◆Q

 ほかに望ましいと考えるような候補者はいるか。

■村井知事

 当然おりますけれども、具体的な名前を挙げることはできないということであります。菅原さんと同じように、皆さんからこの人どうですかと聞いてもらったら答えます。

◆Q

 菅原さんとの個人的な接点というのはどういうものか。

■村井知事

 県議会議員を目指したころか、県議会議員になってからでしょうか、ずっとお付き合いをしており、私も支援をしていただいております。同い年で、ねずみの会という会を作っています。時々ねずみ年の人たちでお酒を飲んだりしておりますので、本当に仲のよい友人の一人と思ってもらって結構かと思います。

◆Q

 支援というのは選挙の支援か。

■村井知事

 後援会の支援もしていただいています。ただ、菅原さんは非常に幅広くいろいろな方を支援されていますので、私もその応援してもらっている者の一人だということです。

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県内産のホヤについて

◆Q

 先週、県漁協から今シーズンも余剰分を処分する方向だという話が出ていたが、それに関して県でどのような対応をとられるか。

■村井知事

 具体的な対応というのは、今私に情報が入っておりませんので、追って投げ込みをさせていただきます。

◆Q

 消費拡大に向けての取り組みはずっとされていると思うが、知事のお考えがあれば伺う。

■村井知事

 もちろん消費拡大について、新たな商品化であったり、金融的な貸付制度等ございますし、何といいましてもやはり今ホヤが苦境に立たされておりますのは、韓国への輸出ができないということでありますので、海外への輸出が再開できるように今でもいろいろアプローチをさせていただいております。ただ、今回の県漁協が余剰分を処分するということについて、それだけのための対策というのは特に、私のほうに情報が入っておりませんので、それはあらためて調べたいと思います。

◆Q

 具体的に韓国以外でぜひ輸入したいという話などはあるか。

■村井知事

 今のところはないですけれども、やはり韓国は非常にホヤを食べる方が多いので、韓国に輸入再開してもらうことが一番重要ではないかと思っております。

◆Q

 それに向けての具体的な施策は、今現在何かあるか。

■村井知事

 もちろん、まず韓国以外の国にもホヤに限らず水産物等を輸出できるようにすることは極めて重要だと思っております。ホヤは生もおいしいんですけれども、乾燥させて燻製というんでしょうか、よく新幹線(ホーム)のキオスクで売っていますけれども、ああいった形で出すというのも一つの方法だと思います。付加価値を上げて販路を広げるお手伝いをするということ、そして、韓国に輸出を再開できるよう、外務省、農水省を通じてさらにお願いしていきたいと思っております。

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高病原性鳥インフルエンザの発生に係る移動制限区域の解除について

◆Q

 異常がなければ18日の午前零時には解除される見通しかと思うが、現状について伺う。

■村井知事

 おかげさまで今日まで殺処分が完了しましてから今日まで、鳥インフルと疑われるような事案は発生しておりません。もしこのまま明日の零時になりましたならば、移動制限の解除をいたします。消毒ポイントも3カ所ございますけれども、終了するということになります。夕方に事前に投げ込みをさせていただき、明日の零時をもって自動的に移動制限区域の解除、また対策本部会議の解散という形にさせていただくということです。

◆Q

 移動制限区域の解除を受けての所感を伺う。

■村井知事

 宮城県の養鶏場のようにしっかりと管理していると言われているところでも、こういったものことが起こるということをあらためて認識させられました。これ以上広がらなかったからよかったではなくて、やはりこういう事象が起こったということを反省しなければならないと思っております。そこで、今日までは身動きがとれませんでしたので、明日以降具体的によく検討を始めて、養鶏農家とも調整をして、鳥インフルが起こらないと言われております梅雨時期以降ぐらいから、それぞれの養鶏農家を回って、建物の機密性気密性が保たれているのかどうかをチェックさせたいと考えてございます。もちろん養鶏農家の協力も必要ですけれども、二度と起きないように努力していきたい、来年に向けて準備を進めていきたいと思います。

◆Q

 年度替わりの非常に大変な時期で職員も苦労されたと思うが、思うところを伺う。

■村井知事

 職員の3分の1ぐらいは現地に行ったことになりますが、年度の終わりで引き継ぎの準備もございましたし、通常業務もありました。さらに仕事を上乗せするようになりましたし、何よりも殺処分という殺生をするわけでございますから、職員には大変心労、ご負担をおかけしたと思っております。ただ、やはり県職員たるもの、県民の生活を最優先に考えなければいけませんので、そういったときにはいかなる状況であってもしっかりと対応していかなければならないと思います。職員が不平不満を言わずにしっかりと対応してくれたことを、本当にうれしく、誇りに思います。3月末に、退職辞令を渡しまして、その後退職者の皆さまさんと懇談をさせていただいたんですけれども、その際に皆さんから、最後にこういう仕事をして大変だったけれども、県民のために役に立ってよかったという声を聞き、あらためて県職員は立派だなと思いました。

◆Q

 梅雨明けからの養鶏場の調査は、ある程度の規模の養鶏場ということか。

■村井知事

 まだどういう基準でやるか決めてないですけれども、一定規模以上の養鶏場、かなり大きな被害が出る可能性がある養鶏場に絞ってやることになると思います。

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放射光施設の建設地について

◆Q

 先日、東経連などで作る財団が東北大学に建設地を決めた。場所を選定する過程で県内の大郷町、松島町、丸森町が手を挙げてかなり誘致活動に頑張っていたが、3町は外れてしまった形になった。宮城県も協議会を作って放射光施設誘致に取り組んできたが、外れてしまった3町に対して県としてどのようなフォローを考えるか。

■村井知事

 財団が決定したプロセス、また内容について、私も報告書を拝見しました。非常に公明正大に科学的に客観的に比較検討して、東北大学の青葉山キャンパスがいいだろうと決まったというふうに承知しております。県はこの選考過程には一切関かかわっておらず、財団にもくみしておりませんので、これに対しての是非を申し上げる立場にはないと思っております。宮城県また青森県も1カ所候補地としてありましたけれども、4カ所は結果として外れるということになりました。宮城県の3町につきましては誘致運動を一生懸命されておられましたので、今までの努力を考えますと、非常にかわいそうだなという思いはしております。

 決まった以上、今後は、やはり東北に誘致するということが大切でございますので、3町の皆さまにも引き続きご協力を頂きながら、宮城県、東北に誘致できるように汗をかいていきたいと思っております。3町に対する具体的な何らかの施策はあるのかということでございますが、これは具体的に東北に決まって放射光施設が青葉山に決まった後に、3町に何らかのかかわりがあるような事業ができるかどうかということを考えていくべきだと思っておりまして、まだ何も具体的に決まっていない、段階で、この3町に対する施策というのは早いのではないかと思っています。もちろん県知事として、3町の首長の意見もよく聞きながら、放射光施設の関係者ともよく話をして、3町に対する何らかの対策というものも考えていかなければならないと思っております。

◆Q

 今回3町はシンポジウムまで開いたり、住民への勉強会、啓発もやって頑張っていたと思うが、今後の放射光施設に限らずいろいろなものを誘致して頑張ろうという、地域を自分たちで何とかしようという意欲をそいでしまう結果にならないかと懸念されるが、知事として考えるところはあるか。

■村井知事

 医学部のときや、スーパーコンピューターのときもそうでしたけれども、地域間競争というのはどうしても避けて通れないもので、よりよい条件のところに決まってしまうというのは世の常でございますので、外される可能性があるから意欲がなくなるということであってはならないと思っています。外されるかもしれないので、より一生懸命頑張る、そういったモチベーションを持ち続けることが重要です。県も、私もいろいろなことをやって企業誘致も全てうまくいっているわけではなくて、うまくいって宮城に誘致が成功したものがあれば、他県に持っていかれるものもありますけれども、そのために落ち込むことはあっても常にモチベーションを保ち続けるように、職員を鼓舞してやっております。

 今回3町の首長はみんな素晴らしい方で、このようなことでめげるような方たちではありませんので、私も歩調を合わせて、放射光に関連する施設が来るのか、それ以外の企業が来るのか分かりませんけれども、頑張れば必ず報われるんだという形に、3町と一緒に努力をしていきたいと思っています。

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