ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成29年1月23日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年1月24日更新

知事定例記者会見

原発事故和解案の受け入れについて

◆Q

先週末、ADR(裁判外紛争解決手続)で原子力損害賠償紛争解決センターから提示された2億7千万円の和解案を受け入れる方針を表明されたが、この受け入れに至った理由を伺う。

■村井知事

平成23年から26年度分までの原発事故に要した費用をこれまで6回にわたり請求してまいりました。そのうち23年度、24年度の2カ年度分についてあっせんがあったということでございます。

県の考えといたしましては、県の考え方や算定方法が全て認められたわけではないので、一部不満はございますが、他県の和解事例と比較いたしますと、ある程度われわれの考え方をしんしゃくされていると受け止めております。早期の紛争解決の観点からも、受け入れはやむなしと考えました。

特に人件費のうち、原発事故後に原子力安全対策課内に配置した9名の専従職員に係る本給の一部について、全国で初めて認められました。この和解実績が先例となり、市町村など他の損害賠償請求へ好影響を与えることが期待されております。

今後は、地方自治法の規定により、県議会の2月定例会に予算外議案として上程する予定であります。仮に議決されれば、3月末に和解契約を締結する予定としております。なお、平成25年度、26年度の一部不払い分につきましては、今回の和解内容を踏まえてあらためて賠償するよう東京電力ホールディングス株式会社と交渉を継続してまいります。また、平成27年度分は、これから請求することになります。

従って、交渉しているうちの一部が和解に至ったという捉え方をしております。

▲ページのトップへ戻る

トランプ米大統領の就任の影響について

◆Q

トランプ米大統領が就任し、早速TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)離脱やNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉など保護主義的な政策を打ち出したが、世界経済に与える影響を含め、知事の感想を伺う。

■村井知事

報道のとおり、自由貿易を前に推し進める先導役であったアメリカが保護主義的に転換されるということになれば、間違いなく世界経済に大きな影響を及ぼすことになると思います。日本は資源が乏しく、貿易によって成り立っている国です。輸入も輸出も非常に重要でございます。従って、TPPについては、問題がいろいろ指摘されておりましたけれども、日本経済全体には好影響もあるという認識で捉えておりました。今回、アメリカが離脱するということになれば、当然暗礁に乗り上げてしまうことになるだろうと思います。今後、2国間協定の方向に行くのか、TPPのような形でまとまっていくのか、推移をしっかり見守っていく必要があるだろうと思っております。

この問題は、宮城県が直接かかわる問題ではございませんが、影響も当然いろいろ出てくるので、注意深く見守ってまいりたいと考えております。

◆Q

県内には自動車や電機などの輸出産業、アメリカとの取引のある企業も多い。これから先、県内経済への影響をどのように把握していくお考えか。

■村井知事

マクロの捉え方は、いずれ時間がたてばいろいろな指標で出て来て、見えてくると思っておりますが、瞬間値はなかなか分かりません。従って、、どういう影響があるのかということをいろいろな企業に聞き取っていくことが重要だろうと思います。まず一番影響するのが自動車や電機関係です。こういった関連の企業にどういう影響が出てくるのか、よくお話を聞いてみたいと思います。

◆Q

東北全体の農業に対する影響はどう捉えているか。

■村井知事

そうですね、TPPをやめるということになれば、恐らく農業に与える影響はより小さくなるのではないかと思います。ただ、全体として景気が冷え込むといった方向に向きますと、当然一次産業にも影響を及ぼすことになります。海外から物が入ってくることが阻止されるようなことになれば、それで全てがバラ色になるということでは決してないと思いますので、全体を俯瞰しながらよく判断する必要があるだろうと思います。

◆Q

宮城県独自に、県内の農業や企業に対して何か政策の考えはあるか。

■村井知事

まだ就任されてTPPの離脱を表明したばかりでございますので、まずしっかりと様子を見て、国の考え方を聞いた上で、県として国と歩調を合わせてやっていけることはどんどんやっていこうと思っています。現時点においては、まだ白紙です。

▲ページのトップへ戻る

高校生の鉄道事故について

◆Q

金曜日に県立高校の生徒が列車にはねられるという事故があった。その背景について県の調査では、今のところ何が原因だと見られているのか。また今後、何か具体的に調査の意向があれば伺う。

■村井知事

詳しくは教育委員会のほうに確認していただきたいと思いますが、今日(1月23日)の朝の幹部会で教育次長から報告がありました。一命はとりとめたことと、回復に向かっているということで安心しました。その上で、いじめによるものではなさそうだと。これが引き金になっているようではなさそうだという報告でした。まだ、ご本人が入院しており、直接聞き取りができていません。ご本人の回復状況を見ながら、学校からしかるべき対応をとっていただきたいと考えております。

▲ページのトップへ戻る

栗原市長選挙について

◆Q

栗原市長選挙は、現職が後継を立てて、新人が争う一騎討ちの構図になっている。昨日知事は新人の応援に行かれたが、その真意をあらためて伺う。

■村井知事

千葉健司さんの応援に昨日行きました。昔から旧知の仲であり、私自身が平成7年の県議会議員選挙に出ようと決めたとき、一番最初に相談に乗ってくださった方でありました。当時は銀行にお勤めでした。そういったことで私にとっては大変な恩人でございます。前回出馬されたときには現職の佐藤市長が出馬されたので、残念ながら応援はできませんということで、私の女房が代理で集会に出席させていただいた経緯がございました。今回は佐藤市長が出馬をしないということを表明されました。また、後継はどうするんですかと私が確認した際には、そのときには自分としては後継を立てないとお話しになりましたので、その後、千葉さんを応援するということを決めて、佐藤市長には今回千葉健司さんを応援いたしますと。お世話になっておりましたので応援をさせていただきますというメールを送りました。それに対する返事はありませんが、私の考え方は栗原市長に伝わっているだろうと思っています。

◆Q

佐藤市長は放射性廃棄物をめぐって焼却に慎重論があるが、焼却を進める上でも千葉さんを推したという見方もあると思うが、それについてはいかがか。

■村井知事

いや、それは全く関係ないですね。今言ったような理由からです。千葉さんが廃棄物に対してどのような考え方をされているのかまだ確認はしておりません。そういう問題にかかわらず今回は千葉さんを応援させていただくことを決めたということでございます。

▲ページのトップへ戻る

山元町で新たに発見された震災瓦れきについて

◆Q

去年の調査で、山元町の沿岸部で瓦れきが新たに見つかったという報道があったが、山元町の特産物であるホッキ貝の漁に影響があるかと思うが、知事の受け止めを伺う。

■村井知事

今日、新聞にも一部出ておりましたけれど、瓦れきの撤去は一回きれいに終わったのですが、やはり埋まっていた物が新たに出てきているということでございます。それにつきましてはわれわれも掌握しており、順次対策をとっています。何らかで吹きつけ、ホッキ貝を舞い上がらせて採るというやり方を地元漁協が行っていますので、瓦れきの影響により、一切漁ができないということではありません。

また、瓦れきの撤去につきましては、今順次行っていますので、漁に問題ないような形で瓦れきの撤去はできるだろうという見方をしています。吹きつけてホッキ貝を舞い上がらせて採るということです。それをやりながら、瓦れきも順次撤去していくということです。

▲ページのトップへ戻る

県議会議員のベトナム視察について

◆Q

県議のベトナム視察について、公金の使い方が問題視されている中、9人で650万円使って行くということだが、あらためて視察の意義を知事に伺う。

■村井知事

これは議会のことですので、どういう目的でどういう行程で行かれるのか承知しておりません。県議会議員の皆さんも国内に限らず海外にいろいろ視察に行かれて、海外の状況を見て、これを政策的に生かし、われわれに提言するということは必要なことだと思っています。ベトナムは非常に注目している地域でございますので、ぜひベトナムに行って、しっかりと成果を出し、何よりアウトプットが肝心だと思います。アウトプットについてぜひ皆さんしっかりと調査をしてきたかチェックしていただければと思います。

▲ページのトップへ戻る