ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成28年9月12日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月13日更新

知事定例記者会見

復興の進捗状況と今後の取組について(5年半を迎えて)

 昨日(9月11日)で震災5年半を迎えて、各地で鎮魂の祈りに包まれたが、知事の所感を改めて伺う。

村井知事

 私も昨日、5年半を特別な気持ちで迎えました。大変大きな災害でありましたけれども、5年半の歳月で復興はかなり進んだという手応えを感じております。一方、いまだに災害公営住宅の建設が途中でございまして、何と言いましても、やはり被災者の視点で考えますと、安心して住めるついのすみかをしっかりと確保するということを急がなければならないと考えてございます。あわせて、5年半という時間がたちまして、ハード整備からソフト重視の政策に移行する時期に来ていると思っております。復興・創生期間は、被災者の心のケアの問題であったり、子どもの教育の問題であったり、社会的弱者への対応、こういったことに注力していかなければならないと改めて意を強くしたところでございます。

 被災地では景色が変化したり、被災への認識が低下したりということで、震災の記憶を伝承する難しさが非常に増しているという課題もあると思う。この点についてのこの5年の取り組みへの考えを伺いたい。

村井知事

 そのとおりです。やはり震災を経験した人が次第に少なくなっていくわけでありますので、この震災の記憶をしっかりと伝承していくことは極めて重要なことであります。特にこれからも宮城県に住み続ける若い人たち、子どもたちに災害の恐ろしさ、「津波てんでんこ」という言葉で表されるように、何かあったときにはすぐに逃げなければいけないということを教え込んでいくということが重要だと思っております。映像やいろいろな資料がございますので、こういったものを教育の題材としながら、子どもへの伝承に努めていきたいと思っております。

 今、復興・創生期間全体について話があった。もう少し短期間というか、これから6年目、7年目に向けて、目先、県が取り組むべき重要事項はどのあたりと考えるか。

村井知事

 まず、6年目、7年目は災害公営住宅(の整備)を一日も早く100%(完了)するということが一番大切だと思います。あわせて、先ほど申し上げたように、子どもの不登校率を改善させるということであったり、新しい災害公営住宅のコミュニティーを一日も早く完成させるといったところに力を入れていくべきだろうと思います。

北朝鮮の核実験に対する対応について

 先週(9月)9日に北朝鮮が核実験を行ったことに対しての知事の所感と県の対応について伺う。

村井知事

 今回の北朝鮮の核実験は、国際社会のたび重なる自制の求めにもかかわらず、ミサイル発射を引き続き強行したわけでございます。これは我が国のみならず世界の平和と安全に対する重大な脅威でございまして、断じて容認できるものではございません。極めて遺憾であります。

 現在、国におきましては情報収集に努めているところでありますけれども、宮城県といたしましても、放射性物質のモニタリング調査を行うなど引き続き情報収集に努めているところでございます。今朝の幹部会で報告がございましたけれども、実施から3日間のデータを見る限り、今のところ空間放射線量率であったり、降下物、大気浮遊じん、こういったものに変化は見られておりません。この調査は、国の原子力規制庁からもういいですと言われるまでは継続することにしております。

基準値以下の放射性物質による汚染廃棄物の処理について

 先週(9月7日)、新しい環境大臣(山本公一環境大臣)が栗原市を訪れた。その関連で、基準値を下回っている放射性物質に汚染された廃棄物について県で測定を行っているが、その進ちょく状況を伺う。

村井知事

 現在、調査継続中でございまして、今の段階ではいつごろ調査が終わるということを明言することはできません。ただ、秋に間に合わせるようにという私からの指示がありますので、それに合わせるように懸命に今努力しているという報告は担当課から受けております。もう少しお時間を頂きたいと思います。

 当初、秋口(には調査が終わる)という話だったと思うが、そうすると今月、来月中ぐらいには(終わる)ということか。

村井知事

 まだはっきりとしたことは申し上げられませんが、スピードを上げて今頑張っているということでございます。

 まだサンプルをとっている段階なので、それから検査するまでにかなり時間がかかりますから、もう少し時間が必要だと思います。

 サンプル調査はどのくらいまで終わったのか。

(担当課)

 数量的にはまとまっておりませんが、半分以上は終わっており、幾つかの市町村と最終的な詰めをしているところです。

村井知事

 (市町村との詰めというのは)どこに保管をしてあって、採取するときにどういう形で立ち会ってやるかといったことです。あとは、山になっているところのどういったところを採取してほしいなどいろいろ要望がありますので、そういった話を聞きながら、市町村が納得していただける形でサンプル採取しているということです。

 先週、報告事項でぶら下がりがあったときに、知事が来月にも明らかにできればというようなことを一部の社で書いた。

村井知事

 今の私の発言が現状での発言と受け止めていただきたいと思います。なるべく早くやりたいという思いは持っておりますが、量と箇所数が多いものですから、少し時間がかかっているということです。

 そうすると、8,000(ベクレル)以下(の廃棄物)だが、県としての処理方針は、秋(口)には(示される)というところは変わらないということか。

村井知事

 国の未指定の調査も継続中でございますので、それらが全部ある程度(結果が)出て、めどが立ってからということになろうかと思います。

 今のところはやはり予定どおりやると、方針は変わらないということか。

村井知事

 そうですね。多少前後するかもしれませんけれども、そういった時期を考えているということでございます。

政務活動費の問題に係る発言について

 今月(9月)3日の中山(耕一)議長の県政報告会で、来賓の村井知事が、政務活動費の問題について不正な支出の事実はなく、全く問題ないという発言をしたことを受けて、先週(9月8日)、共産党県議団が発言の撤回を求める申し入れを行った。知事は書面で回答したが、あらためて知事の言葉で説明をお願いする。

村井知事

 中山議長の私的な会合、後援会の会合でございました。そこに呼ばれて、私も私的な意見として申し上げましたので、私が発言した内容で監査に影響を及ぼすことはないというふうに思っておりました。しかしながら、公人という立場を考えましたならば、発言は慎重であるべきだったというふうには思っております。その点につきましては、共産党の議員団に対して反省をしているというお話をいたしました。しかし、私的な会合で私的な発言でございますので、発言の撤回をする気持ちはないということも明確にお伝えした次第でございます。

 それについて共産党県議団との会合はあったのか。

村井知事

 あくまでも共産党としては、私的な会合で私的な発言としても、知事という立場で発言をすれば影響は少なからずあるはずですので、そこは非常に問題だと、従って発言自体を撤回すべきだという強いご意見はございました。しかし、私としては、それは難しいですというふうにお話をしたということでございます。従って、そこはお互いが納得し合ったわけではありませんけれども、公人という立場であるにもかかわらず少し配慮に欠けたという点は、私自身も反省をしなければならないと思いましたので、それは明確にお伝えした次第でございます。

 反省しているが撤回はしないというのがいま一つよく分からない。もう少し概括して教えてほしい。

村井知事

 つまり、私的な会合で個人的な考えとしてお話をいたしましたので、これは砕けて言いますと、酒の席で仲のいい者同士で発言するのと同じような気持ちで私自身はお話をしたつもりです。しかし、公人という立場でございますので、それをマスコミがそのように捉えて報道したならば、それが監査に影響するかもしれないと言われれば、それは十分配慮すべきであったというふうに思っているということでございます。その点について配慮が欠けたという点について反省をしているというふうに申し上げたということでございます。

 つまり、監査請求に対しては影響がないので、発言としては問題なかったということか。

村井知事

 そう思っておりますが、誤解を与える可能性があるならば、そこは配慮すべきであったと考えているということでございます。

 私的な会合ということだが、あのとき600人から700人の方が聞いていたと思われる。お酒の場とかそういう私的なものとは少し性質が異なるのではないかと思うが、その点についてはいかがか。

村井知事

 私的な会合で私的な立場で話したつもりであるということで、そういうものと同じような感覚でしゃべったという意味で例として挙げたということでございます。

 それは、挨拶の前に宮城県知事の村井ですということで話したとしても、やはり私的(な立場ということか)。

村井知事

 そのつもりでした。

民進党代表選について

 (9月)15日に投開票を迎えて、先日も公開討論会が行われたが、3人が立候補していて、それぞれに対する知事の印象を伺う。

村井知事

 報道にもあるように3人の主張にそれほど大きな隔たりがあるとも思えませんので、どなたがなられても民進党の代表にふさわしい方だというふうに思っております。私はいつも言いますが、緊張ある政治を行うためには、野党がしっかりしていつでも政権交代できるような形を整えておくことが重要だと思います。そうすることによって、お互いが切磋琢磨して、国民目線で政治をすることになるだろうと思っております。ぜひ新しいリーダーには、民進党の意見を取りまとめて一致団結して、いつでも与党に取ってかわれる、それだけの力をつけていただきたいと思っています。三人三様、素晴らしいと思います。

 それぞれと接点いうか、実際に会ったりしたことはあるのか。

村井知事

 もちろん、震災を経験して、(当時は)民主党が与党でありましたので、いろいろな方とお会いしてお話をさせていただいています。

 個人名は出したくないか。

村井知事

 選挙の最中ですから、私的な意見であったとしてもどういう影響を及ぼすか分からないですし、また誤解を招いたと怒られるかもしれませんので、その辺は慎重にさせていただきたいと思います。