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宮城県知事記者会見(平成28年9月5日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月6日更新

知事定例記者会見

【発表項目】第11回全国和牛能力共進会宮城県出品対策共進会【プレ全共】の開催について

村井知事

 それでは、第11回全国和牛能力共進会宮城県出品対策共進会、いわゆるプレ全共の開催についてお知らせいたします。

 プレ全共は、来年(平成29年)9月に開催されます第11回全国和牛能力共進会宮城大会での日本一獲得と大会運営の成功に向けて、肉用牛の改良の成果を検証し、出品技術の向上と生産意欲を高揚させるために開催するものであります。日時、場所につきましては、肉牛の部の審査が9月8日に仙台市中央卸売市場の食肉市場において、種牛の部の順位を決める比較審査が9月10日に美里町のみやぎ総合家畜市場で開催されます。主催は、宮城県畜産協会と若生副知事が会長を務めます第11回全国和牛能力共進会宮城県実行委員会となります。

 開催の内容でございますが、まず、肉牛の部では、資料の写真のとおり枝肉の状態で審査が行われます。9月8日8時15分からは、いわゆるA5、B5といった等級格付けの審査が行われ、その後、それらの出品牛のせりが9時30分から、11時からは若生副知事が参加して各賞の褒賞授与式が行われる予定となっております。

 次に、種牛の部では、写真のとおり生体を審査します。一頭一頭の生きた牛を審査するということでございます。9月10日朝8時30分から、私が参加をいたしまして開会式を実施いたします。種牛の比較審査は裏面のスケジュールのとおり9時30分から12時30分まで行われ、一番の見どころとなる名誉賞決定が12時30分過ぎを予定しております。

 また、今回はプレ全共ということもあり、ステージイベントも含めた附帯行事も拡充して実施する予定となっております。附帯行事の詳細等につきましては裏面に記載しているとおりでありますが、今回は仙台牛のおいしさ、素晴らしさを多くの皆さまにあらためて知っていただき、さらなる消費拡大につなげるため、500名を対象に試食会を実施する予定としております。また、ほかにも19の市町が参加し、地場産品の販売や飲食物の提供等も行う予定としております。

 今回のプレ全共は全共本番と近い形での審査をご覧いただけるまたとない機会となりますので、報道機関の皆さまにおかれましては、ぜひ取材をしていただき、来年9月の全共本番に向け、共に大会を盛り上げていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

Q

 先日、(河野俊嗣)宮崎県知事が表敬訪問にいらっしゃって三連覇すると宣言されていたが、宮城県として初めての優勝を狙いたいということで、知事の意気込みを伺う。

村井知事

 生産者が今、懸命になって、いい牛を作ろうと思って頑張っておりまして、その(優勝の)可能性は十分あると思います。私、5年前の長崎全共に行ってまいりましたけれども、宮崎の牛は非常に立派な牛でございまして、これは優勝するだろうなと誰が見ても分かるような牛でございました。実は、枝肉の部は、生体の大きな牛の部ですね、一つずつ決まるのではなくて、いろいろな競技、種目がございまして、総合評価が先ほど言った名誉賞というものでございます。宮崎はその名誉賞をとって、総合優勝したということでございまして、宮城県も総合優勝できるように頑張っていきたいと思います。その可能性はあると私は思います。

Q

 知事は仙台牛をどのように食べるのが一番好きか。

村井知事

 私はステーキが好きですね。

Q

 それが一番仙台牛のよさを分かってもらえると思うか。

村井知事

 そうですね。ソースとかをあまりかけないで、軽く塩を振っただけで食べると非常においしいですね。

台風10号による被害及び岩手県への支援について

Q

 台風10号による県内被害の概況と、大きな被害を受けた水産業、農業などへの対応をどのように考えているか。

村井知事

 まず、概況でございますが、9月2日に皆さまのお手元に被害状況をお渡ししていると思います。水産業を除きますと、そのときのデータと大きく差はございません。水産業については、先週いっぱい波が高くて詳細な調査ができなかったそうです。従って、今日(9月5日)以降、実際海に入って調査をするということでございますので、現状においては9月2日のデータが最新のデータと捉えていただければと思います。かなりカキが落ちているという報告も受けておりますので、今週いっぱいいろいろ調査をして、具体的な被害額を算定したいと思います。

 なお、水産業、農業についての今後の支援でございますが、まず、農業については、ほとんどの方が保険に入っておられますので、保険でカバーできると思います。また、水産業についても保険でカバーできますが、保険に加入されていない方もおられますので、そういった方に関しましては低利の融資等を準備したいと思っております。今日、朝の幹部会で早速指示をいたしました。

Q

 今回は主に岩手県で大きな被害があったが、岩手県では、住民への避難指示や避難準備情報が必ずしも十分ではなかったと反省されている自治体のトップもいらっしゃる。知事から見て、宮城県や宮城県内自治体の、今回の住民への情報提供について、うまくいったか、いかなかったか、どのように見ているか。

村井知事

 宮城県は直接台風が上陸しませんでしたので、結果的にうまくいったかどうかは分かりませんが、35の市町村のうち31の市町村において避難準備情報が発令されておりました。うち、丸森町1町につきましては避難勧告も発令していたということであります。従って、避難準備情報も(避難勧告も)発令しなかったのは四つの町だけだということになります。大きな被害はございませんでしたので今回は胸をなで下ろしておりますけれども、今後はやはり早め早めの情報提供、それから避難勧告といったものを行っていく必要はあるだろうと思います。こういったものは少しお手つきでいいのではないかと私は思います。

 なお、岩手県への支援ですけれども、DMATにつきましては4チーム16人派遣しておりましたが、9月2日で終了いたしました。また、警察でございますが、27人岩手県に派遣しておりましたが、これも9月2日で終了しております。ただ、県警のヘリコプターについては現在も活動中であります。消防につきましては、各消防本部から182人が今岩手県に派遣され、現在も活動中と報告を受けております。

Q

 台風10号の大雨被害で、岩手県の高齢者施設で9人の方が亡くなったが、県内の介護施設での水害対策はどのような状況にあるのか。

村井知事

 これはやはり、第一義的には施設管理者の責任のもとで、しっかりと対応していただかなければなりません。土地が低いあるいは河川に近い地域というのは分かっているわけでございますので、そういった情報提供は市町村と一緒になって早め早めに事前に提供しておくということが重要だと思っております。

Q

 水防法で、浸水区域内にある高齢者施設、グループホーム、障害者施設などは避難計画の策定義務があるとされているが、県の担当課に伺うと、どれくらい策定されているかという状況は把握していないということだった。今、第一義的には施設管理者(の責任)ということだったが、その辺の実態調査を行って、その中で把握することは考えていないか。

村井知事

 検討したいと思います。

Q

 岩手県への支援について、先ほど9月2日で終了したと言っていたが、今後、同じ被災県として何か支援を考えていることがあったら伺う。

村井知事

 被害がだいたい見えてきましたので、基準に基づいてお見舞金を渡そうと思っております。今日、明日ではありませんけれども、岩手県知事と日程調整をして、やはり宮城県民の気持ちとして、直接岩手県に行ってお見舞金を渡したいということは先ほど指示いたしました。その他、現在でも消防が182人、また県警ヘリが活動中でありますが、必要であればさらに応援をしたいと考えております。

Q

 お見舞金というのはどういった形か。例えば県民から募金などを集めたものを渡すのか。

村井知事

 今回はまず宮城県の財源から、基準に基づいて拠出するということでございます。

Q

 金額としてはどれぐらいを考えているか。

村井知事

 基準がございますので、もう少し被害が確定してから金額を決めたいと思います。私の一存で決められるものではないということです。

復興の進捗情報について

Q

 9月11日で東日本大震災の発災から5年半となる。5年半を迎えて、県内の復興状況を含めた所感を伺う。

村井知事

 着々と復興は進んでいると思います。インフラ整備は極めて順調に進んでおりますし、防潮堤等、住民合意に時間を要しているところもございますけれども、基本的には順調と言えると思います。また、災害公営住宅につきましても、土地の確保といった要因のために一部遅れているところはございますけれども、これも計画どおり進んでおります。被災者視点で考えなければなりませんので、計画どおり進んでいるからよしということではなくて、一日でも早い復興、終の棲家を準備できるように努力しなければならないと思っております。

 また、これからは、これまでなかなか手が回らなかった部分、例えば心のケアの問題であったり、不登校の問題であったり、ハード整備を中心にやってきたところから、そういったソフト面での充実、こういったところに力を入れていかなければならないと、あらためて意を強くしているところでございます。

泉田知事の新潟県知事選挙立候補の取りやめについて

Q

 新潟県の泉田(裕彦)知事が、当初10月の知事選に4回目の当選を目指して出馬表明をしていたが、地元紙、新潟日報の報道に対する不満から、先月(8月)末、出馬取りやめを表明した。このことについての所感を伺う。

村井知事

 泉田知事がそのようにおっしゃるのであれば、それが理由なのかなと思います。私の場合は、やりたいことがある間は知事を務めたいと思っていますし、自分の役割は一旦ここで終わってもよろしいのではないかと思えば、知事は引退をしようと心に決めておりますので、そのような理由で引退をするといったようなことはないだろうと思います。

Q

 報道を巡って知事選に出ないというのは異例なことだと思うが、知事は、報道の在り方や付き合い方をどのように考えているか。

村井知事

 マスコミの大きな使命の一つは権力の監視だと思います。これは憲法で表現の自由が、保障されておりまして、それに基づいてマスコミはしっかりと権力をチェックし、いいものはいい、悪いものは悪いと、はっきり報道することができるということになっております。そういった観点から、そのフェリーの問題において、新潟日報が問題があると感じたのであれば、それに対してはやはり厳しい姿勢で臨むというのが、一つのありようではないかなと私は思います。

 ただ、私も知事ですので、泉田知事の気持ちも分からないではありません。自分が正しいと思うことを幾ら言っても、それを報じてくれないということについての不満を持っておられたというのも、これも同じ仲間としては同情するところも確かにあります。泉田知事はそこがどうしても耐えられない部分だったのだろうと拝察しております。

 従って、泉田知事がいいわけでも悪いわけでも、新潟日報がいいわけでも悪いわけでもないと私は考えております。間違っていると思えば、堂々とこういう、記者会見等の場で自分の主義主張をはっきりと申し上げればよろしいのではないかと思います。

政務活動費の問題について

Q

 政務活動費を巡って、仙台市民オンブズマンから、自民党・県民会議が大量にパソコンを購入したのが不自然ではないかという指摘を受けている。このことについて知事の所感を伺う。

村井知事

 これは住民監査請求ではなく、自民党に意見照会をされたわけです。自民党の県会議員にお話を伺ったところ、皆さんが持っているコンピューターがいろいろなので、やはり同じ仕様の、同じOSのコンピューターを買う必要があるということから、複数見積もりをとった上で、一番適正だと思う業者にまとめて発注をしたと(いうことです)。政務調査費の使い道としては何ら問題ないのではないかというご意見でございました。

Q

 知事自身も問題ないという考えか。

村井知事

 実際にそのコンピューターがきちんと県会議員のところに届いていれば問題ないと思います。それ以上詳しく話を聞いておりませんので、事実関係は自民党のほうからお答えになるのではないかと思います。

Q

 仙台市民オンブズマンが調べて会見でお話しされたことだが、中山(耕一)議長もほかの議員もこの数年間で何台かパソコンを買っている形跡があるということだった。1,300万円かけてパソコンを全て新しくするというのは、税金の使い道としてはどうなのかと疑問を持つが、県民の立場から理解を得られるかということについてはどう考えるか。

村井知事

 私は問題ないと思います。県庁でも、使えるコンピューターがあっても一斉にかえるときはかえます。やはりそのときのOSの切りかえ時期とか業者との契約の問題といったようなことから、使える場合でもかえることがあります。私も家に複数のコンピューターを持っていて、いろいろなところで使っています。今はネットワークでつながっていますから、データのやりとりも非常に簡単にできますので、そういった意味でコンピューターを複数台購入したとしても、政務調査活動のために使うものであれば、私は問題ないと思います。

Q

 パソコンの件ではなく、住民監査請求を起こされている問題についてだが、先日(9月3日)の中山議長の県政報告会でも知事は問題ないと言っていたが、これは珍しいことだと思う。例えば安部(孝前)議長の問題では、この場で質問が出てもそれに対していいか悪いかという話はあまりなかったが、今回あえてそこまで踏み込んだのは何かあったのか。

村井知事

 あれは記者会見ではなくて、中山議長の県政報告会でございました。正直申し上げて、河北新報の記者の方が来られているというのを私は全然知りませんでした。そういう場ですので、当然、中山議長のことを考えながら発言をしたということでございます。この場で同じ質問があれば、住民監査請求がしっかりと審査している最中でございますので、その結果をしっかりと見守りたいと答えると思いますが、あの場はあくまでも中山議長の後援会でございますので、中山議長の気持ちを代弁することが大切だと思って、ああいう発言をしたということであります。

Q

 気持ちというか情の部分を大切にしたということは分かるが、マスコミがいようといなかろうと、不特定多数の方がいらっしゃるので、その発言が例えば今だとネットなどで伝わることもある。監査委員という独立した機関とはいえ、事務局は県の職員だし、知事の発言による影響も出てくるのではないかと思う。県のトップとしての立場と、独立機関としての(監査委員、)建前上は対等だと思うが、影響がないわけではないと思う。その辺の律し方についてどう考えるか。

村井知事

 プライベートで私は、いろいろなところでいろいろなことを話すことはあります。そのときは私の思いというものを当然伝えるわけです。プライベートの場であったとしても、一切公の立場で話さなければならないということではないと思います。不特定多数の人がいようがいまいが、あの場は中山議長の後援会ですから、極めて私的な集まりだと私は思います。そういったことから、私は真っすぐな発言をさせていただきました。それが問題であるということであれば、今後は注意させていただきたいと思います。

 なお、新聞記事を少し読みましたが、あの場で私がオンブズマンに対する批判をしたと書いてございました。確かに批判はさせていただきましたけれども、「共産党の支援を受けている弁護士がいる」という言い方ではなくて、「共産党を支援している弁護士が中にいるというようなことを知り合いの弁護士から聞いた」と言いましたので、訂正をさせていただきたいと思います。

Q

 パソコンの話に戻るが、事務所で使われている場合は問題ないのではないかという話だったが、政務活動と選挙の活動が混然一体となってしまう場合もある。その場合には、手引では案分すべきだという規定もあるが、そのあたりに関してはどうか。

村井知事

 それはもう議員の皆さんがどう判断するかです。個々の議員に聞いていただきたいですが、恐らく議員の皆さんは、政務調査費で買ったコンピューターは政務調査活動としてお使いになるのではないかと思います。選挙用には活用なさらないのではないかと思います。

河北新報社朝刊の原発事故支援に関する記事について

Q

 先週、知事が記者発表で公表した秋葉賢也代議士のコメントのことだが、ああいう形で非常に厳しい表現を公でされたと思うが、その後、先方からアプローチはあったか。

村井知事

 全くありません。私からも何も連絡をとっていないです。

Q

 次期衆院選において、知事は秋葉代議士を応援する予定はあるか。

村井知事

 今のところありません。それは別に秋葉さんに限らず、どの代議士に対しても今のところ(個別に)応援するということはないということでございます。

救急医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)の導入について

Q

 ドクターヘリについて今日消防との合同訓練が始まり、来月(10月)28日から運用が開始される。このことについての知事の所感を伺う。

村井知事

 ドクターヘリにつきましては、私はずっと慎重に検討してまいりましたけれども、東北六県の中で宮城だけが導入していないということもございました。また、格納庫をどこに整備するのかというのも非常に大きな問題でしたけれども、今回、仙台医療センターの建てかえのときに、仙台医療センターの横、広域防災拠点の隣接地に造れるということが見えてきましたので、一歩踏み出すことにしたということでございます。これによって、宮城県は救急搬送時間が非常に長いとご指摘を受けておりましたけれども、短くなることが見えてきたと思っておりまして、そういった意味では非常によかったのではないかなと、県民の命を守ることができるのではないかと思っております。