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宮城県知事記者会見(平成28年7月11日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月12日更新

知事定例記者会見

記者発表項目「平成28年度ベトナム宮城県産品マーケティング支援事業」「在県ベトナム人を対象とした試食会の開催」について

村井知事

 今日は皆さん選挙でお疲れのところ本当にご苦労さまです。ほとんど徹夜だと思いますが、記者会見が終わった後、伊豆沼のハスを使った商品の記者発表を行いますので、よろしくお願いします。

 それでは、私から在県ベトナム人を対象とした試食会についてお知らせいたします。

 県では8月26日にベトナム、ホーチミンにございますイオンモールビンタンにおいて宮城ショップを設置し、県産品のテストマーケティングを実施することとしております。これに先立ち、宮城県におられます在県ベトナム人の方々に試食をしていただきまして、各社製品のベトナムでの販売可能性を事前に探るため、試食会を開催することにいたしました。試食会は、今週金曜日、7月15日にTKPガーデンシティ仙台勾当台で、宮城県におられますベトナム人の方17名に参加いただきます。県内企業20社60品目の商品を並べて、皆さんに食べていただき、点数をつけていただこうと思っております。ようかん、あられ、温麺(うーめん)、フカヒレラーメンといったもののほか塩辛やカキなど三陸の水産品も食べて、点数をつけていただき、それを参考に、ベトナムのイオンモールビンタンの宮城ショップで実際に食べていただきます。またあらためて連絡しますが、当日は私も出席しますので、ぜひ皆さんも参加いただきたいと思います。

記者発表資料1 [PDFファイル/369KB]

記者発表資料2 [PDFファイル/866KB]

記者発表資料3 [PDFファイル/371KB]

参議院議員選挙について

Q

 昨日の参議院選で与党が改選過半数を獲得して勝利した。結果の受け止めと今後の政権運営に望むことがあれば聞かせてほしい。

村井知事

 衆参共に3分の2を持つという、非常に安定した政権ということになろうかと思います。国会運営に多くの労力を使わず、思い切っていろいろな政策を実現することが可能になると思います。ぜひとも復興等にさらに前向きに取り組んでいただきたいと思います。

Q

 宮城選挙区においては民進党の桜井さんが勝った。この結果について受け止めを伺う。

村井知事

 私が見ている限りでは、桜井さんも熊谷さんもまさに横一線で選挙を戦っていたというふうに思っておりました。結果として多少票は開きましたけれども、共に県民から大きな期待を寄せておられたのだなとあらためて認識しております。桜井さんにおかれましては、再選されたわけでございますので、選挙中お話しになっていたことを一つ一つ確実に実現していただきたいと期待しております。

Q

 知事は選挙期間中、熊谷さんの応援に立っていたが、今になって動かなければよかったなと思うか。

村井知事

 たまたま道で土井(亨)衆議院議員とお会いし、せっかくだから少しマイクを持ったらどうだということで、付き合いもございましてマイクを持たせていただいた次第です。このことにつきましては、桜井さんのほうはそれほど問題視されていないのではないかと思っております。今日この後、12時半ごろ私のところにお越しになるということでございますので、そういうわだかまりがないからお越しになるのではないかと私は思っております。

Q

 桜井さんへの期待で選挙中話したことを実現してほしいとあったが、具体的に宮城県にとってはどういうことをしてもらいたいか。

村井知事

 やはり復興ですね。これは与野党協力しなければなりません。桜井さんは政調会長もされた方でございますので、民進党の中で大きな影響力はあろうかと思います。また、今回この厳しい選挙で勝ったということですので、民進党の中、野党連合の中でより発言力があろうかと思います。ぜひ復興に向けては与党を後押しするような行動をとっていただきたい、このように思います。

Q

 野党連合、野党共闘で今回戦ったが、共闘に関してはどのように振り返るか。

村井知事

 これは選挙の戦い方でございますので、自民党が公明党と一緒になって戦っている。一つだけの政党で戦っているわけではありませんから、これは一つの選挙のやり方、戦術としては考えられるものだと思います。

Q

 今回、日本全体としては与党の圧勝ということだが、東北で見ると自民党は1勝5敗の結果になった。まず受け止めと、なぜこういう結果が生まれたか、その分析を聞かせてほしい。

村井知事

 なぜ東北だけこのような結果になったのかということについては、もう少し分析をしてみないと分かりません。私も非常に不思議に思っているところであります。

Q

 1勝5敗についてはどのように評価するか。

村井知事

これはそれぞれ各県ごとの県民の意思でございますから、政権与党としてはこの結果を重く受け止めるべきだろうと思います。宮城県だけではなくて東北全体がこういう状況だということでございますので、政権に対して東北の皆さんは十分満足をしているということにはならない、そういう評価だったということは言えないだろうと思います。

Q

 全国の結果とねじれ的な状況になっていることについて、これは今後プラスになるかマイナスになるか、そのあたりはどのように考えているか。

村井知事

 政権側がどう捉えるかということだと思いますけれども、これは決してわれわれが政権に期待していないということではなく、政権に東北の現状をもっと知ってほしい、もっと後押しをしてほしいという、そういう思いではないかと思います。なるべく早く国のほうにも挨拶回りをして、われわれの気持ちを伝えたいと思います。

Q

 今回、被災3県、岩手、宮城、福島がそろって野党候補が勝って与党候補が落ちるということで、復興に対して今までの与党の取り組みが十分な評価を得られていないという見方もできるが、いかがか。

村井知事

 必ずしもそうではないと思います。というのは、最初、震災があったときは民主党政権で、そのスキームを基本的に継承しながらさらに発展をさせているというのが今の自公政権のやり方ですから、ベースは民進党が作られたものでございます。従って、何もかも今の政権に対して復興に対する不満があるということではないというふうに私は捉えております。

Q

 総理はアベノミクスを今回大きな争点として挙げ、結果的に、全国的には勝ったわけだが、やはり同じように東北では自民党がなかなか勝てなかった。いわゆる東北の民意はアベノミクスに対してはどういうふうに審判を下したと考えるか。

村井知事

 どの選挙区も、自民党が敗れたといえ、完敗ではなかったわけで、全て接戦でございました。ですから、結果的には東北は安倍政権、アベノミクスに対して厳しい評価であったということになろうかと思いますけれども、しかし私は、何もかも否定したのでは決してなく、賛否分かれた中で結果としてあのような形になったと受け止めております。実際、税収も増えておりますし、雇用状況も改善をしております。マクロの目で地方を見ると結果が出ていると思いますので、私は総理のやり方をさらに大きく発展をしていただきたい、このように思っております。そのためにも規制緩和等が必要なのではないかと思います。

Q

 今回の参院選でいわゆる改憲勢力が3分の2を確保した。これによって憲法改正の問題が現実味を帯びてきたと思うが、この件について知事の所見を伺う。

村井知事

 選挙でこのような結果が出たわけでございますので、その数というものを最大限活用したいとお考えになるのは当然のことだと思います。ただ、憲法を変えるといいましても、考え方は「十人十色」でございますから、これを一つにまとめるのは並大抵のことではないだろうと思います。例えば私の考え方一つとりましても、私のポリシーとして道州制を進めたいと考えておりますが、道州制を進めるに当たっては道や州に法律と同じようなものを作れる権限を与えるべきだと考えています。今は憲法で国会が国における唯一の立法機関であるということが書かれていますので、道や州に国レベルでの立法権を与えるということは憲法上できないわけです。従って、理想的な道州制を進めるためにはやはり憲法を改正して、道や州に立法権を与えるという形にすべきだというふうに私は思っています。そこまで突き詰めて考えると、私も改憲論者だということになると思います。

 従って、皆さんそれぞれ考え方が違いますので、まずはいろいろなご意見をよく聞いて、一つの方向に取りまとめていくという作業が必要だと思います。次の参議院選挙、あるいは衆議院選挙まで何年もあるわけではございませんので、これは政府としてまずはしっかりと行動を起こすことが肝心ではないかと思っております。

Q

 憲法改正の問題に関しては、今回の選挙でもそうだったが、9条の問題が非常に注目されると思う。9条の改正について知事はどのように考えるか。

村井知事

 私は、恐らく国民の意思としては9条の改正はそれほど望んでいないのではないかと思います。従って、9条だけを拙速に問題にするのではなくて、先ほどから言っておりますように、幅広に憲法全体をよく見た上で、変えるもの、変えないものということをよく議論をすべきだと思います。憲法改正イコール9条の改正では決してないと思います。

Q

 関連だが、昨日、富谷町の開票作業で立会人の確認作業に時間が非常にかかって、開票が終わったのが未明になってしまった。そのことについてまず知事の所見を伺う。

村井知事

 これはそれぞれの市町村の選挙管理委員会の問題ですので、私からコメントするべきではないと思いますが、選挙はやはり早く正確に結果を出すということも非常に重要だと思います。まして富谷町は今度市制に移行するわけでございますので、今回あった事象を検証して今後ないように努めていただきたいと思います。

Q

 立会人の方は一つ一つを丁寧に確認するのが自分の仕事だとおっしゃっていた。その点についてはいかがか。

村井知事

 そうですね、そこまでやりますと時間が幾らあっても足りませんので、やはりある程度疑問票に限定したほうがよろしいのではないかと思います。

Q

 先ほどの話の中で東北の現状をもっと知っていただくべきだという考えだったが、与党が1勝5敗に終わった原因として、東北のこの辺が現状として知られていないのではないかという部分はどの辺か。

村井知事

 やはり一番は人口が急激に減ってきている地域で、それだけ活力がなくなってきているということだと思います。宮城も仙台におりますとそのような感じは受けませんけれど、仙台から離れるにつれて他の東北の県と同じように人口減少が著しくなってきており、過疎化が進んできております。アベノミクスで経済を活性化させるというのは非常に重要ですが、それが過疎地にどう波及していくのかということがなかなか見えづらいということではないでしょうか。

Q

 そうすると宮城で考えると、宮城も与党は負けたわけだが、宮城で負けた原因もそれが大きいのではないかという考えか。

村井知事

 宮城の場合は復興というものもまたそこに加えて考えなければならないと思います。今回の選挙は、宮城に限って言いますと、桜井さんの知名度が非常に高かったというのは一番大きな要因だと私は思っておりますので、必ずしも新人同士が戦ったわけではなく、現職同士が戦ったとしても、桜井さんはもう(参議院議員を)3期務めておりますから、知名度の面で相当ハンディキャップがあったろうと思います。それがここまでずっと(熊谷大候補が)追いついてきたということでございますから、決してアベノミクスに対する批判、安倍政権に対する批判だけで差がついたわけではないと私は思います。一方、他県は比較的同じような知名度同士が戦っているということを考えますと、岩手県は新人ですし、福島県は大臣をされている方でありますから、そういった分析もできるかもしれません。宮城は事情が少々違うのではないかと思います。

Q

 投票率が、52%と上がった。その受け止めと、そしてなぜ上がったと考えるか。

村井知事

 投票率はいつも非常に気になりますが、前回より上がってほっとしています。とはいえ、まだ半分程度の方が選挙に行かなかった、また、期日前(投票)も非常に簡単にできるようになっているにもかかわらず、選挙に関心を持たなかったということでございますので、その点については反省をしているところでございます。

 投票率が上がった理由でございますけれども、これは、メディアの皆さんが、いろいろな場面で選挙の必要性を訴えていただいたということと、まだ具体的な数字は出ていませんが、18歳以上の方が選挙に行くということで斬新さというものが出たのかもしれません。

Q

 先ほど憲法の改正について、9条については国民の多くがさほど変える必要を望んではいないのではないかという話があった。知事は自衛官であったという経験もあるが、一方で、集団的自衛権など解釈改憲的に9条の本来の趣旨と実際の運用などが変わってきているという問題もあるかと思う。その辺についてどういうふうに整合性をつけていくべきだと考えるか。

村井知事

 現政権は、今の憲法の範囲内で安保法案が実現可能だとお考えになったわけでございますので、それをベースにすると、その部分は憲法改正しなくても法律の改正はできたということになろうかというふうに思います。従って、それに合わせるために、例えば最高裁で違憲判決が出たので憲法を改正するというわけでは決してございませんから、そこはあまり意識しなくてもいいのではないかと思います。私は憲法を隅から隅まで勉強しておりませんけれども、幅広によく見た上で、どの部分が時代に合わないのかということをしっかりと国民に明示をし、たたき台を作って議論をした上で、変えていけばいいのではないかと思います。

Q

 知事自身は、集団的自衛権の行使を認めるという今の政府の方針、とりあえずの考え方と憲法9条の関係をどういうふうに考えるか。

村井知事

 難しい質問ですね。それぞれいろいろなメディアの報道を見ると賛否あって、どちらも言い分があるという気がしております。私の立場で、今、賛成だ、反対だと言うのは少し控えたいと思います。

Q

 先ほど投票率の話で、上がったとはいえまだ半分の方が行かれていないという現実があり、反省しているとおっしゃったと思うが、どのような取り組みやアピールが国にとっては必要だと思うか。

村井知事

 今回は特に未成年の方に投票に行っていただかなければならないということで、学校等を通じてPRに努めるといったようなことを特徴としてやったわけであります。その他はいろいろな広報媒体を使って、投票に行くように促したり、また、県職員には必ず投票に行くようにという指示をしたりと、選挙管理委員会と一緒になって知事部局としてやれることはやりましたし、教育委員会としてやれることもやってきたと思っています。しかし、1票のありがたさ、投票することの権利を行使することのありがたさということがなかなか皆さんにご理解いただけないなというのは、実際いろいろなところで話をしていて、私も感じるところでございますので、先人がここに至るまでどれだけの汗を流し、血を流してきたのかということを、今後もいろいろな機会を通じてお話をしてまいりたいと思います。

名取市長選挙について

Q

 現職の佐々木(一十郎名取)市長が落選され、新人の方が当選された。知事も応援のマイクを握ったが、受け止めを伺う。

村井知事

 佐々木市長と今までいろいろな取り組みをしてまいりました。名取市も大きな津波で大変な被害を受けた地域でございますので、県としても一緒にバックアップしながら復興を進めておりました。そういうご縁もあって、選挙期間中、一緒に選挙カーに乗って、2時間でございましたけれども応援をさせていただいたわけであります。結果として厳しい審判が下されました。これは名取市民の判断でございますので、新山田(司郎)市長と一緒になって引き続き伸ばしていくものは伸ばしていく、また、山田市長の考えで変えたいものがあるということであれば、協力できるかどうかよく考えながらできるだけのお手伝いをしていきたいと思っています。佐々木市長には大変お疲れさまでしたというメールは送らせていただきました。

Q

 現職の佐々木市長が落選した敗因は何だと考えるか。

村井知事

 今までの復興政策について、評価されていたもの、されなかったものあろうかと思います。名取市にとって、一番大きな課題は復興をいかに進めるかということであります。そういった意味では、この5年4カ月、復興施策を進めてこられたことに対して一定の厳しい批判があったということなのかもしれません。その点は、私は名取市の市政の選挙結果についてまだ分析しておりませんので、詳しいことは分かりません。

Q

 今回、知事が(佐々木)市長のマイクを握ったのと同じ時期に、参議院選挙に立候補した熊谷(大)さんのマイクを握って、知事がマイクを握った方が2人落選してしまった。知事の現状に少し陰りが出ているのかなどと思ったりもしているが、これについてはいかがか。

村井知事

 もう選挙で私に応援を頼まないほうが良いと思います。貧乏神かもしれません。私がマイクを持ったから選挙が優勢に進むということでは決してないということがあらためて証明されたというふうに思います。ですから、今後は選挙のときに知事にマイクを持ってほしいというようなことはあまり皆さんおっしゃらないほうがいいかもしれませんね。

東京都知事選挙立候補者について

Q

 増田(寛也)元岩手県知事が立候補を表明した。9年前を考えると、宮城県の前知事が同じような形で行政経験を買われて東京都知事選挙に出て大敗した。東京都知事選において他県で知事職をやったという行政経験が評価されると思うか、評価の対象にならないと思うか。

村井知事

 増田さんの場合は、岩手県知事の仕事内容だけではなくて、その後の、(知事を)お辞めになった後の活動も評価をされたのではないかと思います。ただ、岩手県、宮城県、こういった自治体の経験と東京都の知事の仕事というのはかなり差がありますので、今まで岩手県知事として蓄えたノウハウが東京都ですぐに生かされるかというとまた違うと思います。それはもう全く仕組みが違いますので、余りにも東京都は大きいものですから、そんなに相関関係はないと思いますけれども、人柄等を見て最適というふうに皆さん考えたのではないかというふうに思います。

Q

 岩手県や宮城県では知事の知名度は絶大で、増田さんもそうだし前知事も絶大ではあったが、村井知事も東京などに出張等されたときに、宮城県知事や他県の知事というのは名前としてかなり知られているものなのか、それともあまり知られていないものか、どのように感じるか。

村井知事

 (東京で)よく電車に乗りますけれども、電車で声をかけられたことはないです。

Q

 やはり宮城県とは全然違うか。

村井知事

 全く違うと思います。ですから、東京都の方からすると、恐らく増田さんのことはほとんど分からないと思います。マスコミ、メディアには結構出ておられるので、ここにおられます皆さんは誰でも知っていますけれども、意外と東京都民の方はご存じないと思います。そこからの選挙だと思って、新人のつもりで選挙を戦われたほうがよろしいかと思います。ただ、首長がみんな応援してくださっているというのは心強いのではないでしょうか。


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