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宮城県知事記者会見(平成28年6月13日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年6月14日更新

知事定例記者会見

夏季における朝型勤務の実施について

村井知事

昨年度(平成27年度)から国民運動として展開されております「ゆう活(夏の生活スタイル変革)」につきまして、本県では震災からの早期復興が最大の課題でありますことから、昨年度は実施を見送りました。現在も、復興業務等により繁忙な状況が続いているところでありますが、復旧・復興業務の長期化に伴い、これまで以上に職員の心身の健康維持に配慮し、時間外勤務の縮減とワーク・ライフ・バランスの推進が必要でありますことから、本年度におきましては「朝型勤務」を実施することにいたしました。

実施期間は7月1日から8月31日までの2カ月間で、対象職員は知事部局等の希望する職員、教育庁は県立学校以外の希望職員としております。通常、午前8時半から午後5時15分までの勤務時間について、朝方勤務は午前7時30分からと午前8時からの二つのパターンの選択といたしまして、1日単位からでも実施可能、朝型勤務実施職員は原則定時退庁としております。

この夏、職員には「朝型勤務」を利用し、夕方からのプロスポーツ観戦や仙台七夕に出かけるなど、家族や友人と楽しく過ごす時間を持つことで、今後の復興業務に向けた英気を養っていただきたいと考えております。

県議会議長の選任について

Q

 先般、県議会の安部(孝)議長が辞任を表明した。今後の人選についてどのような人物、決め方が望ましいと考えるか、知事の意見を伺う。

村井知事

 選任方法につきましては、これは議会が決めることでございますので、私からとやかく言うことはできないと思っております。

 どのような人物が望ましいかということでございますが、知事といたしましては、知事部局が考えております施策、具体的に言いますと議案、予算といったようなものを議会の各会派、また議員の皆さまによく理解していただけるようなお手伝いをぜひお願いしたいと思います。そのようなことをしっかりとやれる方が望ましいと思っています。また、今、県民の関心が非常に高い政務調査費等の議会での税金の使途、このようなものに対する透明性、しっかりとした報告をするという仕組み、このようなものにリーダーシップを発揮できる人物が望ましいと思います。

Q

 議長選で候補者が所信表明するべきだという意見が議会内に出て、協議している。これについて知事の見解を伺う。

村井知事

 これは私が言うべきことではございませんので、議会の中でよくご議論いただき、一番良いと思うやり方を決めた上で、皆さんが納得できる人を選んでいただきたいと思います。

Q

 今回は有事だと思うが、候補者が自分たちで議会を改革していくという意思表示をした上で議長選をすることは非常に意義があることかと思うが、いかがか。

村井知事

 それも一つのやり方だと思います。

 いろいろなやり方をよく検討していただければよろしいのではないでしょうか。どのやり方がいいということを私が申し上げることはできません。

任期付職員の確保について

Q

 現在、県が取り組んでいる任期付職員の採用確保の状況について伺う。先日、東京都庁で岩手県、福島県と合同で職員説明会を開き、今まさに進めているところだが、震災から5年過ぎたこともあり、いま一つ低調なようにも取材している。まずこの状況の受け止めと全国へのメッセージ、また今後の対応策を伺う。

村井知事

 まず受け止めでございますが、やはり年々風化が進んでいると思います。また、人手が足りないということが伝わっていないということは感じます。いろいろなところでお話をしましても、「もう復興はかなり進んでいるんでしょう」というような返答が返ってくることが多くなってまいりました。非常に厳しい状況になっているというのが受け止めでございます。

 メッセージでございますが、復興事業はこれから、今年、来年あたりがピークでございます。災害公営住宅が全て完成しますとかなり落ち着くと思います。しかし、オリンピックのほうにも人手をとられており、まだまだ厳しい状況が続いていますので、ここ一、二年は人手が足りません。任期付職員の継続をしっかりとPRしていかなければならないだろうと思っております。

 それから、対応策でございますけれども、まずは応援職員の確保が非常に重要でございますので、全国の派遣自治体の首長、幹部への直接訪問を被災3県(岩手県・宮城県・福島県)合同で継続してまいりたいと思っております。また、昨年非常に好評でございました被災自治体の視察事業。実際に来ていただき、どのようなことをやっているのかと、どのような状況なのかということを派遣していただいているそれぞれの自治体に見ていただくという事業を今年もやりたいと思っております。

 今月20日まで任期付職員の募集となってございますので、ぜひマスコミの皆さまには広く告知をよろしくお願いしたいと思います。

環境大臣の県内指定廃棄物一時保管場所視察について

Q

 昨日、(登米市の)指定廃棄物一時保管の状況を丸川(珠代)環境大臣が視察した。このことの受け止めと、今後の対応に向けてどういった意義があったか、知事の考えを伺う。

村井知事

 まず受け止めでございますが、前回は(岩沼市の)浄水発生土でございましたけれども、今回は問題になっております稲わらを大臣が直接現地に来て視察いただいたということは、時間はかかりましたけれども非常に意義があったと思います。映像で見るだけではなくて(稲わら保管場所の)中に入ることによって、あの蒸し暑さ、またあの臭い、また放射能レベルを自ら測定されましたのでその放射能の線量、こういったようなものをじかに自分の目で、肌で、鼻で感じていただいたことは意義のあったことだと思っております。前(環境)大臣の望月(義夫)大臣は一回も来られませんでした。そういった意味では、かなり時間はかかりましたけれども、大臣としてお越しになったことは、2代の大臣を通じて初めてということになりますので非常に意義があったと思っております。

 今後に向けての意義でございますけれども、私のみならず、3人の首長(登米市長、栗原市長、大崎市長)から、問題点、またこうやってほしいといった具体的な提案を申し上げましたので、それを持ち帰っていただいて省内でいろいろご議論いただくたたき台を作ったという意味で大きな意義があったと思っております。

Q

 昨日の知事の発言をあらためて聞き直してみたが、8,000ベクレル以下のものについて県が調査を始めて、そのほかの未指定については国が調査しているということで、これは終わる時期を合わせてもらい、その上で、市町村長会議で県としての方針を出したいということだった。そのとき指定廃棄物も含めて処理方針を出したいと言っていたが、それは8,000ベクレル以上の指定廃棄物になったものについても県のほうで方針を出すという考えか。

村井知事

 まだそこまで何も決めてはいませんが、私が言いたかったことは、8,000ベクレル以下のものについて県が測定をいたしますが、これにつきましても非常に量が多いものですから、国のいろいろな技術的支援、財政的支援が必要だということでございます。そうすることによって国が一定の関与ができて、コントロールができるわけでございますので、調査の終期がだいたい同じような時期にできるのではないかと。どちらかが非常に早く終わって、どちらかが非常に遅くなってしまうと、またその調整等に時間がかかってしまいますので、だいたいほぼ同じ時期に終わるように国のほうで調整をしていただきたいという気持ちを持っているということをお伝えしたということでございます。

 その上で、指定廃棄物の取り扱いにつきましては、まずは8,000ベクレル以下のものをいかに早く処理するかということを先に進めながら、同時に市町村長会議等で8,000ベクレル以上の指定廃棄物について協議をするということにしておりますので、それは並行して話し合いを進めていきたいということでございます。従って、秋口に一定の方針を出すということになろうかと思いますけれども、その際にはどういう切り分けでやるのか、一緒にするのかということについてはまだ決めておりません。

Q

 となると、8,000ベクレル以上の指定廃棄物について現時点で知事のもとにボールがあることになっているが、ひょっとしたらそこで処分場建設はなしにしてほしいと国に言うこともあり得るのか。

村井知事

 市町村長会議で皆さんからいろいろな意見が出ると思いますので、その意見を踏まえた上でよく考えていくということで、今のところは何とも申し上げることはできません。

Q

 8,000ベクレル以下のものについて、昨日も丸川大臣は財政的にも技術的にも最大限支援をする、一緒にやっていきたいという話だったが、一方で、(布施孝尚)登米市長からはあくまでも国が主体的にやってほしいということで、丸川大臣が現場にいらっしゃったことでの意義はあったが、やはり国と市町村長との温度差があったように思う。その点についてはどう考えるか。

村井知事

 私は横で聞いていましたが、お互い言っていることは、そんなに違いはないというふうに思いました。国がやるにしても、国が焼却炉を持っているわけではございません。また、国に人手がそれほど多くあるわけではございませんから、やはり県や市町村の協力を得ながらやらなければならないということを大臣もおっしゃりたかったのだというふうに思います。登米市長も、何もかも国がやれということではなく、国がもっと前に出てもっと汗をかいてほしいという意味でおっしゃったと思いますし、市町村は一切手を引くという意味でおっしゃったのでもないというふうに私は受け止めましたので、お互い言っていることはそれほど変わりないだろうと(思います)。ただ、われわれといたしましては、国がもっと前に出て、市民や県民の前に出て説明をするなり説得をするなり、そういった行為をしてほしいという思いは強く持っていると、そこは伝わったのではないかなと思います。

Q

 あらためてだが、8,000ベクレル以下についての処理の責任の主体はどこにあると考えるか。

村井知事

 一般廃棄物という扱いですので、まちにある通常の廃棄物、ごみと同じ扱いにできるというルールですから、これは市町村が処理をしようと思えば処理ができますが、なかなかナーバスな問題でありますので、一歩踏み出せない市町村長がいることは事実でございます。ただ、これを全て国にやってくれと言いましても、ではどこに焼却炉を造るのかといったときに、これは簡単に解決できる問題ではありませんので、やはりこれは市町村が所有して管理をされております施設、処分場も含めて施設を活用する、あるいは市町村内ですき込み等をするといったような形で、やはり宮城県内の中で処理はしていかなければならないだろうという思いは、私は持っております。

Q

 具体的な処理方法に関してはこれからだが、県内でやっていかなければいけないという認識か。

村井知事

 はい。そういう意味では、国の責任とか県の責任とか市町村の責任ではなくて、やはりみんなの責任で、みんなで解決しなければならないと、そういう意識が大切だと思います。

Q

 8,000ベクレル以下についての測定をこれから始めるということだが、その測定を始める際にぜひ取材をさせていただきたいが、いかがか。

村井知事

 大丈夫だと思います。

参議院議員選挙に対するスタンスについて

Q

 参院選の争点はどう考えるか。また、どういった候補、陣営を支持するかという考えはあるか。

村井知事

 争点は、これはもう皆さんのほうが詳しいと思いますが、やはりアベノミクスの是非、安保法案の是非、憲法改正の是非、こういったようなものが争点になるのではないかと思います。また私がどの候補、どの政党を応援するかということですが、今回は中立でいたいと思います。

Q

 確認だが、両候補から応援の要請は来ているのか。

村井知事

 両候補から依頼があり写真撮影はしていました。恐らく何らかの形で活用されるものだと思います。そういった間接的な応援はいたしますが、マイクを持っての応援はしないということです。

Q

 マイクを持ってほしいという要請はあるか。

村井知事

 今のところはないですね。

Q

 争点でアベノミクスなど中央の話が出たが、ここ宮城の被災地で争点にしてほしいこと、両候補に訴えてほしいことはどのように考えるか。

村井知事

 やはり復興事業をさらに前に進めなければいけませんので、復興をただ応援するというのではなく、具体的にこういった復興事業に私は関与して、こういったものをどんどん前に進めていくといったようなことをはっきりと意思表示していただくとありがたいと思います。例えば、私ども防災拠点の整備を進めておりますが、かなり時間がかかる事業でございます。こういった事業を国としてどこまで関与するのか、もう一歩踏み込んで関与するのかどうかといったようなことをはっきりしていただきますと、県民はより明確に投票しやすくなるのではないかと思います。

Q

 県内では中立でということだが、例えば近隣の県から応援に来てほしいという声がかかっていたり、あるいは応援に行く予定はあるのか。

村井知事

 今のところはないですね。また、議会中になりますので、それほど私も時間的な余裕はないと思います。

Q

 先ほど争点としてアベノミクスの是非、安保法案の是非、憲法改正の是非と3点示したが、それぞれについての知事の評価を伺う。

村井知事

 アベノミクスについては、実際雇用状況が非常によくなっている面を見ますと、株価、為替、いろいろ言われておりますけれど、私が一番関心があるのはやはり雇用状況でございます。雇用状況が全国的によくなっているということを考えますと、私は評価をしていいのではないかと思っております。

 安保法案につきましては、この国の全体の安全保障の問題でございまして、お金を出すだけではなくて汗も流すという意思表示を同盟国に示せたという意味では、意義があったのではないかと私は思います。

 憲法については、これは内容が明らかではございません。憲法9条の問題なのか、自治法に関係するような問題なのか、内容を見なければそれについてはコメントのしようがないと思っております。

Q

 今の話の中で雇用状況がよくなっているということだが、それは雇われる側としてはよくなっているが、一方で、人手不足など、経営する側から見れば雇用状況がよいのかという声もある。その点はいかがか。

村井知事

 そうですね。私はやはり県民の立場ですので、雇う側よりも雇われる側に立つべき人間だと思っており、そういった観点から、私はそれでよいのではないかと思います。また、多少なりとも給与が上がってきたということと、あともう一つ大切なことを言い忘れましたけれども、税収が上がっています。これは間違いなくアベノミクスの成果だと私は思います。