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宮城県知事記者会見(平成28年4月25日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月26日更新

知事定例記者会見

平成28年熊本地震被災地への支援について

Q

 被災者を宿泊施設に受け入れる話があったが、現地との調整状況を伺う。

村井知事

 宮城県としての方針を先週示して、今日(4月25日)骨子案が出ました。今後、細部を詰めなければ、(この骨子案を)先方にお伝えしても動きようがないと思いますので、来週の月曜日(5月2日)までに旅行業者等とよく調整をした上で、しっかりとしたスキームを作り、それが連絡会議でオーソライズされたならば、その時点で熊本県にお伝えするという形になろうかと思います。

Q

 県内の宿泊施設はどれくらいの数を予定しているのか。

( 担当課 )

 現時点では「受け入れられる可能性がありますか」という質問だけをしている状況でして、先日市町村を通じて確認しましたところ、現時点で2,231人ほどの受け入れが可能という報告を頂いております。

村井知事

 ゴールデンウイークは既にほとんどの宿泊施設が埋まっていますので、連休後ということです。

Q

 先ほど行われた連絡会議の中で、熊本支援の骨子案が出されたと思う。隣の山形県では県営住宅や県職員住宅での広域避難の受け入れも表明している。一方、宮城県は宿泊施設を示しているが、宮城県が示す骨子案のメリット、強みを伺う。

村井知事

 私どものリエゾンが行っておりますので、リエゾンのほうから熊本県職員の皆さん等のヒアリングをしたところ、被災された方々が私どものしっかりとした住宅にお住まいいただくと戻りづらくなってしまうと。基本的には熊本県に戻り、そして、また熊本で再建をしていただきたいというご意向をお持ちだということでありました。今は大変劣悪な環境におられるでしょうから、まずはこちらのほうでゆっくりしていただいて、仮設住宅ができる直前、あるいはできた後に戻っていただいたほうが、熊本県に引き続きお住まいいただけるのではないかと考えたということです。

 東日本大震災を経験しまして、県外に避難をされましたら、やはりなかなか戻ってきていただけません。ですから、やはり戻っていただけるように支援するということも重要ではないかと、宮城県は考えたということです。その上で、宮城県にお越しになった方が、宮城県で住み続けられないだろうかというご意向を持てば、その場合は当然宮城県に住み続けていただけるようにサポートしてまいりたいと思います。

 ただ、今回は津波等で何もかもなくなったのではなくて、大半の方が大規模半壊等で家に入れない、住み続けられないという状況だと思います。家財道具は基本的に残っておりますので、まずはいったんこちらのほうに来られて、少し落ち着いたら引っ越し等をされてもよろしいのではないかと思います。

Q

 知事自身が現地に行くことを考えているか。

村井知事

 現在調整中です。5月の中旬に熊本県に行きたいと思っています。細部、日程が決まりましたら、報告させていただきます。

Q

 現地に行ってどのようなことをしたいと考えるのか。

村井知事

 できましたら(蒲島郁夫 熊本県)知事にお会いして、お見舞金をお渡しし、また県職員から寄附も募りますので、その寄附金をお持ちしたいと思います。県民から県の施設に頂いている寄附金につきましては、直接お持ちするか、日本赤十字社を通じてお渡しするか、これはまだ決めておりませんが、少なくとも県からの寄附金と県職員からの寄附金については私が直接持参したいと思います。

 そして、今回いろいろな支援メニューを作っておりますので、その支援メニューを直接知事にご説明したいと思います。それから、東日本大震災の記録集を作っておりますので、その記録集をお持ちして、参考にしていただきたいということをお話ししたいと思います。

 一番の目的は、何といいましてもやはりお見舞いに行って、私が直接熊本県の代表に対してお見舞いの言葉を申し上げるというのが狙いであります。

Q

 九州の被災地では、東日本大震災の経験をすごく必要としているかと思う。具体例を挙げるとすれば、今現地ではどのようなことが一番困っているのか、何かアドバイスのようなことはあるか。

村井知事

 先ほどお話ししたように、既にいろいろな職員を派遣いたしまして、応援をしております。例えば公衆衛生、今はかなりの水が止まっておりますので、衛生の環境がよくないと思います。そういったときにどうすればよいのかといったようなことであったり、建物の応急危険度判定、これがしっかり終わらないと家に戻れませんので、これも非常に優先順位が高いと思います。

 今後は、災害廃棄物の処理あるいは仮設住宅の建設、こういったものにシフトしていくのではないかと思います。今までは物資の搬送に一番エネルギーを注いでおりましたので、そこに人を派遣いたしました。時間を追うに従って、必要とするものがだんだん変わってまいりますので、そういったことについてわれわれはノウハウを蓄積しておりますから、人を出していってお手伝いをしたいと思っています。宮城県は距離がありますので、物資の支援というよりもそういったノウハウの提供に力点を置こうということを考えております。

Q

 熊本地震の関連で、今回、川内(せんだい)原発を止めるという判断には至らなかった。これについて知事の所感を伺う。

村井知事

 専門的な知見に基づいて、安全に運転し続けることができるということだったのだと思います。少なくとも今の時点で何ら問題、トラブルは起こっていないわけでございますので、判断に誤りはなかったのではないかと思います。

Q

 今回、川内原発付近は震度2ということで、非常に揺れは少なかった。ただ、まだ余震があって、今後また大きな地震が起きる可能性はあると思う。止めないというのは今後どうなのかと思うが、そのあたりはどうか。

村井知事

 私は専門的な知見を持ち合わせておりませんので、詳しくコメントはできませんが、少なくともこの国を代表する知見を持った方が総合的に判断されたわけでございますので、私はそれを信じて大丈夫ではないかと思っております。

Q

 今回、市民団体からも止めてほしいという要望が出ているが、これについてはどう受け止めるか。

村井知事

 当然いろいろなお考えをお持ちの方はおられるわけでありますから、そういった意見をお持ちの方がおられるということは、しっかりと受け止めるべきだと思いますが、だから止めなければならないということにはならないだろうと思います。

Q

 今回あらためて日本は地震が多い国だと再認識されたと思うが、地震があっても国が原発推進で進んでいくことについて、知事の考えを伺う。

村井知事

 地震があっても、津波があっても、原発が安全に稼働し続けられるようにするということをベースに、原子力規制委員会で非常に厳しい基準を決め、チェックをしているわけでございますので、私はその結果を尊重してよろしいのではないかと思います。ただし、女川原発を再稼働させるかどうかというのは、また別問題ということです。

指定廃棄物の放射能濃度の再測定について

Q

 本日、井上(信治環境)副大臣が栗原市に来るということで、これを受けて知事の所感を伺う。

村井知事

 先般、私どもが井上副大臣に未指定分の廃棄物の再測定について、市町村も立ち会った中でぜひやっていただきたいというお願いをいたしましたところ、近いうちに実施するというようなご意向でございました。それが今日に至ったということでございます。しっかりとわれわれの要望を受け止めていただいたものと、高く評価をしております。 

 県、市町村が納得する形で調査をしていただき、その数値をわれわれのほうに早くお示しをいただきたいと思っております。

Q

 今回、県職員と各担当自治体の立ち会いのもとということだが、これは全てに立ち会うということか。

村井知事

 基本的に県は連絡を頂ければ立ち会う予定にしております。市町村はその市町村の考えに基づいて立ち会う、立ち会わないということを決めていただこうと思っております。

Q

 この後、知事が井上副大臣と会う予定はあるか。

村井知事

 今日はありません。今日の現地調査には、環境生活部の佐野部長が現地に行って立ち会うことにしております。

Q

 再測定をして早く結果を示してほしいということだが、大体どのくらいまでということはあるか。

村井知事

 先般マスコミの皆さんが退席された後、環境省で(井上副大臣の)お話を聞いたところ、県も市町村も丁寧にやってほしいという意向を持っておられるでしょうから、少しお時間を頂きたいということでございました。私どもとしては拙速に調査をして、その数字が信用できないというようなことが市町村から出てまいりますと、次の段階に移れませんので、時間をかけてもしっかりと調査をしていただきたいと思っております。

Q

 この再測定の結果が出るか出ないかということは、例えば市町村長会議に影響したりするか。

村井知事

 そうですね、市町村長会議の前に(再測定結果が)出ればまた変わってくると思いますが、恐らく井上副大臣の話では1カ月程度で結果が出るような話ではなかったと思います。今の私の感覚では、その前にやるかどうかまだ決めておりませんが、遅くとも5月27日には市町村長会議を開催いたします。その際までに未指定分の結果をまとめたものが発表されるとは思っておりません。

Q

 未指定分の再測定結果も市町村長会議では恐らく重要なテーマになってくると思う。市町村長会議で話し合うためには、この結果を見ないとできないことにならないか。

村井知事

 そうですね。この結果は非常に重要だと思います。この結果が出るということは、この間の市町村長会議の雰囲気からすると、非常に重要だと私も受け止めておりますので、その結果が出る前に何らかのアクションを起こすということは難しいのではないかと思います。

Q

 今、8,000ベクレルを下回ったものの処分方法について県として方針を策定中だと思うが、この未指定の結果が出たものを踏まえて、あわせて県の方針を出すというお考えか。

村井知事

 そうですね。県の方針というものがまだ固まったわけではありませんが、やはり詳細なデータというものを持った上で、どう処理するかということを考えていかなければなりません。指定廃棄物も重要ですけれども、指定廃棄物の中に含まれている8,000ベクレル以下のものの処理、8,000ベクレル以下がどういう状況なのか、また8,000ベクレルを超えたものがどういう状況なのかということの全体を把握した上で、総合的に処理というものを考えていくべきではないかと、今私は思っております。

Q

 従来知事が想定していたスケジュールよりは、県の方針が出るのも少し遅れそうだということか。

村井知事

 そうですね。

Q

 今回の未指定分の再測定結果、だいぶ減衰して8,000ベクレルを下回っているものが生じると知事としてもお考えか。

村井知事

 はい。恐らく例の指定廃棄物の再測定結果を見ると、未指定分も、想定しているより数字は低く出るのではないかと私は思います。

政務活動費不正支出問題について

Q

 安部(孝)議長の提訴をどのように受け止めているか。

村井知事

 事務所費の住民監査請求につきましては、県が4月15日金曜日に返還通知を出したところ、18日月曜日に(自民党・)県民会議から返還されておりまして、監査結果を尊重して速やかに対応していただきました。なお、告発状が受理されたことにつきましては詳しいことが分かりませんので、コメントは差し控えたいと思います。

Q

 市民団体が住民訴訟を起こすという動きがあるが、それについての所感を伺う。

村井知事

 訴訟がどのようになっているのかまだ掌握しておりませんので、これにつきましても申し訳ございませんけれども、コメントは差し控えたいと思います。

Q

 この一連の経過はまだ動いていて、42万円を返還するというのもなかなかない話ということであり、また、刑事告発も受理されたということだが、知事から見て安部議長の問題は、県議会への信頼を損なわせているのではないかという思いはあるか。

村井知事

 少なくともそのような疑義を持たれたことは事実だと思います。安部議長も返還には応じ、会派としても返還に応じたわけでございますし、地検が受理をしたということから見ましても、そのような疑義が生じていることは間違いないと思います。ただ、だからといって信頼を損ねたというのはまだ行き過ぎでございまして、明らかに過ちがあったということが証明されたわけではございません。安部議長は一貫して、間違ったことはしていないとおっしゃっておりますので、まずはその疑念を自ら晴らすように努力していただき、その上で信頼を損ねているということであれば、自分の出処進退を自らお考えいただければよろしいのではないかと思います。

Q

 自ら出処進退についてお考えになってというのは、こういったものは周りや会派から言われるものではなく、ご本人で決めるべきことというお考えか。

村井知事

 そうです。もし信頼を損ねているとご自身で思われた、ご判断なさったならば、出処進退は自ら考えるべきだということです。従って、信頼を損ねていない、あくまでも間違ったことをしていないと、またそれが公の場で証明されたならば、それはお辞めになる必要は全くないだろうと私は思います。疑念があるだけで辞めなければならないというものでは決してないということです。

Q

 6月定例議会はまだ先だが、議会運営についての影響はどう考えるか。

村井知事

 少なくとも知事部局、執行部側はどのような場合でもしっかりとした準備を整えて、万全の体制で議会に毎回臨んでいるつもりです。議会側につきましては、私どものほうでとやかく言う立場にはございません。あくまでも議会として一番大切な役割は、われわれが出した議案をしっかりと審査をする、また自分たちで条例等をしっかりと積み上げていくということでございますので、本来の役割を損なわないようにしていただきたいと願っております。

「政宗が育んだ伊達な文化」の日本遺産認定について

Q

 文化庁の日本遺産に、仙台市、塩竈市、多賀城市、松島町が連携した「政宗が育んだ伊達な文化」が認定されたが、これについての受け止めと抱負を伺う。

村井知事

 今般、宮城県から認定申請しておりました「政宗が育んだ伊達な文化」が、文化庁の日本遺産に認定されました。わが県の歴史や文化的魅力を国内外に発信する上で、大きなアピールポイントになるものと考えております。今年は仙台空港の民営化が7月に控えておりまして、空港を活用した広域観光の活性化を進める上でも大変な朗報と受け止めております。県といたしましては、早速関係する市町団体などと(仮称)日本遺産活用推進委員会を立ち上げ、今後の地域活性化と観光振興に関連文化遺産を積極的に活用する新たな体制整備、事業展開を図ってまいりたいと考えております。

Q

 これは観光面で当然プラスになると思うが、これを機にどのような活用ができるかというアイデアのようなものはあるか。

村井知事

 まだ白紙です。それを先ほど言ったこの(仮称)推進委員会でよく話し合ってまいりたいと思っています。私のアイデアを披瀝(ひれき)して、そちらの方向に行ってしまうと困りますので、まずはいろいろな意見を出していただきたいと思っております。来月中にでも立ち上げられればと思っております。

G7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議について

Q

 あと1カ月を切った財務大臣・中央銀行総裁会議だが、1年前の国連防災会議の際にもホテルやスイートルーム関係は足りないという問題があった。コンベンション機能の強化は民間で進めるべきことだが、これに関し、行政がサポートできることをどう考えているか。またこの1年で進展しているのか、伺う。

村井知事

 大変申し訳ありませんが、この件につきましては全面的に仙台市がやっておられまして、県は関与しておりませんので、詳しいことは、分からないというのがお答えです。仙台市のほうに確認していただくと詳細が分かるかと思います。

衆議院議員補欠選挙の結果について

Q

 昨日の北海道と京都の衆議院議員補選の結果について、知事の受け止めを伺う。

村井知事

 京都3区については大部分の方があのような結果が早く出るだろうということは想定をされておりました。北海道5区については、与野党が候補者を出し合っての激突でございましたので、非常に注目されておりましたし、私自身も関心を持って見ておりました。私が思っていたよりは、差が開かなかったというような受け止めであります。それだけ野党の皆さんが結束したのではないかと思います。この結果を総理がどう受け止めるのか、注目しております。

Q

 解散については、どのように思われるか。

村井知事

 これはもう総理の専権事項ですから分からないですね。

Q

 今回の選挙は、北海道は約58%の投票率だったが、京都は30%ぐらいだった。投票率の低さについて、宮城県としての考えがあれば伺う。

村井知事

 これは毎回大きな問題になるんですが、妙案といいますか、これをやればうまくいくという策はなかなかないんです。ただ、今度の参議院議員選挙からは18歳以上の方が投票に行かれるということでございますので、一歩間違うと投票率がさらに下がってしまう可能性もございます。従って、18歳から20歳までの人たちに対して啓発活動を重点的に行いたいと思っております。

Q

 今考えている範囲で、啓発活動はどのようなものか。

村井知事

 法律(公職選挙法等の一部を改正する法律)が通りましてから、各学校でそういった教育をしてまいりました。さらに学校に通っている方たちがたくさんおられるかと思いますので、そういった方たちに学校の方から投票を促すようなことをしていただきたいと思っています。詳しくは選挙管理委員会の方で、ご検討いただけると思います。

地震災害後の国政選挙の実施について

Q

 衆議院解散については首相の専権事項だが、前回、東日本大震災の際には統一選の先延ばしの要望をしていただいた。地元として、被災地の現場として、この状況で同日選挙を行うことについて、知事はどう受け止めているか。

村井知事

 同じ被災地の首長としては、熊本のそれぞれの自治体はできれば避けてほしいと、恐らくそう思っておられると思います。選挙になりますと、かなりの人数がそれに割かれます。それはすなわち復興の遅れにつながるわけでございますので、その時点(選挙時)ではまだ、仮設住宅の建設も全て終わっていないと思います。そう考えますと、選挙にはなかなか踏み切りづらいだろうと思いますね。ただ、これはあくまでも首相の腹一つでございますので、やると決めれば、みんなで間違いのないようにしっかりと準備をしていただければと思います。