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宮城県知事記者会見(平成27年9月28日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年9月29日更新

知事定例記者会見

関東・東北豪雨の被害について

 9月11日に発生した関東・東北豪雨で宮城県内も大きな被害を受けた。その後、激甚災害指定もされたが、これまでの被害状況と県の対応について伺う。

村井知事

 もう既に報道されていますように、豪雨被害によって200億円を超える被害額が生じました。県は、激甚災害に指定していただけるように国に対し働きかけをしております。近いうちに国のほうから激甚災害の交付施行が発表されると伺っております。応急復旧はほぼ終わりましたので、今後は本復旧に向けて11月議会に予算を計上したいと考えてございます。また、被災者の皆さまの生活再建を優先しなければなりません。そこで、被害に応じて最大300万円を支給できるという被災者生活再建支援法を早速適用させていただきたいと思っております。ご自身で自宅を再建できる方は再建していただき、再建できないといった場合には市町とよく調整をいたしまして、側面的な支援をしてまいりたいと考えております。

 また、今回は想定外の雨量であったということもありますが、河川が決壊した、また越流したということでございますので、こういったものをよく検証いたしまして、しっかりと観測体制を整えるとともに、今回決壊した、あるいは越流した河川を指定河川にするといったこともよく検討してまいりたいと思っております。

 なお、9月30日の水曜日に大雨関係の要望活動のため、私と被災自治体(栗原市、大崎市、大和町)の首長方で政府に行く予定としております。まだ、何時にどこに行くのかということまで決まっておりませんので、決まりましたらマスコミの皆さまに報告を申し上げます。

 県の河川に設置されている水位計を、リアルタイムで測定できるようなものにこれから変えていく考えはあるか。

村井知事

 今は応急復旧、それから本復旧のことで手いっぱいでございますので、少し落ち着きましたら、水位計をどのようにすればいいのかということを、宮城県全体をよく見て、抜本的な見直しというものも視野に入れながら検討してまいりたいと思っております。

 今回の豪雨災害で、避難指示と避難勧告の在り方が問われたと思うが、県として各市町村によっての違いをどう受け止めているのか。また、県として今後どのような指示をしていくのか。

村井知事

 それぞれの自治体、市町村によって地形も異なりますし、そこに住んでいる住民の密度も違ってまいりますので、対応が異なってくるものと考えてございます。これ(避難指示と避難勧告)は住民に近い市町村がそれぞれの判断で出すべきものでございますので、県としては、遅いという声があったということは重く受け止めまして、各市町村のご意向をよく聞きながらお手伝いしていけることはお手伝いをするという姿勢でございます。ただ、県としてああしなさい、こうしなさいというのは越権行為になりますので、まずは市町村のご意向を最優先して、その上で県としてサポートできるものがあればサポートしてまいりたいと思います。先ほどお話のあった水位計などはまさにそれ(サポートできるもの)でございまして、今回大崎市で避難指示、勧告を出すのが遅れたのは、客観的なデータが十分取り揃えられなかったということもあろうかと思います。この点については、大崎市のご意向を聞きながら、水位計の設置というものも視野に検討していきたいと思っております。そういった側面的な支援は前向きに検討してまいります。

 水防計画の見直しなどに対しては、県はどう進めるつもりか。

村井知事

 今後、例えば筒砂子(つつさご)ダムの建設が予定されておりますので、そういったダム等が建設されましたならば、鳴瀬川水系も恐らく大きく変わってまいります。従って、小手先の見直しというよりも全体をよく見て、今後、今回のような雨量をさらに上回るような雨が降ることも想定しながら、指定河川以外におきましても、そういった被害が生じないようにどうすればいいのかということを、根本からよく見直していきたいと思っております。従って、水防計画につきましても、そういった全体の見直しの中でよく検討してまいりたいと思います。現時点においては、まだ復旧に手いっぱいのような状況でございますので、台風シーズンでございますから、次の台風に備えてこのような被害が生じないようにまずは手だてをする。対症療法的な手だてをしながら、少し落ち着きましたら来年以降の災害に備えた次の準備をしてまいりたいと思います。

 七北田川(ななきたがわ)の上流では、想定外の越流があったようだが、そのあたりのハザードマップの見直しはどのようにお考えか。

村井知事

 ハザードマップの見直しということになれば、当然市町村と協議をしていかなければならないことになりますので、これはもう宮城県だけ、国だけ、市町村だけということではなくて、国が管理している河川もございますから、国、県、市町村が一本の矢になって同じ方向を向いて見直していかなければなりません。従って、今日明日に取りかかって、すぐに形ができるものではないと思っておりますので、繰り返しになりますが対症療法的な対応や手だてをとって、年内に来る台風にまず備える。その上で市町村とよく話をしながら、ハザードマップの見直し等に合わせて県としての計画を作っていくということになろうかと思います。

指定廃棄物最終処分場候補地の選定について

 今朝(9月28日)、栗原市の佐藤(勇)市長、大和町の浅野(元)町長が市町村長会議の開催を要請した。それについて知事からははっきりとした回答はなかったように思うが、そのあたりも含めて知事の考えをお聞かせいただきたい。

村井知事

 今日お話を聞いたばかりでございますので、少し考えさせてほしいという回答をいたしました。環境省からは、年内に調査を行って年内に終了する予定であるということについて、変更があったと伺っておりません。従いまして、まずは今日、二人の首長からそういうお話があったことは、国にしっかりとお伝えしたいと思います。その上で国の今後の対応を見極め、市町村長会議の開催も検討してまいりたいと思います。ただ、その場合も県として行うのか、国が開催したほうがいいのか、いろいろな方法があろうかと思いますから、国と意見交換もしていきたいと思います。

 栗原市の佐藤(勇)市長、大和町の浅野(元)町長は、調査が越年するような場合にはこれ以上協力できないとして、候補地を返上するとか、詳細調査にもこれ以上協力できないというような発言もされている。このあたりについてはどのように感じるか。

村井知事

 首長方は国や県の調査に最低限協力しますということです。受け入れは反対ですが、調査は協力しましょうと。その調査をした中で、自分のところがいかに(最終処分場の建設地として)不適であるかということをしっかり申し上げたいという姿勢でございました。反対であったとしても、調査に協力をするという姿勢であったわけであります。そうした方に、実は大変な批判が集まっているということです。国の姿勢、県の姿勢に協力をして、大変な批判を受けている。これについては本当に申し訳ないという思いでございまして、ここが限界であろうということだと受け止めました。現時点においては、だからどうするということは申し上げられませんが、そうした悲痛な声私としても責任を持って国に伝えなければならないと思っております。

 国の詳細調査を行うという方針に変わりはないというが、加美町ではこの間の大雨で土砂崩れが起きて、処分場建設候補地に行けなくなっているという状況である。国の方針は別として、知事はこの現状を見て年内に調査を行えるかどうか、どのように今認識されているか。

村井知事

 町道でありますので、町が管理しておりますから、私のほうでどうしろというようなことを申し上げることはできませんが、少なくとも今回の指定廃棄物の詳細調査に使用する予定の道路でありました。今回の大雨の被害で土砂崩れがございましたけれども、応急復旧することは十分可能です。例えば、宮城県も渋井川の応急復旧をやりました。あれと同じ理屈で、町としてもやろうと思えばできたと私は思います。それをあのような形で年内は(詳細調査が)できないということを早々とおっしゃったことについては、大変残念に思います。そういう町の意向があったということは、国(環境省)にはお伝えいたしました。今回の指定廃棄物に関係する道路であるにもかかわらず、事前にマスコミが報道する前も、(報道)してからも、私だけではなくて県庁の土木部あるいは出先の土木事務所に、このことについては加美町からは一切何の連絡もありませんでした。非常に寂しい思いをしております。何をやるにしても、国の事業であったとしても、県の事業であったとしても、町の事業であったとしても、やはり1本の矢になって一緒に協力をして汗を流していくという姿勢が、私は必要だと思っております。そういった意味で、町がわれわれには何のご相談もなく、一方的にそのような方針を打ち出されたわけでありますから、このまま調査を継続できるのかどうか、私には分かりませんけれども、国にその辺のお話をさせていただいて、その上で国がお考えになった方法で調査を継続するのか、今年は継続を断念するのか、それについて判断を待ちたいと思っております。

 できるかどうか、できそうかどうかという認識はあるか。

村井知事

 分からないです。

 知事は、以前から市町村長会議を開くことには、効果について若干懐疑的な部分があったが、その心情に変化があるか。また、恐らく市町村長会議を開く段になったら、現在候補地を持っている3市町ともが再選定を求めてくる可能性もあるかと思うが、会議において再選定を求められた場合、知事はどういう対応をされるのか

村井知事

 市町村長会議については、いずれはやらなければいけないと思っていました。なぜならば、2年という約束で、県内で分散して保管していただいておりますので、これは3つの市町だけの問題ではなくて、県内全ての自治体に関わる問題、少なくとも指定廃棄物を保管している自治体には全て関係する問題です。約束の期間が大幅に伸びておりますので、いずれは(市町村長会議を)やらなければならないわけですが、それは何らかの変化があったとき。調査をして結果が出たとき、あるいは具体的な工事に入るようなとき、そういった節目にやる必要はあると思っておりましたが、今は何ら変化がないわけでありますので、現時点においてやるのはあまり意味がないのではないかと思っていたということであります。

 ただ、今日(9月28日)お二人の首長からは、また越年するということであれば、これは全く約束が違う。当初の予定はもう昨年度のうちにやるということで、詳細調査に協力するということでありましたから、1年は待ってあげようということで待ったのですが、さらに1年ということはとても待ち切れないということでありました。それは一つの考え方として私も理解できるところでありますので、今後どうすればいいのかということをよく考えていきたいと思っております。ただ、今の段階でご質問があったように、返上する、もう一回リセットボタンを押してくれというときにどうするのかということについては、全く分かりません。そういう話が出るのかどうかも分かりません。

平成27年国勢調査について

 国勢調査のインターネット回答が終わり、被災地、沿岸部などは高齢者が多いということで、本格的な調査は紙になるかと思うが、住んでいたはずの場所にいないとか、本来の居住地が住所地と違うといった被災地ならではのトラブルや課題が今の時点で浮き上がっているか。何か対処している事例があれば伺う。

村井知事

 ご質問にお答えする前に、まずインターネットでの回答状況について報告を申し上げます。 総務省は、9月25日金曜日に(インターネットによる)回答期限の9月20日現在の全国及び都道府県ごとの回答世帯数、回答率を発表いたしました。全国の回答世帯数は1,917万5,769件で、当初国が見込んでおりました1,000万件を大幅に上回りました。全国の回答率でございますが、5年前の国勢調査の世帯数をベースとした場合で36.9%でございました。なお、本県の回答世帯数は32万8,166件で回答率は国と同様5年前の世帯数をベースとした場合で36.4%、ほぼ全国平均ということになります。実際の世帯数に近いIDパスワードの発行数約109万件をベースとした場合の回答率は30.2%で、目標としていた30%を達成することができました。IDパスワードの発行数がほぼ正確な世帯数ということになりますので、109万件に対しては30.2%でありました。

 県内の市町村で回答率が高かったところ上位3カ所ですが、まず富谷町が45.1%、利府町が42.1%、仙台市泉区が36.6%でありました。やはり世帯の年齢層が若く、また役場職員や調査員の意識が高い、そういったところが高い回答率になったものと思います。宮城県の回答世帯数は全国で17位、回答率は27位であります。回答世帯数、回答率は最終的に今年度末に確定する見込みと聞いております。

 そこでご質問にお答えいたします。被災した沿岸市町で何かトラブルはあったのかということですが、今のところそのような報告は受けておりません。ただ、先ほどご質問いただいたように、いろいろなところにばらばらにお住まいになっている、あるいは職員が人手不足だということもございます。そこで宮城県は、昨年度から被災した市町に対して意向確認を行いまして、被災により審査スペースが確保できないとの意見があった市町に対しては、仮設物件を建設するための費用を国に要望するなど、調査環境の整備を行いました。(回答)いただいた書類を審査しなければいけませんので、その審査するスペースが確保できるかどうかということを確認したということですね。

 それから、沿岸部で被害の大きかった市町に対しましては、今後統計課の職員が時間をかけて巡回指導に当たり、審査事務のポイントなどを重点的に説明するなど、事務の効率化が図れるよう支援を行いたいと考えております。また、調査員の確保が困難な市町については、担当する地区数の見直しや指導員が調査員(の業務)を兼務して調査を実施するなど、指導、助言を行っているということでございます。実際の事務は各市町村が行っておりますので、県としては側面的な支援に徹しているということでございます。やはり比較的インターネットでの回答が多かったですね。サンプル調査なので全部正確ではありませんが、県職員にも確認しましたら99%以上、ほぼ全ての職員がインターネットで回答したようであります。もちろん私もしました。

 先ほどの上位3自治体のパーセンテージだが、これは5年前の割合なのか、今回のID配布における割合なのか、どちらなのか。

村井知事

 IDパスワードの配布割合です。富谷町は45.1%なので、ほぼ2世帯に1世帯はインターネットで回答されたということです。すごいですね。

「嵐」のコンサートについて

 「嵐」のコンサートだが、知事は結果的に被災地に対しての影響をどのように受け止められたか。経済効果の試算は93億円だったかと思うが、実際の手応えとしてはさらに増えそうなのか。また、あらためて経済効果、波及効果の試算をやり直すのか、伺う。

村井知事

 被災地への影響は非常に大きかったと思います。コンサートがお休みの中1日とコンサート3日目に、家族でお昼に食事に出かけました。最初は塩釜のほうに行ったのですが、大変な行列でしたね。どのお寿司屋さんに行ってもずらっと並んでおり、待ちました。お寿司屋さんに聞いたら、やはりみんな嵐のファンの方だということで、嵐効果はすごかったと思います。

 また、私の知り合い方がたまたまこちらのほうに遊びに来ていてメールをくれたのですけれど、青葉城のほうに行ったら、騎馬像の前ですごい人が一列に並んで順番に写真を撮っていたと言っていました。この方達もみんな嵐のグッズを持っていたと言っていました。さらに、コンサートのあった日に、仙台の街中に食事に行ったのですけれども、そこでも嵐のファンの方が非常に多かったですね。間違いなく大変な経済効果だったと思います。

 また、特に今回はスタジアムの周りで、宮城県の物産の販売も認めていただきました。私はそこもぐるっと回りましたが、どこも大変な行列で、特に被災地の皆さんからは感謝の言葉がございました。本当によかったと思っております。老若男女から愛される、本当に素晴らしい国民的なアイドルだなということをあらためて痛切に感じました。心より感謝を申し上げたいと思います。

 経済波及効果ですが、93億円というのはあらあらの試算です。私の手応えでは実際はもっとあったと思います。ただ、あらためて試算し直すということは今のところ考えておりません。

 ちなみにコンサートの中で、二宮(和也)さんが「また知事に頼んでみて」みたいなことを呼びかけられたりしていたが、どうか。

村井知事

 うれしかったですね。そう言ってくださったので、宮城県が警察や消防も含めて、全体で応援をしたかいがあったなという気がいたしました。これは私に対しておっしゃったのではなくて、宮城県に対してそのような感謝の言葉を述べてくださったものと受け止めております。あの言葉を聞いて、非常にうれしくて、今日早速幹部会で職員にそのようなお話をしましたし、県警本部長にも御礼の電話を入れさせていただきました。

 もう一回誘致されることはあるのか。

村井知事

 ぜひもう一回来ていただきたいと思うのですが、なかなかそう簡単にはいかないと思います。

津波防災について

 先日チリの地震で津波注意報が出た関係で、県内の沿岸市町村では避難所の開設であったり、実際に避難された方もいた。あらためて県も含め沿岸自治体の今回の津波への対応の所感と、津波防災に向けての県のお考えを伺う。

村井知事

 今回は幸いにして被害はございませんでした。今のところ全く被害の報告はございません。しかし、私が生まれた1960年に大きなチリ地震津波がございました。50年スパンぐらいで同じような津波が来ておりますので、決して油断はできないと思ってございます。

 所感ですけれども、今回は(被害が)なかったから安心なのではなくて、たまたま被害がなかっただけだという意識を持つ必要があるだろうと思っております。県としては、ハード、そしてソフト両面組み合わせまして、直ちに人命を安全な場所に移せるようによく考えていきたいと思っております。津波防災というのは、不断の対策といったようなものが重要だと思っておりまして、今度は東日本大震災のような千年に一度という災害が来ても、人命は失われないという対策をとってまいりたいと思っております。

ホノルル仙台便の休止について

 ハワイ航空のホノルル仙台線が9月30日で中止になるが、あらためてこの受け止めを伺う。また、今後、空港民営化にも絡み、インバウンドを県としてどのように考えているか。

村井知事

 残念ながら、ホノルル仙台線は休止ということになりました。私も直接ハワイに行って御礼を申し上げましたし、いろいろな方に、県職員にもハワイやグアムに積極的に足を運んでほしいということをお願いしておりましたので、非常に残念に思います。やはり理由は、仙台から千歳を経由してハワイに、またハワイから仙台を経由して千歳に帰るということでありましたので、お客様の利便性があまりよくなかったということでありました。やはり直行でつなぐということが利用率向上のためには非常に重要だろうということを学習いたしましたので、今後は直行便が復活するように努力をしていきたいと思っております。

 このホノルル仙台便以外のインバウンドについても、これからの空港民営化の一番大きな肝だと私は思ってございますので、海外からの旅客数を大幅に増やさなければ600万人という目標は達成できないと思ってございます。今後、優先交渉権者がもう決まりましたので、具体的な話し合いができるような環境が整いましたならば、直ちにこういったこと(インバウンド)について県と優先交渉権者、そして名取市や仙台市、岩沼市、経済界といろいろな打ち合わせをスタートさせたいと思っております。職員には準備をするよう指示はしております。

県議会議員選挙(宮城県議会議員一般選挙)について

 県議選まであと1カ月となった。知事は今回の選挙の争点をどのようにお考えか。また、知事自身の応援の在り方についても伺う。

村井知事

 争点は、やはり村井県政是か非かということだと思います。私の県政運営に対して協力的な議員と否定的な議員がおられますので、その辺がやはり一番重要ではないでしょうか。特に震災復興に関して、有権者の皆さまがどう判断されているのかということがはっきりと分かるのではないかと、私は思っております。私の考えております施策を前に進める意味からも、私の県政運営に対して、厳しい意見を言いながらも協力をしてくださる県会議員が一人でも増えるようにしていくということが重要だと思っておりまして、あいている時間はほぼ全てと言ってもいいほど、県会議員の応援に走り回っているということでございます。

 特定の政党ということではなく、先ほど言ったように応援するかしないかというのは、私の県政運営に対して協力的であるかどうかというところで線引きをさせていただいているということであります。○○政党は応援するけれども、○○政党は否定するということでは決してないということです。

 比較的、村井県政に批判的な党派の皆さんからは、安保法(安全保障関連法)関連の争点化といった戦術もとられているのかなと思う。そういうところで自民系会派の方々は守勢に回る場面もあるかと思うが、安保法関係の争点化について、知事はどのように受け止めるか。

村井知事

 私はあまり関係ないと思います。いろいろ社会問題としてはいまだに残っておりますけれども、少なくとも国会においてはもう峠を越えて、次の課題、アベノミクスの新たな3本の矢というところに話は進んでおりますので、あと1カ月後の選挙にこれが争点になって大きな影響を与えることはないと思います。

 また、山形市長選挙で落選された方が、これ(安保法関係)1本にずっと争点化をされましたけれども、安保法制がまだ議論の渦中にある中においても、与党系の推薦された方が当選されたということをもってしても、そのような傾向になるのではないかと思います。

 今の知事のお話の中で、村井県政の是か非かという話があったが、知事として具体的に取り組んでいる施策、もしくは取り組んでいきたい施策の中で県民に判断してもらいたい施策はどんなものか

村井知事

 一言でこれだというのはなかなか言えないんですけれども、私は他の被災した県と比べますと、創造的復興というものを掲げまして、単にもとに戻す復興だけではなくて、いろいろなことをこの機会にやろうということで、果敢に取り組んでいるつもりであります。しかし、それに対しましては、少しでもそういう財源があるならば、もっと被災者目線で被災者の生活再建にお金を回したほうがいいんじゃないかという声があるのも事実でございます。大きな視点で見ますと、そういったところが争点化になるのではないかと思っています。

 これまで5年間の復興に向けた取り組みの総括だと知事は考えているのか。

村井知事

 そういうことですね。確かに住宅再建等遅れている部分はありますので、これは真摯に反省しなければならないと思っておりまして、言い訳をするつもりはありません。ただ、創造的復興ということでいろいろ取り組んでいることについては、私は間違ったことをしていないと思っております。そういったことについて県民の皆さまの、知事選挙のちょうど中間という位置に当たりますので、この3期目の私の前半の2年間をどう評価されているのかということを占う意味でも、今回の県議選というのは私としては大変重い意味づけにあると思っております。

こけしの飛行機について

 前回の記者会見の際に披露したこけしの飛行機があったが、あれはなかなかインターネット上で人気になっており、今朝、日テレ系の全国版で紹介されたりして反応がいいようで、実物を見てみたいという声も出ている。県庁1階で展示するとか、宣伝の考えは

村井知事

 早速考えたいと思いますし、こけしを販売する方に、「作って売ったらどうか」という声がけもさせていただきたいと思いますね。鳴子系で作ったのですけれども、遠刈田系など、いろいろな系統を作るのもいいかと思いますね。ありがとうございます。テレビでも放送していたんですね。

 意外と、全然想定してないところに(反響があるん)ですね。こちらが売り出したいと思うのはなかなか大変なのですが。あれ(こけしの飛行機)はかなり冒険だったんです。県職員からは賛否両論、意見がまっ二つに分かれていました。ありがとうございます。