ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成27年2月16日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年2月17日更新

知事定例記者会見

宮城県震災復興ポスターの作成について

震災復興ポスター村井知事

 こちらにポスター2枚ございますけれども、(東日本大震災の)風化防止と、(いただいたご支援に対する)感謝の気持ちを全国の皆さまに伝えるためのポスターの第4弾です。一つは七ヶ浜中学校の生徒(と教職員)の皆さま、もう一つは、岩沼市の玉浦西地区の(防災集団移転)で新たな場所に移られた(住民の)皆さまの写真です。何かの機会にぜひ使っていただければと思います。

記者発表資料 [PDFファイル/3.44MB]

2014年10-12月期GDP速報値および宮城県内の景気の実感について

 2点伺いたい。1点目、本日(16日)、内閣府から2014年10月から12月期のGDP速報値が発表された。実質で前期比0.6%増、年率で2.2%増ということで3四半期ぶりのプラスとなったが、この数字の受け止めについてと、2点目、宮城県内の景気の実感をどのように感じているか伺いたい。

村井知事

 二つございました。
 まず、GDPの速報値に対しての所感です。報道を見る限り、上場企業、大企業の業績が非常に好調である。株価も上がっておりますし、配当もかなり出ているようでありますし、業績が非常によくなっている。それに引っ張られて日本経済がこのような数字になっているのではないかと思います。年率換算2.2(%増)ということでありますので、非常に好ましいことだと思っています。世界的に見ると全体的に景気が冷え込んでいる中で日本がこのような状態になっているということは、政治もうまく機能しているということの証左ではないかと思います。
 二つ目に県内景気の実感でございます。やはり大きな企業ほど好調なようであります。ただ残念ながら、中小企業、とりわけ沿岸部の被災した企業はまだまだ販路の回復等が遅れておりまして、十分な景気回復の実感は届いていないような気がいたします。

南三陸町防災対策庁舎の保存の提案について

 先日(13日)、(佐藤仁 南三陸)町長のほうで町議会に知事との話などを説明した。まだいろいろ未定な部分があるかと思うが、説明会など今後の見通しについて今のところの考えを聞かせてほしい。

村井知事

 南三陸町の防災(対策)庁舎につきましては、現在のところ、私と町長が会って以来、町からは何もお話はございません。報道から知り得るのみの情報だけです。議会のほうにも説明をされ、町長としても今、どうすればいいのかしっかりと検討されている最中だろうというふうに受け止めております。住民説明会等につきましても、前回(2日の記者会見)も申し上げましたとおり、町からお話があれば前向きに検討したいと思っておりますが、県から主体的にこうするというようなことは申し上げるつもりはございません。

 保存という場合、費用について国からの支援を得られるかどうか、この辺は復興庁などその後、話として何か進展等はあるか。

村井知事

 先般、竹下(亘)復興大臣が仙台にお越しになりました。その際に私から直接、マスコミの皆さんのおられない別室でこの件についてお願いをさせていただきました。大臣からは、南三陸町と県の間でよく協議をして、どういう形で保存するのか、あるいは解体するのかというようなことを決めた後に、復興庁として相談に乗りたいというお話でございました。従って、まず南三陸町からボールが返ってきて、それを受け取ってよく県と町で協議をした上でこうしたいという方針が決まった後に、国のほうに相談をしてほしいというようなことであったということです。「だめ」とは決しておっしゃらなかったですね。「いい」とも言いませんでした。

農業協同組合改革について

 農協改革が先日(9日)政府とJA全中(全国農業協同組合中央会)で結論に至った。農家の所得増、競争力の向上ということで、地方農協と全中との関係性のあり方を見直すという内容だったが、この結論についての受け止めを伺いたい。

村井知事

 当事者でありますJA全中の皆さんと政府が合意に至ったということでございますので、これについては一定の方向が出たものという受け止めをしております。評価をしてよろしいのではないかと思います。ただ、単に監査の義務を撤廃するとか、一般社団法人化等の組織改革をするということで終わってしまっては、目的を見失うことになってしまいかねません。一番大切なのは、今お話しありましたように、組織改革のほか、「農協法(農業協同組合法)に地域農協の目的として農業所得の向上、農業者の利益の増進を明示しなさい」、また、「地域農協の理事の過半数を認定農業者や農産物販売、経営のプロとする」といったようなことが加えられております。今、マスコミの焦点はどちらかというと監査のほうに移っておりましたけれども、私の目線、地域の目線からすると、やはり何と言っても農家の所得向上、そして後継者が育つ、農家のための農協になるといったようなところにあろうかと思いますので、そういった点に特に注視をしているということでございます。

 この議論を踏まえた県としての農業振興の施策についてはどのように考えるか。

村井知事

 今までとそう大きくは変わらないと思います。やはりJA(農業協同組合)というのは非常に大きな組織でございますから、JAとの協力抜きに農業政策を作って進めていくというのは非常に難しいだろうと思っております。しかし同時に、政府がこのような形の方針を示しておりますので、法案がまだ固まっておりませんから法案の内容等も見ながら、政府と足並みをそろえていくような形をとっていこうと思っております。いたずらに混乱をすることなく粛々と、今言ったように目的を見失わないようにしっかりと取り組んでいきたいと考えているところであります。

石巻市での崖崩れおよび災害危険箇所指定の進ちょくについて

 この週末(14日)に石巻市で大きな崖崩れがあり、施設に被害が及ぼうかという案件があった。今回の崖崩れに対して県が支援やアドバイスをすることがあるのか。また、今、県が崖崩れなどの危険箇所の指定を進めているかと思うが、こういう事案を受けて今後の作業の進ちょくはいかがか。

村井知事

 今回の崖崩れのあった場所につきましては、既に危険箇所として公表されている場所でございました。崩れた場所からその施設まで70メートルという距離がございましたので、われわれとしては何かあってもすぐに人の命に関わることがないだろうという判断をしていたということでございます。大きな崖崩れでございましたけれども、幸い、人の命に関わるようなことはございませんでしたし、避難された方もまた施設に戻ることが可能なようでございます。けれども、こういった事例は、今後十分予測されます。特に地震の大きな揺れで地盤がいったん緩んでしまっておりますので、こういった予測しない崖崩れ、地すべり等も想定をしながらしっかりと調査を進めていかなければならないと思っております。従来の調査より前倒しでできるように新年度(平成27年度)の予算でも予算化をしたということでございまして、人手の問題もございますから全てを短期間でということは難しいのですが、なるべく前倒しして、危険な場所は危険(である調査箇所として公表し)、そして対策をとるべきところは早めに対策をとるようにしてまいりたいと思います。

 今回、崖崩れの危険箇所に県が指定していたということで、そうすると一定の啓発や予防の効果はあったということか。

村井知事

 そうですね。崖の真下に人が住んでいたら直ちにいろいろな対応をとったと思うのですけれども、70メートルという距離がありましたので、大きな崩れがあったとしても直ちに人家を押し流すといったようなことにはならないという判断をし、そのとおりになったということです。しかし、一報が入ったのは夜でしたのでドキッといたしましたけれども。

指定廃棄物最終処分場候補地の選定について

 今、県議会棟で加美町議会と(指定廃棄物処理施設問題を)考える県議の会が意見交換を行っているが、いずれも指定廃棄物の最終処分について、県外処理あるいは特措法(放射性物質汚染対処特別措置法)の見直しを引き続き国に求めていきたいというような話をしている。あらためて県外処理あるいは特措法の見直しといったことに対する知事の考えをお願いしたい。

村井知事

 今までのプロセスを考えますと、政府が県外処理をする、あるいは特措法を見直しするという方針を示せば、それには全く異存はございませんけれども、われわれのほうからそれをするというようなことを前提に行動するということは難しいだろう、要望はいたしますけれども、それを前提に行動を起こすということは難しいと思っています。ただ、県議会議員あるいは町議会議員の皆さんがそういう意見交換をし、独自に行動を起こすことにつきましては、これはもう議員が独自の判断でなさるものでございますから、それに対してわれわれは「いい」とか「悪い」とかというふうなことを申し上げる必要はないと思います。

富谷町長選の結果および公約とされた地下鉄南北線延伸について

 2月8日に富谷町長選が行われ、新人の若生裕俊さんが当選した。この結果に関する所感と、若生裕俊さんが地下鉄南北線の延伸を公約に掲げていた点に関して知事はどういうふうに見ているか聞かせてほしい。

村井知事

 選挙結果は、町の方が判断をなさったものでございますので、しっかりと受け止めるべきだと思います。私は今回の町長選挙は中立という立場を貫きました。現(職の若生英俊)町長も非常に親しいということもあります。また、新人の(若生)裕俊町長さんも昔からの知り合いだということでありましたので、身動きがとれなかったということでございます。当選された若生裕俊新町長には心よりおめでとうと申し上げたいと思います。
 地下鉄の延伸については、まだ何もお話を聞いておりません。従って、町からそういうお話があればよく内容を伺ってみたいと思っています。

 地下鉄を延伸する上での課題等があれば聞かせてほしい。

村井知事

 やはり一番は財源ではないでしょうか。非常に巨額の財源が必要になりますし、町単独ではとてもできる事業ではありません。国や県や町、そして周辺の自治体、全てに関わってくる問題でございます。そこに住民の理解も必要になってまいりますので、そういったようなことが課題になるだろうと思います。


Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)