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宮城県知事記者会見(平成27年2月2日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年2月3日更新

知事定例記者会見

※ISIL(アイシル)・・・いわゆる「イスラム国」と言われているテロ集団

知事記者会見バックボードの表示について

記者会見の様子村井知事

 今日(2日)から、バックボードを「世界中の皆さまからの復興支援に感謝 宮城県」というものにさせていただきました。東日本大震災の発生から間もなく4年を迎えますが、この間、宮城県は、国内外のたくさんの国また人々から多大なご支援や励ましのお言葉を賜ったわけでございます。あらためまして感謝を申し上げますとともに、その思いを世界中の皆さまにお伝えするために、このようなバックボードを準備させていただきました。来月(3月)、仙台市で「国連防災世界会議」が開催され、海外から多くの皆さまが来県されますので、ぜひこの機会に被災地に足を運んでいただきたいと考えております。
 宮城県では、関連事業として3月15日から3日間、夢メッセみやぎにおきまして、「防災産業展in仙台」を開催いたします。震災の教訓を踏まえた防災関連技術や製品などを展示いたしますので、どうぞマスコミの皆さまにも足をお運びいただきたいと思います。ぜひPRをよろしくお願い申し上げます。
 なお、このバックボードは県の産業技術総合センターで作成したものでございます。(表示されている言語は)みんな「ありがとう」という意味です。

ISIL(アイシル)による邦人殺害について

 「イスラム国」が、拘束していた仙台市出身の後藤健二さんを殺害したとインターネットで伝えている。この件に関して知事の所感を伺う。

村井知事

 明け方、大変衝撃的なニュースが流れました。生きて救出されることをただただ祈っておりましたので、大変残念だという言葉に尽きます。この間、政府におかれましては、ヨルダン政府を通じて、できる限りの対応をなされたと思います。残念な結果になりました。あらためて「イスラム国」に対して強い憤りを感じております。宮城県民の皆さまにおかれましては、やはりああいった危険な地域には近づかないということをしっかりと守っていただきたいと思います。

 声明の中では、日本人も新たな標的ということを言っている。来月、仙台市で国連防災世界会議が開かれ、警備の強化も求められると思うが、警察や関係機関に対してどのような対応を求めるか。

村井知事

 警備については宮城県警がその対応を任されておりまして、詳しくは県警本部長のほうに聞いていただきたいと思いますが、必要な資材、人員については、警察の求めに応じて県としてもしっかりと対応してまいりたいと思っております。予算化ですね、財源的な支援をしっかりとしていきたいと思っております。

 昨日(1日)のニュースを知事はどのようにして把握したか。

村井知事

 朝早く、6時くらいに目を覚ましましたので、着替えなどをしながらテレビのスイッチを入れましたら、そのニュースが流れていたということです。そこで知りました。マスコミの報道を通じて知ったわけでございます。

 そのときの気持ちは、振り返ってどんな気持ちだったか。

村井知事

 非常に悔しいという思いと、許せないという気持ちが交錯したのを覚えております。

 国連防災世界会議の警備だが、今回の件を受けて、警備体制を強化する必要性を感じるか。

村井知事

 これは私が行うことではありませんので、ぜひ宮城県警の警察本部のほうに聞いていただきたいと思いますが、私が伺っているところでは、ほぼ万全な体制で各国の要人をお迎えできるように準備はしていると聞いております。従いまして、今回の事件を契機に特段の対応をするということは、今の段階では聞いておりません。

 「イスラム国」の最後のメッセージの部分で、日本にとって悪夢が始まるだろうという脅迫を言っていること自体についての受け止めを伺う。

村井知事

 ああいった脅迫に屈することは、かえって彼らを助長させることになりますので、そういったメッセージが発せられたからといって、国として国民としてテロに対する姿勢を変えるべきではないと私は思います。また、水際で防がなければならないと思っておりまして、宮城県も仙台空港に海外からお越しの方がおられますので、そういったことについては外務省や国土交通省とよく調整をしながら、早めに情報をとって、問題のある人物を宮城には入れない、日本には入れないというような対応をとっていかなければならないと思っております。

 今回、救出交渉がほとんどできないままだったが、政府の対応に関しての評価を伺う。

村井知事

 恐らくどなたが政府の立場にありましても、あれ以上のことはできなかったのではないかと思います。よく頑張ったと思います。

指定廃棄物の保管について

 指定廃棄物の関係で、先週(1月28日)茨城県で市町村長会議があり、各自治体の分散保管も容認するという考えを環境省側も出した。宮城県で分散保管は、今後選択肢として出てくるか。

村井知事

 現時点においてはないと思います。まず茨城県と宮城県では全く状況が違うということをご理解いただきたいと思います。宮城県は稲わらと牧草という腐りやすいものを大量に保管しております。量もさることながら、大変かさばるものを保管しているということです。一方茨城県は、稲わらはほとんどございません。そして、焼却灰等がたくさん保管されているということでございますので、重さも少ないのですが、体積が非常に少ないということがございます。従って、分散して保管することも可能かもしれませんが、腐りにくいものを少ない量保管しているということです。一方宮城県の場合は、腐りやすくかさばるものを、しかも個々の農家等にお預かりしていただいているということでございますので、状況が違います。従って、宮城県が分散して保管するということは、現実的にはかなり厳しいと私は思います。ただ、こういった結果を受けて、国が方針を変えるということもあるかもしれません。しかし、今報道を聞いている限りにおいては、宮城、栃木については方針を変えるつもりはないということであります。

 この件に関して、国から宮城県に直接説明はあったか。

村井知事

 担当のほうにあるかもしれません。今のところ私には何もありません。

 もし今候補地になっている3市町を含めて、地元からそういう声が上がってきた場合は、どのように対応するかお考えはあるか。

村井知事

 ここに至るまでちゃんと手続をとって、段階的に積み上げてきました。従って、ここからもう一回リセットするということになりますと、市町村長会議からスタートしなければならないということです。それは今までの積み上げを無にすることになりますので、それは常識的にはあり得ないだろうと思います。あくまでも主導権を持っている国がそうしたいということにならない限りは、あり得ないと思います。

南三陸町防災対策庁舎の保存の提案について

 南三陸町の防災対策庁舎について、先週(28日)県有化の提案をされたが、その後、町から協議の進ちょく状況などについて知事に話はあったか。

村井知事

 全くありません。今いろいろ検討なさっているのだと思っております。

 解体を望む町民も多いということで、今後、県として説明の機会はあるか。

村井知事

 これはまだ分かりません。窓口を町にしております。従って、町のほうからそういうご要望があれば、真摯(しんし)に検討したいと思います。町からお話がなければ検討いたしません。

 住民説明会の必要性に関して、知事はどう考えるか。

村井知事

 これは賛否両論ございますが、私は町が決めたとおりにやればいいと思っております。

 仮に県有化という運びになった場合、知事は復興交付金での国の支援を考えたいという話だった。復興財源は来年度(平成27年度)までは確保されているが、その先は分からない。復興交付金の申請は年3、4回、最初に調査費がついて、次に実施設計費がついて着工という運びになるかと思う。それを考えると、時間が残されていないと思うが、スケジュールをどう考えるか。

村井知事

 私としては、やはりできるだけ早く南三陸町からご回答をいただいて、それに合わせて着手をしたいと思っておりますが、まだ全く何のご返事もございません。従って、県有化というところまでは方針を示しましたけれども、それ以降の具体策については白紙の状態でございます。従って、今、復興交付金に合わせて準備を進めていくという状況にはないということです。やはり財源の見通しが立つ間にできる限り対応したいと思っておりますが、相手のあることでございますので、そこは慎重に対応せざるを得ないと思っているということです。
 また、国として復興財源を使っていいというゴーサインが出たわけでもまだありません。これは今後具体的に町とよく詰めた上で、「こういった形をしたいから幾らぐらい欲しいんです」というような形で持っていかないと、「復興財源を使わせてくれ」と言っても、復興庁としてはどれくらい必要なのか、数百万でいいのか、数千万になるのか、数億円なのか、数十億円なのか、数百億円なのかで、当然対応が変わってくると思いますので、今の段階であまり細かい調整まで復興庁とできないということは、ご理解いただきたいと思います。

集中復興期間の延長について

 週末(1日)、太田(昭宏)国土交通大臣と竹下(亘)復興大臣から、集中復興期間の延長に関して前向きな発言があった。現状では復興交付金が特別交付税で国から財政的な支援が出る制度なので、どういう制度設計にしてほしいのか、あらためて伺う。

村井知事

 太田大臣が記者会見されているとき、私は隣に立っておりましたので、前向きなご発言をいただき非常に喜んでおりました。竹下大臣の発言については直接聞いておりません。どういった形が望ましいかということですが、(平成)27年度まで行うと言っていたものの延長、そのまま継続をしていただければよろしいのではないかと思います。

 今の制度でそのまま期間が延びることを望んでいるということか。

村井知事

 そういうことですね。宮城県の場合は、(平成)27年度以降、新たに何かこういうプロジェクトをしたいので、復興財源を使ってというような考えは、細かいことは当然出てくると思いますけれども、大きなことはありませんので、今のものをそのまま延長していただければ大丈夫だと思います。宮城、岩手あたりはだいたいこれぐらいの財源でというのは積み上がっていくと思いますので、それほど問題ないと思いますが、福島が当然関わってまいりまして、福島の場合はまだこの先どうなるのかということが十分見通せないというところがございますので、そこがどうしても政府として慎重にならざるを得ない部分ではないかと、私は思っております。

名古屋大学女子学生の高校在学時の事件について

 名古屋で宮城県出身の女子大生が起こした殺人事件だが、それに絡んで宮城県内の高校在学時に同級生に毒を飲ませたと供述している。県として学校に任意の調査に入るという報道もあったが、それについて伺う。

村井知事

 県の担当から聞いたところ、その学生が卒業した高校に対して説明に来てほしいというお話をしているそうです。ただ、今受験のシーズンですので、学校としても非常に忙しい時期でございます。学校に全て責任があるわけでありませんので、そこは学校のほうにも迷惑をかけないように考慮しながら、聞き取り等をしたいと考えているというところであります。

 それはいつまでというのは、今のところは未定か。

村井知事

 できるだけ早いほうがいいと考えているようでありますが、先方の都合もございますので、調整をしているということであります。

国道48号で発生した雪崩について

 国道48号で雪崩が昨年(平成26年)に引き続き先週末(1月31日)に起きて、立ち往生の車が多発しているということだが、国に対してどういった対策を求めていくか。また、県として何か安全対策、交通規制の必要性について所感があれば伺う。

村井知事

 昨年(平成26年)も雪崩が起こった場所でございまして、国としても対応を検討し、対応しようといろいろされていたときに、またこれだけの雪が降って雪崩が起こってしまったということであります。幸い人身事故等にはなりませんでしたので、胸をなで下ろしております。非常に主要な道路の一つでございますので、早急に工事を施工して、安全を確保していただきたいと思います。