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宮城県知事記者会見(平成27年1月5日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月6日更新

知事定例記者会見

「はたちの献血」キャンペーンについて

村井知事

 皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 それでは、私から、新年早々1点発言と申しましょうか、お願いをさせていただきたいと思います。
 このたび、成人の日を前に、「はたちの献血」キャンペーンのキックオフイベントといたしまして、8日と9日に「県庁献血」を行います。県庁の前で献血を行うということです。私も9日金曜日の午後1時から献血バスで400ミリリットルの献血をいたします。ぜひ皆さま取材に来てください。よろしくお願いいたします。そのお願いです。
 毎年、冬場から年度始めは、時節柄体調を崩す方が多くなるなど、献血者が不足いたします。また、ここしばらく若者の献血離れが続いております。新たに成人を迎える、はたちの若者を中心として広く献血への協力を呼びかけるため、毎年この時期に「はたちの献血」キャンペーンを実施しております。今回、「はたちの献血」キャンペーンの一環として、本日5日から成人の日12日まで、宮城県赤十字血液センターより献血ご協力者に対しまして、宮城県産ひとめぼれを贈呈しております。これは無洗米ですので、洗わずに水に入れてすぐ炊けるというものですね。この機会にぜひ献血の重要性を再認識していただき、献血による地産地消や復興支援にもご協力をよろしくお願いを申し上げます。ぜひ(記者の)皆さんも、若いので血が余っているでしょうから、献血よろしくお願いいたします。

年頭の所感について

 今年(平成27年)初めての会見ということで、今年の抱負を込めて四字熟語を発表してほしい。

村井知事

記者会見の様子 今年の思いを込めました四字熟語でございますが、「地宝壮盛(地方創生)」にしました。地方創生は、安倍内閣が目指します、若者が将来に夢や希望を持てる地方の創生ということでございますが、私の作りましたこの「地宝壮盛」は、地域の宝を見つけて、地域がますます元気になっていくよう復興を進めていこうとするさまを表しております。この「壮盛」という字は私の作った当て字ではございません。辞書に載っている言葉でございます。「壮盛」とは若くて元気がよいさまを意味しております。これを今年の目標といたしまして、国の地方創生に合わせてわれわれも総合戦略を作りますけれども、宮城が元気になっていくように、(また、)一つ一つの自治体、地方が元気になっていくように県としても全力でサポートし、前に出て頑張ってまいりたいと思っております。その思いを込めてこのように作りました。

 今年、四字熟語はどのように作ったのか。去年は確か職員と幾つか案を出し合って選んだような話があったが、今年はどういう経緯で選ばれたのか。

村井知事

 秘書課の職員とそれぞれ案を出し合ってみんなで協議して、最終的には私が決めました。秘書課の英知を集めて作った四字熟語ということであります。

 国の地方創生に合わせていくということだと思うが、宮城県は全国の状況とは別に復興という大きな課題があると思う。そこに絡めると、何か思いのようなものはあるのか。

村井知事

 当然、復興は最優先で頑張っていかなければなりません。いつも言っていることですけれども、今年は(宮城県震災復興計画の)「再生期(4年間)」の2年目に入ります。この再生期というのは、(次の)「発展期」の3年間にしっかりと芽が出て果実ができるようにするための種まきをするということであります。復旧するということは当然最優先にしてまいりますけれども、それをやりながらも次の発展期に向けたいろいろな施策を、去年から、次々と今、打ってきているということでございます。それをより前面に出したいという思い、そして、国の地方創生に絡めて、県も国任せではなくて自分で主体的に行動したいという思いを込めてこのような言葉にしたということであります。

 例えばこれまでに種をまいてこれから発展させる具体的な施策としてはどういう施策があるのか。

村井知事

 新たにこれといったようなものはございませんが、今まで言っているように、空港民営化であったり医学部の新設であったり、また東北放射光施設、ILC(国際リニアコライダー)といったまだ具体化されていないものにもぜひ手を挙げて果敢にチャレンジしていきたいと考えています。また、宮城野原の(広域)防災拠点も少しずつ整備が進んでおりますので、大きな災害があったときの拠点としてしっかり機能するように整備を進めていこうと思っています。こういったようなことを具体的にイメージしているということであります。

 国の地方創生の取り組みがばらまきにはならないとは言っているが、全国的にお金を配付していくことで宮城県の復興にまでお金が回ってこないのではないかという懸念も一部である。それについてはいかがか。

村井知事

 復興財源はしっかりと手当てするということでありますので、これについては、集中復興期間の延長という問題はございますが、しっかり対応してくれるものと信じております。新たな交付金を設けるということでございましたので、今朝(5日)の幹部会で、特に宮城県は企業誘致等やUターン、Iターン関係の地方創生枠の交付金については、しっかりと事業化をして、玉出しをして、国から予算を確保できるよう努力をするようにと指示しました。

 今年は知事にとって県議から20年、知事で10年と節目の年だと思う。四字熟語の中でも話はあったが、あらためて、今年、政治家としてどういう年にしたいか伺いたい。

村井知事

 そういう意味では節目の年ですね。平成7年に県議会議員初当選、平成17年に知事初当選でございますので、10年、20年という節目の年になります。まさかやっている間に、岩手・宮城内陸地震や東日本大震災、またリーマンショックというような経済的な不況といったようなものを経験するとは夢にも思っておりませんでしたが、この10年間、懸命に自分なりになすべきことをやってきたつもりであります。
 今年は、繰り返しになりますが、震災復興というものを最優先に、そこに軸足を置きながらも、次の発展期に向けて具体的な果実が生まれるようにさらに種まきに全力を尽くしていく、そういう年にしたいと思っています。

地方創生の総合戦略と長期ビジョンについて

 昨年(平成26年)末に地方創生の総合戦略と長期ビジョンが政府から公表されたが、それに対する所見を聞かせてほしい。

村井知事

 まだ正直なところ具体的に読み込んでおりませんので詳しいことは分かりませんが、いずれにせよ、国の考えております地方創生というのは、国が作ったプランに合わせて地方が肉付けをしていくというものではなくて、地方が独自性を発揮する、地方が自ら汗を流す、知恵を出す、それに対して国がサポートする、ということでございます。もちろん国の考え方に合わせたものも作っていきたいと思っておりますが、あくまでもわれわれの主体性をできるだけ表に出せるようなものを目指していきたいと思っております。

 先ほどの(職員への)訓示でも東北6県全体の潜在力を引き出したいという話があった。具体策として6県で連携したようなアイデアを国に出していくような考えはあるのか。

村井知事

 今のところはそういうものはございませんけれども、一つの考え方だと思っております。観光といったようなことであったり、Uターン、Iターンといったようなことは東北全体で取り組めるものもあるのではないかと思っておりますので、他県の知事さん方ともそういう意見交換ができる場があればお話をさせていただこうと思っております。

宮城県震災遺構有識者会議における南三陸町防災対策庁舎の保存の提案について

 南三陸町の防災対策庁舎の保存について年明けにも判断すると発言していたと思う。この時点で考えがまとまった部分があれば教えてほしい。

村井知事

 南三陸(町)の防災(対策)庁舎につきましては気の早いマスコミの方が観測記事を書いておりましたが、まだ(有識者会議の)報告書が(出来)上がっておりません。何度も申し上げておりますように、報告書が出来上がりましてからしっかりと考え方を取りまとめたいと思っております。県の関与、また財政的な負担といったようなものは有識者会議で提案がございましたので真摯(しんし)に受け止めなければならないと思っておりますが、ここで具体的に発表できるような段階にはまだ至っていないということでございます。

 今日、南三陸町の(佐藤仁)町長が、県と話し合う場があったらそれは真摯(しんし)に受け止めたいと年頭訓示の後に記者団に対して話した。そういう話し合いの場というのは県から呼びかけていくのか。

村井知事

 はい。これはもう有識者会議の中で出た震災遺構、具体名が挙がったものにつきましてはちゃんと報告をする責任があると思ってございます。有識者会議を始める前に集まっていただいたわけでございますから、やはりその結果については伝えなければならないと思ってございます。今のところ、南三陸(町)以外は担当が各市や町のほうに出向いてお話をさせていただこうと思っておりますが、南三陸町については直接私がお話をする機会を設けてほしいということを事務方には伝えてあります。まだ日程調整はしておりません。具体的にこれからやります。

 どういう理由から南三陸町は知事自ら行くのか。

村井知事

 いったん町として解体をするという方針を出したものを、考え方を覆すような方針を出すとなったならば、直接私からその考え方をお伝えするというのがやはり筋だと考えたからであります。

 その一部のマスコミに出ていたが、一時的に県が所有して議論を深めるという選択肢というかそういった方法については、知事は今の時点でどのように考えるか、受け止めるか教えてほしい。

村井知事

 一つの有力な選択肢だとは思っています。有識者会議でもそのような意見が出ておりましたので、一つの考え方ではあろうかと思いますが、まだそのように決めたわけでは決してないということでございます。

 検討すべき手段であるというような受け止めということか。

村井知事

 そうですね、はい。

 先ほど、いったん町が解体という方針を示したものを覆すとなったらそれを直接伝えるのが筋だと言ったが、それはもうそういう方向性であるということか。

村井知事

 有識者会議を、(記者の)皆さんもご覧になっていたと思いますけれども、有識者会議(報告書)の取りまとめを今進めておりますが、南三陸の防災(対策)庁舎については特に非常に価値が高いというようなことを異口同音におっしゃっていましたので、恐らく大きな修正はもうないだろうと思います。現在、事務方で最終的に取りまとめたものを有識者会議のメンバーの皆さんのところに送っておりまして、それに手を加えていただいて差し戻していただくという段階に来ているということですので、それほど大きな変更はないだろうと思っております。従いまして、何らかの形で県が関与をして残す方向にしなさいというようなことになるだろうと思いますので、それを具体的にどういうふうにするのかということを考えながら南三陸(町)のほうにお伝えをする必要があるだろうと思っております。ここでどうぞ解体してくださいということには常識的にはならないだろうと思います。

 有識者会議の報告を受けて、それに知事として独自に加味すべき考えは今のところあると考えているのか。

村井知事

 まだ分かりません。それはこれからです。報告書が出てから、何らかの形で私の考え方を加えるかどうかということを決めたいと思います。例えば県の関与(について)、ずっと県が関与し続けたらいいのか、一定の期間で県の関与をやめたほうがいいのかといったようなことは私の考え方というものが反映されるのではないかと思います。

 南三陸町に直接話をするということだったが、時期はいつぐらいか。

村井知事

 できれば今月(1月)中にというふうには思っておりました。ただ、まだ先方に何も言っておりませんので、もしかしたら会えませんと言われる可能性もあるとは思うのですが、常識的にはないだろうと思います。

 南三陸の防災対策庁舎について、まだ決めていないということではあるが、積極的に関与する方向も検討の中にあるということで、そうすると、他の市町村でも震災遺構をそれぞれ検討していたり保存に向けて動いていたりする中で、南三陸だけ県が積極的に関与することがもしかすると他のところから反発というか、「どうなんだ」という声もあるかもしれないと思う。その辺について、南三陸にここまで力を入れようとすることについてはどのような考えのもとで行われているのか。

村井知事

 他の自治体にどれだけ関与するかということについてはまだ何も決めていないのです。南三陸についても結論はまだ出ていないということですから、ある意味白紙ということになるのです。もし仮に、今おっしゃったように南三陸だけ関与するということになれば、理由としては、有識者会議で「南三陸の防災(対策)庁舎が特に県としての価値が高い、震災遺構としての価値が高い、広島の原爆ドームと同じぐらいの価値があるんだ」というような強い考え方を示され、かつ、南三陸の防災(対策)庁舎は町としてはやはり経費の面からも解体せざるを得ないという判断をされたということでありますので、これを覆すということになればおのずと県が関与せざるを得なくなってしまう、ここだけは特別なものになってしまうという説明を他の市町村にはすることになるだろうと思います。ただ、これも分からないですよ。そうなるかどうか分からないです。もしそうなったとすればということで今お話をさせていただいたことでございます。

 その場合、2年前だったか、有識者会議が始まる前に1回市町村長で集まったと思うが、もう1回集まることも考えられるのか。

村井知事

 市町村長さん方からそういう要望があればそれはまた考えますけれども、今のところは、結果が出ましたら、それを淡々とまずお伝えをするということで十分ではないかと思っております。

 先ほど、県有化も有力な選択肢の一つであり、結論は今のところ未定という話だったが、もしそうなった場合に、保存経費や財政上の支援は、知事としては例えばどれぐらいの見積もりでどのように拠出するのか、何か考えがあるのか。

村井知事

 今のところ全く分かりません。報告書が出てからですね。もし県が関与して県が所有するということにしようとするならば、その結論を皆さんの前に出す前に、ちゃんと復興庁と調整をして、県の財政当局ともよく相談をしながら、どういうふうにすれば維持管理できるのかということもよく踏まえた上で南三陸町長に会ってお話をすることになる、そして皆さまに発表することになるということです。県の有識者会議では財政的な具体的な見積もりとかも一切出しておりませんので、ただ白紙的に震災遺構として残す価値があるかないかということを専門的な知見をもって判断をしていただいたということであります。それをベースに物事を考えていくならば、当然財政的な見積もりといったようなものを付加して検討していく必要も出てきますので、そういう意味で少し時間をいただきたいということであります。

 それは今月中にも行われる南三陸町の佐藤町長との協議のときには具体の額みたいなものを出すのか。

村井知事

 ある程度私としての考え方は伝えなければいけない(と思います)。有識者会議の結論をただメッセンジャーボーイとして伝えるのではなくて、やっぱりそれを受けて「私はこう考えましたのでこうしたいと思います」ということをお伝えするということが重要だと思います。その際には、県はこういう形なら関与できる、関与できないということをはっきりとお伝えをする必要があるだろうと思います。従って、まだどうなるか分からないということですね。

 県が関与する期間についてはどれくらいと考えているのか。

村井知事

 まだ分からないです。

第47回衆議院議員選挙における選挙事務の不正と選挙管理委員会事務のあり方について

 昨年(平成26年)末、仙台市の青葉区選管で集計ミスをある意味隠すために白票を水増ししたという事案が発表された。選挙において選挙事務というのは恐らく極めて高い清廉性、公平性が求められるかと思うが、県内でそうしたいわゆる不正があったことについてどう考えるか聞かせてほしい。

村井知事

 甚だ遺憾でございます。あってはならないことだと思います。大変残念に思っております。県民および有権者の選挙への信頼を揺るがす事態でございますので、看過できないと思っております。今後二度とこのようなことが起きないよう、仙台市選挙管理委員会に対しましては原因の究明と再発防止の取り組みの徹底を強く要望するとともに、併せて県選管に対して県内市町村への注意喚起や再発防止に向けた周知の徹底について要請をしたところでございます。

 自分(記者)も仙台市選管の会見に出ていたが、投票者数と投票数が合わなかったことで、原因究明を途中でやめてしまい、安易に白票を水増すという判断があったことにびっくりし、もっと言うと、常日頃からそういった操作が行われていたのではないかと強く疑わせる対応だったのではないかと思う。このあたり原因究明の話等含めて知事の考えをもう一度聞かせてほしい。

村井知事

 恒常的に行われていたかどうかというのは分からないです。そういうことはなかったものと私は信じております。しかし、一度こういうことがありましたならば、今のように疑われるというのは当然のことでありますので、もし正しい数字が出なければ、出なかったということをしっかりと伝える、1票たりとも疑われることがないようにするということが重要だと思っております。今回はある程度選挙の票が開いたからいいようなものの、この票で当落が変わる、影響が起こるということになれば大変な問題になっていたと思いますので、やはり選挙管理事務というのはこの国の行く末を決める大変重要な行為であるという認識のもとに、しっかりと間違いのないように対応していただきたいと強くお願いしておきたいと思います。

2020年東京オリンピック・パラリンピックのクレー射撃の県内誘致について

 東京オリンピックのクレー射撃の誘致に関しては年明けにも視察団が入る予定という話もあったが、そのあたりの予定と今後の見通しはいかがか。

村井知事

 今のところ情報は入っておりません。年を越しましたので、日本クレー射撃協会のほうにどういう状況なのか確認をするように指示をしております。

 見通しとしてはやはり少し厳しいのではないかということか。

村井知事

 そうですね。あれ以来何の返事もございませんので、厳しいかどうか分かりませんけれども、状況はまだつかめていないということです。近いうちにぜひトップの方ともお会いして、県の考え方というものをあらためて伝え、先方の考え方というものも聞いてまいりたいと思っております。