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宮城県知事記者会見(平成26年11月25日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年11月26日更新

知事定例記者会見

衆議院解散・総選挙について

 次期衆院選に関して投票率の低下を危惧する声もあると思うが、知事としてどのように捉えているか、問題視する点はあるかも含めて教えてほしい。また、自身の選挙区入りも含めてどのような応援体制を考えているか、スケジュールも含めて教えてほしい。

村井知事

 突然の解散でありましたので、やや有権者の関心が薄いと私も感じております。いろいろなところで選挙の話をする機会もあるわけですが、皆さん一様に、「なぜこの時期にやるんだろうな」というようなことをお話しになります。特に宮城県は被災地ですので、被災者の皆さんからは、「今は選挙よりも自分たちのことを考えるべきではないのか」というような声が強くございます。そういったようなことから、投票率が下がるのではないかというのを危惧しております。私としては有権者100%、投票所に行ける方の全員が投票に行って、自分の意思を表していただきたいという思いを持っております。
 選挙管理委員会のほうに確認をしておりますが、今のところ、急な選挙で選挙管理委員会も手いっぱいの状態でございます。新たに何か対策ということはなかなかとれませんが、従来と同じように啓発用のポスターを作ったり、新聞に広告を掲載し、チラシを折り込みで入れたり、あるいは啓発用のポケットティッシュを配ったり、テレビのcmを流したりといったようなことはやる予定としております。テレビのスポットcmについては、回数ではなくて、総視聴率が500%以上になるまで繰り返して流すということでございますので、相当の方がそれを見ていただくことになろうかと思っております。また、ラジオのスポットcmも流すことにしております。その他、今までと同じように広告塔を作成いたしまして、青葉区の定禅寺通または県庁の花時計脇等に置く、または巡回広報車を運行するといったような対策はとってまいりたいと思っております。取り立てて新しいことをやるということではありませんけれども、従来と同じようなことをやりながら、啓発に努めてまいるということであります。
 また、私自身もこれから多くの方にお会いしますので、どこの党に入れろということではなくて、必ず投票に行くようにということはお願いをしようと思っていますし、県庁職員には、期日前投票も含めて必ず投票に行くように徹底をしたいと思っております。
 それから、応援体制ですけれども、いろいろなところから応援の要請が来ておりますので、今、日程調整をしているというところでございます。

 既に決まっている日程はあるか。

村井知事

 決まっているところもありますが、今、調整中でございますので、もう少しお時間をいただければと思います。

 前々回の総選挙のときは自民党を応援して、前回は中立と言っていたが、今回はどういう立場なのか。

村井知事

 中立ですね。中立ですけれども、応援要請があるところに時間の都合を見ながら行くということになります。

 与野党関係なくということか。

村井知事

 はい。ただ、当然ですけれども、今までのお付き合いの度合いがありますので、今までの選挙応援をしたことがある方から頼まれることが多いということになると思います。頼んだことのない人はなかなか頼みづらいのではないでしょうか。その辺のバランスも考えながら、今、調整をしているということであります。

 ほぼ顔ぶれが出そろったかなというようなこの週末だが、野党による候補者調整がだいぶ進んだ県と言えるのではないかという声もある。これについて、一政治家としての捉え方で結構だが、野合と捉えるのか、あるいは分かりやすい選択肢を示したと捉えるのか、知事の受け止めを伺う。

村井知事

 やはり自分たちの主義主張を通すためには、選挙に勝たなければならないということが、非常に重要です。いくら高邁(こうまい)な理想、素晴らしい政策を掲げましても、選挙に当選できなければそれを実現することができませんので、やはり主義主張をしっかりしながらも、当選するということを考えなければならなかったのだろうと思います。そういった意味では、それぞれ候補者の調整をして、できるだけお互いメリットがあるように調整をしていったということは、選挙をやる者として当然の道理だと思っております。

 安倍晋三首相は「アベノミクス選挙、解散」だとおっしゃったが、知事は今回の選挙でどんなことが争点になるべきだと考えるか。

村井知事

 やはり総理がそのようにおっしゃっているわけでありますので、安倍政権の今までの実績、2年間をどう評価をするのかということ、それから、この経済政策最優先、アベノミクスという金融政策と、そして公共投資等をしっかりやる、同時に成長戦略をやっていくのだという、その3本の矢を引き続き国民が支持するのかどうか、また、併せて消費税の増税時期をずらすといったような選択が正しかったのかは大きな選択肢、争点になるだろうと思っております。

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南三陸町防災対策庁舎の保存に関する宮城県震災遺構有識者会議での議論について

 先日(21日)の県の震災遺構有識者会議で、南三陸町の防災庁舎に関して保存の方針で基本的には一致したということだが、そのことについての知事の受け止めと、次回会合で結論が出る運びになると思うが、それを受けて、それ以降の県の対応について聞かせてほしい。

村井知事

 マスコミの皆さんは少し誤解されているのではないかなと思うことがあるのですけれども、有識者会議は、保存をする、しないということを決める機関ではありません。それを残す価値があるのか、ないのかということを決めてくださいということで、残さなければならないとか残してはならないとか、そういうことを判断するものでは決してないということです。
 そうした中で、有識者会議の先般の議論(について)、報告を受けましたけれども、極めて価値が高いという位置づけ、考え方が全ての委員から示されたと聞いております。恐らく来月の有識者会議の取りまとめの中でそのような方向性が出るのではないかと思います。
 私としては、その有識者会議の最終的な意見を聞いてから、県としての対応、スタンスというものを導き出したいと思っております。現時点においては、最終的な有識者会議としての取りまとめがまだ行われていない段階でございますので、あと1カ月弱、最終的な有識者会議の結論が出るまで、推移を見守っていきたいと思います。その後、有識者会議の結論が出ましたならば、年末年始かけて、私も考える時間がございますので、どうすることがいいのかということをよく考えてまいりたいと思っております。

 最終的な判断はその後になると思うが、全ての委員から保存に前向きな意見が出たことについての率直な感想はいかがか。

村井知事

 今回の津波の被害を受けたエリアの中で、多くの方が亡くなって、震災遺構の候補として残っているものは、もうあの施設だけです。そういう意味から考えますと、有識者会議の皆さんがそういうような考え方を今回の会議で示されたというのは理解ができる部分がございます。ただ、南三陸(町)では潰してほしい、なくしてほしいという方の根強い声があるのも事実でございますので、どうすればいいのかということは慎重に考えなければならないと思っております。

 先ほど言った最終的な結論を年明け早々にというめどについて、知事の中で具体的なスケジュール感はあるか。

村井知事

 これは、潰すにしても残すにしても、復興予算を使いながらやっていかなければいけません。潰すということになればそれほど時間のかかることではありませんが、もし残すということになりますと地元との調整の期間、あるいはどのような形で残さなければいけないのかというようなことも議論しなければいけないと思います。従って、いずれにせよ、あまり長い時間をかけて考える余裕はないだろうと思っております。
 また、併せて、あの施設はもう既に3年8カ月、ずっと何も手付かずで、そのままにされておりますので、かなり傷んでいると報告を受けております。もし残すということになれば、早く手を入れなければならないだろうと思います。潰すということであればそんなに慌てる必要はないのですけれども、いずれにしてもそんなに時間をかけて考えることはできないだろうと思っております。
 有識者会議の結論が来月(12月)中に出るということであれば、それほど間を置かずに、宮城県としての考え方をお示ししたいと思っています。ただ、ちょっと時間をいただきたいと思います。私もよく考えたいと思います。

 今言った、県としての考えをまとめるというのは、有識者会議の報告を受けて、知事が一人で判断するのか。

村井知事

 もちろんいろいろな方の考え方を聞きますけれども、最終的には私の考え方を決めて、そして南三陸町の(佐藤仁)町長とよくお話をさせていただくことになると思います。町長は、やはり今の時点では解体をしたいというご意向でありますので、潰すのであれば、どのような形で潰すのか、いつのタイミングで潰すのかということを町長と話し合いますし、仮に残すということであれば、どういう形であれば残せるのかというようなことを議論していくことになるだろうと思います。最終的に宮城県の意思決定は私がするということですね。

 建物そのものではないが、周辺で多くの方が亡くなったという意味では、石巻市の大川小学校も残っている建物の一つだと思うが、今回の県の有識者会議の検討からも市の検討からも除外されている。その地域の方から、議論しないということで、復興そのものも遅れるのではないかとか、他の建物に関して議論が進んでいる中でいろいろな不安も膨らんでいるように聞いているが、そのことに関してはどう捉えているか。また、大川小の校舎に関して、今後、並べて議論することは難しくなると思うが、そのことに関してどのように捉えているか教えてほしい。

村井知事

 有識者会議の中で、大川小はもう外しておりますので、もう一度さかのぼって大川小を議論するというのは非常に難しいと思います。また、大川小のあの場所は非常に離れた場所にございまして、ぽつんとあるのですね。従って、あそこまでなかなかやはり足を運べないということで、遺構としていろいろな人が訪れてというのも難しい場所であるというのは伺っております。有識者会議で今回それを外したというのはそういった意味合いもございますので、これをもう一度同じ俎上(そじょう)に載せて議論するというのは難しいのではないかと思います。

 残すか残さないか、今後、住民の方が市に意見を述べることも考えているようだが、どう対応していくのか。

村井知事

 市の施設でございますので、市の考え方などもよく聞いてみたいと思っております。市が残すということであれば、別に県にお伺いを立てる必要はなく、残すことは自由なものと思います。
 宮城県が持っております(気仙沼)向洋高校もそうなのですけれども、コンクリートの施設というのは劣化が激しいわけですね。もう既に塩水をかぶっておりますので。従って、保存をするというのは技術的にも相当大変だということは、よくご理解をいただきたいと思いますね。

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指定廃棄物の最終処分場の候補地選定について

 望月義夫環境大臣が指定廃棄物の最終処分場の建設候補地の調査に関して、来春(平成27年春)以降という意思を表明されたが、それについての受け止めを教えてほしい。

村井知事

 国が責任を持って詳細調査をする、3カ所同時にスタートするということでありました。結果的には、いろいろな事情によって越年をするということを意思決定されたわけです。これは国の責任で行うものでございますので、そのほうがいいとお考えになったならば、それでよろしいのではないかと思います。

 指定廃棄物の集約に向けた課題が先送りされて、解決されないまま進んでいくのではないかという懸念もあるが、そのあたりはいかがか。

村井知事

 そうですね、保管をされている自治体、また、そこの近くにお住まいの方からは、「本当に早く処理してほしい。何をやっているんだ。2年という約束だったんじゃないのか」という厳しいお叱りを受けております。これは市町村に対してもそうですけれども、県の職員に対しても厳しい声が寄せられております。県内で1カ所という方針を堅持するならば、早く調査に入るべきだと思いますし、そうでないならば、県外に集約するということも思い切って踏み出して議論してもいいのではないかと私は思います。

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栗原市のオオハクチョウにおける鳥インフルエンザの陽性反応について

 11月19日に栗原市でオオハクチョウの死骸から鳥インフルエンザの陽性反応が出た。精密検査で本当に陽性なのか、高病原性なのか調べているところだと思うが、11月以降、(県外でも)各地で同様の事例が起きており、家畜への伝染などもどうなるかということもあるが、陽性の場合、県としてどのような対応が必要になるのか。

村井知事

 今回は国指定の鳥獣保護区で発見されました。従って、その野鳥については国の施設、東北(地方)環境事務所で検査をしていただき、簡易検査で陽性が出たということです。現在、それを北海道大学のほうにお持ちいたしまして、精密な確定検査というものを行っているということでございます。
 もし陽性反応が出た場合には、即座に環境省と同時に(公表し、県は)緊急記者会見を行います。県民への周知と注意喚起を図りまして、市町村及び鳥獣保護関係団体等に通知をいたします。また、私を本部長とする「高病原性及び低病原性鳥インフルエンザ対策本部」を設置いたします。それで、事態の状況に応じまして、その対策本部の下に農林水産部長を幹事長とします幹事会を立ち上げます。そこでいろいろな対応を協議するということになります。野鳥の監視体制につきましては、地方振興事務所において1日1回の巡視をしておりますが、それを、陽性になった場合には1日2回とするなど、さらなる監視体制の強化を図っていくということになります。家畜に伝染しないように、万全の体制をとっていこうと思います。その他いろいろございますが、担当課のほうに聞いていただきたいと思います。消毒薬の配布等、用意してまいります。

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蔵王山で観測された火山性微動について

 蔵王山で先週(19日)また大きな火山性微動があった。県として、山形県と連携して対応を急いでいることは承知しているが、さらなるスピードアップとか新しい対応とか、あるいはスキーシーズンを前に観光関連への影響なども懸念されるが、その辺について一言受け止めを伺いたい。

村井知事

 仙台管区気象台から「今回の火山性微動の発生を受けて、機動観測班を派遣いたしまして、自衛隊のヘリコプターなどから御釜の状況を観測いたしましたが、特段異状は見られなかった」というふうに報告を受けております。しかし、火山性微動の発生は火山活動の高まりと見られておりまして、十分な注意が必要でありますことから、今回の火山性微動の発生を受けて、県としても庁内関係部署や関係市町に対して直ちに情報を提供し、注意喚起を行ったところであります。
 また、今後とも蔵王山の火山活動の状況につきましては仙台管区気象台からの情報を注視しつつ、現在行っております蔵王山火山防災連絡会議におきまして、不測の事態に対処するための具体的な取り組みを検討していくということでございます。かなり大きなという表現がありましたけれども、現在のところ問題ないという判断をしているということであります。従って、スキーをされるお客さまは、ぜひ安心してスキー場に足をお運びいただきたいと思います。何かあったときは、早め早めに連絡をさせていただきます。

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