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宮城県知事記者会見(平成26年11月17日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年11月18日更新

知事定例記者会見

「みやぎ水産の日」の制定について

村井知事

 震災から3年8カ月がたちました。おかげさまで水産業(漁業や養殖業)の生産量はだいたい7割以上回復するようになってまいりました。しかし、残念なのですが、作ってもなかなか販路が元に戻っていないという現状です。そこで県外あるいは海外に宮城の水産物を販売できるように一生懸命PRをしておりますが、何といいましても宮城県民に宮城県の水産物を食べていただかなければならないと考えました。そこで毎月第3水曜日を「みやぎ水産の日」にしました。水(スイ)曜日の3(サン)(で「スイサン(水産)」)、語呂合わせですね。第3水曜日を「みやぎ水産の日」といたしまして、県民みんなで水産業を応援しようということを考えているということであります。
 明日(18日)、キックオフイベントをやりたいと思います。明日は第3火曜日ですが、朝5時半から三浦副知事が卸町にございます仙台(市中央)卸売市場のほうに行きましてキックオフイベントをやります。なぜ第3火曜日にキックオフイベントをやるのかと疑問を持たれたと思いますが、前の日に(記者の)皆さまにPRしていただくことによって、第3水曜日にこぞって県民の皆さまにお買い求めいただきたいということで、キックオフイベントを前の日に行うことにいたしました。決して卸売市場が第3水曜日休みだから前の日にやるわけではございません。前の日に(記者の)皆さまにPRしていただくことによって、次の日に(県民の)皆さまにお買い求めいただきたいという目的で前の日にやるということでございます。明日朝5時半からと早いのですけれども、記者の皆さんはぜひ行っていただきたいと思います。県民の皆さん、ぜひこぞってお買い求めいただきたいと思います。よろしくお願いします。

 水産会社や小売店、流通との連携で、何か消費者が得をするような施策はお考えか。

村井知事

 例えば、県民の皆さまに周知するために、宮城県は「(みやぎ)水産の日」に合わせまして、毎月、新聞広告、情報番組を通じた宮城の旬の食材の紹介を行います。併せて若いママ向けのフリーペーパー誌に、毎月、水産物を取り入れた簡単なレシピなどを掲載しまして、魚食の普及に努めてまいります。
 一方、県の取り組みだけでは限界もございますので、生産者、産地市場、加工業界、販売店、各市町の方々と連携をいたしまして、産地ならではの水産物のPRなど、「みやぎ水産の日」を活用した取り組みが行われるように働きかけてまいります。ちなみに、明日は仙台(市)中央卸売市場におきまして、今月の旬の食材でありますカキの無料試食なども実施をいたします。また、(19日には)県庁2階の食堂にて、カキ汁の(数量)限定販売を実施いたします。また、「みやぎ水産の日」のチラシを県庁周辺で、朝、昼の時間帯に配布をしたいと考えております。また、地元の魚屋さんや、みやぎ生協さん、七十七銀行さんにおきまして、「みやぎ水産の日」ののぼり、ポスターを活用したPRをいたしますし、塩竈市では、いち早く趣旨に賛同していただき、塩竈市内の量販店におきまして「みやぎ水産の日」キャンペーンを実施するということであります。
 (キックオフイベントでは)特に、カキ汁(など)を若干提供というサービスがありますけれども、それ以上に「みんなで水産物を食べましょう」ということをPRしていただきまして、県民こぞって応援をするという取り組みと捉えていただければと思います。特にマスコミの皆さんのPRの力は非常に大きいと思いますので、明日の朝刊、そして明日の夕方のニュースにぜひ流していただきたいと思います。

 消費拡大とあるが、これはどのくらいの効果を目指しているのか。具体的な数字を設定されているなら教えてほしい。

村井知事

 そうですね、具体的な目標値というのはありませんけれども、宮城県内で食されております水産物の割合を、数パーセント伸ばしたいと思っております。販路開拓を今頑張っておりますけれども、何よりも大切なのはやはり県民の皆さまに食していただくということだと思っておりますので、こういうことをやることによって、第3水曜日にこういうのがあるということで、常に宮城の水産物を食べようという意識を宮城県民の皆さまに根づかせたいと思っております。
 ちなみに私は、今日から名古屋へ行っているので、こちらのイベントに参加できないということです。決して軽視しているわけではありません。仙台にいれば必ず出ましたけれども、仙台にいないために、やむなく出られないということです。

記者発表資料 [PDFファイル/457KB]

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衆議院解散・総選挙について

 衆議院解散が確実な情勢になってきたが、その受け止めを伺う。

村井知事

 解散は総理の専権事項でございますから、国民に信を問う一番いいタイミングだと判断なされたならば、それはためらうことなく解散されればよろしいかと思います。今回は特に消費税の増税の時期について国民の考え方を聞きたいということでありますので、それならばそれをしっかりと選挙中に訴えて、国民の皆さまの考え方を直接お聞きになればよろしいかと思います。

 震災からの復興を抱える宮城県だが、宮城県への影響はどのように考えるか。

村井知事

 先般、竹下(亘)復興大臣に復興推進(委員会の)会議でお会いいたしました。終わった後、2人で少しお話をしました。「選挙がありますけれども、私は自分の選挙よりも復興のことを最優先にして仕事をやりますので、いつでもご連絡ください」ということでありました。やはり復興は安倍内閣の最優先事項でありますので、選挙には関わりなくやるべきことはしっかりやるというお話でございますので、その点、問題はないだろうと思っております。

 衆議院解散の前提となるGDP(国内総生産)の7月から9月期の速報値が出たが、年率換算で1.6%減という予測より厳しい状況だと思う。この数字の受け止めと、県内経済の肌感覚として捉えている景気回復の動きはいかがか。

村井知事

 1.6(%減)というのはかなり大きな数字だと思います。これは消費税の増税もありますが、併せて世界経済が今非常に冷え込んでいるというのも影響あるのではないかと思っております。そういった観点からいたしますと、ある程度致し方ない数字ではないかと思います。これが消費税増税のタイミングに大きな足かせになるというのも、私は理解できると思います。
 宮城県の県内経済を皮膚感覚としてどう捉えているかということですが、まさにこの数字、あるいはこれより少し悪いのではないかと思います。特に宮城県は震災特需で非常に一時的に大きく伸びて、4月以降、だんだん復興需要が落ち着いてきているというのも合わせますと、他の県よりも落ち込みが厳しいのではないかというふうには思います。

 村井知事自身の選挙応援などの対応を伺う。

村井知事

 要請があり、時間の都合がつけば応援に行くことはやぶさかではございません。お世話になった野党の先生方もおられますので、与党・野党関係なくお世話になった方には応援に行くことはやぶさかではございません。ただ、(11月定例県)議会とちょうど重なりますので、それほど時間はないと、余裕はないと思っております。今既に幾つか要請が来ておりますが、日程調整をしている段階でございますので、この議員からというようなことはこの場ではお話しするのは控えます。

 野党間の候補者調整、選挙協力で自民党への対立軸を作りたいという動きがあるが、知事の地元の宮城2区内の選挙区情勢についてはどのような所感をお持ちか。

村井知事

 2区内の選挙情勢は私は分かりません。解散があると思っていろいろな人とお話も特にしておりませんでしたので、周りがどのような考え方をされているか分かりませんが、いろいろ報道されているように1区におられた林(宙紀)代議士が2区のほうに移られるということであります。それが事実かどうかも分かりませんが、仮にそれが事実だとすれば、一つのパイを奪い合うよりも、分けて戦いやすい構造にしたいというのは、戦う者として当然の論理だと思っております。
 自民党が非常に強い、1強だと言われておりますが、やはり好ましい姿としましては与党と野党が拮抗(きっこう)していて、そして緊張感のある国政運営というのが望ましいと私は思っておりますので、自民党だけが強いという状況よりも、やはり野党も頑張って、(自民党が)政策を誤ったならば下野する可能性があるという政治状況を作っておくということは重要だと常々思っております。これは国政だけではなくて、県政においても、私の知事選挙においても全て同じことが言えると思っておりますので、やはり緊張を持った政治を行う意味でも野党には頑張っていただきたいと思います。
 大切なのは、国家・国民にとって何が大切かということですね。

 消費税率引き上げについて知事自身のお考えを伺う。

村井知事

 多少経済が冷え込んでも、これは景気回復のための消費税ではなくて、社会保障費のための消費税ということです。宮城県だけでも毎年、黙っていても70億円ずつ社会保障費が伸びていくような状況です。財源が不足しておりまして、通常の交付税(普通交付税)で(国から)いただけるものがもらえないために、臨時財政対策債という、宮城県に一時的に借金をしていてくださいといったような姿で財源を賄っている(ということで)、これはやはり好ましい姿ではございません。従って、そういった臨時財政対策債がなくせるように、国としても努力をするべきだと考えてございまして、そういった意味からも消費税の増税は、私は避けて通れない、やるならば決められた時期にきちんとやるほうが私は国のためになると思いますね。(また、)国際的にも信頼されなくなるのではないかなと思いますけれども。

 今回ある意味サプライズの解散ということで、投票率がだいぶ落ちるのではないかという見方もある。それについての受け止めと、選挙管理委員会も準備を急ピッチで進めていると思うが、その進行状況と、投票率低下への対応策をどう考えているか。

村井知事

 そうですね、投票率が下がるか上がるかは分からないです。マスコミの皆さまの報道次第ではないでしょうか。
 選挙管理委員会の準備状況ですが、正直申し上げて、2日(の公示)から14日(の投票)に向けて今急ピッチで準備を進めております。相当タイトです。もう職員はずっと徹夜状態になっておりますけれども、今懸命に頑張っているということですね。投票所の場所確保も今非常に苦労していると聞いております。
 投票率を上げるということは重要です。投票率が100%になるようにするのは、当然のことだと思っておりますので、できるだけ私もいろいろなところで投票を働きかけてまいりたいと思っておりますし、決められた期間ですけれども、選挙管理委員会のほうには投票率を上げていただけるように努力してほしいというお願いはしていきたいと思っております。

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指定廃棄物最終処分場の候補地選定について

 指定廃棄物最終処分場候補地の選定をめぐって、加美町の住民らの反対もあって環境省は詳細調査を越年せざるを得ない状況になった。その受け止めを伺う。

村井知事

 今日(17日)の朝も幹部会で部長に確認しましたけれども、環境省からは詳細調査を年内に終えることを断念したという連絡は入っておりません。従って、現時点で私はこの場で越年を前提にしたお話をすることはできません。今お話しできることは、約束したとおり、選挙がありましてもしっかりと年内に終えるように努力してほしいと、そこまでしか言えないということでございます。

 仮に越年した場合、稲わらなどの仮置き場周辺の住民たちもますます長引く状況になるわけだが、こうした状況についてあらためて知事の所感を伺う。

村井知事

 仮に越年した場合ということですが、そうしますと、工事を開始する時期も相当遅れると思います。来年の工事スタートが極めて難しくなると私は考えておりまして、単純に考えて1年先延ばしになる可能性はありますよね。そういった意味では、先般も栗原市で(佐藤勇)市長さんと現場を確認してまいりましたが、地元の住民の皆さんは早く撤去してほしいという声が非常に強いと、日に日に強くなっているという市長さんからの悲鳴にも似たお話がございました。栗原市長さんは、(国が)詳細調査をする(予定の)自治体であり、稲わらをたくさん保管している自治体のトップでありまして、そのトップからそのようなお話があったということは極めて重いと私は受け止めております。そういった意味でも、なるべく早く(国が最終)処分場を建設できるように(調整を)進めていきたいと思います。

 衆議院解散・総選挙になった場合、建設の候補地絞り込みの作業に影響があるかないか、知事の見解を伺う。

村井知事

 指定廃棄物については、まず詳細調査をしなければ候補地を絞り込むということもできませんので、まずは詳細調査をするということが最優先だと思っております。詳細調査を具体的にスタートし始めましたならば、事務的に淡々と、政治的な動きというものは関係なく進むものでありますので、まずは詳細調査さえ始めていただければ、あとは事務的に事務方が事業を進めていくと思っております。問題なのは、まだ私は年内に調査をスタートする可能性があると信じておりますので、そういう観点からすると総選挙によって政務三役の意思決定が遅れるということがあれば、結果的には今おっしゃったように全体のスケジュールに影響はしてくるだろうと思います。そういうことがないようにしていただかなければならないと思います。もう間もなく本当に雪が降り出します。もう山のほうは降っていますからね。極めて厳しいと思っております。

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岩手県と青森県知事選挙について

 岩手県の達増知事が3選を目指し出馬表明をされた。この受け止めと、応援の可能性について伺う。併せて青森県の三村知事も4選出馬へということだが、これの受け止めも伺う。

村井知事

 同じ答えになると思いますから併せてお答えしたいと思います。達増(拓也)知事さんにおかれましても、三村(申吾)知事さんにおかれましても、被災(規模)の大小はありますけれども、(震災で)被災した県の知事さんでありまして、復興途上にございますのでその責務を果たしたいという思いが大きかったのかと受け止めております。それぞれ大変ですけれども、ぜひ頑張っていただきたい、心よりエールを贈りたいと思います。達増知事さんも三村知事さんも非常に素晴らしい知事さんだと私は思っておりまして、個人的にも仲良くお付き合いをさせていただいております。
 応援の可能性ですが、応援要請がありましたならば、公務の日程を最優先にしながら行けるような日程があれば、応援に入ることもやぶさかではありません。要請があればということであります。

 達増知事には自民党が対立候補を模索しているということで、なかなか厳しい戦いも予想されるが、そのあたりの情勢について知事の見立てはどうか。

村井知事

 達増さんの県政運営を見ておりますと、以前は小沢(一郎)代議士の影響というものがあったようですけれども、現在はそういったようなものもなく、一党一派に属さず不偏不党で県政運営、特に被災地の復興というものを最優先に考えておられると、外から見えます。ですから、あまり政党色というものを出さないで、知事選挙というものは戦っていただきたいなと思います。

 解散風が吹き始めてから、達増知事にしても三村知事にしても出馬の意向を表明されたり関係者に伝えたりしているという状況だが、何か解散と影響があるのかどうか。知事としてどう見ているか。

村井知事

 いや、そんなにないのではないでしょうか。(影響は)ないと思いますけど。それを読んで瞬時に判断したとするならば、それはそれですごい政治判断だと思いますし、それよりも思いがけず解散したというのが正直なところではないでしょうか。ちょっとそれは分からないですね。ご本人に聞いてみてください。

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常磐自動車道の山元~相馬インターチェンジ間開通について

 12月6日に常磐自動車道の山元~相馬インターチェンジ間と、南相馬~浪江インターチェンジ間が開通するが、復興の面でどのような効果が予想されるか、知事のお考えを伺う。

村井知事

 私も開通式には伺います。非常に大きな事業だと思います。(常磐自動車道から続く道路を)今、(県)北のほうにもずっと伸ばしておりますけれども、(山元インターチェンジから)南のほうは、途切れておりました。原発の問題もあり、もしかしたら常磐道の開通のほうがずっと後回しになるのではないかという心配をしておりましたけれども、これによって、福島のほうも順調に復興が進んでいるという象徴にもなりますし、南(方面)がつながってまいりますので、南(方面)との人的な交流、物の流れというものを考えますと、極めて大きな意味を持っていると思います。
 今回は大震災で、(県の)中央に走っております東北自動車道が極めて有効に機能しました。まさに命の道路となったわけですね。これが今度もしかすると高速道路が何らかの形で機能しなくなるような大震災が起こるかもしれない。そのときに沿岸部のこういった道路がその役割を果たしてくれることになりますので、そういった意味では南から北までつながる道路が太平洋側にできるということは非常に大きいと思います。

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違法な土砂採取について

 違法な土砂採取が新たに5カ所であったという報道があったが、それについて伺う。

村井知事

 やはり悪質なものについては県警も厳しく対応しております。復興で土砂が必要だから、許可なく土砂を採取していいということは決してございません。やってはならないことは絶対にやってはいけないということです。そういった意味では、しっかりと調査をした上で悪質なものにつきましては警察と協力しながら取り締まっていくという姿勢を貫いていきたいと思っております。

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エボラ出血熱対策について

 エボラ出血熱の患者が出た際の隣県との調整はどのように進んでいるのか。

村井知事

 先般(4日の記者会見)お話しした以上のことは、今のところ特にございません。感染症の対策委員会の各委員と連絡を密にして、まず情報の共有を図る、そして、技術的な助言をいただくような仕組みを今とっております。また、東北大学の先生の提案によって、連携会議を設置したいと思っておりまして、今、関係機関に働きかけを行っている最中でございます。まずは早急に、患者さんが発生したときの対応をどうすればいいのかということを具体的に詰めていきまして、そういったトレーニングなども行いたい、また、予算化をいたしまして、いざというときの防護服の準備も進めていくということを着々とやっているということであります。まだ、こうする、こういう形でというところまでは至っておりません。

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