ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成26年8月18日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年8月19日更新

知事定例記者会見

指定廃棄物最終処分場に係る詳細調査について

 7日に石原伸晃環境大臣と知事との面談があった中で、「井上信治副大臣を宮城に派遣して、詳細調査について具体的な内容などを市町村に説明したい」という話があったが、具体的なスケジュール等、連絡が入っていることがあれば教えてほしい。

村井知事

 今は調整段階だと聞いております。今回は私は同行する役割でございますので、県が主体的に日程調整等はしておりませんので、詳しくは国のほうに聞いていただければと思います。

 昨日(17日)、加美町で反対の集会が開かれた。その中で「今週中に国から説明が来る」というような話もあったが、どのようなことを説明したいかなどという説明の中身について知事には事前に連絡等は入っているのか。

村井知事

 全く入っておりません。ただ、常識的には、「詳細調査をこういう経緯でやるということを知事から報告を受けました。従って予定どおりやります」というようなお話をされるのだと思います。中身については分かりません。また、詳細調査をいつからやるのかといったようなことについても全く分かりません。

 昨日の集まりでは、栃木県塩谷町からも見形和久町長が来て、どちらかというと加美町と同じような立場で、「『なぜ5県に一つずつ(処分場を)造らないといけないのか』というようなことを含めて一緒に取り組んでいきたい」という話もあったようだ。それについてはどのように考えるか。

村井知事

 それぞれの自治体が自主的な判断で行動をされるということは当然の権利でございますので、これに対して私からコメントすべきではないと思います。ただし、宮城県の問題におきましては、やはり宮城県各地に点在しております指定廃棄物を1カ所に集約をして処理をするということは国の方針にもあり、また、市町村長会議というプロセスを経て5者会議もやった上で意思決定したものでございますので、これについてはもう淡々とまずは調査をやるということは必要だろうと思っております。

 もちろん前提や経緯は別のものだが、沖縄の辺野古で、ある意味地元の住民の同意がない中での調査が始まった。そのニュースなどを見ての所感と、あらためて国に求めたいことがもしあれば教えてほしい。

村井知事

 辺野古とは全く次元が違いますので、これを同列に扱うべきではないと思います。ただ、ベースにあるものはやはり全体の利益のためということだと思います。私は物事を判断するときには、自分の損得よりも常に全体の利益を優先してやってきたつもりであります。そういう意味では、辺野古の問題についても、沖縄の県民の皆さま(にとって)理解できない部分はあろうかと思いますけれども、協力をしていただければというふうに私は思いますし、今回の問題についても、加美町にかかわらず大和町も栗原市も住民の皆さまにいろいろな思いがあろうかと思いますけれども、ぜひまずは調査には協力をしていただきたいと思います。
 それから、国にあらためて求めたいことということでありますが、これは特にございません。もう既に先般、大臣にお伝えしたときに三つお話ししました。一つは、三つの市町からずっと要望されていたことはしっかりと守っていただきたい、それを前提に調査をしていただきたい(ということです)。それから、もう随分前、この問題が出てからもう風評被害というものが出ているという声もありましたので、こういったようなものをしっかりと考えて対応していただきたいと(いうことです)。三つ目は、福島県等、県外に1カ所(設置したらいいのではないか)というご意見があったので、これについてよく考えていただきたいというお話はしておりますので、この考え方は引き続きお願いをしていきたいと思っております。

 市町村長会議の前に知事が加美町を訪れたときは、かなり町民の方々が集まっていた。詳細調査が入るとなった場合に、ああいった形でかなり住民の方が集まってくることなどが予想されるが、そういった場合でも調査を強行することになるのか。

村井知事

 決して強行ではなくて、淡々粛々と行っていくということですね。一般の公道を走って、国有地につながっていて、国が責任を持って自分の土地に入っていくわけですから、それを排除するという法的な根拠は何一つございません。反対だという意思表示をされることは、これは自治体としても、また町民の意思としても決して間違った行動ではないと思いますので、私は間違っているというふうに決して申し上げませんが、それ(詳細調査)を力ずくで(阻止する)ということになると、これは状況によれば違法行為になる可能性もございます。車の通行を妨げるということになれば道路交通法の違反になりますから、そういった違法行為は当然、毅然(きぜん)とした態度で排除していくということになると思います。

医学部の新設について

 前回(8月4日)の記者会見のときに、検討委員会を設置するという話があったが、その後の進ちょくなどがあれば教えてほしい。

村井知事

 できれば今月(8月)中に検討委員会を開催したいと思って、今準備を進めております。まず検討委員会のメンバーを決めなければなりません。その上でできるだけたくさんの方が出席できる日を設定しなければいけないということで、今その最後の詰めをやっている段階でございますので、もう少し時間をいただきたいと思います。

 メンバーなどについて報告できるような内容はまだないということか。

村井知事

 はい、そうです。

 今月28日に文部科学省の構想審査会がまたあるが、ここまでの間の期間で、何か「補足をお願いする」というようなことで文科省等から連絡などはあるか。

村井知事

 全くないのです。われわれからは、当然ですが、今回の検討委員会もそうですけれども、「こういうことをやります」と情報として向こうに流していますけれども、それに対するレスポンスはないということであります。

 追加で文科省に流した中身で、具体的に検討会についてや、「新たにこういうことを決めた」というもので発表できる内容はあるか。

村井知事

 ありません。

 事業評価の件で、県民の皆さんからの意見を現在募集中だが、現在の集まり具合等で報告はあるか。

医学部設置推進室

 先週末で7件程度のご意見がございました。

福島県知事選について

 立候補の表明が3氏から出された。まだ現職の佐藤雄平知事からは意思表明はないが、今の状況についての知事の率直な所感を伺いたい。

村井知事

 これはもう知事選挙に限らずどのような選挙でも、県民の皆さまの中にはいろいろな思いの方がおられますから、いろいろな候補者が出て、自分の考えを明確に伝えて、(有権者にとって)選択肢がある中で、有権者が一番良いと思う人に投票してリーダーを決めていくというのが望ましい姿だと思っております。そういった観点から、いろいろな方が手を挙げているという状況は、好ましいと思います。

 自民党の対応についてはどうか。やはり自民党県支部連合会が決めた候補者でいくべきという考えか。

村井知事

 それはもう全く私はコメントする立場にありません。これは自民党の福島県連さんが「それでいい」とお考えになったのでしょう。それはそれで自民党の意思ということであろうと私は解釈しております。

 今後の福島の復興に向けて今回の知事選の持つ意味は大きいものがあると思うが、知事としてはそのあたりはどのように見ているか。

村井知事

 宮城県も大きな震災被害を受けましたけれども、福島県は、とりわけ原発事故により過去経験したことのないような大きな被害を受けておりますので、ここから立ち直っていくためにはやはり非常に強力なリーダーシップが必要だと思います。そういった意味から考えましても、今度の知事選挙というのは福島県にとって非常に大きな意味を持つものだろうと私は思います。

 福島県知事選の持つ意味合いを伺いたい。先日(7月13日)の滋賀県知事選では自民党が推す候補が敗れ、そして福島県知事選が10月にあり、その後に沖縄県知事選がある。沖縄県知事選もだいぶ混戦が予想されるが、福島県知事選の国政における意味合いを知事はどのように見ているか。

村井知事

 皆さんは首長選挙と国政とをリンクされる傾向が強いのですけれども、この選挙に限らず、必ずしもリンクしないのではないかなと私は思っております。特に福島県の場合は、大きな災害があって、それに対する対応を県民がどう評価しておられるのか(だと思います)。震災後初の知事選挙ということになりますので、それを一番私としては注視しております。県民はそれほど国政とのリンク、自民党の関係の候補だから、民主党だから、それ以外だからというようなことでは選ばないのではないかなと思います。また、沖縄は辺野古の問題が最大の争点になるでしょうから、自民党の今やっておられます政策全般を見て決めるというのではなく、辺野古の問題を一番重視されるのではないかなと思います。やはりそれぞれの地域特性というものが一番大きく影響すると私は思っております。

仙台空港民営化について

 先週、県の確認手続きへの参加企業が正式に決まった。非常に多くの企業の応募があったようだが、あらためて期待感も含めて知事の所感を聞かせてほしい。

村井知事

 非常に素晴らしい企業がエントリーをしてくれました。どの企業に決まっても恐らく事業は前に進むだろう、所期の目標を達成するような事業を行ってくださるだろうと思います。これからは、粛々と県の手続きを終えまして国のほうにボールを預けたならば、(国は)「競争的対話」という言い方をされていますけれども、いろいろ話し合いをしながら、より次元の高い、良い提案のあったものが選ばれるということになりますので、厳しい競争にはなろうかと思いますけれども、切磋琢磨して、より良いもの、より素晴らしい頂きを目指して頑張っていただきたいなと思います。相当注目されていますので、楽しみですね。

水産業復興特区の1年間の成果について

 水産業復興特区で桃浦の会社に漁業権が付与されてから間もなく1年になろうとしている。この1年近くの歩みと、県が考えていた効果がどの程度実現できたか伺いたい。

村井知事

 私も一度現地へ行きました。新しい加工場ができまして、そのお披露目もありましたので一度行ってまいりましたけれども、従来のやり方では恐らくああいったような工場を造ることもできなかったと思いますし、販売先を自ら見つけるということもしなかったでしょうし、そういう努力をすることもなかったと思います。そういう意味では、カキをただ採って売るだけではなくて、付加価値を高めて自ら販売先を探すというようなことをやれるような力を付けてくださっていることは、やはり一つの成功事例になったのではないかなと私は思っております。間違いなく確実な歩みを進めていると思います。ただ、残念ながら量がなかなか思ったように採れないというようなお話はございました。今年、来年と、どれぐらいの量を確保できるのか(が重要です)。量が確保できれば相当利益も見込めるということでありますので、生産者の皆さんと力を合わせて、やはり量の確保を最大の目標に掲げて頑張っていただきたいと思います。
 効果ですけれども、やはり非常に注目を浴びたということもありまして、社員の皆さんのモチベーションも非常に高いものがございました。これから高齢化、そして就労者が減ってくる、漁業者が減っていく中で、(漁業権更新までの)あと4年先を見据えなければいけませんけれども、一つのビジネスモデルになることは間違いないだろうと私は確信しております。

 現時点では及第点ということか。

村井知事

 そうですね。あと量が採れて黒字になって、社員の給料がだんだん右肩上がりで伸びていくような形になればもう言うことはないだろうと思っています。
 社員の方に私は厳しいことを言いました。「利益が上がらなければ首になりますよ、給料が下がりますよ、会社ですからね。だから皆さん、今までは一人一人が事業主で、『頑張らなければ』というものが(会社になって)無くなって、『みんなで何とかやれば、なあなあで何とかなるな』と思ったら、みんなで沈むことになりますので、命がけで頑張ってください」というふうに私としてはエールを送ったつもりなのですけれども、そういうお話もさせていただきました。

 それは最近の話か。

村井知事

 いえ、数カ月前です。