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宮城県知事記者会見(平成26年3月24日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月25日更新

知事定例記者会見

第86回選抜高等学校野球大会に出場した東陵高校について

 選抜高校野球大会で、昨日(23日)、東陵高校は1回戦に臨み残念な結果になったが、そのことについての所感を伺う。

村井知事

 残念ながら私はテレビをその時間見ることができなかったのですけれども、インターネット等を通じて経過を見ておりました。強豪相手に非常に頑張ったと思います。選手の皆さんには、本当によく頑張ってくれました、お疲れさまでしたという言葉をかけたいなと思います。

 被災地である気仙沼からの出場ということだったが、そのことについてはいかがか。

村井知事

 被災地の代表として出場されましたので、多くの国民の皆さんが応援をしてくださったと思います。選手の皆さんは、はつらつと元気いっぱいプレーをしてくれました。被災地が頑張っている様子を全国に発信することができたのではないかと思います。

大阪市長選挙の結果について

 昨日(23日)、大阪市長選挙が行われたが、結果についてと、投票率が史上最低の23%だったことについての所感を伺う。

村井知事

 橋下(徹 前大阪)市長さんと3人の、4人で出馬されましたけれども、結果につきましては知名度からいいましても、橋下さんが当選するだろうというのは大方の予想どおりだったと思います。恐らく当選するだろうと私も思っておりました。そのとおりになったということでございます。そういったようなものがあらかじめ分かっていたということ、また主立った政党から誰も候補者が出なかったということもあり、このような投票率になったのではないかと思います。
 やはり有権者というのは、マスコミ報道の行間から読み取れる微妙なものをしっかりと見ておられると、私は常々思っております。今回の選挙は、橋下さんに言わせれば大義はあったわけですけれども、これによって自分が落ちるかもしれないという厳しい局面の中に身を置きながら信を問うという選挙であれば、恐らく有権者の皆さんはもっと意識を高めたのではないかと思います。橋下さんの心の中に、やれば勝てるという部分が恐らくあったのではないか(と思います)。それが有権者の皆さまに「おごり」というように見える部分は少なからずあったのではないかと思います。
 私も政治家の一人として、しっかりとこの選挙を見ておりました。大変勉強になりました。

 ちなみに白票が4万票余りあったことについてはいかがか。

村井知事

 そうですね、白票が4万5千票で、(その他の)無効票も合わせると6万7千票、(投票者数の)14%近くになったということであります。白票・無効票が、落選された3人の合計票数より上回っていたということでありますので、これがまさに私が先ほど言いました大阪市民の声なき声だと思います。こういった声をやはり橋下市長さんは、しっかり受け止めた上で市政運営を頑張っていただきたいと思います。

 今回の選挙の結果で、大阪都構想への影響が取り沙汰されているが、別の自治体の首長として、また、道州制(推進)の盟友として、どのように見通しをお持ちか。

村井知事

 (大阪)市議会の構成が何も変わっておりませんので、恐らくフリーズしたままではないかと思います。次の局面は、市会議員選挙、府議会議員選挙、それからやはり次の市長選挙、知事選挙ということになるのではないかと思います。それまではやはり丁寧な議論が必要なのではないかと思います。
 大阪都構想自体は間違っていないと思っていまして、非常にいいアイデアだと私は思っております。従って、しっかり議論をして納得する形で前に進めていっていただければと思います。

 今、知事の言葉の中で、橋下さんにおごりがあったのではないかという厳しい言葉も出たが、道州制を目指す同志として盟友関係あるいは信頼関係にひびは入っていないか。

村井知事

 私は(橋下さんに)おごりがあったと言っていません。おごりがあったというふうに有権者の目にとまったのではないかと言ったわけで、私がおごりがあったと言ったわけでは決してありません。
 道州制に関しては、橋下さんの強いけん引力に大変期待をしておりまして、共に(道州制推進知事・指定都市首長連合の)共同代表を務めております。そういう関係からしましても、ひびが入っているというようなことは決してありません。道州制に関しては、歩調はそろっていると思っていただいて結構です。

 今でも信頼していると言えるということか。

村井知事

 はい、(信頼)しております。

 市長選の結果と低投票率が、道州制の推進に向けて、どの程度影響があるか。もしくはその影響が今後どのように東北、宮城に影響してくると考えるか。

村井知事

 今回、橋下さんが最大の争点にしたかったのは、大阪都構想であります。道州制が争点になったわけではありませんので、この結果をもって道州制に対する影響があったというのは決して言えないと思っております。従って、宮城への影響もそれほどないだろうと思います。やはり一番重要なのは、これは政府(自民党)の問題でございまして、政府(自民党)は、公明党と一緒になって少しずつ前に進み出しているような手応えを感じております。それを私どもは橋下さんも含めて、志のある首長さん方みんなで後押しをしていくということでございます。まず機関車(先導)は政府(自民党)で、われわれはそれをサポート、後ろから押す役割でございますので、この結果をもってそれほど大きな影響はないだろうと私は思っております。

仙台空港への就航や再開について

 今月(3月)30日に中国国際航空の「仙台-上海経由北京便」が再開し、4月1日には国内線でスカイマークの「仙台-神戸便」が就航する。一方、国は4月に空港民営化の実施方針を決め、7月には運営権を移譲する事業者の募集要綱を発表するというように、民営化に向けた具体的な動きが出てくる。こうした中での、仙台空港への就航や再開をどのように受け止めているか。

村井知事

 われわれが非常に大切にしておりました中国便、(中でも)特に「上海(経由)北京便」は、お客さんの利用が一番多かった定期便でありますけれども、これが政治的な理由もあって休止に追い込まれていたということで、一日も早く再開をしてほしいということを中国の政府関係者に会うたびにお願いをしておりました。そういったことで大変喜ばしいと思っております。
 また、スカイマークの神戸線も、長らくなかったわけでございますが、非常に格安で関西のほうに飛ぶ便がまた増えたということであります。関(西国際)空(港)にはピーチ(・アビエーション)が飛んでおりますが、スカイマークが飛ぶことによってさらに利便性が増すものと思っております。そういった意味では、やはり仙台空港のポテンシャル(潜在能力)の高さというものを皆さんによくご理解をいただいている結果だろうと思っております。いずれ間違いなく空港の民営化は実現をすると思っておりますので、さらにニーズが増えるように努力してまいりたいと思います。
 ただ、先ほど4月に(国から空港民営化の)実施方針が示されるというふうにありましたが、現在のところ、まだ県のほうには何も話はございません。昨年(平成25年)の11月に国土交通省の航空局が示した仙台空港特定運営事業基本スキーム(案)には、4月ごろに実施方針を公表するとなっておりますが、まだ今のところ県のほうには届いておりません。従って、その後のことについては、詳細は不明であるということでございます。

 先ほど知事は「格安(で関西のほうに飛ぶ便がまた増えた)」と言ったが、ピーチの関空仙台便の格安と、スカイマークの神戸仙台便の格安が競合してしまうのではないかという懸念はないか。

村井知事

 ピーチのほうがより安くて、スカイマークは若干高いのですけれども、ただスカイマークの場合は神戸(空港)にフライトします。そして、ピーチの場合は関空であります。関空から街中に行くのにちょっと不便でございますので、そういうことを考えますと、それほど私は競合しないのではないかと思います。また、何といいましても伊丹空港が圧倒的に使いやすい空港で、伊丹空港はJAL(日本航空)さんとANA(全日本空輸)さん(、IBEX(アイベックスエアラインズ)さん)が(路線を)持っておりますから、それぞれ利用者の懐事情、時間の余裕などを見ながら、その目的に合わせて使い分けをしていただけるものと私は思っております。

 国際線だが、中国国内にまだ運航休止している便があるし、「仙台-ソウル便」も減便のままだ。4月以降、タイ国際航空「仙台-バンコク便」が休止ということだが、国際線に対する県の方針はどうか。

村井知事

 おかげさまで国内線は非常に順調でございまして、恐らくこれからも伸びるのではないかと思っております。しかし、どうしても国内線というのは人口が減る中で限界があるとわれわれは思っておりまして、やはりこれからの伸びしろは国際線、海外にあると思っておりますので、国際線をいかに伸ばすかということが最大の命題であります。非常に重要なご指摘だと思います。残念ながら、タイのバンコク便(の運航)が終わってしまうということでありますので、ぜひまた再開していただけるように、仙台市と一緒になって努力していきたいと思います。中国便も上海(経由)北京便だけではなく、今まで大連(経由)北京便もありましたし、長春便もございました。まずは今まであった便を再開してもらえるように努力をしていくということ(です)。そして、ソウル便(ですが)、(フライト先の)インチョン(仁川空港)は、非常に使い勝手のいい空港であります。これを早くデイリー化(毎日運航)してもらう。まずもとに戻してもらうということに最大限力を注いだ上に、便数をさらに増やすように、そして就航先を増やすように努力していきたいと思っています。

県の使用料・手数料の改定について

 2月議会が終わりいろいろな議案が成立したが、中でも消費税増税の関係で使用料・手数料条例も成立し、さまざまな県有施設や県が携わる事業の手数料・使用料が上がる。この点に関し、負担の増額をお願いする立場として所感を伺う。

村井知事

 今のご質問は県民に向けて負担をお願いする立場として所感をということでありました。(2月定例県)議会を(記者の)皆さんは聞いておられたので、具体的な話をご存じだと思いますが、あらためて県の使用料・手数料の改定について説明をさせていただきたいと思います。
 宮城県は料金の見直しを3年に1回実施しております。今年はちょうどその見直しの時期にあったということであります。従って、消費税が上がったから全てを見直(し対象と)したわけでは決してないということであります。今回、宮城県が見直したものは、全ての使用料・手数料が1,405件ございますが、そのうち199件改定をいたしました。(改定)していないものもたくさんあるということでございます。全体1,405件のうちの199件でございますから、(およそ)15%を改定したということでございます。これを議会に諮って議決をいただいたということでございます。
 主な改定といたしましては、職業能力開発総合大学校の試験受験料や、タクシーメーター装置検査の申請手数料といったものを改定したということでございます。それによってどれだけ県として増収があるかということでございますが、三つあります。一つは、消費税関係です。消費税が上がることによって1,700万円増収になります。それから、消費税関係なしの、先ほど言った3年に1回の通常の見直し分が1,200万円。それから、制度が新たにできたということによって新しく手数料ができたものがございまして、その増収が100万円。合わせて3千万円程度の増収額になるということでございます。従って、消費税の関係では1,700万円が増収になるということでございます。これについては県民の皆さまの負担が増えるということでございますので、大変心苦しく思いますが、国から公共料金等の改定についても、税負担の円滑かつ適正な転嫁を図るようにという通知もございまして、われわれといたしましてはしっかりと税を頂戴した上で、利用者の皆さまに別の形でしっかり還元できるような工夫をしてまいりたいと思っております。ぜひご協力をお願い申し上げたいと思います。

2013年度を振り返り、新年度に向けて

 今回が今年度(平成25年度)最後の記者会見になると思うが、あらためて2013年度を振り返っての所感と、2014年度に向けた意気込みを伺う。

村井知事

 2013年度は(震災復興計画の)「復旧期」最後の年度ということでございました。被災者の皆さまの生活再建と雇用の回復、そして原発対応というこの三つを柱に据えまして、懸命に事業推進をしたということでございます。資材不足、マンパワー不足等の理由で、事業がなかなか前に進まないというお叱りもありました。被災者の皆さまへのアンケートで、復興が思ったように進んでいないというお叱りなど、厳しいご意見も出ているようであります。そういったことについては真摯(しんし)に反省をしなければならないと思っております。まだまだやるべきこと、復旧しなければならないものがたくさんございますが、復旧期の最後の年度として懸命に仕事はやってきたという自負はございます。
 そして、2014年度に向けての意気込みということでございますけれども、(震災復興計画の)「再生期」の初年度ということになります。4年(間の)再生期が過ぎましたならば、次に3年間の「発展期」が待っておりますので、大きな花が咲くように、大きな実が実るように、発展期に向けてこの4年間でしっかりと種をまいていくということが重要だと思っております。従って、やるべきことはやりながらも、次の発展期に向けて種まきをしっかりとしてまいる年にしたいと思っています。

福島第一原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場の選定について

 指定廃棄物(最終処分場の建設候補地)の詳細調査の受け入れについて、県と市町はどういうやりとりをしているのか。

村井知事

 指定廃棄物については、国が主体となっておりまして、国が現在それぞれの市町に対して説明をいろいろな形でしようと努力をしているということでございます。それを県が間に入ってサポートをさせていただいておりますが、具体的な成果として、次のステップに進めるような段階にはまだ至っていないということでございます。

 1月に(建設候補地が)示された後、特に大きな変化はないということか。

村井知事

 そうですね。ただ、事務方同士、水面下では当然いろいろと調整させていただいているということでございます。もう少しお時間をいただきたいと思います。