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宮城県知事記者会見(平成25年11月5日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年11月6日更新

知事定例記者会見

東北楽天ゴールデンイーグルス日本シリーズ優勝等に関する表彰について
宮城球場ネーミングライツの募集について

村井知事

 それでは、私から二つ、皆さまにお話がございます。
 一つ目、楽天イーグルスの日本シリーズ優勝等に関する表彰についてでございます。
 楽天イーグルスがリーグ優勝、さらには日本シリーズで優勝し、日本一になりましたことは、われわれ被災県民に大きな夢と希望を与えたものであり、楽天野球団に対しまして県民栄誉賞を贈呈することにいたしました。また、田中将大選手は、楽天イーグルスのリーグ優勝および日本一に大きく貢献したことはもとより、レギュラーシーズン24連勝はプロ野球の記録を塗り替える大記録であるほか、日本シリーズでの力投は県民に感動を与えたものであり、同じく県民栄誉賞を贈呈することにいたしました。
 加えて、監督就任時から、「日本一になることで少しでも被災地を癒やしたい」という思いで戦い、チームを率いてこられました星野仙一監督に対しましては、被災者に希望と感動、復興への大きな活力を与えていただいたことに感謝いたしまして、感謝状を贈呈したいと考えております。
 二つ目は、宮城球場のネーミングライツ(命名権)についてでございます。
 宮城球場については、現在、「日本製紙クリネックススタジアム宮城」として日本製紙株式会社様とネーミングライツ契約を締結しておりますが、このたび、本年(平成25年)12月31日をもって契約を満了することとなりました。日本製紙株式会社様には、これまでの6年間の契約に対し、心から感謝を申し上げます。
 来年(平成26年)1月からは新たなスポンサー企業による新しい名称に変わることになります。つきましては、本日(5日)から宮城球場のネーミングライツを募集しますので、お知らせをいたします。契約期間は来年、平成26年1月から原則3年以上、募集金額は1年当たり2億円以上であります。また、ご提案いただく愛称には略称も含め「宮城」を入れることを条件とし、愛称とともに「宮城」が広く全国に発信されることを期待しております。申し込み期間は本日(5日)から12月4日までの1カ月(間)とさせていただきます。
 楽天イーグルスの来シーズンの活躍にはますます期待が高まり、宮城球場の注目度もこれまで以上にアップすると思います。私もトップセールスをしてまいりたいと考えておりますが、各企業の皆さまにおかれましては、この機会にご検討いただき、ぜひ応募していただきたいと思います。
 なお、ネーミングライツによる収入は県のスポーツ振興施策の充実強化に充てることを予定しております。以上です。
 (記者の皆さまの)聞きたいことは分かっているんですよ。「いつどこで渡す(表彰する)のですか」ということでしょう。それは今検討中です。

記者発表資料 [PDFファイル/180KB]

 球団側と田中選手からは、栄誉賞の受賞について何か返事は来たか。

村井知事

 前向きなご返事をいただいております。

 ちなみに返事はいつ来たか。

村井知事

 分からないです。少なくとも今の段階では前向きな返答をいただいているという手応えを感じております。

 それは、具体的に「受賞したいと思います」というような言葉でなのか。それとも、「考えさせていただきたいと思います」というニュアンスなのか。

村井知事

 当たり前ですけれども、県が直接本人(と連絡をとる)ということはなく、球団を通してやっておりますので、いつの段階で田中選手から前向きなご返事をいただいたかということを正確にわれわれのほうで把握することは難しいのですが、少なくとも球団を通してお話を打診して、球団を通して「ぜひそういうご意向であれば喜んでお受けをしたい」というご返事があったということであります。

 球団から県に対してお返事があったのはいつか。

村井知事

 10月中旬だったそうです。田中選手とは直接コンタクト(連絡)をとっていないです。

 24日にパレードがあるが、その辺を軸に表彰を検討しているのか。

村井知事

 一番分かりやすいのはその日だと私自身思っていますが、これ(パレード)に関わっている人は県だけではなくて、仙台市も(仙台)商工会議所も絡んでおります。また、(楽天イーグルス・)マイチーム協議会が絡んでおりますのと、あとやはり警備の問題がございますから、その全体のバランスを考えなければいけないということです。いたずらにそういうイベントをやることによって混乱が起こって大きな事故でも起こってしまったら元も子もありません。粛々と、しかし盛り上がるようなパレードにしなければなりませんので、そこに一番力点を置きながら検討しているということでございます。それ(パレードの日に表彰を行うこと)も一つの選択肢だと思っておりますが、いつになるかはまだ分かりません。

 田中選手も楽天野球団の一員ではあるが、あえて田中選手だけ特別にという意味合いなのか。

村井知事

 いいえ、その他の選手もみんな頑張ったのですから、球団に対して県民栄誉賞を渡した(ということです)。これは、選手一人一人に対して県民栄誉賞を与えたのと同じ意味だとわれわれは捉えています。ただ、その中でも、田中選手の活躍というのはもう飛び抜けて、誰が聞いても田中選手が今年は一番活躍した、日本のプロ野球界の中で、というか過去の歴史のプロ野球界の中でも、「神様、(仏様)、稲尾様(と呼ばれた元西鉄の稲尾和久選手の記録)」を凌駕(りょうが)し、まさに神の領域に達した選手ですから、そういう意味では、「なぜ田中選手だけなんだ」という不平は恐らく選手の中から出ないだろうと(思います)。しかし、皆さん頑張ったということで、球団に対して、全ての選手に対して与えたいという私どもの気持ちを、県民の気持ちを伝えたいということで、球団に対して県民栄誉賞を贈ることとしました。
 団体に対して県民栄誉賞を贈るのは今回が初めてです。過去は選手に対してだけですね。プロ野球では岩隈(久志)選手がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でMVP(並の活躍をして)渡していますし、フォークボールの佐々木(主浩)投手に県民栄誉賞を与えています。あと荒川静香さん、あとノーベル賞の田中耕一先生といった方には渡しておりますが、団体に対して贈るというのは今回が初めてということになります。やっぱりそれだけ楽天に対しての県民の評価が高いという受け止め方をしていただければと思います。

 日本シリーズが最終戦までもつれ込んで、だいぶドラマもあって、多くの県民の方が喜んでいらっしゃったことも踏まえ、この日本シリーズの様子をどのように受け止めたか教えてほしい。

村井知事

 本当にみんなが嫌なことを一瞬全て忘れて、みんなでテレビにくぎ付けになって、あるいは球場でくぎ付けになって、パブリックビューイングにくぎ付けになって応援している。野球もさることながら、私は県民が一緒になって盛り上がっているあの姿に大変感激いたしました。みんな本当に嫌なこと、つらいことがたくさんあると思うのですけれども、それを本当に一瞬、数時間忘れさせてくれた、そしてみんなが同じ気持ちになれた、これはもうスポーツの力だなと思います。

 あらためて、どのような点を評価したのか教えてほしい。

村井知事

 これはもう県民が思いを一つにできた(ということです)。ジャイアンツを(応援していた方も)中にはおられたかもしれませんけれども、基本的にはほとんど全ての人が楽天を応援しましたね。気持ちを一つにできた、そこに尽きると思います。優勝して飛び上がらなかった県民は誰もいないのではないでしょうかね。

 ネーミングライツについて、更新しない理由は日本製紙からは伺っているか。

村井知事

 具体的な理由は私は伺っておりません。「契約を(更新)する優先(交渉)権があります」ということはお話をいたしておりますが、日本製紙さんからは12月で契約をやめたいということでございました。恐らく、今回石巻等大変大きな被害を受けましたので、これはあくまで推測ですけれども、余裕のあるお金は全て震災からの復興の予算に新たに回したいというご意向ではなかったかというふうに思っております。詳細については、ぜひ日本製紙さんのほうに聞いていただければと思います。

 星野監督に感謝状ということだが、県民栄誉賞ではなく感謝状になった理由を伺う。

村井知事

 県民栄誉賞の表彰規則というのがございまして、その中に、具体的な数字を出して、スポーツの分野では今まで客観的に誰が見ても功績を上げたという方に与えております。そういった意味では、星野監督に対しては、監督という形でチームを率いたという功績でありますので、私どもとしては感謝状というのが最もふさわしいのではないかと(判断しました)。県民として感謝の気持ちを伝えることのほうがよりふさわしいのではないかと考えたということであります。

 球団への栄誉賞の中には当然星野監督も含まれていると理解してよいか。

村井知事

 当然そうですね。

 栄誉賞の上でのさらに感謝状になるのか。

村井知事

 そうですね。星野さんには個人に対しての感謝状になります。

 先ほど日本シリーズの受け止めがあったが、具体的にどの場面が一番感動した、よかったなと思っているか。

村井知事

 やはり最後のマー君(田中将大選手)が三振(をとった場面)ではないですかね。あのときは感極まりましたね。くしくも11月3日は、(9年前)宮城球場に浅野(史郎)前知事さんと三木谷(浩史)オーナーが来られて土砂降りの雨の中で、宮城球場を楽天のほうに運営権をお譲りするという調印式をした日なんですよ。それから9年間、非常に低迷した時期もあったわけですけれども、ちょうど9年後のその日に優勝したということで、非常に何かご縁を感じる日だったです。しかも11月3日で、逆から見たら3月11日で、非常に何か不思議な日だったなと思います。(知事選の投開票日だった)10月27日は何かそんなふうなことを感じなかったんですけれども、11月3日は感じましたね。

 ちなみに、どちらで(試合を見たのか)。

村井知事

 私はそのときは大阪にいました。テレビで応援していました。

 ネーミングライツについて、今回2億円以上ということだが、これだけ露出が増えたということで、これよりもう少し高い値段での契約がなされるといいなという希望などはあるか。また、もう既に関心を持っている企業はあるのか。

村井知事

 まず、金額については、2億円以上ですので幾らでも結構です。その最初のスタート台をもっと高くしてはどうかというお話でございますが、あまり欲張って結果的にどこも手を挙げてくれないということになってしまうと1月1日からまた「宮城球場」という名前に戻ってしまいます。今の景気は多少良くなってはいますけれども、宮城県は被災をした企業が多いものですから、あまり欲張らないほうがいいだろうということで2億円にしました。2億円ということですが、仮に2億円としても、県のほうに入ってくるのは4分の1、5千万円で、4分の3は楽天さんのほうに行くということになっています。それは誤解しないようにしていただきたいと思います。
 それから、既に(企業から)手が挙がっているところはあるのかということですが、今のところは全くそういう情報はありません。今日から公募をするわけですので、今の段階でどこか有力な企業があるというわけでは決してありませんので、1社でも2社でも多数手を挙げていただきたいと思っています。

 日本一になったということで、Kスタ宮城は宮城県だけではなく全国的な名前になったと思うが、それが失われてしまうという結末になったことについての受け止めを伺う。

村井知事

 大変残念に思います。特に日本製紙さんは非常に大きな石巻の工場が円高の非常に苦しい経営状況だったところで被災をしてしまって、一時は石巻から撤退をしなければならないのではないかというところまで追い込まれました。そうした中でも、約束をしたことだからということで、今年いっぱいは契約を継続してくれました。私としては、できれば日本製紙さんに引き続きお願いをするのがベストだというふうに思いまして、優先(交渉)権があるということは何度も担当者を通じてお話しいたしましたが、やはり経営上の判断からこういうことになったのではないかと思っています。
 しかし、一番宮城県が苦しい2年7カ月の間、野球ができない期間があったにも関わらず、「(日本製紙)クリネックススタジアム宮城」という名前を使い続けてくれたということで、私は本当に感謝をしております。いずれ近いうちに、日本製紙さんの会社を訪問いたしまして、御礼を申し上げたいと思っています。これ以外にも岩沼(市)と石巻(市)に工場を置いてたくさんの従業員を抱えてくださっていますので、それだけでも大変な貢献をしていただいておりますから、このこと(契約満了)は会社の判断として私は当然尊重するべきだと思っていますし、これによって感謝をする気持ちが失せることは全くございません。大変感謝をしております。素晴らしい会社だと思います。

 先ほど、ネーミングライツの件で、県は4分の1ということだったが、ちょっと楽天が取り過ぎではないかと思うが、この仕組みは変わらないのか。

村井知事

 私もそう思うんですけれども、決まったことなのです。

 根拠は何かあるのか。

村井知事

 話し合いの結果(ということです)。そのかわり楽天は球場の改修工事を全部やってくれているんですよ。だから、楽天は築60年以上たっているあの球場をあれだけきれいに整備してくださっていますので、楽天としては、それでも決してもうかるわけではなくて、本当はもっと欲しいところなんですが、県としても財政が厳しいものですから、4分の1だけはくれということでお願いをして、そこで話し合いがついたということです。今回の(増設した)仮設スタンド(の費用)も県は今後3千万円の支援を行いたいと考えておりますが、もっと、1億円ぐらいお金がかかっていますから、楽天としては持ち出しのほうが大きいと思いますよ。決してそんなに楽ではないと思います。
(注)知事発言において、増設した仮設スタンドの費用について、「県は3千万円の補助を出した」旨の発言を、「今後3千万円の支援を行いたい」旨に訂正しています。

 ネーミングライツの対象企業について、例えば立地が、できれば県内が望ましいとか、それとも全国でも構わないとか、また業種や企業の体質など、期待することをもう少し詳しく教えてほしい。

村井知事

 ネーミングライツの対象企業は皆さんのところに行っているペーパー(資料)の4番の(5)に、以下の全てを満たす企業ということで書いてございます。何といいましても、やっぱりコンプライアンス経営に対し高い認識を持っているということでありまして、反社会的な企業と思われるようなところは、どうしても、幾らお金を積まれても認めることはできないということになります。

 立地についてはいかがか。

村井知事

 これは、この条件を満たしていれば、私はこだわる必要はないのではないかなと思っています。これだけのお金を出せる企業ですから、宮城県に全く関わりのない企業というのはまずあり得ないだろうなと思います。やっぱり全国的に展開をしている企業ということになるのではないかなと思います。

 あらためて日本シリーズ優勝も踏まえて、県としての今回の球場スタンドの整備について、例えば増額で支援する予定などは検討しているか。

村井知事

 ありません。そういうのは全て楽天さんにやっていただくということを条件に球場内の広告料、売店の手数料といったようなものは全て楽天さんに入る仕組みになっているということですから、それは変えることはないということですね。ネーミングライツについても、4分の1は県のほうでいただくということは変わりません。当然県もその分はスポーツ振興に充てるつもりですので、巡り巡って楽天さんのほうにも、長い目で見ると返ってくるお金だというふうに捉えていただきたいと思います。

 昨日(4日)も優勝セールが大変盛り上がって、楽天優勝で経済的な面でムードが良くなっているという感じを受けるが、復興に好影響を与えるという認識はあるか。

村井知事

 あるでしょうね。すごい経済効果があるのではないでしょうか。例えば今シーズンのレギュラーシーズンだけで見ましても、観客数が昨年(平成24年)より10万人増えて128万人になっているんですよ。1割まではいきませんけれども、1割近くお客さんが増えています。それプラスCS(クライマックスシリーズ)、プラス日本シリーズ、プラス優勝のいろいろなイベント、セールといったものが付加されますので、経済効果は相当程度あるのではないかと思います。不思議なもので、何となく物を買いたくなるような気持ちにさせますよね。町なかのお店、あるいは郡部のほうも含めて、商店街とか多少なりともにぎわったのではないかなと思います。

 先ほどの星野監督の感謝状の件だが、選定基準はスポーツ競技会などで顕著な成績を収めた者ということで、監督だから感謝状にとどめようという意味なのか。

村井知事

 いいえ、そういうことではなくて、要は田中選手は飛び抜けて功績を残したので、田中選手はいいでしょうと(いうことです)。あとは監督を含めて全ての選手は球団に対して県民栄誉賞を与えるということが一番望ましいのではないかと考えました。しかし、県民として何らかの感謝の気持ちを表す方法として、監督に感謝状をお渡ししたらどうだろうかという意見があり、それを採用したということであります。これは、客観的な明確な基準が決してあるわけではないんですけれども、県民栄誉賞の乱発だと言われるようなことがあってもなりませんし、やっぱり県民栄誉賞というのは本当に重い賞ですので、そう誰でも彼でも渡すものでもありません。従って、いろいろ慎重に検討した結果、そこに落ち着いたということです。

 大阪でテレビを見ていたというのは、ご実家におられたのか。

村井知事

 はい、そのときは実家にいました。

震災遺構の保存について

 金曜日(1日)の閣議後会見で、根本(匠)復興大臣が、知事が言っている維持管理費の負担の絡みで、「通常では国が出すことは考えにくい」というお話をされて、「地方交付税の世界だと思う」というおっしゃり方をしていた。その点についての受け止めと、ちょっと消極的にも受け取れるので、今後県としてどう対応するのかを伺う。

村井知事

 この件については、まだ国と擦り合わせを十分しておりませんので、大臣の考え方というものをよく聞いてみたいと思います。地方交付税で措置をするということも、私は一つの維持管理費の負担だというふうに思っております。従来は、「解体費は(国で)持ちます。移築や修繕、維持管理については、それは自治体でやってください」という言い方でしたので、地方交付税で対応するということも一つの方法であるかとは思います。もうちょっとご意向を確認したいと思います。

 岩手県の宮古市が、今、復興交付金の7次で保存の費用について申請している。配分が認められるかどうかは今後の展開次第だが、こういった他県の動きと今回宮城県が提案している取り組みについてはどう関連していると考えるか。

村井知事

 これはもう、県としてもその宮古(市)の例を注視しておりますし、応援をしたいという気持ちであります。

 維持費については基本的に宮古市のほうは入っていないということなので、そこだけまた動きが変わってくるが、その辺について、あらためて伺う。

村井知事

 いろいろな方法があろうかと思います。これは、宮古(市)は宮古(市)のやり方がありますので、一つの考え方として宮古(市)の形を見ながら、宮城県の考え方を国のほうにしっかりと伝えていかなければならないと思っています。もう少しお時間をいただきたいと思います。

災害公営住宅の広域調整について

 災害公営住宅の市町村間の広域調整がかなり話題になっているが、県としてはどのように関わるか教えてほしい。

村井知事

 基本的には、災害公営住宅は、市、町が住民の皆さんのお話を聞いて市営、町営住宅を今建設をしているということです。県は1万5千戸のうち千戸造ると言っておりますが、最終的に余るところも出てくるでしょうし、最終的に足りないところも出てくると思いますので、もう少し時間をとって様子を見た上で、最終的な数の調整に県の分の千戸を充てたいと思っているということであります。
 従って、県が口出して、「おたくはもうちょっと造れ」とか、「おたくは造るな」というふうなことを言うことはできません。まずは市、町がしっかりと住民の皆さんの意向を聞いた上で調整をしていただく、そして最終的な微調整のほうを県のほうで担当するというふうになっていくということです。

 その話し合いの場を持ったりはするのか。

村井知事

 しません。

11月8日の全国都道府県知事会議での発言予定について
および国家戦略特別区域法案の閣議決定について

 金曜日(8日)に行われる全国都道府県知事会議で何を話す予定か、もし決まっていれば伺いたい。
 また、今日、特区について閣議決定があって、医学部新設の解禁について政令や省令の改正で対応するため法案には盛り込まれないとなったそうだが、それについての意見を伺う。

村井知事

 知事会で何を話すかということについては、今検討中です。何を話すか、当日ぜひ聞きに来ていただきたいと思います。
 それから、特区については、多分国家戦略特区のことですよね。本県はその特区を使ってやるものではありません。従来の大臣の告示行為で行う医学部の新設を目指しておりますので、特に本県の目指しております医学部の新設と今日の官邸の判断というのは関係ないと思います。

指定廃棄物の最終処分場について
および空港民営化に関する国の関与について

 来週11日、指定廃棄物の最終処分場に関連して第4回の市町村長会議が予定されている。ただ、前回の第3回の時点で、当初県内1カ所で合意していたものが、一部いろいろな動きがあって、それがまだ決着していない状態のままになっていると理解しているが、県内1カ所ということについて、今後知事としてはどのように対応するつもりか聞かせてほしい。
 それから、空港の民営化に関連して、今月(11月)1日に国交省の告示があり、その中で運営権者に関して必要な場合には人的および技術的援助を行うということで、非常に国の強力な関与をにおわすような文面が盛り込まれていた。知事はこれまで基本的には天下り先を作るようなことだったらやらないほうがいいと言っているが、その考えは従来同様か、その辺を確認させてほしい。

村井知事

 まず、指定廃棄物につきましては、これは市町村長会議で段階を追って積み上げていっておりますので、県内1カ所というのは、私が主催した(第2回の)市町村長会議においても合意に至っていると私は思っております。これを後に戻すことはあってはならないと思っています。県内1カ所は設置するという方向で私は汗をかきたいと思います。いろいろなご意見がまたゆくゆく出てくるかもしれませんが、これはもう1カ所ということでお願いしていきたいと思っています。
 それから、空港の民営化についてですが、これは悪気があって国が仕切るという意味ではなく、もしお困りであって、何らかの形で手を差し伸べてくれと、何かしてくれということで手を差し伸べてきたら、そのときには人的な支援も技術的な支援もいとわないよという良心的な思いでおっしゃったのではないかと私は受け止めております。少なくとも仙台空港については完全民営化でやろうと思っておりますが、どうしても滑り出しが難しいと、簡単にいかないということであれば、それは民間企業の考え方によって、人の問題であったり、技術的な応援を求めていくことがあるかもしれません。ただ、それを前提にお願いをする企業を決めるということがあってはならないと思っています。

 そうすると、まずはこれまでどおり、例えば国であったり、あるいは新関西国際空港(株)みたいな国が100%株式を持つような会社は、やはりまず委託先として望ましくないという考えは変わりないということか。

村井知事

 ありません。

 ただ、いわゆる純粋な民間会社が請け負った上で、その会社がアドバイスを求めるなり、人的支援を要請する分には問題ないということか。

村井知事

 それはもう当然のことだと思いますね。それはもう企業の考え方によって、必要な人材を求めればいいと思います。それを国から求めるのか求めないのか、それも自由だと思います。

 指定廃棄物の件で、前回の会議で栗原市や加美町など奥羽山脈沿いを中心に、福島県のほうにとか、あるいは白紙に戻す意見が既に出ていると思うが、知事としては、それは全て2回目の会議で決着がついているという考えだということか。

村井知事

 そういうことです。それを言い出したら、多分絶対前に進まないですね。前に進み出したらまた元に戻り、となってしまいますので、決めたことは積み上げていくということが必要だと思います。もしそういうこと(白紙に戻す意見)を(市町村長が)断固おっしゃれば、私も知事として、断固それはおかしいとはっきりと申し上げたいと思います。

特定秘密保護法案について

 特定秘密保護法案が閣議決定されたが、知事はどのように考えるか。

村井知事

 何もかも秘密にしてしまうということはだめですけれども、やはり国家の安全ということを最優先に考えた上での必要最低限の秘密を保護する、守るということであれば、これはもうやむを得ないことではないかと思います。いたずらにそれを拡大解釈されないことは当然のことだということです。

 拡大解釈をしないための歯止めの措置がいまいちはっきりしてこないが、その点についてはどのように考えるか。

村井知事

 宮城県知事として答えづらいんですけれども、それは今後国民の声を聞きながら、よくご検討いただければよろしいのではないでしょうか。


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