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宮城県知事記者会見(平成25年8月19日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年8月21日更新

知事定例記者会見

「子育て支援を進める県民運動」について

村井知事

記者会見の様子 私が今持っておりますポスターは「子育て支援を進める県民運動」のポスターでございます。「子育て支援を進める県民運動」は、地域住民がそれぞれの立場で子育て支援に取り組みながら、地域の絆を取り戻し、安心して子どもを産み育てることができる地域社会の実現を図ることで、子育てに優しい宮城県を目指すための運動であります。要は「地域みんなでおせっかいになって、子育てをしていこう。親任せ、親戚任せではなく、地域みんなで子育てをしていこう」という運動でございます。
 この目的を達成するために三つの柱を準備しました。一つは「子育てに対する不安感や孤独感を解消する」。二つ目「子育てへの親近感を育む」。三つ目「地域全体へ子育て支援の輪を広げる」。この三つの柱でございます。
 キャッチフレーズは、「地域みんなで!子育ておせっかい♪」であります。このフレーズには、地域の皆さんが、子育て中のお父さん、お母さん、そして子どもたちに気軽に声をかけていただくことから始めてほしいという思いを込めました。ぜひ一人一人の優しいおせっかいをお願いしたいと思います。
 このほか、子育て支援を進める県民運動を紹介するリーフレットも同時に作成しております。また、本日19日は「育児の日」と称して、「みやぎっ子応援通信」を毎月発行しております。関係の資料は後ほど皆さまにお配りいたしますので、ご覧いただきたいと思います。
 (この手にしているポスターは)かわいいでしょう。前回同じように(取り組みを)やったとき、3匹の動物のキャラクターを出したら非常に不評でした。マスコミの皆さんから「何でむすび丸を使わないのですか」と言われて反省いたしまして、今回はむすび丸にいたしました。ちなみに、これはむすび丸の妹(的な存在)です。これはむすび丸の弟(的な存在)です。むすび丸は登場しておりません。

記者発表資料 [PDFファイル/2.59MB]

 (そのキャラクターの)名前は何か。また、前回キャッチフレーズの公募をされたと思うが、今回公募しないのか。

村井知事

 そういう公募はありません。この前は、「すくすくエールズ」というタヌキだかウナギだか分からないような何か(キャラクター)だったのですが、今回はこういう形にさせていただきました。
 名前でございますが、正式な名前というものはまだないのです。個人的には「むすび丸子」、「むすび丸男」ぐらいでいかがでしょうか。今日は庁議の席で、「もしかしたらそういう質問があるのではないか」ということで身構えておりましたら、案の定出ましたね。「(むすび)丸子」、「(むすび)丸男」は三浦副知事の提案でございます。

知事選挙への3期目出馬について

 10月の知事選出馬に向けて知事の意思が固まったという一部報道があったが、事実確認と理由について伺う。

村井知事

 10月の知事選挙に出馬をするか、出馬をしないかという意思は固めました。ただ、出馬するかどうかということにつきましては、9月議会で質問があった場合に意思表示をしたいと思っております。だから、現時点においてはノーコメントとさせていただきたいと思います。

 知事は復興に向けてこれまでも意欲的な発言を続け、実際進めているものも多い。そういったものを加味して、今後も3期目を続けるのではないかと県民は考えていると思うが、その表明は今日(19日)ではなく9月議会というのが知事のお考えか。

村井知事

 そうですね。それはもうずっとそのようにお話ししておりましたし、県議会というのは県民の代弁者、代表者の皆さんが一堂に会する場でございますので、その場で責任のある発言をさせていただきたいと考えたということでございます。従って、出馬する理由、出馬しない理由についてはこの場では特にお話しすることはありません。

 もし出馬を9月に発表することになれば、どういった出馬理由が考えられるのか。

村井知事

 仮定の話ですね。もし3期目に出馬するということになれば、当然復興計画を作っておりますので、その復興計画を立ち止まることなく推進するために、引き続き県政を担いたいということが理由になろうかと思います。

 9月議会ではどういった形で出馬の話をされるのか。

村井知事

 そこはまだ決めておりません。質問に答える形になるのか、あるいは私の提案理由の説明の中で話をするのか(何とも言えません)。質問されないと結局答えられないまま議会が終わってしまうということにもなりかねませんので、その点は議員の皆さんから質問があるのかないのかということも見ながら、タイミングを計ってまいりたいと思います。

 後援会には知事の意向は伝えられているか。

村井知事

 後援会の人に連絡したかどうかについても、今回はお話しないでおきたいと思います。

 出馬するかしないかの意思を固めるに当たっての判断の材料として、どの辺を重視して考えられたのか。

村井知事

 復興計画を作って今歩みを進めております。この計画は非常に良い計画だと私は思っておりますが、それを進めるに当たってはやはり強いリーダーシップが必要でございます。責任も負いますし、また時には厳しい批判を受けることもあるということです。それに耐えながら、また県民の声に素直に耳を傾けながら、復興計画を着実に実行できる人が宮城県内におられるのかどうかというところでございます。

 現時点で、そういった方は知事以外にいないということか。

村井知事

 素晴らしい人材はたくさんいると思います。当然私の一方的なラブコールだけで出ていただけるものでもありません。そういうたくさんおられる方の中で、社会的地位だとか、今やっておられる仕事の内容だとか、あるいは今私がやってきたこと、やろうとしていることといったようなことを比較検討したということでございます。

 先ほど出馬するかしないかの意思は固めたと言ったが、意思を固めたのはいつか。そのきっかけについて教えていただきたい。また、(知事は)昨日(18日)まで夏休みだったが、夏休み期間中に決めたのかどうか。

村井知事

 このお盆休み中に決めました。きっかけは、先ほどもお話ししたように、自分がやることが今の将来ビジョン、復興計画を進めるに当たってベストなのかどうか、他に人材はいるかいないか、その人が受けてくれるかどうかといったことを総合的に考えた結果であったということですね。私の場合は現職ですので、選択肢としては選挙に出るか辞めるか、二つしかありませんので、そういうふうな過程で考えたということですね。

 具体的なエピソードのようなものはなく、自分の中で考えが固まったということか。

村井知事

 そうですね。

投票率向上への取り組みについて

 先日(11日)仙台市長選挙があり、投票率は過去最低となった。県内で最も人口の多い仙台市でも投票率が最低で、2番目の石巻市も7月の参議院議員選挙ではかなり低かった。このままだと県知事選挙も投票率が下がるのではないかと懸念されるが、投票率向上のためにどういう取り組みを候補者はしていくべきかについて伺いたい。

村井知事

 やはり出馬する人は、自分のやりたいことというものをなるべく分かりやすく、具体的に県民の皆さまにお伝えする努力をしていかなければならないと思います。私が(選挙に)出る、出ないにかかわらず、少なくとも今の県政運営に対してどういうところに自分は違った考え方を持っていて、それをどう改めるか、改めるとどのように変わっていくのかというようなことを、できるだけはっきり分かりやすく説明して、争点化するということが重要ではないかと思います。やはりここにおられますマスコミの皆さんが「ここが争点だ」というようなことをはっきり分かる形にしなければ、県民の皆さまに伝わることができませんので、その点は候補者としてしっかりと責任を持って、まずはマスコミの記者の皆さまに分かるように説明をしていくということが重要ではないかなと思います。

 7月の参院選からネット選挙の解禁があり、投票率を見ると効果があったのかどうか分からない。ご自身の利用も含めネット選挙をどのように考えるか。

村井知事

 今までは選挙が始まったら一切(ネットに)触ることができなかったわけですが、選挙中も更新することができるようになりました。従って、誰が選挙に出られましても、これは有効なツールとしてお使いになるのが良いのではないかと思います。ただ、私は少なくとも現職ですので、やろうとしていることは、メディアを通じて県民の皆さんに広く周知をさせていただいているということがあります。(私は)インターネットというものを今まであまり使ったことがございません。ブログもツイッターもフェイスブックもやっていないわけであります。従って、もし出馬するとなれば、その点については今までの自分のスタイルというものも考えながら、どうすればいいのかということを考えていかなければならないと思います。

 ネット選挙にあまり積極的ではないというお考えのようだが、導入された目的は若い人たち、特にネットに親和性を持っている人たちがより政治に関心を持つことだと思う。あえて使わないと決めてしまうと、これからを担う人材との距離を取ってしまうことになりかねないのではないかと思うが、どう考えるか。

村井知事

 誤解を与えたようですが、私は決して軽視しているわけではありません。選挙に出る人は若い人に直接訴えかける有効なツールとして使うべきだと思っています。ただ、いたずらにホームページを作り、フェイスブックをやり、ツイッターをやり、ブログをやるというふうにするのが一番良いのかどうかというようなことは(分かりません)。私がもし選挙に出る場合は、自分が一番有効だと思う手法を活用したいと考えております。やらないとは一言も言っていませんし、選挙に出るということもまだ一言も言っていないということですね。(ネットは)非常に重要だと思いますよ。(ただし、)あれもこれも(使用する)ということはどうかなと思いますけれどもね。選挙が終わったらみなさんパタッとやめちゃうような選挙のためだけの(発信手段)ということもあまりどうかなという思いがあります。

楽天イーグルスの田中投手への県民栄誉賞授与について

 楽天イーグルスの田中将大投手が21連勝というプロ野球新記録を達成したということで、県民栄誉賞に十分値するのではないかと思うが、知事のお考えはいかがか。

村井知事

 実は県民栄誉賞というのは、「国際的な大会等で活躍をした」というような基準があります。実は岩隈(久志)選手に県民栄誉賞をお渡ししたのですが、あのときはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で最優秀選手だったか、MVPだったか、(それに近い活躍をした)ということがありました。またはオリンピックで活躍された方にも県民栄誉賞をお渡ししておりますが、国内での成績を残した方についてはどうすればいいのかということを、今回全ての試合が終わった後によく検討したいと思っております。
 楽天が(リーグ)優勝して日本シリーズに行ったとき、日本シリーズで優勝したとき、負けたとき、いろいろなケースを考えながら、われわれとしてもどう対応すればいいのかということは、もう既に検討を始めております。
(注)知事発言において、「国内での成績を残した方についてはまだ渡したことがない」旨の発言を、「国内での成績を残した方については検討したい」旨に訂正しています。

 知事は「全試合が終わった後によく検討したい」と言ったが、県民栄誉賞を与えるかどうか検討するということか。それとも何か他の賞か。

村井知事

 県民栄誉賞以外にも、特別表彰という制度がございまして、そういったものに該当するのかどうかということも含めて検討するということです。

仙台空港の民営化について

 仮に仙台空港が民営化になる場合、受け皿となる業者の選定は国が示した委員会等でやることになるが、実質的に業者の選定に当たる委員会の人選について、知事が推す人を入れるように働きかけるのか。あるいは知事自身がなることを想定しているのか。または全く国任せになるのか、お考えを伺う。

村井知事

 これの主導権は国にあります。従って、国から相談があれば私としても相談に乗りたいと思いますが、あくまでも公平に客観的に判断ができるような人たちを人選していただきたいと思っております。そういうオーダーは出しておりますが、それ以上のことについては私として特に口を挟むということはしていないということであります。

 公平中立といっても、だいぶ金が動く話なので立場上難しいというケースもあるのではないか。例えば知事はどういった人が望ましいとお考えか。

村井知事

 かなり専門性が必要な分野で、やはりある程度の識見がある方でなければならないと思います。しかし同時に、役所中心の人選になり、心の奥底で天下り先といったような切り口で判断をするということがあってはならないと思います。やはり仙台空港を民間に委託することによって大きく発展させていくという可能性のある企業を本当に純粋に選んでいただけるような人材を選んでいただきたいなと私は思っております。

 知事自身が加わるような考えは、現時点ではないということか。

村井知事

 もしそういうオファーがあれば喜んでお引き受けはしたいと思います。

指定廃棄物の保管について

 指定廃棄物に関連して、登米市で明日(20日)、住民説明会があるが、かなり反発が出ている。これは当初約束した2年間(という保管期間)の延長に伴うものだが、知事はこの問題について現状どのようにお考えになっているか。

村井知事

 これについては、われわれとしても大変申し訳ないという思いを持っております。従って、明日、登米市主催での説明会がございますが、県の担当も同席するように指示いたしました。(説明会が)終わりましたならば、その報告も受けようと思っております。また、それをしっかりと国のほうにも伝えていかなければならないと思っております。指定廃棄物について、まだ環境省から何らかのアクションはありませんけれども、私としては、議会中であったとしても選挙期間中であったとしても、どういう状況でもこれは最優先でやってほしいということを担当部局には指示をしてあります。

 この問題は一義的には登米市なりの基礎自治体でやるべき話ではあるが、住民と向き合う中で基礎自治体だけではどうしても難しいところもあると思う。県としてどのようなサポートを考えているか。

村井知事

 やはり住民の皆さんとの窓口は、市や町ということになっておりますので、そこに県が割って入っていくというのは難しいと思いますが、市や町からいろいろ相談事があれば、しっかりと対応させていただきまして、問題点がありましたならば、その改善に向けて最大限の努力はさせていただこうと思っております。

 住民の反発が非常に強いということで、仮にどうしても現状維持が難しくなった場合、県としてどのような対策を考えられるのか。

村井知事

 それはそういう状況になったときに考えなければならないと思っておりますが、結局ああいった物はどこに持っていっても皆さんは受け入れに対して拒絶されるものでありますので、「できましたならば現状において、もうしばらく保管していただきたい」というお願いをせざるを得ないだろうとは思っております。

ILC(国際リニアコライダー)の誘致について

 (ILC立地評価)会議が23日に国内候補地の結果発表をするということだが、ILC誘致に向けた議論を現在どのように受け止めているか。今後、北上山地になった場合、県としてどのような対応を考えているか。

村井知事

 23日に研究者グループの方たちが「どこが最適か」ということを発表されるということをマスコミ報道で聞きました。先月(7月)その責任者の方が来られまして「来月中には決めたい」というお話はありましたので、「8月中だろうな」と思っておりましたら、8月23日という日程がマスコミの報道であったということであります。これにつきましては、研究者の皆さんが純粋に研究をするために、「日本の中でどこが良いのか」ということを研究者目線で決めるということであります。しかしながら、専門家の方がそのような形で決めるということは、相当程度、今後の推移に大きな影響を与えるのではないかと見ております。学術会議の今のところの結論は「まだ時期尚早であるから、もう少し時間をかけて検討すべきである」ということでありますが、学術会議のメンバーの中にもこの研究者グループの方が入っておりまして、全く言っていることが相反しているわけではありません。研究者グループの方たちも候補地が決まったならば「すぐにでもILCを建設してくれ」ということではなく、「その後はまだまだ時間をかけていろいろ調査をし、他の国との折衝をしなければならない」という思いは持っています。その表現の仕方が「候補地が決まる」という言い方と、「まだまだしばらく時間をかけて調べなければならない」という言い方と、全く別の言い方をしているようでありますが、内容的にはそんなに私はそごを来していないと捉えております。
 従って、議論の推移は非常に論理的に進められたものだと思っております。今後、「岩手を中心に」という話になりましたならば、これはもう東北を挙げて応援をしなければなりませんので、一日も早く実現するように私も全力で政府に対して働きかけてまいりたいと思いますし、岩手、宮城だけではなくて、東北6県みんなで協力するようにお願いをしていかなければならないと思っております。

 まだ仮の話だが、具体的に岩手と決定した場合、どのような取り組みが必要になってくるか。

村井知事

 やはりまずは岩手、宮城の2県だけではなくて東北6県、あるいは関東圏も入れられたらそれはベストだと思いますけれども、できるだけ多くの力を結集して、われわれのやる気を政府に対してぶつけていくということが重要だろうと思っております。

気仙沼線の復旧について

 気仙沼線のBRT(バス高速輸送システム)での暫定運行が始まって明日(20日)でちょうど1年になる。地元ではやはり鉄路で復旧してほしいという声がいまだに多いが、知事のお考えを伺う。

村井知事

 これは宮城県だけではなく岩手県も同じ問題を抱えておりまして、鉄路での復旧ということは政府に対して要望しております。「JRは黒字会社ですので、自分で復旧をしてください」という政府の考え方でありますが、新たに鉄路を敷き直すとなると、相当程度お金がかかりますし、用地の買収という問題もかかってくるかと思います。そういった意味では、この問題が解決するまで、当面BRTでしのいでいくしか方法がないだろうと思っています。BRTも欠点ばかりではなくて、柔軟に発着時間を変更できるといったものであったり、あるいは増便、減便を柔軟にできるといったようなメリットもございます。従って、それぞれBRTのメリット、デメリットというものを実際使いながら、よく検証していくということも重要ではないかと思います。


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