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宮城県知事記者会見(平成25年1月28日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年1月29日更新

知事記者会見(平成25年1月28日)

本日(28日)のバックボードの表示について

村井知事

記者会見バックボードの写真

 それでは、いつもどおりバックボードの説明をいたします。
 本日は、昨年(平成24年)10月1日に発表しておりました災害廃棄物の仮置場搬入率と災害廃棄物処理・処分率の2項目について、その後の進ちょく状況をお知らせいたします。
 まず、左側の災害廃棄物の仮置場搬入率でありますが、これは市町村が設置をしております全部で108カ所の一次仮置場に搬入されたがれきの割合でございます。昨年の8月末現在で86%であった数字が、昨年の12月末現在で89%と、3ポイント上昇しているということでございます。まだ搬入されていない残りの11%分でございますが、これは今後解体が見込まれる被災家屋や学校、病院などの大規模構造物ということになります。県内では、地盤沈下により浸水している地域で解体が困難な状況にあります。また、大規模な建物の解体には一定の期間を要することから、搬入終了までにはもう少し時間がかかると考えられます。
 次に、災害廃棄物の処理・処分率であります。こちらですね、右側。これは災害廃棄物の処理が完了した割合であります。昨年8月末現在では28%にとどまっておりましたが、昨年の12月末現在で48%に達しておりまして、おおむね順調にがれきの処理が進んでいると言えるかと思います。また、県が整備しております仮設の焼却炉26基のうち、最後まで未稼働となっておりました気仙沼市小泉地区の2基につきましても、明日29日に試験点火の運びとなりました。これで8つの処理区全てで処理が本格化するということになります。県といたしましては、課題となっております最終処分先の確保を鋭意進めながら、来年度末(平成25年度末)の処理完了に向け、処理を加速化してまいりたいと考えております。

橋下大阪市長との会談について

Q

 先週金曜日(25日)、道州制の首長連合の関係で橋下大阪市長と大阪で会談をされたが、その会談の成果と今後の首長連合の進め方、目指すところなどがあったらお願いしたい。

村井知事

 (道州制推進知事・指定都市市長連合の)共同代表に昨年の11月12日、私が就任いたしまして、その後すぐ(衆議院議員総)選挙がございました関係で、なかなか(橋下徹大阪市長と)会ってお話しするということができませんでした。電話は何回かしておりましたけれども、やはり顔を合わせて意見交換をするほうが本音で話ができるということで、そのような場を持ったということでございます。お互いの考え方のすり合わせができたということが最大の成果だと考えております。
 今後の進め方についてはこの間(1月21日の知事記者会見で)お話ししたとおりでございまして、まずは総会を開いてどうするかというみんなの総意を決めて(いくということです)。(また、)今年度(平成24年度)中に、(道州制基本)法案が(国から)恐らく出ないのではないかなと思っておりまして、法案が出る前に主要な政党、少なくとも道州制について前向きにやると言っております4つの政党がございますから、その政党の道州制に関する責任者の方に来ていただいて、意見交換をしていただく(ということです)。それぞれ道州制といいましても非常に幅広で、考え方がいろいろございますので、単なる都道府県の合併に終わらないように、まず考え方を聞いてみる場にしたいと思っております。そういう形にすることによって、マスコミの皆さんがそれを多く取り上げていただき発信していただければ、国民の意識を喚起することにもなっていただけるかと考えております。

Q

 会談後のぶら下がり(取材)の中で橋下市長から、今後の議論の進め方について国を中心としてという話が出ていた。知事からは地域主体でという話もあったが、その辺については、知事としては橋下市長のお考えとある程度一致しているという認識か。それとも、まだこれから協議していかなければならないという認識か。

村井知事

 橋下市長の記者ぶら下がりの内容は全く存じてはいないので分からないのですけれども、同じ方向を向いているというふうに思います。連合に加盟している知事さん、あるいは指定都市の市長さん、それぞれ考え方があると思うのですけれども、少なくとも運動体としての考え方は皆さん共通だと思っております。

復興予算の拡大について

Q

 先日、19兆円から25兆円に、6兆円の予算拡大という方針が決まったが、それについての所感と、今後国の予算として特に充当してもらいたい分野について今のところどのように考えているか、2点伺う。

村井知事

 これは被災自治体として繰り返し政府要望してまいりました内容でございますので、大変高く評価をしております。被災地域の復旧・復興はもとより、国全体の景気対策のためにもこれらの予算を早く成立をしていただきたいと考えております。
 充当していただきたい事業については、やはり被災者のためになる予算ということでございますので、まちづくり、住まいの問題、雇用の確保の問題、原発対応、こういったことにしっかりと使ってまいらなければならないと思っております。もう既に19兆円ほとんど使い終わっている状況でしたので、これで新たな事業をやるというよりも、今やっている事業をしっかりとやるために、さらに上積みしたというような認識でよろしいのではないかと思います。

Q

 その予算を執行していくために特に改善してほしい部分、政府に求めたい部分があれば教えてほしい。

村井知事

 今までも何度も同じことを言っておりますが、どうしても国の厳しいチェックが入った上で事業を進めなければならないので、その調整をしている時間、復興が遅れていくということであります。地方の裁量をできるだけ広げていただくということが非常に重要だろうと思っております。

Q

 今回の国の一般会計予算の総額が、当初予算としてはこれまでで最大規模となる見通しとなった。復興予算を膨らませた分、全体の規模が膨らんだと思うが、財政の健全化について、国に何か求めるとか、今はそれをとりあえず置いておくべきだとか、知事の考えはいかがか。

村井知事

 なかなか難しい問題ですけれども、やはり二兎(にと)を追っていかなければならないと思います。消費税を上げるというまさに財政の健全化のために苦渋の決断を民主党政権が行いましたけれども、自民党も公明党も賛成をして(法案を)成立をさせたということでございます。財政の健全化というのは、これは避けて通れないことでございまして、結果的に赤字を垂れ流しますとそのツケは必ず国民に戻ってまいりますし、財政が不安定になってくることによって長期金利等にも影響を及ぼしてまいりますので、そういった意味では、しっかりと財政の健全化というのを目指しながら、併せて復興に関しましてはしっかりとした財源措置をしていただきたい(と思います)。一見矛盾しているような要望ですけれども、私の立場ではそういうことをお願いせざるを得ないと思っています。

地方交付税の削減について

Q

 正式に削減の方針が決まったが、給与の削減については7月まで先送りという政府の方針のようだ。この件に関してのあらためての所感と、先送りになったことについての受け止めをお願いしたい。

村井知事

 地方交付税につきましては、何か勘違いされているなと思います。あれは国の財源を地方に与えているのではなくて、地方本来の固有の財源なのですね。われわれの固有財源をいったん国が預かって、財政力に見合った額を配分しているというのが地方交付税の本来のあるべき姿でありますので、それを給与の削減と絡ませて一方的に削減をするというのは地方交付税の趣旨からいたしましても、全く話にならない議論だと思っております。これにつきましては、7月からだからいいという問題ではなくて、非常に大きな問題と受け止め、最後まで私は反対をさせていただきたいと思っています。
 宮城県は平成12年度から断続的に給与カット(を実施)しておりまして、国よりも先んじて相当大きな痛みを負ってきたという自負がございます。従って、国家公務員が(給与を)カットしたから地方も合わせてカットしろというのは全く筋が通らない話だと思います。

Q

 今のところ国としては削減する方向だと思うが、知事自身として何か補塡(ほてん)策は今考えているか。

村井知事

 私はまだ決まったというふうに認識しておりませんので、あくまでも最後までおかしいものはおかしいと言い続けなければならないと思っています。

安倍内閣の支持率について

Q

 FNNの世論調査では64.5%という政権発足時から9.5%も上昇した数字が出たが、その支持率についてどう評価するか。

村井知事

 やはり皮膚感覚で国民は景気が良くなってきているというのを分かっているのではないかというふうに思います。私は、政治の要諦(最も大切なところ)は、いわゆる「経世済民(けいせいさいみん)」(ということで)、しっかり食べていける世の中を作っていくということだと思います。私の富県戦略にも通ずるところなのですけれども、国民が明日、明後日、5年後、10年後、豊かになれるという希望が持てる社会を作っていくということが、政治家にとって非常に重要だと思います。そういった意味で、株価が上がり、景気が少しずつ良くなってきているという手応えを(国民は)何となく感じている、そこが、支持率が上がっている最大の要因ではないかと思います。

Q

 復興予算の件は、被災地という観点からはどうか。

村井知事

 だらだらした議論をして結論を出したのではなくて、(安倍晋三)総理(大臣)のトップダウン、決断によって、非常にスピーディーに復興予算を積み上げたことであったり、あるいはいろいろな対応をなるべく早くしたいという総理のお考えが、一例を申し上げますと「全ての大臣が復興大臣のつもりで」といったような言葉にあらわれているのだと思います。そういったことが被災地においても高く評価されているのではないかと思います。

水産業復興特区の2月申請について

Q

 来月予定されている水産特区の申請の進ちょく状況を教えてほしい。

村井知事

 今、(石巻市)桃浦(地区)周辺の各浜を回って、特区になったらどういうふうに変わるのか、何が変わって何が変わらないのかということについて、丁寧に説明をさせていただいております。また、桃浦の浜の中にも自分で独立してやりたいという方もおられますので、そういった人たちとLLC(合同会社)の皆さまとの話し合いを今進めているということでございます。けんか別れということにならないように、やはり一つのエリアで、できるだけ協力し合って水産業が営めるような環境作りのために最大限汗を流しているところでございます。
 私としては、何度も言いますように、ぎりぎりまでいろいろ調整をしながら、県として汗をかくというところが大切だと思っておりますので、何月何日までといったような期限を切って、そこで終わりというのではなく、ぎりぎりまで頑張るという姿勢を見せ続けたいと思います。今はその最終局面に入ったということです。

Q

 来月(2月)のいつごろとかというめどはあるか。

村井知事

 まだそこまでは(言えません)。はっきり言えるのは9月の漁業権切りかえ時期に間に合うように(申請する)ということしか言えないと思います。

東北楽天ゴールデンイーグルスの宮城県に対する経済波及効果について

Q

 楽天の経済波及効果が全体で145億円で、前のシーズンよりも若干向上しているということだが、これについて知事の考えと、震災復興を加速させるのかどうかについて伺う。

村井知事

 年間の(ホームでの)試合数が増えておりますし、また、震災から1年が経過いたしまして、観戦に訪れたファンの皆さまの消費マインドが上向いたというようなことが理由ではないかと思っております。昨年は残念ながらCS(クライマックスシリーズ)には出場できなかったのですが、それでこの数字を残してくれたということは、大変よく頑張っていただいたと思っております。やはり(東北)楽天(ゴールデンイーグルス)に限らず、ベガルタ(仙台)や(仙台)89ERS等のスポーツというのは、県民、特に被災者の皆さまの意識を向上させる非常に素晴らしい効果があるものだと私は思っておりますので、引き続きぜひ頑張っていただきたいと思います。

東北電力株式会社の電気料金の値上げについて

Q

 東北電力が昨年の11月末に電気料金の値上げを表明し、今年度中に値上げ幅を決めるという動きを見せている。県内の産業あるいは県民に与える影響についてどう思っているか、教えてほしい。

村井知事

 電気料金が値上げをされるということは、どう考えても間違いなく県内企業また県民にとっていいことはないと思います。そういった意味では、値上げ幅をできるだけ抑えていただくということをお願いしなければならないと思っています。海輪(誠)社長さんから、昨年11月末でしょうか、電話をいただいたときには、県民生活に影響のないように、また特に産業面に影響がないように、十分留意してほしいという要望をいたしました。社長さんからは、「よくその辺を勘案しながら検討してまいりたい」というお答えでございました。

Q

 例えば値上げ幅がどのぐらいまでなら許容できるか、小口、大口、それぞれについて、もし考えがあれば教えてほしい。

村井知事

 これは私が決めるものではありませんので、できるだけ値上げ幅は低いほうがいいということしか申し上げられないです。

いじめ対策及び体罰防止対策について

Q

 いじめ対策について、今、県として何か考えていることがあるか。また、体罰の問題で、大阪では入試をやめる、やめないという話になったりしているが、教育委員会に首長がそのような形で発信して方向づけをしていくことに関してどのような考えを持っているか。

村井知事

 まず実態をしっかりと把握しなければならないと考えております。今日(28日)、庁議の席で教育長からこの(体罰の)問題について言及がございました。まずはよく調査をしたいというようなお話がございました。詳しくは教育委員会のほうに確認をしていただきたいと思います。
 (また、いじめ対策につきましては、)スクールカウンセラー、警察のOB等の増員をするといったようなことも考えていかなければならないと思っています。いじめだけではないのですけれども、学校の中でいろいろ問題を起こす児童生徒に対する指導をするために(強化をする)ということであります。行政としてやれることにつきましては、しっかりと対応していきたいと思います。
 この点については、ただ、知事がこうすると言うよりも、やはり教育委員会の中でよく議論をしていただいた上で、県行政としてこういうサポートをするべきだというものがあれば、それについてはできるだけ協力をしてまいりたいと思います。
 それから、首長の関わりですけれども、私は、教育委員会制度というのはしっかり機能すれば非常に素晴らしい制度だと思っております。少なくとも宮城県教育委員会については、非常に行動的に活動していただいているものと高く評価をしておりますので、まずは教育委員会の中で宮城県全体の教育、特にいじめ問題をどうするのかということを議論していただき、また、それぞれの市町村の教育委員会とよく話し合いをした上で、県全体としての対応について、よく話し合っていただきたいと考えております。

Q

 スクールカウンセラーは教育委員会で雇用しているのか。

村井知事

 「スクールサポーター」かな。確認して後で投げ込みます。

記者発表資料 [PDFファイル/25KB]

Q

 今、体罰も問題になっているが、そのスクールサポーターというのは体罰についても視野に入れているものなのか。また、実態を把握したいというのは、体罰についてもそういう考えか。教育委員会からはそのような話があったと思うが、その辺の知事の考えを伺う。

村井知事

 (スクールサポーターは)教員を対象にしたものではないです。これはあくまでも児童生徒を対象にしたものでございまして、暴力的な行き過ぎたいじめで、どうしても学校の先生だけでは対応できないといったようなものがあったときに、そういった警察のOBの方にしっかりと指導してもらうということです。教員が生徒に対して行き過ぎた、手を上げた指導といったようなものまで考慮したものではありません。

Q

 体罰についての実態把握を教育委員会で進めていくという話がこの前出ていたと思うが、そのあたりについての知事の考えをあらためて伺う。

村井知事

 (繰り返しになりますが、)今日(28日)、庁議で教育長からその話がありました。私は非常に時宜を得た対応だと思っております。こういったようなものは、鉄は熱いうちに打てということで、早いうちに対応するべきだと思っておりまして、文(部)科(学)省からの指導もあるようですけれども、すぐにそういった対応をするということは非常に素晴らしいことだと思っています。

地方公務員の退職金減額に伴う早期退職について

Q

 今、全国的に退職金が年度途中で引き下げられる自治体で、教職員を中心に早期退職の希望が相次いでいる。宮城県ではそのような状況ではないようだが、こういう事態になっていることに対する所感を伺う。また、一部では、行政改革も必要だが年度途中に制度を改めることの是非についての指摘の声がある。それについての考えを伺う。

村井知事

 定年を待たずに退職することにつきましては、職員の方々がそれぞれ十分に熟慮されて判断をされたと思います。退職金は退職後の生活資金でありまして、まとまったお金はその後なかなか入ってこないわけでありますので、(引き下げられる退職金が)150万円というのはかなり大きな額です。従って、職員をただ悪いと責めるのは、私は酷だと思っております。
 年度途中に制度をそのようにして変えたということに(ついて)は、やはり制度を変えるときには、どこかの時期で判断をしなければならないわけですが、あまりに急なブレーキを踏まないように判断をするということは非常に重要だと思っております。例えば、同じ額を減額するにしても、もう少し期間を長くとって徐々に減らしていくというような方法でもよろしかったのではないかと思います。一気に減らしてしまうということになると、人生設計が狂ってしまう方がたくさんおられるわけです。職員の中にも、家族をたくさん抱えている方、まだ子どもさんが小さいという方、年老いた、あるいは障害を持った家族を抱えているという方もいるわけですから、やはりそういったようなことも考えるというのが政治の要諦ではないでしょうか。

自動車取得税の廃止について

Q

 先週(23日)、自動車取得税が2015年に廃止という方針が出たが、これについての知事の所感を伺う。

村井知事

 宮城県はトヨタ自動車東日本の本社がございまして、自動車を造ることによってたくさん雇用を生み出しているところでございますから、そういった意味で、私は非常に望ましいと考えております。ただ、代替財源をしっかり確保しなければいろいろな意味で問題も生じてくるわけでありますので、代替財源の処置をしっかりととっていただきたいと思います。自動車がたくさん売れてほしいと思います。


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