ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

宮城県知事記者会見(平成24年12月10日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年12月11日更新

知事記者会見(平成24年12月10日)

本日(10日)のバックボードの表示について

村井知事

記者会見バックボードの写真

 

 それでは、バックボードの説明をさせていただきます。
 本日のバックボードは災害公営住宅の事業着手率と木材加工工場製品の出荷額の復旧率であります。
 まず、災害公営住宅の事業着手率、こちらですね。これは、県全体における整備計画戸数約1万5千戸のうち、現在、建設用地が確保されて設計(等)に着手した戸数の割合でございます。21%でございます。11月に山元町におきまして今年度内の完成を目標とする工事に着手するなど、県内の10の地区で630戸の工事を進めております。これは建設用地が確保されて設計等に着手した割合でございますので工事が始まった割合ではないわけですが、着実に整備が進められているということでございます。
 次に、こちらの木材加工工場製品の出荷額の復旧率であります。木材加工工場につきましては、皆さんご存じのとおり石巻港周辺など県内の主要な施設が甚大な被害を受けまして、一時的に製品の生産が全て停止をしておりました。しかし、早い時期から復旧に着手した結果、出荷額は震災前の90%まで回復をしているということでございます。今後本格化していく被災者や被災地の再建に必要な県産材を円滑に供給するため、回復した加工工場の生産力を活用いたしまして早期復興を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

12月7日発生の地震について

Q

 先週7日金曜日にまた三陸沖を震源とする大きな地震があり、県内でも津波が各地で観測された。現状で被害等確認されていることがあったら教えてほしい。

村井知事

 現在のところ大きな被害というものの報告はございません。人的被害につきましては、重傷者はなし、軽傷者は6名ということになっております。報道では丸森町のほうで1人亡くなったということでありましたが、持病をお持ちの方だったので、これが地震によるものなのか持病によるものなのかということを丸森町のほうで今調べているということでございますので、私どもとしては現在は亡くなった方はゼロという捉え方でございます。
 それから、公共施設でございますが、県の公共施設につきましては全体で10万円程度の被害ということでございまして、大変軽微な被害でございます。現在のところまだ大きな被害は出ておりませんが、状況によって被害が報告されたならば、速やかに対応してまいりたいと思います。まずは既に予算化されているものの取り崩しで対応し、大きな被害があればまた補正を組んでいくということになろうかと思います。多分大丈夫だと思います。

Q

 この地震で津波警報が出て沿岸部では2万人ぐらいの方が一時避難をした。その際に沿岸部で車の渋滞が結構激しかったという問題があり、避難行動について昨年の震災も踏まえてあらためて課題が浮き彫りになったかと思う。その件に関して今後の対策や対応は今のところどう考えるか。

村井知事

 現在、まだ新しいまちができていない計画段階で、やっとつち音が一部聞こえ始めたころでございますので、どうしても住んでおられる場所が極めて限定的でございます。従って、一気に同じ場所に集中してしまって混乱をしたということでございます。今後、新たなまちづくりをする上で、しっかりとした避難路は確保していかなければならないと考えてございます。
 実は昨年(度)の3月に「津波避難のための施設整備指針」というものを策定しておりまして、それに基づいて、今回、本議会(第339回宮城県議会)で上程している条例案の中に「県道の構造の技術的基準等を定める条例」というものを出しております。要は道路の幅員を、国の基準よりもさらに広めの基準にするという条例でございます。(この条例で対象とする道路は)避難路に該当するということでございますが、これについてはまず県の条例で(定めるもので)ございます(ので)、従って、県道がその対象になりますが、ここに至るまで市や町ともいろいろ調整をしておりましたので、いずれは市や町もこの条例に倣った形で、この基準に合わせて整備を進めていただけるものと期待をしております。従って、今すぐの対応ではございませんが、まちづくりを進めるに当たりまして避難路を整備していきますから、そこでしっかりとした対策をとっていくことになるということでございます。明日(11日)、常任委員会で土木部長から委員の皆さんに詳細な説明をする予定となっております。

Q

 渋滞が発生したということで、車で避難する人も多かったと思う。原則徒歩ということもあるかと思うが、そのあたりは難しいところだと思うが、どのように考えるか。

村井知事

 徒歩、自転車、バイク、こういったようなもので逃げることが、当然でありますが望ましいと思います。ただ、(避難は)急な話でございますので着の身着のまま必要なものだけ持って飛び出すというふうな形になりますので、やはり非常に寒い時期になりますと、どうしても車を活用する方が多くなると思います。従って、やはり今後のまちづくり、整備等につきましては、車での避難というものを想定(考慮)しながら進めていく。その上で、徒歩や自転車、バイクを活用していただけるようなお願いをするというようなことが重要だと思いますし、そういった訓練もしていく必要があると思っております。車での避難をすることによってどこが混むのか、どこがボトルネックになるのかといったようなこともしっかりと検討していく必要があると思います。

Q

 こういった課題が浮き彫りになったことで、今後、防災計画等に今回の課題を反映させたりする予定はあるか。

村井知事

 金曜日に起こったばかりでございますので、今すぐこのようにするという方向性はまだ出しておりませんが、一つの課題がまた浮き彫りになったわけでございますので、その辺につきましてよく検討してまいりたいと思います。ただ、特に(沿岸部の)北のほうは、どうしても土地が限られていて道路なども限られておりますので、全てを解消するということは簡単にはいかないと思います。こういったどうしても足りない部分につきましては、インフラだけに頼るのではなくて、やはり訓練等のソフト事業によって賄っていくといったような考え方も必要だろうと思います。この点については、市、町とよく協議を進めていきたいと思います。

Q

 7日はまだ警報が出ている段階で知事はいったん退庁した形になったが、県庁の特別の体制としては問題ないということか。

村井知事

 (県内の最大)震度5(弱)でございましたので、三浦副知事が特別警戒本部の本部長ということになってございますので、常に連絡をとれるような形をして県庁を出たということでございます。問題なかったと思っております。

Q

 津波警報が出たが、津波警報の有無でその体制が変わることはないということか。

村井知事

 第一波が来る(17時)45分(頃)までは一緒におりましたけれども、その様子を見て三浦副知事が県庁にいれば大丈夫だと判断したということでございます。

Q

 再度確認だが、津波警報が出ていたときは自宅で待機していたということか。

村井知事

 そうです。

北朝鮮のミサイルの発射予告について

Q

 北朝鮮のミサイルの発射予告期間に入り県でもいろいろ体制がとられているが、まずこのことについての所感と、今後の体制、また何か報告事項があればお願いしたい。

村井知事

 少なくとも北朝鮮を取り巻く周辺各国が反対を表明している中でこういったミサイルの発射を強行しようとしていることについては、強く憤りを感じます。反社会的な行動だと思います。特に、北朝鮮に対して人道的な支援といったようなことも周辺諸国が考えている中でそういったようなもの(ミサイルの発射)を強行するというのは、信じられないといったような思いでございます。国として毅然(きぜん)とした対応をしておりますので、これはもうぶれることなく厳しい態度で臨んでいただきたい、このように思っております。

Q

 県の体制としては今のところ何か確認したことはないのか。また、今後の体制についてはどのようになるのか。

村井知事

 危機対策課のほうで(管理当直も含めて)24時間体制で情報収集に当たっているところでございます。ミサイルが発射されたということになりましたらならば、その発射された方向によってすぐに対応を考えるということになっております。

選挙戦における争点としての復興支援について

Q

 選挙戦を見ていて、復興に関する議論の深まりというか、争点になかなかならないのではないかという話もある中、知事はどう見ているか。また、少し気が早いが、復興に関して新政権に望むことを聞かせてほしい。

村井知事

 以前(平成24年11月19日開催の知事記者会見)も申し上げましたし本会議でも申し上げましたが、争点というのは、賛成か反対か、右に行くのか左に行くのかといったときに争点になるわけでございます。この復興支援というのは、どの政党も反対というようなことを言うわけはありませんので、どうしても争点になりづらいだろうと思っています。どの党も一様に震災復興は最優先でやるというふうに言ってくれますので、どこが政権を担ってもしっかりとした対応をしてくれるものと期待をしております。
 新政権に期待することでありますが、民主党政権、非常によくやってくれておりますが、まだまだ今後細かな調整が必要になってくるものがたくさんございます。そういったときに、国の考え方を押し付けるのではなくて、われわれの現場の考え方というものを尊重していただきたいと思っております。財源もだんだん枯渇してきておりますので、今のところは事業が進められないぐらい(多く)の財源が来ておりますが、これで終わりではなくて、これが一段落いたしますとさらにいろいろな事業を進めていかなければなりませんので、そういったものについて時間をかけてしっかりと対応していただきたいと思っております。

Q

 全国的に賛成・反対になりづらいというのはよく分かるが、宮城県内での各候補の復興に関する論戦もやはりこのぐらいか。

村井知事

 候補者皆さん、震災復興についてはやるというふうにしかおっしゃっていないものですから、なかなか論戦にならないのだろうなというふうに見ております。さらに一歩二歩踏み込んで、具体的にこういうことをしたいんだということまで言っていただくとよろしいのではないかという思いは持っておりますが、12日間というどうしても限られた選挙期間の中で勝敗を決めなければいけませんので、やはり争点になっていることを前面に出して言わざるを得ないのかなと良心的に解釈をしているというわけです。

石巻市の財政見通しについて

Q

 先週(6日)、石巻市がこの3年間の財政見通しを出した中で来年度(平成25年度)から赤字に転落するという見通しが出ていた。これについては、まだ詳細は分からないとは思うが、知事はどのように見ているか。

村井知事

 恐らく住宅再建支援で政府が手を打たなかった場合を前提にされているのではないかなというふうに捉えました。従って、今後の新政権が、特に財源がたくさん要る住宅再建支援の格差是正論議を(踏まえて)しっかり手当てをすることによって石巻(市)の財政状況がどうなのかということをよく見てみたいと思います。

水産業復興特区の申請時期について

Q

 水産業復興特区の申請時期だが、年内を目指していたということだが、もうそろそろ年内も終わる時期である。年は越えると思っていいのか。

村井知事

 職員のほうに指示いたしましたのは、年内にこだわってあつれきが生じるよりも、ぎりぎりまで誠意をもって対応したほうがいいのではないかということでございます。来年の9月の切り替えに間に合わせるためにはまだ多少時間があるということでございますので、できるだけ小まめに桃浦の周辺の漁師さん方やあるいは漁協といったようなところと話し合いをする。また、桃浦の中でも独自に漁業を営みたいという方もおられますので、そういった方たちのご意見もよく聞きながら慎重にこれを進めようとしています。従って、結論としては年内にこだわらないということでございます。

Q

 年内にこだわらないということは、年を越えると考えていいのか。

村井知事

 そういうことです。

Q

 何月ごろというのはあるのか。

村井知事

 どうしてもリミットというのがありますのでできるだけ早くしたいと思っておりますが、時期を決めて、焦って事をし損じるということのないようにしたいと考えております。従って、今の段階で何月までということはちょっと控えたいと思います。できるだけ丁寧にぎりぎりまで説明をしたいと考えているということであります。