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宮城県知事記者会見(平成24年11月26日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年11月27日更新

知事記者会見(平成24年11月26日)

本日(26日)のバックボードの表示について

村井知事

記者会見バックボードの写真

 それでは、恒例のバックボードについて説明をさせていただきます。本日は仙台空港の利用者の回復率についてであります。平成24年10月末現在における仙台空港の利用者数は、震災前の平成22年度と比べまして、国際線は70%、そして国内線は96%となっております。国内線は、路線数、利用者数ともほぼ震災前の状況まで回復をいたしております。一方、国際線は、10月以降、仙台-長春線、仙台-大連/北京線が相次いで運休となっております関係で、このような状況ということでございます。時期を捉えて、早期再開に向けて働きかけてまいりたいと思います。
 県としては、仙台空港の利用者数の増加に向けて、引き続き関係機関と連携をいたしまして、仙台空港の利用促進に努めてまいります。以上でございます。

震災遺構について

Q

 津波で被災した沿岸部の自治体では、震災の記憶を残す震災遺構の保存を巡って、保存か解体か、住民の意見が分かれているところがある。復興を進める上でそろそろ結論を出さなければいけない時期に差し掛かっていると思うが、これについて知事の考えを伺う。

村井知事

 これについては最終的には各自治体の判断によるものと思っておりますが、宮城県全体を俯瞰し、残すべきものとそうでないものというのは、当然いろいろ意見があろうかと思います。従って、五百旗頭(真)(いおきべ まこと)さんが座長をされております国の復興推進委員会に私が出たときに、これは国として方向性を示すべきではないかという意見を申し上げました。また、県としても、有識者の方たちで今いろいろな議論をしていただいている中に、それも一つのテーマに入れていただいておりまして、具体的に残したほうがいいだろうということを第三者の目で見て判断をしていただいて、そういったようなものをリストアップしていただく(※)ということで話を進めているところでございます。そういったようなものを市や町にお示しをして、その上で判断をしていただくということが望ましいのではないかと考えております。最終的には、これは自治体の所有物であれば自治体が判断すべきでありますし、個人の所有物であるならば個人が判断をするべきものであると思っております。

Q

 県としてリストアップを進めるようにしているということだが、これは県の防災計画に盛り込まれると考えてよいか。

村井知事

 防災計画には特に関係がありません。正式な名称を忘れましたので、後でメモを記者クラブのほうに投げ込みたいと思います。

Q

 復興推進委員会に出たときというのは、いつごろか。また、国として方向性を示すべきではないかと考える理由をあらためて伺う。

村井知事

 時期は2カ月ほど前だったと思います。もし正確な日にちを教えてほしいということであれば、後で併せて記者クラブのほうに投げ込みます。(9月14日開催の第4回復興推進委員会)
 それと、方向性を示してほしいと言ったのは、宮城県だけの問題ではなくて、岩手県も福島県もみんなありますよね。そのそれぞれの自治体、県によって考え方が違うということであってはならないと思っておりまして、やはりこれは後世の人に語りつなぐ非常に重要なものであります。しかし、同時に多くの方が亡くなっておりますので、被災者の気持ちにも配慮しなければなりません。そのはざまでそれぞれの自治体は大変困っておられますので、国としてこういう形で残したほうがいいのではないか、さらに踏み込んで、この施設とこの施設はやはり国として残すべきではないか、そのような考えを示したほうが自治体の負担を軽くすることになるのではないかと(思います)。それで結果としては統一のとれた形で遺構を残すことができると私は考えたということであります。それを復興推進委員会において、その意見をまとめて政府のほうに働きかけるべきではないかとお話ししたということでございます。
 広島の原爆ドームですね、あれも今は一つの遺構として残っているわけですが、恐らく最初は、やはり被災者の方からすると見るだけでも大変心が痛むという意見も当然あったかと思います。そうであったとしても残したことが後世の人に原爆の恐ろしさというものを語り継ぐ遺構になったと思っておりまして、そういった視点も大切でありますので、やはり大きな視点で、日本地図を広げて上から見るような感覚で判断をすべきだと思っています。それをできるのはやはり私は国ではないかなと思っておりまして、政府がそういったようなものについて一定の判断を示したほうが私はいいのではないかと思っております。
 ただ、いつまでも国任せでもいけませんので、県としても一定の考え方、方向性を示してあげたほうが判断しやすいだろうという思いもございますので、国任せだけではなくて、県としても一定の考え方が示せるように今話し合いを進めているということでございます。

記者発表資料 [PDFファイル/35KB]

※震災遺構の保存の可否については、国の復興調整費を活用して現在実施している「東日本大震災復興祈念プロジェクト調査研究事業」の中の一つのテーマとして、過去の事例調査や有識者からの意見聴取などを行い、県の考え方をとりまとめ中で、県としては、調査研究事業の成果を踏まえて、保存の目安を示すこととしており、具体のリストアップまでは行わず、例示的な表現にとどめる予定です。

フィギュアスケートグランプリシリーズ第6戦NHK杯における羽生結弦選手の優勝を受けて

Q

 羽生選手が地元で優勝されたが、どういった勝利だったか。また、県として何かお祝いするのか。

村井知事

 実は私も会場で直接拝見しておりました。本当に素晴らしい演技で、感動いたしました。最終的にはグランプリファイナルのほうに出場されることになりますので、その結果を非常に重視したいと思っております。まだ若いので勢いがあって、まだまだ伸びしろがあるなという感じがいたしましたので、ソチオリンピックまで今の勢いをずっと持続していただいて、金メダルを目指して頑張っていただきたいなと思っております。

Q

 そのころまでちょっと様子を見て、応援していこうということか。

村井知事

 そうですね。

自衛隊の国防軍化について

Q

 先週、自民党の安倍(晋三)総裁と野田(佳彦)総理大臣の間で国防軍を巡る議論がかなり出たが、知事個人として国防軍についてどのような気持ちを持っているか、所感を伺う。

村井知事

 憲法改正にまで踏み込まなければならない非常に重要なテーマであります。実際、この国には、自衛隊というこの国を守るためだけに存在する大きな組織がございまして、いろいろな装備品も持っております。あと、日米で安全保障の枠組みというものができておりますので、いざというときにはこの国を守れるような仕組みは既にあると思っております。それをしっかりと憲法の中で成文化し、うたうようにするのかどうかという議論であります。恐らく憲法9条の問題も関わってまいりますので、この話が前に進んでいくと非常に大きな議論になるのではないかと思います。
 私個人の意見はどうだということでありますが、国際社会に疑義を与えることなく憲法の中で自衛隊の存在というものを軍隊としてしっかりとうたっていくというのも一つの方法ではないかと思います。実質的には大きな目に見えたドラスチックな変化というのはないと思いますので、これを憲法の中でしっかりうたうかどうかといった議論かと思います。国論は割れるかと思いますが、それは一つの方法だと私は思っております。

衆議院議員選挙における知事の応援スタンスについて

Q

 公示前にほぼ実質的な選挙運動が展開されているが、集会の中で、知事に応援に来てもらう候補もいるかと思う。具体的に知事が今のところ支援に行く予定、またはどういった候補に支援に行くということがあるかを伺う。

村井知事

 基本的には中立でということは変わっておりません。ただ、私ももう17年以上政治家をやっておりまして、政治活動を始めてからだともう20年近くたっております。そういう観点から、いろいろな人間関係のお付き合いもございますので、そういったようなことを配慮しながら、あまりいろいろな方を刺激することのないようにして、そういった集会に顔を出すことは多少あるだろうと思っております。具体的にどこの誰のところに行くというのは、まだ最終的に詰めている段階でございますので、現時点においてはっきりと申し上げることはできません。

Q

 政党という立場で言うと、これまでの経歴も踏まえて、いかがか。

村井知事

 今のところ私のほうに来てほしいというお話があって検討しておりますのは、公明党さん、そして自民党さんだけですね。あとのところは、応援要請はありません。

Q

 それは候補者レベルでということか。

村井知事

 いえ、政党レベルです。

Q

 具体的にどこの選挙区ということではなく。

村井知事

 そうですね。今、それを調整しているということです。決して公明党、自民党以外に一切行かないというわけではございません。それは、まだ応援要請が来ていないので、議論の俎上(そじょう)に上がっていないということです。前回は、外張りのポスターに2連ポスターを張ったり、あるいは街頭でマイクを持ったりということもいたしましたけれども、今回はそういったようなことはやめたいと思っておりまして、不特定多数の方の前で特定の候補者の応援をするということはしないでおきたいと、このように思っております。

Q

 それはどういう理由からか。

村井知事

 やはり中立でいたいという思いからです。従って、応援に行くといいましても、その候補者を応援する支持者の方がおられる箱(会場)の中の集会において、マイクを持てるときがあればマイクを持つといった程度の応援になっていくということです。(第339回宮城県)議会中でもありますので、公務を最優先にしておりますから、回数は前回までと比べものにならないぐらい少ないと思っていただいていいと思います。

ゆるキャラグランプリ2012の結果を受けて

Q

 先日(25日)、ゆるキャラグランプリで気仙沼市のホヤぼーやが県内では1位になり、残念ながらむすび丸がホヤぼーやに負けたということになった。それについて敗戦の弁なり、何かあるか。

村井知事

 むすび丸も頑張って、全国で38位ということでありました。よく奮闘したなと思いますが、ホヤぼーやのかわいさのほうが勝っていたということであります。ホヤぼーやも気仙沼の観光振興に役に立ちたいと非常に頑張っておりますので、これはお互い切磋琢磨(せっさたくま)して、次回も次々回もあろうかと思いますので、全国のゆるキャラが集まる大会におきましては上位を目指して、互いに頑張っていければと思います。敗戦の弁というよりも、お互いエールを送り合いたいと思います。

日本維新の会の地方共有税構想について

Q

 日本維新の会の公約で地方交付税の代替財源として地方共有税の創設が盛り込まれそうだという報道があった。以前、知事は地方交付税のあり方について定例記者会見(11月5日開催)でも述べていたが、あらためて、今回の地方共有税の構想についてどのような所感を持っているか聞かせてほしい。

村井知事

 一つの考え方であろうかと思いますが、唐突な感は否めません。急に出てきました。維新の会の政権公約の内容をよく見てから、私なりの判断をしたいと思っております。

Q

 基本的に、そのとき(11月5日)の話にあった、交付税をなくすことになると地方と都市の格差が埋まらなくなるのではないかという認識自体は、今も変わらないという理解でよいか。

村井知事

 そうですね。過疎化が進むような自治体は、大変な状況になる可能性はありますよね。


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