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宮城県知事記者会見(平成24年11月19日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年11月20日更新

知事記者会見(平成24年11月19日)

本日(19日)のバックボードの表示について

記者会見バックボードの写真

村井知事

 おはようございます。それでは、いつものとおりバックボードの説明をさせていただきます。本日は教育環境の確保に関しての復旧率を紹介しております。まず、こちらの方は県立学校施設の復旧率であります。県立学校は95校ございますが、その中で被災した県立学校は全部で91校ございます。今年の10月末現在で70校の復旧が完了しておりまして、復旧率は77%ということになります。内訳は、県立高校が73校中55校、特別支援学校が18校中15校復旧しているということでございます。また、津波被害を受け、現在も仮設校舎で教育活動を行っております宮城県水産高校、宮城県農業高校および気仙沼向洋高校の3校につきましては、教育委員会で再建に係る基本方針を定めまして、これに基づき用地の確保などに取り組んでいるところでございます。なお、全体として入札不調などの影響もございますが、今年度中には復旧率を95%まで高めることができるように取り組んでいるということでございます。
 次に、こちらの私立学校の復旧率でございます。これも10月末現在ですけれども、85%でございます。復旧を要する学校が163校ございましたが、このうち138校の復旧が完了しております。皆さまからのご支援もありまして、ここまで回復できましたことを心から感謝申し上げます。この数字がさらに上がるよう、宮城県としても引き続き支援してまいります。以上でございます。

仙台空港の民営化について

 先週(16日)、衆議院が解散され、空港民営化に関わる法案も廃案となった。仙台空港民営化を進める県としては、今後計画への影響などが出ることが予想されるのか。

村井知事

 影響はないと思っております。少なくとも国土交通省航空局は、これについては政権がいかようになろうとも法案を提出したいという強い思いを持っておりますので、恐らくこの法案は通常国会にまた提出されるものと思っております。宮城県は法案が通ることを前提に準備を進めておりますので、いい形に持っていけるように最善の努力を尽くしてまいりたいと思っております。

指定廃棄物最終処分場選定について

 衆議院解散で、今月(11月)中と言われていた指定廃棄物の最終処分場選定のスケジュールについても影響が出てくるのではないかと考えられるが、国からの連絡はあったのか。

村井知事

 連絡はございません。しかし、状況的に考えまして、政権が代わる可能性がございます。政権が代われば対応、考え方が変更することも十分予測されますので、私としては少し様子を見るのも一つの考え方ではないかと思います。ただ、遅れれば遅れるほど2年以内の処理というのが難しくなるのは間違いないと思っておりますので、できるだけ早く2回目の会合を開けるように国に働きかけてまいりたいと考えております。

 少し様子を見るというのは、話し合いの場を持たないでそのまま時間を空けるというニュアンスか。それとも打ち合わせをしたりしながら時間をとっていくのか。

村井知事

 2回目(の会合)は、国が主催するのか、県が主催したところに国の立場のある方が来てくださるのか、それはまだ決めておりませんけれども、国から準備ができたというゴーサインが出たらやろうと思っていたということであります。それについて、まだゴーサインが出ておりません。私が環境省の担当の立場であるならば、このような形で政権がどうなるか分からない状況の中におきましては、新たな大臣が決まるまで、新たな方針が示されるまでは、少し様子を見ようと考えるのではないかと思っているということであります。これは私が個人的にそう思っているだけでありまして、もしかすると、どういう状況であっても早いうちに環境省から説明をしたいという話になるかもしれません。それは分からないということであります。

 様子を見るというが、2年以内という期限がついている場所もあるわけで、様子を見ているとそれと矛盾してくる場合もあるのではないか。そこはどのくらい様子を見るという感じなのか。

村井知事

 すみません。誤解を与える言い方でありましたけれども、あくまでもボールは環境省に投げておりますので、環境省が準備ができたと言えば、いつでもわれわれは会合を持つ準備はできているということであります。少しでも早いほうがいいという思いを持っているということであります。しかし、こういう政治状況の中で急げ急げということで会合を開き、政権が代わってまた方針が変わったということになれば、いたずらに混乱を引き起こすだけになります。ここは非常に大きな局面でもございますから、私どものほうで環境省をせかすといったようなこともあってはならないと思っているということであります。しかし、基本的にはやはり2年以内に約束を果たすためにも、早くやったほうがいいという思いは持ち続けていると理解していただきたいと思います。

 結論としては、民主党になるにせよ自民党になるにせよ、次の政権が決めたほうがよいというお考えか。

村井知事

 結論としては、これは現在の環境省が考えるべき問題だと思っております。今決めた方針のとおり第2回目の会合を開いてどんどん前に進めていこうとするのか、あるいはここで政権交代があるかも分からないわけですから、ちょっと立ち止まって次の大臣、政権の考え方を決めてからのどちらにするのか。これは環境省が決めるべきだと考えているということであります。しかし、早いほうがいいということですね。

 つまり12月16日に結果が出て、政権をどちらが取るかが決まる。それから年内までには、これまで言ってきたように決めてほしいという思いはまだあるのか。

村井知事

 私は、組閣が終わりましたらできるだけ早く新大臣に何らかの形でアクションを起こしたいと思っております。組閣をして、それからいろいろ準備もあるでしょうから、年内というのができるかどうか分かりませんが、早くやるほうがいいとは思っています。(栃木県)矢板(市)、(茨城県)高萩(市)の問題もございますので、新政権がこの問題をどの程度どういうふうに捉えて、どうしようとしているのかということを、やはりまず内閣の中でしっかりと話し合うべきだと思っております。私はその際に判断をしていただくための地元の状況ということは、話をさせていただこうと思っております。民主党政権が引き続き政権を担うことになればそんな必要はないと思いますが、仮に政権交代ということになる、あるいは民主党以外の政党も政権に加わるということになれば、そのときにはやはり地元の状況というのは非常に大きな問題になりますので、お話をさせていただき、判断の資としていただきたいと思っているわけであります。

 すると、組閣が終わった段階で大臣の都合がつくときに直接お会いになるお考えがあるということか。

村井知事

 お忙しいので、会ってくださるかどうか分からないです。私も議会もありますので、電話でということになるかもしれませんし、お会いしていただけるかもしれません。それはまだ分からないです。

 アクションというのは、こちらの状況をお伝えするということか。

村井知事

 そうです。私のほうから連絡をとりたい、アクションを起こしたいということであります。

 新政権になって指定廃棄物の方針は、今知事が懸念されているように、そんなに変わるものなのか。それとも、そんなに実は変わらないと見込んでいるのか。知事としてどうしてほしいのか。

村井知事

 それは分かりません。これは国が決めることですので、私がどちらがいい、何がいいというようなことをお話しすることがあってはならないと考えております。

 今の方針というものがあったとして、それが政権交代によってドラスティックに変わるというようなことが被災地として望ましいか望ましくないかという点についてはいかがか。

村井知事

 それは分からないですね。いずれにせよ、賛否両論いろいろ意見が出るでしょうから。各県に今は1カ所ということになっておりますけれども、各市町村ごとになるのか、あるいはもっと集約化して全国で1カ所ないし2カ所ということになるのか。それは分からないですよね。これはまだどこも建設が始まっておりません。今調整が始まったばかりですので、高萩、矢板のこともございますので、全体的なバランスを考えながら新政権がお考えになることだと思っております。

 県内1カ所のどこかということも含めて、今国に投げている考え方がどの程度示されたら2回目の会合という前提になると知事はお考えか。それを踏まえて、県内1カ所といったことも含め変わり得ると考えているのか。政権交代によってそういうことが十分あり得ると考えているのか。

村井知事

 この間、長浜(博行環境)大臣、園田(康博環境)副大臣にお会いしたときには、次回は少なくとも政府の立場のある方が来られて、建設をしようとしている施設についてどういうものなのか、安全性はどこまで担保されるのかという科学的な話をしたいということと、先般要望いたしました数項目についての回答を持ってきていただきたいとお話しいたしましたので、それができた時点で来ていただきたいということです。
 それから、変わり得る可能性があるのかどうかということですが、これは分からないです。県内1カ所という方針を変えるかどうかというのは、これは新政権が決めることですので、まだこの話は緒に就いたばかりでございますから、新政権が方針を変えるということがあっても私はおかしくないとは思っております。もう実際動き出した問題ではありませんので、新政権が変えても特に大変な混乱になるということではないと思っております。これは新政権の考え方にのっとって私どもは行動していくということであります。協力はいとわないということです。

 仮に政権が代わって大きく方針が変わった場合、先月(10月25日)市町村長会議を開いてようやく県内で1カ所にまとめるという方針を固めたわけだが、それが大きく変わるようなことがあると、市町村サイドからするとまた議論が元に戻ってしまったような、後戻りしたような印象も受けると思うが、それに対してどう考えるか。

村井知事

 これは政権が代わるわけですので、新たな政権が方針を変えたならば、また同じように会合を持って、皆さんのご意見を聞く機会があるかもしれません。ただ、方針が変わるかどうかというのは全く分かりませんので、これはもうあくまでも仮定の話です。先ほど言ったように、われわれは今、政権がどうなろうとも、環境省がこのままでいきたいということで第2回目の会合を開きますということであれば、どうぞやってくださいと言いますし、今こういう状況で、その要因以外にも今いろいろ検討しているものがまだありますので、もう少しお時間をくださいということならば、分かりましたということで、環境省にボールを投げておりますから、ボールが返ってくるまでスタンバイしているということであります。
 方針が変わるか変わらないかというようなことは、あまりここで話をしてもそれほど大きな意味はないと思います。ただ、状況は新政権には伝えたいと思っております。

 ボールは向こうにあって、決定するのも判断するのも国の方だが、県としては越年もやむなしというお考えか。

村井知事

 いや、もう早ければ早いほうがいいと思っています。しかし、これは非常に大きな社会問題になることは間違いございませんので、しっかりと手順を踏んで、着実にやっていく必要がございますから、いたずらに混乱を引き起こしてしまわないようにするということも重要だと思っております。国のほうからボールが投げられたならば、その辺もよく勘案しながらテーブルに着きたいと思います。

衆議院解散総選挙について

 週末(17日)にいわゆる第三極と言われる太陽の党と日本維新の会が合流し、いろいろ政策の違いも指摘されているが、知事はどう見ているか。

村井知事

 原発、TPP(環太平洋経済連携協定)といったような問題、いろいろ意見が分かれているようですが、基本的には合意をしたということで文書も出されたようであります。今日(19日)も亀井静香さんが何か新しく(政)党を作るというふうなお話が出ていたようですけれども、従って15前後の党が出て今回選挙になるようであります。しかし、小選挙区というのは、やはりある程度党が集約するような選挙制度でありますので、小選挙区制度が存続するならば、いずれは5つ程度の政党に集約されていくのではないかと私は考えております。従って、今回の太陽の党と維新の会の合意もその端緒になる出来事と私は捉えております。

 そうすると、選挙後にいわゆるメーンプレイヤーとして太陽の党と維新の会が合流した党が、ある程度の影響力を持つというふうに捉えているのか。

村井知事

 これはもう衆議院の選挙結果次第ですので分かりません。あと参議院の問題もあります。維新の会も太陽の党も参議院ではそれほど多くの数を持っておりませんが、仮にどの政党が過半数を持つようなことになりましても、民主党以外が政権を持てば、参議院の問題というのは必ず出てきますから、この第三極と呼ばれているそれぞれのミニ政党の影響力というのを無視することはできないだろうと思っています。

 それでも、内部はTPPや原発の問題で政策的には相当分かれていると思われる。自民党も民主党もそうだが、選挙後の大きな政界再編についてはどのような見通しを持っているか。

村井知事

 これは非常に難しいのですが、国論を二分するような議論になっていくだろうと思います。しかし、どうすることが日本のためになるのかという前提のもとに、これは与野党胸襟を開き合って議論を進めていくべきだと思っております。その結果、分裂あるいは新たな政党ができる、あるいはどこかの党に加入すると、また合従連衡(がっしょうれんこう)が進むことになるかもしれませんが、これはやむを得ないことだと思います。

 今回の選挙は10幾つもの政党が並び立っている状況だが、知事は中立的な立場でとおっしゃっているが、その点を再確認したい。それから、政治家としての立場で伺いたいが、知事のお膝元の宮城県第2区に第三極の2人、それから自民党の候補者が立っている。この方々に関し、知事から見た政治家としての評価、見方を伺いたい。

村井知事

 今回の選挙は、基本的には一党一派に属さないで中立的な立場をとりたいというふうに思っております。ただし、私も県議会議員を含めまして17年間政治をやっておりまして、その間に5回の選挙をやっております。特に知事になりましてからは、知事選挙のときに、大変大きな選挙ですから私一人では到底選挙を乗り切ることはできませんので、いろいろな方にお手伝いをいただいております。また県議会議員の方にも、いろいろな形でご支援をいただいてお世話になっておりますので、そういったことも勘案しながら対応を考えていきたいと思っております。まだ具体的に選挙(応援)要請も何も来ておりませんので、選挙(応援)要請が来たらそのときに総合的に勘案したいと思っております。ただ、(11月定例県)議会中なんですね。だから、正直申し上げましてほとんど時間はとれないと思います。その点ははっきり申し上げたいと思います。また、前回はご存じの方もおられるかもしれませんけれども、もう自民党、公明党1本でマイクを持って、あるいは選挙前に外に張っていたポスターなんかも2連ポスターを張っていたということもあったのですが、今回はそういったようなことはすることはないだろうと(思います)。その辺は全体のバランスを考えながら、立ち居振る舞いをしたいと思っています。
 それから、今ご指摘のあった2区の3人ですが、それぞれ大変素晴らしい方ばかりであります。秋葉(賢也)さん、中野(正志)さんは国会議員の現職であったり元職でありますし、菊地(文博)さんも県議会議員の同僚でありましたから私はよく知っておりますが、3人とも大変素晴らしい方です。それぞれ自分の思いというもの、また党の考え方というものをしっかりと訴えながら、選挙を頑張っていただきたい。それぞれ3人にエールを送りたいと思います。

 民主党政権は結局3年ちょっとで一区切りついて、今民主党でも政策進捗報告会などでいろいろな反省とか、おわび行脚しているような状況だが、知事から見て民主党政権をどのように総括するのか。また、自治体の首長として民主党政権の功罪、よかった点、悪かった点があれば伺いたい。

村井知事

 一言で言うと、自らも反省されているように、やはりマニフェスト(政権公約)に書いたことが実現できたものもございますけれども、大きなところで実現できなかったということについては、これは国民に失望を与えたのはもう間違いないと私は総括していいのではないかという考えです。ただ、国と地方の協議の場を作ったり、あるいは事業仕分けといったようなもので目に見える形で行政の無駄を省く工夫をしたりといったようなことは、評価されていいのではないかと思っております。
 われわれ自治体にとってのよい点、特に被災地からすると、阪神淡路大震災のときは自社(連立)政権だったんですけれども、あのときは財源も5年間で切られましたし、財政的な手当てが十分でなかったために兵庫県、神戸市は大変借金を増やした、起債したわけですね。今回は大部分、ほとんど全てと言っていいほど、国の費用で財源を賄っていて、地方負担があまりございません。こういったような制度を作ってくれたり、仕組みを作ってくれたり、また(東日本大震災復興)特区に代表されるように、いろいろな形で規制緩和等をし、復興交付金といったような財源も確保してくれました。これは恐らく民主党政権でなければ実現できなかったのではないかと私は思っておりまして、その点は被災地の知事として民主党を高く評価をしております。自治体から見て悪かった点でありますが、やはりこれも被災地の知事から言わせていただきますと、原発への対応ですね。こういったようなことがどうしても後手後手に回ってしまって、いまだに方針がはっきりしない。責任をなすりつけ合っているような、そういうようなイメージを与えてしまい、非常に大きな国のエネルギー政策の根幹の部分について、国民からの信頼を失ってしまったということについては、大変残念に思います。風評被害対策等も、いまだわれわれが納得できる対応をしていただいていないということについて、大変残念に考えております。

 被災地ではこの総選挙で復興が埋没化するのではないかという懸念もあると思う。このタイミングの解散総選挙が、復旧・復興に向けて果たしてプラスなのか、マイナスなのか。仮にマイナスなのだとすれば、どういう選挙になってほしいというお考えか。

村井知事

 国会がほとんど身動きがとれないような状況になっておりましたので、私はもうここで解散したほうがいいのではないかというふうな思いを持っておりました。新しい政権で、(平成)25年度の予算編成が遅れてしまうという危惧はございますが、ここで停滞した状態のままずっと越年するよりも、ここは思い切ったほうがいいと私は考えておりました。野田(佳彦)首相の判断は間違っていないと思います。マイナスではないということなので、それ以降の質問に答えなくてよろしいですか。

 復興が埋没化するという懸念は持っていないか。

村井知事

 復興するためにいろいろな事業を次々にやっていかなければならない。先ほど言った指定廃棄物の問題なども進めていかなければいけませんよね。やらなければいけない課題はもう山ほどあるわけで、そのときにちょっと進んでいって、また政権が代わって止まってしまうということがあってはなりませんので、これは復興を早く進める上でも新たな政権を決めていただいて、3年、4年は安定して復興に全力で取り組んでいただいたほうが、私は地元にとってプラスになると思っております。

 復興はやはり選挙の争点にはなりにくいかと個人的に思う。争点にならないことによって、かえってその議論が熟さないでいってしまう可能性もあるのかなと懸念を覚えるが、知事はどうお考えか。

村井知事

 復興に関して、復興に力を注がないほうがいいという政党はないわけで、従って争点というのは是と非があって初めて争点になるわけでありますから、復興関係はいつ選挙をやってもこれは争点になり得ない。誰もがやらなければいけないことですので、これはもう争点にならないと思います。どこが政権を担っても、これはしっかりとやっていかなければならないと思っておりますし、仮に民主党以外のところが政権を担うことになって、復興に対してしっかりとした対応をしないときは、私は被災(地の)知事として大きな声を張り上げて批判をしたいと思っています。

 今回争点がたくさんあって有権者も分かりづらい選挙になっていると思うが、知事自身はどのような点が争点になってくるとお考えか。原発にしろTPPにしろ、県内の有権者に大きな影響を与える争点ばかりになっていると思うが。

村井知事

 そうですね。今おっしゃったとおりで、これはもう争点というのはマスコミが作っていくものですので、マスコミの皆さんが争点をTPPや原発対応といったものに絞っておりますので、どうしてもそこが争点というふうになっていくと思います。道州制といったようなものを掲げている党がございますので、それぞれの党の考え方というものをよく聞いて、この国をどのような方向に持っていくのかということをしっかり見極めたいと個人的には思っておりますが、残念ながらマスコミがそれを大きく取り上げない限りは争点になり得ないということです。ぜひ宮城県のマスコミの皆さまは、そこに注目をしていただきたいと思います。
 石原(慎太郎)さんと橋下(徹)さんの合意文書を見ても、道州制実現に向けて協議を始めるといったようなことは書いてございますね。私はそういったようなことを、特に期待はしているのですけれども。

 TPPについての知事のお考えを伺いたい。

村井知事

 (以前からの考えに)変更なしです。賛成という方も反対という方もおられます。どうすることが国益になるのかということをよく考えながら、両方の意見を聞いて判断をしていただきたいということであります。これは宮城県知事が決めることではありませんので、私が決める立場ならばどちらかから批判を受けても、私は右に行くのか左に行くのかということを決めますが、私が決める立場にございませんので、これはやはりよく国民の意見を聞いて国益を考えながら判断をしていただきたいということしか申し上げることはできません。

 選挙の争点はマスコミが作っていくということだったが、多くの有権者が結局どこに投票するかというときのポイントになるのはどこか、知事としてはどうお考えか。争点というと、政党によって白黒はっきりするのは難しい問題もあると思うが、この選挙の投票に向けてのポイントはどういう点になるとお考えか。
 また、指定廃棄物について新政権ができるまで少し様子見とあったが、新政権がどういう形になるか決まるまで、ほかに様子見というか、そういう点での影響を受けそうなことが県政の中であれば、教えていただきたい。

村井知事

 難しい質問ですね。どこに投票するかのポイントですか。これは難しいですけれども、国民は一つ一つの政策よりも、やはり安定して、そしてぶれずに、決める政治とよく言われますけれども、早く決断をし、早く前に進めていただきたいと、いつまでも停滞をしているというところに、閉塞感を非常に感じておられると思います。従って、どこに投票すれば安定的に、安心して任せられるかというところを見るのではないか。原発問題は非常に大きな問題ですけれども、TPPというのはかなり関係する人たちが限られてきますから、恐らくそういった全体を俯瞰しながら投票されるのではないかなと私は思うのですけれどもね。
 それと、指定廃棄物のような同じようなものはありますかということですが、特にないですね。指定廃棄物ぐらいではないでしょうか。あとはもう動き出していますので、これこそ止めたら大変な混乱が起こることばかりです。これは基本的に衆参与野党合意した法案であり案件でございますから、どこが政権を担っても大きな変更はないと思いますけれどもね。

ベガルタ仙台の健闘について

 ベガルタ仙台が非常に健闘していて、優勝も可能性があるという状況だが、ベガルタが仮に優勝した場合、被災地にどんな影響を与え、復興にどんな影響を与えるのか伺う。

村井知事

 これは被災地として練習環境も十分でないこの苦しい状況の中で、選手が頑張ってここまで来てくれたということに本当にうれしく思いますし、誇りに思います。特に、ベガルタ仙台の選手は、北朝鮮の代表の方がおられますけれども、日本の代表選手になるような方がおられない中で、これだけ結果を残しているということは、本当にフィジカルな面のみならず精神面で大変なものを持っておられるんだなというふうな気がいたします。本当に素晴らしいと思います。優勝すれば、間違いなく地元に対して大きなエールを送っていただけることになるのではないかと思っております。あと2試合ですよね。皆さん必死で応援しましょう。この間(17日の試合)、ドローになっちゃって、残念でした。

 被災者にも元気を与えてくれると思うか。

村井知事

 被災者に元気を与えてくれるのではないでしょうかね。優勝したときにどういうことをすればいいのかということについてよく考えてくれということは、今日(19日)幹部会で指示をしておりました。これから関係者の間で検討を進めていくということになると思います。

水産業復興特区について

 水産業復興特区だが、当初年内をめどにという申請予定であったが、今どういう状況にあるのか。また、当然水産庁や復興庁との協議になっていくと思うが、今後のスケジュール感と年内をめどにして進めていくつもりなのかどうか。11月議会の説明はどうされるのか、伺いたい。

村井知事

 職員にはなるべく早く提出できるようにしてほしいと言っています。来年の9月の更新に間に合うようにでございますので、何が何でも年内にこだわらなくても、若干年を越しても問題はないわけですが、なるべく急ぎましょうという話をしています。水産庁ともどうすればいいのでしょうかということをいろいろ指導を受けながら、今準備を進めております。総選挙の関係もございまして、いずれ農林水産大臣も、復興大臣も代わる可能性もございますので、その辺の様子もよく聞きながら、新大臣、新政権の考え方などもよく聞いていかなければいけないと思っております。

 11月議会では何かその点について議論というのは考えているか。

村井知事

 質問があれば、今のようなお答えをするということであります。特に私のほうから説明をするということはないと思います。