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ページの先頭へジャンプここから本文です平成17年3月30日作成 / 地域振興課

みやぎの元気探訪記第3章

地域通貨にトライ!『座・ハイカラ』編 

「座・ハイカラ」の地域通貨を見てみよう

 「座・ハイカラ」は通帳形式(※)の地域通貨を運営しています。全国にはそのほかにも様々な形式の地域通貨がありますが、通帳形式は運営費用が低く抑えられるという点で、小規模のグループなどに好まれています。
 ここでは、「座・ハイカラ」の地域通貨の仕組みを見ながら、自分たちでも地域通貨ができないか考えてみましょう。

【通帳形式】・・・通帳形式の地域通貨は、取引を行った時に「いつ」「だれと」「なにを」「いくらで」取引したかを通帳に記入し、残高も分るようになっている。通帳形式は、持ち運びが容易であり、発行のコストが少なくて済むというメリットがある。通帳形式の地域通貨として有名なのが千葉の「ピーナッツ」などである。なお、地域通貨の形態には様々なものがあり、貨幣(紙幣)を発行するタイプ、手形のようなものを振り出すタイプ、ICカードによる電子決済を行うタイプなどである。

地域通貨を介してみんなの特技を生かそう

座・ハイカラ・リスト

会員の「提供できること」「提供してほしいこと」が記載されている『座・ハイカラ・リスト』。

 地域通貨の特徴は、普段使っている「円」では馴染まない取引が行われることです。
 例えば、「話し相手を求める」「料理のレシピを教わる」「家の中の家具を動かしてもらう」など、誰かに頼みたいと思うことでも、「誰に」「どのような報酬で」お願いしたら良いかわからないことは数多くあります。そこに地域通貨を導入することで、これまで頼めなかったお手伝いなどが、気軽に頼むことができるようになります。
 もちろん、お手伝いに限らず物品の取引に地域通貨を使うという仕組みを作ることも可能です。

 座・ハイカラでは、個人の「提供してほしいこと」と「提供できること」を「座・ハイカラ・リスト」という冊子にまとめて、会員間の取引のきっかけにしています。

【提供できること】の例
○車での送迎・・・30分500ポートン
○生魚のおろし、刺身、切り身の作り方・・・300ポートン
○着付け・・・30分2000円のうち50%をポートンで

【提供してほしいこと】の例
○店の留守番・・・1時間500円+500ポートン
○農作業・・・1時間500円+500ポートン


 座・ハイカラの場合は、30分あたりのお手伝いに500ポートンを支払うという目安を作っていますが、実際にはお互いの話し合いの中で、やりとりするポートンの額は決まります。例えば「○○病院まで1000ポートンで乗せていってもらいたいんだけど」とか「このパンの価格の2割はポートンで支払ってもOKですよ」などです。

通帳にやりとりの記録を残そう

 座・ハイカラでは、取引を行ったら、通帳間でポートンのやりとりを行います。
 サービスを受けた人は、「ありがとう」の欄に支払うポートンの額を書き込み、サービスを提供した人は、「どういたしまして」の欄に受け取るポートンの額を書き込みます。
 最後に取引をした人のサインをもらって、取引終了です。
 
 こうして、通帳に書き込まれた取引の内容は、各人の交流の履歴にもなります。自分が多くの人に支えられて暮らしているのかという、当たり前のことを垣間見ることができるのが通帳形式の良いところです。
ポートン交流通帳
月/日 交流内容   どういたしまして   ありがとう 残高 交流相手のサイン 登録
  繰越ポートン   (ポートンの受取)    (ポートンの支払)  12,000    
1/14 健康茶     100 11,900 鈴木 登米
1/20     1,000 10,900 源間 登米
2/2 雪下ろし 1,000      11,900 齋藤
2/11 パン     200 11,700 木村 涌谷
3/13 農作業 500     12,200 源間 登米
 

【ありがとう】【どういたしまして】・・・ポートン交流通帳では支払うポートンの額を記入する欄の標題を『ありがとう』にしている。これは「サービスを提供してくれてありがとう」という気持ちを表したものである。また、通常は支払いの欄を「−(マイナス)」で表記するが、「ハート印」にすることで感謝の意味を強調している。同様に受け取るポートンの額を記入する欄の標題は『どういたしまして』である。

取引を増やして地域を活性化しよう

 地域通貨が地域で活発に循環すれば、同時にお手伝いやサービスが循環することになり、地域の活性化にもつながります。なぜなら、このようなお手伝いやサービスのやりとりは地域通貨導入前には、発生しなかったと考えられるからです。
 
 地域通貨の流れ

 地域通貨を始めると、「なかなか取引が行われない」「通貨が循環しない」という問題が生じることが多いと言われています。座・ハイカラでも、会員数がまだ少なく、サービスのメニューも足りていないことから、取引の回数がなかなか増加しないという課題を抱えていますが、座・ハイカラ・リストポートンマーケット地域通貨体験会などを活用して、多くの取引が起こるように仕掛けています。

 座・ハイカラのような地域通貨を使った取組は,やる気と仲間がいれば,他の地域でも実践できます。 地域通貨をどんどん使って、地域を元気にしてみませんか。

【地域通貨とは】・・・地域通貨は、地域や市民サークルなどが主体となって、地域独自の紙幣などを発行し、個人間で行われたお手伝いや地域活動への参加のお礼に支払うことで、その地域にしかない価値観を循環させて、「お金」では表現できない価値の意義を高めます。地域の交流を盛んにすることで、地域の活性化を目指すことができます。
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