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| トップ > おいしい宮城米ができるまで (米づくり12ヶ月) |
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お米ができるまでを年間を通してみてみよう!! |
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1.冬の間の土づくり
水田で、おいしいお米をたくさん作るためには、多くの栄養が必要になります。冬の間に、有機物をいっぱい含んだ「たい肥」や、稲を丈夫に育てるために必要な成分を含んだ「土づくり肥料」を、水田の土にまぜて、栄養をあげておきます。
冬の間に土づくりをするわけは、たい肥や土づくり肥料と土を早めにまぜておくと、たい肥や肥料の分解がすすんで、稲に栄養が吸われやすくなるためです。 |
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2.よい種もみを選ぶ
おいしい「宮城米」を作るためには、よい種もみを選ぶことが大切です。
稲を育てている農家には、食べるための「お米」を育てている農家と、次の年に使う
「種もみ」を育てている農家がいます。
お米をつくるために農家が使う種もみは、種もみをつくる別の農家が専用の水田で育てた種もみを買って使います。
種もみは塩水につけて、良いタネを選びます。塩水に沈むタネほど、栄養がいっぱいつまった重いタネで、種まきをすると芽や根が力強く出てきて、病気にもかかりにくいのです。 |
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3.田植えの準備
春になって、水田の表面がかわいたら、水田を耕して、土をやわらかくします。 このとき、肥料をまぜます。稲の生長に水は欠かせません。水を入れた水田は、機械で土をかき混ぜます。これを「しろかき」といいます。
しろかきは、土の表面を平らにして水の深さをそろえるとともに、土をやわらかくして、田植えしやすい状態にするために行います。こうして、田植えの準備をします。 |
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4.丈夫な苗づくり
宮城県での米づくりは、30cm×60cmの育苗箱で苗をつくり、それを機械で移植するのが一般的です。
苗をつくる場所は、以前は水田などの苗代がほとんどでしたが、最近は苗を寒さから守るため、パイプハウスで育苗することが多くなりました。 |
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5.田植え
育苗箱の苗を田植機で水田に植えます。一般的な植え方は、条と条の間が30cmで、株と株の間が18cm前後です。1株に植える本数は4本前後で、深さは3cm程度に機械で調節します。
苗は厳しい寒さから守られて作られますが、田植えは自然の環境の水田に移されます。病気にかかった苗や伸びすぎた苗は、風や寒さに負けて枯れてしまいます。そこで、田植えをしたらすぐ根を張らすことができる丈夫な苗づくりが必要となります。
丈夫な苗に仕上げるためには、(1)1枚の育苗箱に多くの種もみをまかない、(2)育苗期間の温度管理を適切にする(5℃から25℃程度)、(3)適当な水管理を行うことなどが必要です。
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雑草と病害虫の対策(5〜8月)
稲は昔から病気や害虫、雑草の被害を受けてきました。農薬が発明されていなかった昔は、手で雑草を取ったり、病気や害虫の被害を受けて、まったくお米がとれなくなったり、農家はたいへん苦労をしてきました。
農薬が発明されてからは、病気や虫、雑草から稲を守ることができるようになりました。それでも、農家はできるだけ農薬を使わないようにしています。しかし、毎日水田を見回りながら「いもち病」や「いなご」などで大きな被害を受けそうになるときには、農薬を使うようにしています。それでも、農家はできるだけ農薬を使わないようにしています。例えば、みなさんも、病気でない時は、薬は飲みませんが、病気にかかったら、お医者さんから薬をもらって、病気を治しますよね。稲もこれと同じで、病気になって薬が必要なときだけに農薬を使います。 |
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いもち病にかかった稲の穂 |
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稲の病気や害虫のなかで、最も怖いのは、「いもち病」という病気で、全くお米がとれなくなることもあるので、特に注意しています。
農薬の散布には、無線でラジコンヘリを操縦しながら、広い面積を短時間で防除する方法もあり、県内でも実施されています。 |
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| いもち病にかかった稲の葉 |
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ノビエという雑草 |
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コナギという雑草 |
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6.水管理(5〜6月)
田植えの後は、新しい根が出るのを待ちます。
水がなくなるとしおれてしまうし、水が深すぎて苗が水没すると呼吸ができなくなるので、水の深さは3〜5cm程度が適当です。 |
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| 水田の水がどのくらいあるか、見回りすることも大切です |
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7.分げつ
水田に植えられた苗は、大きくなるにつれて次々に新しい茎が根もとから増えてきます。これを「分げつ」といいます。1株に苗を3〜4本を植えた場合、いったん40〜50本ぐらいに増えますが、穂になるのは、そのうち20本ぐらいです。田植えが終わったら分げつをうながし、必要な茎の数を確保したら、稲を丈夫に育てるために、水田の水をぬいて土をかわかす「中干し」をして、土に酸素を取り入れたり、雑草を取ったりします。
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分げつの順番
1本の苗は分げつして8〜9本の茎がでます。一株では22〜25本ほどの穂がでます。1本の穂から60〜80粒ほどのお米がとれます。 |
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中干し
茎の増える時期が終わると田んぼの水をぬいて土をかわかします。これを「中干し」といいます。中干しは、空気中の酸素を土の中に取り入れ、根をしっかり張らせるために行います。また、稲の生育を調整したり、田んぼの土をかたくして秋の稲刈り作業をしやすくする効果もあります。 |
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8.追肥
稲は夏になると、茎の中に穂をつくるようになります。穂は稲の赤ちゃんで、この穂が「お米」になります。赤ちゃんを作るには、たくさんの栄養が必要になりますが、田植えの前にまいた肥料がなくなるころに、稲の生長にあわせて肥料をあげます。これを「追肥」といいます。 |

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9.出穂(8月)
夏になると、太陽の光をいっぱい受けて育った稲のからだの中で穂が少しずつ育って、ついに穂が外に顔を出すようになります。これを穂が出ると書いて、「出穂」といいます。
出穂するとすぐにもみが開いて、黄色い「おしべ」が顔を出します。これが稲の開花です。
穂が稲の中で育っている途中に、花粉ができる時期がありますが、この時期が稲が最も寒さに弱い時期です。このときに強い寒さが続く時は、水が気温より温かいので、水田に水を深くはって、穂を守ります。
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10.刈り取り
穂が出てからお米がもみの中で大きくなってきます。そして、穂が黄色くなったら、待ちに待った収穫の時期です。
刈り取る時期が、早くても、おそくても、品質の悪いお米となるので、農家はたいへん気をつけて、刈り取る時期を決めます。今ではコンバインという大きな機械で刈り取る農家が多くなりましたが、昔は稲株を手で刈り取って、田んぼに干していたので、たいへんな作業でした。でも、農家にとっては収穫の喜びを感じる時です。 |

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11.乾燥・もみすり・出荷
コンバインで収穫したもみは機械で乾燥してから、お米をおおっているもみがらだけを、もみすり機で取り除いて、お米を取り出します。このことを「もみすり」といいます。取り出したお米は、つぶのそろった大きいものだけを選んで、袋につめて、玄米で出荷されます。出荷されたお米は「お米屋さん」などに運ばれて、精米されて白いお米となって、みなさんのところへ届けられます。
収穫からもみすりまではたいへんな作業になるので、乾燥・もみすりをカントリーエレベータでおこなっている農家が増えてきています。 |
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そしてまた
次の年の準備へ |
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カントリーエレベータってなに?
カントリーエレベータとは、稲の乾燥調製施設にもみや玄米を貯蔵保管するためのサイロをそなえた施設のことです。名前の由来は、「田園の中のエレベータ」という意味で、水田のなかに大きな建物がたっているので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。建物の中は農家がトラックで運んできたもみを受け入れる大きな投入口があり、それに続いて大型乾燥機、もみすり機が設置されて、コンピューターで制御されています。
カントリーエレベータによりちがいがありますが、もみは2,500トン(水田約350ha:農家350人分の水田)くらい貯蔵できます。
また、もみすり機は1時間に4トン(水田60a分)のもみをもみすりできる性能があります。 |


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