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掲載日:2014年2月17日

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「地域貢献活動促進セミナー」を開催しました

宮城県では,「宮城県まちづくり条例」の趣旨に基づき,大型商業施設等が行う地域貢献活動の取組を推進しています。

平成26年1月23日,地域貢献活動のさらなる拡大と浸透のため,「地域貢献活動促進セミナー」を開催しました。
講演では,事例解説などを通して,商業施設や企業が行う地域貢献活動及びCSR(企業の社会的責任)について説明がありました。

以下に,講演の内容及び資料を掲載しますので,今後の地域貢献活動の推進にご活用ください。

講演「集客施設の地域貢献活動とまちづくりへの効果」のハイライト

講師:木村 乃(きむら だい)氏[ビズデザイン株式会社代表取締役/明治大学商学部特任准教授]

さまざまなカタチの地域貢献

講演の様子

地域貢献活動ガイドライン(PDF:325KB)を見ていると,なんか,『大型店は,来てくれるのはいいんだけど,個店を排除するような,そういう要素を持ってるし,だから,大変だろうけど,来たからには地域に還元してね,協力してね。』そんな感じがするんですよ。負荷ですよ。やらなくていいことをやらされている感がするんですよ。」

ガイドライン(PDF:325KB)の7ページのハの「地域との連携の推進」の(イ)市町村や団体,住民等との協議の場や地域貢献活動担当部署の設置。こんなのやりたくないじゃないですか。でもこれ,「地域の人となるべくたくさん飲み会やってください」とか書いてあればそうでもないんですよ。まあ役所だからそういう表現はできませんけど。でも,そう解釈していい内容のものだと思うんですよ。楽しいことだったらやりますよね。」

「書いてある文字そのものを見ると面倒くさそうなんですよ。だから,これの解釈冊子を作ったらどうでしょう?」

「地域貢献活動って,やらなくてもいいことなんですよ。やらなくても商売できるんですよ。それに対してことさらに『やってくれ』と言われると,負荷が増える。」

事例 ~地域に密着するということ

「お客様が求めていることを素直に提供していけば収益が上がるというのが基本構造。それを基本に考えていけば,地域の住民の皆さんが求めているものを,どれだけ自分の業態の中で展開できるのか,供給できるのか。それを真剣に考えていけば,自ずと地域貢献になるんですよ。」

「固形の石鹸じゃなきゃイヤだって人いますよね。まだドラッグストアにありますけど,もう少ししたらきっと無くなりますよ。でも,それをずーっと置いてくれている店があったら,それを求めますよね。欲しいものに全て応えている。これが一番素直な地域貢献じゃないですかね。」

講演の様子2

「お年寄りのためにお茶会をしますよっていうことを地域貢献って言うよりも,こういうサービスしてるからお年寄りが集まってくるので,集まってくれたお客様たちに,どうせなら一息ついていきませんか?ということで喫茶ができるお店を入れる。あるいはダベッってお茶のみできるスペースを開放する。お年寄りをお客様と捉え,そのお年寄りたちが来たくなるような品揃えと店づくりとサービスを提供できているかどうかのほうがよほど鍵なんです。それが本業のイノベーションなんですよ。」

「マネしていいと思うんですよ。難しいことやってませんから。」

「わが社はどんな地域貢献ができるか,なんて考えること自体ナンセンスなんですよ。そういうときって,コスト感覚なんですよ。」

「社長『そのアイデアいいねえ。いくらぐらいかかるの。50万?そんなに出せないよ。』で,そのうち10万円ぐらいのプロジェクトになっちゃうんですよ。当初50万でやろうと思ってたものを10万でやるから,効果なんて出ないんですよ。費用だと思ってるから。そうじゃなくて,投資だと思わなきゃダメなんですよ。『50万?イノベーションするんだろ?だったら100万ドーンと使ってお客様の心がっちり掴んじゃえよ!』このほうが経営判断はしやすいんですよ。」

事例 地域に密着するということ

「一見して「やってくださいよ」と言われているように見える地域貢献というものを,己の会社のためにするものだと素直に読み換えることができるようになる。」

「大型店と地域の商店街を一体のショッピングモールとして,商圏の拡大を図るんですよ。だから同じ電子マネーが使えるのも当たり前。合同チラシも出すんです。これ,事実だけで言えば,明らかに大手スーパーさんのマーケティング戦略です。ご自身のビジネスをいかに拡大していくかということを考えた結果です。商いの捉え方なんですよ。『己の商いが伸びること=社会のためになる』という確信があるから,それができるんです。」

「宮城にもさびれた商店街ありますよね。例えば町の電気屋さん。でも町の電気屋さんっていいですよ。すぐに来てくれるから。来たついで,もう一仕事やっていってくれちゃう。でも,町の電気屋さんってなんだか古くさそうな気がする。やけに高そうな気がする。ほこりかぶってそうな気がする。知らないからなんですよ。そのオヤジのことを。本当はほこりなんてかぶってないんです。」

「知り合いましょうっていう取組です。まちゼミは。」

地域貢献とCSR(企業の社会的責任)

「自分の商売が元気でいることが,ひいてはまちの元気になる。」

「こっちは商売,こっちは社会貢献なんて考えるから面倒に思う。」

「CSR(企業の社会的責任)は地域や社会に対する貢献のことを言っているのではありません。『自社がいかに健全な経営をしているか,自社がゆるぎない信念の下でどのような意思決定をしているかということを,理由を添えて,合理的に説明できているか』ということを言うんです。」

大型店は何をなすべきか

講演の様子3

配付資料

お問い合わせ先

商工金融課商業振興班

仙台市青葉区本町三丁目8番1号
宮城県庁 14階北側

電話番号:022-211-2746

ファックス番号:022-211-2749

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